面倒くさがりな探求者はゲマトリア   作:梅雨空 蒼穹

1 / 5
プロローグ

あ〜…面倒くさい

なんでこんな砂漠まで来てしまったんだ

でもまぁ、実験に役立ちそうな…オーパーツだったか?そんな物があるらしいからな

それが見つかれば少しは実験を進められるだろ

だが面倒くさいな

こんな砂漠なんかに来ないといけないんなんて

熱いし

でもここが一番オーパーツがある確率が高いんだよなぁ…

…はぁ…メンド…

なんか遠くに砂嵐が起きてるし

てか、あいつがこの砂漠についてなんか言ってたような…

気のせいか

どうせ何かあっても死なないしねじ伏せれば良いだろうし

はぁ…面倒くさい…

こんな事をして本当に実験を進められるのか

それに実験がコンゴ役に立つのか

なんも分からないが

そん時はそん時に考えとけばいいだろ

…オーパーツは実験以外にも使えるか?

いや使えるだろ多分

そしたら役立てる道具とか作れるだろうな

…そう思うと少し頑張ってみてもいいかもな

てか、あの奥に居る白いデカブツはなんなんだ

蛇みてぇな鯨みてぇな…マジでなんなんだあれは

てかあのデカブツにヘイロー付いてんな

どうなってんだありゃ

何か知らんけど下向いてんな〜

何見てんだろ

へ〜

何か向いてる先に人居んじゃん

……

………

いや待てよおい

なんでこんな砂漠に

しかもあんなデカブツの前に人が居んだよ

てかなんかやべぇ

あのデカブツ何かを貯め始てやがる

クソッ

ーーー

とても透き通った青い空。

それに見合わないような砂漠と白き化け物。

それは遠い昔、とある組織達によって作り出された対・絶対者自律型分析システム。

研究の実在すら忘れられるほどの年月が流れた時、誰もいない廃墟でそのAIは宣言した。

「Q.E.D」と。

証明、分析、再現の過程を経て新たなる神は到来した。

己の神命を預言する10人の預言者とパス(Path)を拓き、新たな「天路歴程」を開始。

彼の者の神性を証明する過程は間違いなく、セフィラ(SEPHIRA)と呼んで遜色ない。

自らを「音にならない聖なる十の言葉」と呼称する者。

それこそがDECAGRAMMATON(神名十文字)である。

その預言者の三番目

ビナーである。

そのビナーの前に膝を着き、絶望の縁に立っているのは現アビドス高等学校生徒会長の梔子ユメである。

ながらく水分が取れていなかったのか、その少女の目の光が薄くなっている。

今すぐにでも意識を手放しそうだ。

そんな状態にも関係なく、ビナーは口元で膨大なエネルギーを貯めている。

ダァンンッ

大きな爆裂音。

音に気付き、ビナーが振り向くより速く何かが頭部に着弾する。

そして同時に頭部に着弾した何かが爆散する。

『?!?!?!』

その衝撃を受けたビナーは貯めていたエネルギーを拡散させ、新たな脅威へと視界を向ける。

「…マジでなんだコイツ」

そこには、着崩された黒いスーツを着用している黒髪の青年だった。

青年の手元には黒に染まったマクミラン・TAC-50を持っていた。

「対物ライフル…更には爆裂弾っつぅのにちょっとした傷にしかなってねぇんだよ」

青年は呆れた目をしながらコッキングをする。

まぁいいや、と呟きながら青年はビナーにTAC-50を向ける。

「そこに居る奴に関しては何も知らんが、死なれたら夢見が悪んでな」

「ちょっくら眠っててくれや」

ダァンンッ

次は目に向けて弾丸を放つ。

ビナーはその巨大な体を逸らし、弾丸を回避する。

青年に向けて反撃をしようと目を向ける。

『…?』

だが、そこには青年の姿はなかった。

すぐさまセンサーを起動させようとプログラムを動かす。

それと同時に頭上から足音が聞こえる。

ガンッ

頭部に何かがぶつけられる。

「流石に至近距離で五発連続、更には同じ箇所ってなれば少しぐらい効くだろ?」

急いで迎撃機能を作動させようとも、もう遅かった。

ダダダダダァンンッ

先程の爆裂弾とは違う弾丸。

だが先程よりも貫通力が高く、内部まで弾丸が侵入し、内部の機械がエラーを引き起こす。

ビナーは倒れ付し、周りに砂埃が舞う。

青年は少女に近付き、様子を確かめる。

「大丈夫…そうじゃねぇな」

青年は空中に右手を向けると、黒い空間に右手を突っ込む。

「確かあれがあったよな…」

黒い空間から冷えた数本の2Lペットボトルを取り出すと、砂漠に置き、少女を寝かせて首や手、脚に当たる様にする。

すると遠くから誰かを呼ぶ声がする。

「何とか水分取らせようと思ったが、近くに人が居るなら発煙筒焚いときゃ何とかなりそうだな」

青年は発煙筒を黒い空間から出すと、発煙筒を焚いた。

発煙筒を少女の近くに刺すと、青年は背を向ける。

「これ以上僕みてぇな屑と関わったら危ねぇからな、ここまでとしとこうか」

青年は離れる為に歩き出すのと同時に、少女は意識を失った。




えへへ…
駄文でしたよね。
すみません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。