抜きゲーみたいな島に住んでいた狂犬はヒロアカ主人公に憑依したらどうすればいいんだ? 作:神剣狩刃
雄英も高等学校だ。午前中の授業は普通のカリキュラムに基づいて行われる。
午後になってからが本番で、ヒーロー基礎学の授業が始まる。
オールマイト
「わーたーしーがー!!普通にドアから来た!!!」
うるせえ。二代目騒音公害か?銀時代のコスらしいが…よくわかんなかったです。なーにかな、なーにかな?今回はこれ!戦闘訓練!!!いきなりいい奴来たな。
精
「ヒーロー科来てよかったあああ!!!」
ただでさえ傾国の美女しかいないっていうのに、扇情的なコスまで着ている。鬼に金棒と翼と鰭が付いたようなものだ。これはオカズ過多だ。一日で6回ぐらいシコればいけるか…?
麗日
「あ、デクくん!?かっこいい」
精
「あっ、お茶子ちゃん!*1かわいい!結婚して!住むのは静岡辺りがいいなあ!子供は3人かなあ!」
麗日
「けけ、結婚!?いや、そういうのはまだ早いというか、まだ15歳やし…でも…」
お茶子ちゃんのどちゃシコうららかボディーが、パツパツスーツで浮かび上がっている。着衣エロの極致だ。これはSmash待ったなし。早く授業抜け出して
小さな男子
「ヒーロー科最高。」
スス…と特徴的な団子ヘアーをした男子がサムズアップしている。コイツ…『分かっている』人間だ。
精
「…同志よ。名はなんという?」
実
「オイラの名前は『峰田実』。よろしくな。」
精
「俺の名前はとぐ…緑谷出久だ。後で色々語り合おう。」
今回は屋内での対人戦闘訓練だそうだ。実際、表立って悪事をやる奴なんて大したことない。禄でもない奴は屋内で何かとやる。皆からの質問攻めを受けてオールマイトが嘆いている。お前教員降りろ。
ルール説明が始まる。まず、2対2のヒーローチームと敵チームに分かれる。今回想定されてる状況は敵がアジトに核兵器を隠しており、ヒーローはそれを処理するというものだ。ヒーローは制限時間内に敵を捕まえるか核兵器を回収する事、敵は制限時間まで核兵器を守るかヒーローを捕まえる事が勝利条件だ。日本で起きるかそんな事件?もっとこう、なんかあるだろ。子供の誘拐とか、違法薬物の取り締まりとか。チーム決めは実戦での即席チームアップを考慮してくじ引きで決めるらしい。なんでそこは現実的なんだよ。
俺はAチームでお茶子ちゃんと組むことになった。もうこれは運命でしょ。勝ったら告白しよ。ついでに結婚もしよ。そんでもってコスチュームを着たままゼログラビティックスをして子供を作ろ。
精
「ねえ、緑谷お茶子ちゃん。」
麗日
「いやいや!?まだ結婚してないよ!?」
精
「いいツッコミしてくれるなあ…俺もお茶子ちゃんに突っ込みたいからなんかボケて。」
麗日
「めっちゃ無茶振り!?えーっと…」
精
「おっ、相手はク、かっちゃんと天麩羅か。」
麗日
「振っといて無視しないでよ!?」
5分間の作戦会議に移る。確保テープをいじりながら作戦を考える。
精
「まず、かっちゃんを捕獲しよう。あのクソみたいな性格だから協力はしないで、単騎で突っ込んでくる。」
麗日
「随分簡単に言うね…何か策があるの?」
精
「ありよりのありよ。運が良ければであって5秒で捕らえられる。」
俺には故郷の後輩から教えてもらったとっておきがある。室内だったら回避は難しいし、初見だったらまず認識できない。"個性"持ちにも通用した経験があるからな。早速建物に侵入し、戦闘服を解れさせる。俺にとって戦闘服は武器の一つでしかない。そして、ベルトに連なっている穴の開いた硬貨に紐を通す。これで準備完了だ。
バッ!!!
あっ!野生のクソウニが現れた!クソウニはばくれつパンチを放った!しかし、俺とお茶子ちゃんは回避した!当たらなかったものの、多少掠った!
クソウニ
「デクこら避けてんじゃねえよ。」
精
「じゃあお前も避けるなよクソウニ!」
俺はファイティングポーズを構えると同時に、硬貨を握り締める。クソウニがグオッと大振りに右腕を振るう。
クソウニ
「中断されねぇ程度に」
精
「渡しの六文銭だ、受け取っときな!」
俺は指先だけに"個性"を使い、硬貨を弾き飛ばす。クソウニは咄嗟に顔を腕で覆った。キンキンキンと三つの硬貨が弾かれる。コイツ、センスいいな?
