ヘブンバーンズレッド THE ORIGIN 作:シロウズ
これより、ヘブンバーンズレッドのクロスオーバー小説、ヘブンバーンズレッド THE ORIGINの連載を始めます。
ヘブンバーンズレッドについては5章中編まで全てプレイ済み。尚、ヘブンバーンズレッド2,3,5章前編までのネタバレが含まれてるため、ご注意ください。
それでは、よろしくお願いします。
西暦20XX年5月某日。 午後13時20分
セラフ部隊基地は平和だった。キャンサー戦役が勃発して早もうどれほど経ったか、それはもう覚えていない、けれど、着実に人類はキャンサーに勝ってこれている。それだけを胸に、今日も明るい日差しに照らされながら、とある少女は基地内を散歩していた
「ん〜っ!!いい天気だなぁ。」
特徴的な赤い目の左側だけを隠す金髪の髪を揺らす彼女の名は
「…おい月歌、まだ治ったばっかりなんだから無理はすんなよ」
そう肩を竦めながら隣を歩く銀髪の眼鏡をかけた、薄緑の瞳を持つ少女は
「大丈夫だよユッキー。あたしは元気いっぱいなんだから!」
そう気楽に言いながら、フンっ!と筋肉を見せるようなポーズをする…が、当たり前ながら制服でそんなのは見えない。でも、これでユッキーの不安は溶けたみたいだ。
「…ったく、確かにそれなら、大丈夫だな。」
そう微笑みながら、月歌と共に散歩をしていると────
『31A部隊隊員直ちに司令官室へ出頭してください。繰り返します、31A部隊隊員は直ちに司令感室へ──』
「行こう、ユッキー」
基地内放送で召集が出た。その言葉に和泉も頷き、月歌と共に司令官室へ向かう。
そして、司令官室の扉を開けると───
「なんや、遅かったやないか、月歌、それに和泉も」
最初に声を上げたのは同じ31Aの隊員で、サイキックを操る超能力者で救世主を名乗り、ピンク色の髪と緑色の瞳が特徴的な少女、
「月歌さんと和泉さん、一体どこまで行ってたって言うの?」
そう首を傾げながらも微笑んでいる月歌とは違い薄めの金髪のロングヘアで、青い瞳が特徴的な諜報員を名乗る少女、
「2人とも、もしかしてずっと愛し合ってた?」
そう気になるように聞くのは、茶黒い髪にオレンジの猫耳フードを被り、若干黄色がかったオレンジの瞳を持つ彼女は、
「ちげぇよそんな訳ねぇだろ。散歩だよ散歩。」
だが、その予測は和泉は呆れた顔で即答し、ハズレで終わった。
「和泉さんと月歌さんが散歩…妙ですね!」
そう難しそうに考えていそうな表情をしているのは、かつては戦艦の艦長として務めていて、今は31A所属の、隊の中で一番小柄で、めぐみと同じく、ピンク色の髪にお団子。ピンク色の瞳が特徴的。な彼女の名は
「どこが妙なんだよ。」
和泉はおタマさんの発言に呆れつつ、そう告げていた時。
「司令官入室。」
司令官室の長官席の隣で静かに佇んでいた小柄な少女、