ファブラーのニンフ、滅びに抗う   作:枢鹿

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やっと投稿できたぜ。

湿気と気温で体力が削られる日々いかがお過ごしでしょうか。

感想、お気に入り、こういうものをいただけるとやる気が出ますが、投稿しないと増えないんだよなぁと痛感する日々でした。

ドカ食いからの寝落ちをかます作者が悪い。


強襲!大型自動機械!

 ミラに頼んで作ってもらった新兵器が工廠長(ヴァイオラ)の目に留まって数日。ようやく届いたそれを装着した私は、試射のため射撃練習所に居た。

 

「…弾薬供給機取り付けヨシ。弾倉装着どうぞ」

ミラが副腕部にアタッチメントを取り付けてくれる。

 HMDの表示を見ると今度は異常なし。ヴァイオラさんと第三大工廠のみんなががっつり調整してくれたことで、はじめからそういう機構だったかのように稼働している。

 ボルトを引いて薬室に弾が入っていないことを確認。

「弾倉装着!…装着ヨシ!弾薬供給機起動!」

 

 こんな風に手順をいちいち声に出しながらやらねばいけない理由がある。安全のため?まあ、ある意味ではそう。

 

 ……戦士長が見に来てるからね!

 

「ブラーナ戦士長、お水です」

「うん、ありがとう……あれが件のニンフかな」

「はい。発案と基礎設計を行った者達です」

 

 翅団長がお給仕してるし。その隣には各工廠の長もずらっと整列……どうしてこうなった!

 

「朝ご飯吐きそう。ミラはよく平気そうな顔してるね」

「僕は食べてない」

「あっそう……」

 

 副腕に接続された給弾システムから生成された弾がカシャカシャ音を立てて弾倉に流れ込んでいく。本来バナナ型の35発入り弾倉を差し込むはずのそこは、半分以下の長さの真っ直ぐな箱型弾倉が刺さっており、その下から給弾ベルトが伸びて副腕のアタッチメントに繋がっている。

 

「弾薬生成から送弾まで異常なし!試験発射を行います!」

 

ミラが後ろに下がっていく。初弾を装填して、腰だめに構えて的に向かって撃つ。

 

タン・タン・ターンと軽い銃声を辺りに響かせる。的には当たらず近くの瓦礫が破片を飛び散らせる。…べっ別に射撃の精度の試験じゃないんだからね!

 

「…試験発射ヨシ!連続射撃を行います!」

次こそが本番である。本来であれば35発しか撃てないはずだが…

 

タン・タン・タン…とフルオートのイメージには遅い間隔で弾が連続発射される。とは言え元の発射間隔より少し早い。1分あたり170発から200発程度に向上させている。

 

 戦士長は最初、見世物を見るような目で見ていたが、従来の弾倉では弾切れになったはずの20秒を超えてもなお続く射撃が、1分を超えて途切れず続く様子を見るにつれて座り方が前のめりになり、2分半、おおよそ500発の発射を行った辺りで銃身の過熱防止機構が働き、シューッっという音と共に揮発した冷却材が吹き出すのを見て深く頷き、立ち上がって翅団長やヴァイオラ工廠長と握手した。……と後からミラに聞いた。

 

 フゥ~、ひと仕事終わった後の一杯は染みますなあ。途中から全自動偉い人にお褒めの言葉をいただくプログラムが働いたようでなんか記憶が飛んでるけど。

 ファブラー根絶回避作戦第一弾。ファブラーを強化して史実より基盤を強くする!…ために色々作り出す!…ために何らかの成果をコツコツ上げる!……のだよ。急がば回れってやつですね。

 

 ちなみに軽機関銃仕様のArrowheadはFW022 Emmillaと、副腕弾薬供給システムはFR001 Emviolla と開発者の名前をもじって戦士長に名付けられた。Emma(エマ)Milla(ミラ)Viola(ヴァイオラ)の三人がホドの歴史の1ページに名を刻んだ感じが気持ちいいなあ! 