クソウニ
「くだらねえ小細工するんじゃねえよ…ムッカツクなあああ!!!」
クソウニが吠えて叫び散らかす。三代目騒音公害の誕生だ。爆破で迫ってくるクソウニを前転で回避する。そして、落ちている硬貨を全て拾う。
クソウニ
「小銭拾っている暇があんの」
精
「糸が紡ぐは狂犬の檻。緊張の舞う納涼の箱---さぁ、肢体が散っても踊れるか試しましょう?」
俺は硬貨を思いっきり引っ張る。地面に落ちていた紐が舞い、クソウニの体を縛り上げる。
クソウニ
「なっ…!?がっ…!?」
クソウニは身をよじって、爆発して暴れるが拘束は解けない。むしろキツくなっていき、苦悶の顔を浮かべている。
精
「手前の"個性"じゃどうにもならねえよ。あと、動くな。四肢欠損モノじゃ俺は抜けない。いくら手前でもかわいそうすぎるんでな。」
その言葉を聞いてクソウニは抗うのをやめた。俺はクソウニの足に確保テープを巻きつける。
精
「残り14分…ごめんねお茶子ちゃん。5秒はさすがに無理だった。思ったよりもコイツができるやつだった。」
麗日
「すごい…達人とかよりも…手品みたい…」
そういえば後輩も『手品みたいなものです』と言っていた。まあ、種も仕掛けも分からないと全く理解できないだろうな。もっとも、種も仕掛けも理解したところで、できる奴は限られてくるだろうけど。気を取り直してお茶子ちゃんと核を探す。
天麩羅
「俺はぁ…至極悪いぞぉお…!」
いたけど、馬鹿だろアイツ。自分は悪い人ですって言う悪人がいるかよ。お茶子ちゃんも笑いそうになってるじゃん。口を押えて堪えさせてあげるね。しょうがない。ここは俺が出るか。
精
「狂犬噛み刻むは渡しの六文銭…さァ、交わり乱れて狂いましょう!」
俺はわざとらしく名乗り口上を上げ、模擬刀を抜き、天麩羅に向かって構える。そして、突進する。
天麩羅
「なるほど武器も使うのか!だが、速度で俺に勝てるかな!?」
ドルルルンとエンジン音が響き、一気に詰め寄られる。速すぎる。天麩羅の"個性"を舐めていた。俺が刀を振り下ろす前に天麩羅が刀を拳で弾き飛ばし、俺の腹部に蹴りを入れる。
精
「おっごぉ…うぷ、オロロ…」
あまりの衝撃に昼飯が口から出てくる。ああ、俺のチキン南蛮とハンバーグと生姜焼きと塩サバが…でも、お茶子ちゃんの吐く感覚が分かってちょっと嬉しいかも。
天麩羅
「うおおお!?す、すまない!そこまでやるつもりでは」
オールマイト
「ヒーローチームWIIIN!!!」
俺の想定通り、お茶子ちゃんが核に抱き着いて確保性交、改め確保成功していた。
麗日
「デクくん!名演技、うわあああ!?デクくんが吐いてるううう!?」
天麩羅
「何!?しまった、俺の目を引き付けるための行動だったのか!」
精
「名乗り口上までだけどな…吐いたのは演技じゃないぜ…」
モニタールームで講評の時間に移る。
オールマイト
「今戦のベストは言うまでもなく緑谷少年だ!!!何がどうベストだったかわかる人!!?」
巨乳
「ハイ、オールマイト先生。それは緑谷さんが」
アレで去年まで中学生だったの?これマジ?年齢に対して乳がデカすぎる。俺の故郷にもなかなかいない巨乳だぞ?しかもなんだよあの戦闘服。俺の先輩といい勝負してる露出度じゃん。あれはもう『自主規制』*2オッケーのサインでしょ?やべえ、入学早々浮気するかもしれねえ。お茶子ちゃんに一夫多妻制の許可貰わないと。八百万百?モモパイセンだな。よし。
授業が終わって教室で色々な奴に絡まれる。三奈ちゃんに梅雨ちゃん百ちゃんに響香ちゃんに透ちゃんね。よし、顔と声と体は覚えた。*3これでオカズにできるぞ。男子?口田君と熱血赤髪とタラコ唇と鳥頭とアホ電気と阿修羅と尻尾とセロテープと紅白頭と腹痛君ね。はいはい覚えた覚えた。
精
「あれ?ク、かっちゃんは?負け犬らしく尻尾まいて逃げた?」
麗日
「言い方ひどく…いつも言われてるからいいのかな?さっき黙って帰っちゃったよ。」
よっしゃ煽り散らかしたろ。早速教室を出ていく。いたいた、みじめな背中してるぜ。
クソウニ
「手前、やっぱりデクじゃねえな?」
てっきり騒音公害になるかと思ったが、意外な言葉が返ってきた。コイツ、性格はクソだが頭はいい方だな?
流石に幼馴染にはバレる模様。