 

 ここで調子に乗って次の兵器開発とかやってると本業である戦闘を疎かにしてるとか思われると良くないからね。この武器で敵をやっつけにいくのだ。戦功を立てる→兵器を作る→作った兵器で戦功を立てる→兵器を作るの無限ループでエマちゃんもファブラーも無限に強くなるのだ。ほんとだよ?

 

―― しばらくして ―― 

 

 元々砲架副腕に懸架する武装が不足がちだったことと、生産コストがミサイルランチャーの6割程度に収まったのもあり、FR001 Emviollaはファブラーのニンフに広く受け入れられた。

 成形情報を書き換えることで、いくつかの銃器に対応できたことが好評価に繋がったが、高発射レートの銃だと成形不良が発生し発射不良が起きることや、銃の種類ごとに弾倉ベルトを用意したり、成形情報の書き換えが専用のタブレットに繋いで設定しなおさなければならないなど、幾つかの課題が発覚した。

 そういった問題には私やミラは関わることなく、第三大工廠で更なる改良が続けられることになる。

 まあ、私なんかは特に関わっていられる暇なんて無かったからね。何故なら……。

 

「10時の方向から新手の自動機械(Automaton)!C分隊迎撃しろ!」

小隊長のリーシャ十翅長(じゅうしちょう)から通信が入る。本日三度目のおかわりだ。

 

「C分隊迎撃了解。エマ、行くよ」

「わかった!イシュカ、マーシュカ、あそこの通路から来る自動機械を撃つよ!」

「「はい!」」

 

 大型自動機械工場の制圧戦(セルリサイクル炉完全制圧)に駆り出されてますからね!

数日間かけて外郭エリアから順番に制圧していき、本日ついに大詰めを迎えつつあった。

 

 愛銃のEmmilia(Arrowhead改)を構えて遮蔽物から次の遮蔽物に前進すると、前方の通路からぞろぞろと自動機械が侵入してくる。そのまま直進させると突出した部隊が側面から攻撃されてしまうので、速やかに撃破しなくてはならない。HMD上で素早くマーキングして新兵コンビと分担して攻撃する。

 

「よし撃て!」

「はい!…うわっ!わっ!あっ!」

 

 マーシュカが突撃銃を撃ち始める。弾は敵の方向に飛んでいくが、狙いも反動制御も甘く全く当たっていない。

 

「落ち着いて、HMDのロックオンマークが赤くなってから撃つんだよ」

「はい!」

 

 そう、新兵。ついに兵隊クラスの戦闘型が大量に産まれたので、戦士だった私も1階級昇進して上級戦士に、リーシャ姉様世代は小隊長にまとめて繰り上がり、部隊が日々拡充していっている。

 我らがエルデリス()翅長が率いる()隊も8個小隊+αで約100名のニンフが所属する大所帯に。第四翅団が睨みをきかせていたガリアコロニーが支配領域の拡大に苦戦しているようで戦線の重要度が下がり、以前より進んでいた北部のセルリサイクル炉周辺地域制圧の最大の障害だった大型自動機械工場の制圧戦に1個中隊が増援として引き抜かれたってワケ。

 

 ここの主要な生産設備は技師がハッキングして丸ごと掌握し守りの要にするそうで、現在主力の第二翅団は外縁部セクション8から攻撃を開始し自律警備車両級の大型兵器と交戦。既に3両を撃破して中枢部に突入を開始している。中枢部を制圧したら、技師型をハッキング完了まで守り抜けば作戦成功だそうだ。

 第四翅団から引き抜かれたエルデリス中隊は主力側面に配置され、工場の他のセクションから次々送り込まれてくる自動機械(二足機銃メカ)をタワーディフェンスゲームのように倒しまくっている。

 

「倒れろ……倒れろーっ!」

 

 私とマーシュカが並んで銃を撃ちまくる。軽装甲の警備機械はライフル弾を防ぐことが出来ずに、たちまち火花を散らして行動不能(スクラップ)になってゆく。

 「エイッ!」気合一閃。シュシュの刀剣(Balmung)が中型自動機械を両断する。シュシュは最近、近接戦闘技術に目覚めつつあるようだ。ショットガン《Francisca》、蹴り、刀剣(Balmung)三連ミサイル(Trident)による牽制と中近距離で隙が無い。

 

 数任せの対自動機械戦では、フロントが撹乱しつつサポートが射撃に専念し、こちらも自動機械の一群を用いて数的劣勢を受けぬように立ち回る。不意に囲まれないように側面を守らせたり、火力支援に用いたり、壁にしたりと、ニンフの隙を埋めるように運用するのだ。

 

「第4波撃破。損害を報告せよ」

「損害なし」

「「損害なし!」」

 

 シュシュのほうの新人(イシュカ)もうまくやったようだ。銃弾で倒したこっちの担当分と違い、ずいぶん敵の残骸がバラバラに散らばっているが。

「今のうちに補給剤を食べておきなよ。先は長いからさ」

サポート担当のマーシュカに声をかけてやる。

「は、はい!エマ姉様」

「ふふ……」シュシュがこちらをみてニンマリしている。

「どしたのシュシュ?」

「…エマねえさま」

「う、うるさいやい!シュシュだってシュマ姉様だろ!」

「ふふふ…」

 

「姉様達はいつもあんな感じなんだね…」

「毎日3回はやってる」

 

三対の生暖かい瞳に私はあえなく敗退するのであった。

 

 私とマーシュカの弾幕で大まかに自動機械を倒して、抜けてくるものはシュシュとイシュカが素早く仕留めるというざっくりとした作戦は概ねうまくいき、調子よく迎撃する中技師達が中枢に到達したという通信が入ったのもつかの間。

 

『左翼方向より大型の熱源反応の接近を感知。エルデリス中隊各員は警戒を厳にし対応に当たれ』

 

 なんか来ちゃったよ。

 

『新兵は一旦下がらせろ。リーシャ小隊は熱源が何か確認してこい』

『リーシャ小隊了解。小隊各員は目標移動経路を観測できるポイントまで移動せよ』

 

「だってさシュシュ」

「イシュカとマーシュカは手勢の自動機械を連れて中隊本部まで下がって。」

「はい!姉様、ご武運を!」

 

「エマ、行こう」

「うん」

 

 機体の加速翅(スラスター)を吹かし、足場から足場へ飛び移りながら熱源反応の主を観測しに高台へ向かう。

 

「熱源反応は…あれか」

「大きいね」

 

 見下ろした先には、工場の施設を踏み潰しながら前進する大型自動兵器の姿があった。拡張頭環越しに観測情報を送る。

 

『観測情報を受信した…ふむ…第二翅団本部から通達。可能な限り工場の設備を保全されたし……とのことだ。観測を担当した第ニ小隊がそのまま当たれ。速やかに排除しろ』

 

我らがリーシャ姉様率いる第ニ小隊が迎撃することになった。

 

『第ニ小隊集結せよ。シュマ分隊は正面で敵の攻撃を引き付けろ。カバラン分隊とアンバー分隊は周囲の小型を掃討しろ。残りは私についてこい』

 

「正面からだってさ、シュシュ。相手の武装がわからないから慎重にいこう」

「…」

「どうかした?」

シュシュは何事もなかったかのように鼻を擦ってこちらを向いた。

「ううん。隙があったら切るね」

 

シュシュ。それ、慎重やない。大胆や。

 

 前進気鋭な姉妹をいざとなったら首根っこ掴んでも下がらせるぞと固く決意しつつ、敵の前方に移動する。

 大型自動機械はカエルの頭に直接ティラノサウルスの脚を付けたようなシルエットで、頭の飛び出た目玉の部分は回転式銃座になっており、近づく私達をまるで見つめるかのように旋回している。他にも垂直ミサイルらしきハッチがあり、恐らくだが開閉しそうな口の中になにか仕掛けがある。

 

 屈強な後肢で障害物を蹴飛ばしながら進むその先には、先程技師型が突入した中枢エリアがある。やはりそこを目指しているのだろう。

 

「エマ、牽制射撃して正面に行くよ」

そう言うが早いかシュシュは三連ミサイルを発射しながら敵の進路を塞ぐように機動する。続いて私も銃を構え、脚の付け根に向けてトリガーを引く。ダンダンダンと秒間3発強の間隔で放たれた銃弾は、火花を散らして装甲に弾かれてゆく。

 

「硬いぞ、こいつ!」

遅れて着弾したミサイルも爆炎を上げるものの、装甲の一部を煤けさせる程度で、全く効き目が無いように見える。敵も我々が有効打を与えてこないと判断したのか、脚を緩めることなく中枢に全速前進していく。

 

「ライフルもミサイルも弾かれる!」

「なんとかして足止めしろ!」

 

 リーシャ姉様達も背後に到着し攻撃を加えているが、背面まで装甲板に覆われているのか、ダメージを与えられているようには全く見えない。装甲が薄そうな膝関節は爆走する動きで狙いが定まらず、皆自動機械の周りを飛びながら効果の薄い攻撃を繰り返すことしかできないでいた。

 

「む……相手にする気がないなら、無理やり振り向かせる」

シュシュが刀剣を抜き放ち、大胆にも頭の上に降り立って目玉タレットを斬りつける。高周波振動ブレードが装甲を切り裂く甲高い音が鳴り響き、タレットに一文字の切り傷を付けた。シュシュが飛び退った直後にタレットから血しぶきめいて赤い炎が吹き出し、大型兵器へ初めて有効打を与えたことで歓声が上がる。

 

「ふふ…やった」

『シュマよくやった!その調子で切り刻んでやれ!』

ぅゎιゅιゅっょぃ。これで突破口は見えた。

『シュマが攻撃できるように援護しろ!破孔を狙え!』

 

 大型自動機械は思わぬ損傷に警戒度を跳ね上げたのか、残ったタレットとミサイルによる反撃を開始しながらなおも驀進する。しかしその反撃が却って攻撃のチャンスにもなった。

 

「ずっと殻を閉じてれば効かなかったのにな…っと!」

ミサイルの発射口が開くのを待ち構えて弾を打ち込むと、やはり内部まで装甲は貼られていないようで、内部に到達した銃弾はミサイルを誘爆させて発射口の開閉装置ごと吹き飛ばした。その損害を受けたことで敵機の注意がこちらに向いた隙をシュシュが見逃すはずがなく…

 

「ヤァッ!」もう一つのタレットを斬りつける!切り傷からまたも血しぶきめいて赤い炎が吹き出て、敵機が体勢を崩す。

 

『効いてるぞ!攻撃を続けろ!』

リーシャ姉様が味方を鼓舞し、他の部隊員も猛攻を加え始めたその時だった。

 

「…装甲が動いている?」

 

大型自動機械が足を止め、少し踏ん張るような格好になると、頭を丁度上下半分に分けたあたりから平行線の隙間が広がっていく。そこに見えるのはずらりと並んだ丸い砲口。それらが一斉に光り始めた。

 

「たっ退避ィ!」私はそれしか言えずに慌てて距離を取る。

 

 光が爆発し、拡散熱塵砲が全方位に放たれる。薄暗かった空間がしばしの間、白で塗りつぶされた。すんでのところで障害物にカバーリングできたが、一発の熱塵砲は障害物を溶かして打ち抜き、私の自動障壁を散らしたことで止まった。

 周囲は赤熱した貫通孔や溶断されて折れ曲がった鉄骨が散乱して酷い有様だ。

 

「障害物越しでこの威力か…!」

 

『…クソ!ドロシャとマクランが被弾した!カバラン分隊は2人をカバーして下がらせろ!』

そんな通信が耳に飛び込んで来る。…シュシュはどうなった?障害物から周囲の様子を伺う。

 

「ハァッ!」

 

 脚を止めた大型自動機械の脚関節を斬りつけてた。どうやら流石にあの威力の全方位攻撃は連発できないようで、攻撃が止んだのを見計らって足回りに肉薄攻撃を仕掛けたようだ。あの攻撃どうやって掻い潜ったの?

 とにかく脚も止まったし砲口部分という新たな弱点も出てきたし、被弾した姉様は気がかりだが、とにかく攻撃してさっさと破壊してしまおう。

 

 愛銃(Emmilia)から放たれた銃弾が砲口をなぞるように撃ち抜いていく。熱塵のきらめきが漏れ出る砲口から内部に飛び込んだ銃弾によって爆炎が吹き出て、爆発の数だけ砲口から光が消えてゆく。

 

「ドロシャに代わってお返しだ!」

 

 シュシュによって作られたタレットの切り傷へグレネードを投げ込むリーシャ姉様。脚が止まった自動機械に皆が次々に攻撃を加え、そのたびに各所で炎が上がる。苦し紛れの反撃をするも、砲口が破壊されたことでまばらにしか放つことができず、もはやアリに解体される獲物の様相を呈していた。

 

 重装甲に手を焼かされた大型自動機械はほぼ全ての武装と脚部関節を完全に破壊されたことで擱座したことで無力化完了とされ、第二小隊は予備部隊と交代することになった。負傷したドロシャ姉様達とは中隊本部で応急処置を受けているところで再会できたが、片腕を喪ったドロシャ姉様に抱きついて話しかけるリーシャ姉様を気遣って、みんなでマクラン姉様のところに押しかけたので大層賑やかだった。

 マクラン姉様は鎧殻をやられただけで本人は至って元気なのがかえって気まずそうだった。ドロシャ姉様も本拠に戻ればすぐ復帰できるんだけどね。

 

 中枢部で技師達による制御システムの書き換えが行われている間に出現した同様の大型自動機械は計4機。私達によって攻略方法が共有されていたので負傷者こそ出なかったが、装甲兵器に対して有効打を与える手段の乏しさが浮き彫りになった。

 

 その後書き換えが成功し自動工場の制御権を得たことで、これらの自動機械の設計図と共にセルリサイクル炉周辺地域の支配を確固たるものにしたファブラーコロニーは、周辺地域のコロニーから一目置かれる存在となった。交戦か共存か、中小コロニー達はそれぞれの生存のために活発に動き始めることだろう。

 

「リサイクル炉攻略中に周囲をこそこそ嗅ぎ回っていた怪しいニンフを捕えたらしい」

「へぇ、どこのコロニーのニンフなんだろうね」

「連行されるところを見たけど、ヘロ…なんとかって喚いてたなあ。下層のニンフの匂いじゃなかったよ」

「余所者が下層まで何しに来たんだろ。偵察?」

「さあね。デカいカバン背負ってたから、ゴミ漁りとかじゃないの?」

「そんな貧しいとこもあるのかな。かわいそ」

 

  ……などと他の部隊のニンフが食堂で話してるのを聞いてしまった。ヘロスコロニーがもう出来てたのか。ニンフには珍しく、略奪と破壊ではなく生産と商売で生き残ることを選んだコロニーだ。ゲーム本編ではファブラーはヘロスに特注の武器を発注することになるが、その武器を受け取る前に滅んでしまう。ともあれそういう関係だったということは、今回捕まったニンフも悪いことにはなるまい。ファブラーはガーディナみたいに奪え殺せのコロニーじゃないからね。

 

 そんなこんなで中隊全員戦死者なしで作戦成功。無事第四翅団に戻ることができたわけだが…

 

「おい、エマ上級戦士」

「はい!リーシャ十翅長!」

「ヴァイオラ工廠長が貴様を指名した。本日これより第三工廠に出頭せよ」

「はい!出頭命令、了解しました!」

「よし、行け」

「はい!失礼します!」

 

 なんか第三工廠に呼び出されたんですけどーっ!?

 

「はじめまして。ヘロスの商人、ポテズです」

 

 なんかヘロスの商人が居るんですけどーっ!?

 




ちなみに戦士長は名誉職で最先任戦士長ことマスターソルジャーです。戦士の中の戦士。
ファブラーコロニーの女王の元バディで現守子となります。

ということで本来二話に入れ込むはずだった要素の残りを前半で書ききってしまったので、それ以降の展開となんかうまいこと合わせて1話分にするのに時間がかかりました。

まあゲームやったり寝落ちしたりで執筆できなかった日があったので、計画性のなさによる自業自得。

これからも書けたら投稿を続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。
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