という訳で、第21話です。
私とアヤメさんのキスシーンが目撃され、アヤメさんが錯乱してからしばらくして、私達は改めて先生達と向かい合っていた。
「と、取り敢えず元気そうで良かったよ……」
ぎこちない笑みを浮かべる先生。気を遣っているのは分かるが、正直非常に気まずかった。見れば、ホシノさん達もまだ先ほどの光景を思い出しているのか、顔を赤くしていて目も泳いでいた。
そして、肝心のアヤメさんはどうしているのかというと……
「ミラレタ……ミラレチャッタ……コロシテ……ヒトオモイニ、コロシテ…………」
見事に撃沈していた。顔は俯いていて見えないが、特徴的なエルフ耳は真っ赤に染まっていて、うわ言のようにコロシテ、と呟いていた。
「…………その、あなた達って……そういう関係なの?」
ヒナさんが顔を赤くしながら、恐る恐るといった具合に声をかけてきた。
アヤメさんは見ての通りまともに会話が出来る状態ではなかったので、代わりに私が口を開く。
「……はい。アヤメさんとは、1人の女性として愛しています」
「そ、そう……」
私は胸を張ってそう答えると、ヒナさんは小さく返事をして、そのまま黙り込んでしまった。
そのまま、誰も言葉を発する事なく時が過ぎていく。
「(困った。言葉が出ない)」
色々言いたい事はある筈なのだが、うまく言葉が出ない。周囲も私達に気を遣いすぎて何を言うべきか迷っているようだった。
『仕方ないねえ、埒が明かないからボクが代わるよ』
やれやれ、といった風にイザナが助け船を出してくれた。正直、この空気の中にいるのはとても辛かったので非常にありがたい。
『まあ、さっき話そびれたけど、ボクの事についてもちゃんと話す必要はあるからね。ここにいる全員がお姉ちゃんと関わりのある人達だし。という訳で、選手交代ねー』
やがて、意識が引っ張られるような感覚が襲って来る。
「______さてと、みんなー。気持ちは分かるけど、さっき見た事は一旦忘れようねー」
「えっ、ハモリ……?」
私と入れ替わったイザナが手をパンパンと叩く。アヤメさんは私の代わりように困惑した表情を浮かべ、他の4人も同様だった。その中でいち早く気付いた先生が口を開く。
「……もしかして、イザナ?」
「そうだよー。久しぶりだね、先生」
「うへー、ハモリちゃんが普段しない顔してるから違和感がスゴいね」
「……話は聞いていたけど、本当にもうひとつの人格があったとはね」
「驚くのも無理はないわ。私もこの目で見るまできっと信じられなかったでしょうし」
事情を知ってた先生とホシノさんとヒナさんはすぐに気付いた様だった。リオ会長は恐らくはヒマリ先輩辺りから聞いたのだろうが、思いの外冷静に受け止めていた。
「ちょっと待って、みんなどういう事?」
唯一、事情を知らないアヤメさんだけが周りについてこれず動揺していた。
「うん。実は……今私達と話しているのはハモリなんだけど、ハモリじゃないんだ」
「は?何それ先生私の事からかってるの?」
「まあまあ、落ち着いてアヤメちゃん。詳しくはこれから話すからさ……ね、イザナちゃん?」
「そういう事。取り敢えず、まずはボクの話を聞いてくれないかな?」
そう言って、イザナはアヤメさんに自分の事について説明した。
しばらく黙って話を聞いていたアヤメさんだったが、やがて頭を抱えてゆっくりと口を開いた。
「えっと……つまり、今のあんたはハモリの死んだ妹で……あの時、私やハモリを助けてくれたのも実はあんただった……それで合ってる?」
「そうだよー。それからボクの事はイザナって呼んでくれると嬉しいな」
「…………ハモリに代わって貰える?」
「いいよー……どうかしましたか、アヤメさん?」
「……あんた、段々と人間やめていってない?」
「そんな事はない……と、思います」
何故かアヤメさんにジト目で言われたのでそう返したのだが、正直あまり自信が持てなかった。
「けど……私が歯科医で、アヤメさんの恋人なのはこれからもずっと変わらないですよ」
結局の所、何処まで行っても自分は自分。ただ、それだけの事だ。
例え、不思議な力に目覚めようが何であろうが、私は女の子の歯が好きな歯科医で、アヤメさんの恋人である事……その二つは確かな事実だ。
アヤメさんは私の返答に対して小さく笑みを溢した。
「ははっ、そうだよね……あんたはそういう奴だった……何か心配して損しちゃった」
アヤメさんはまっすぐに私を見つめる。
「それから聞こえてると思うけど、ハモリや私の事を助けてくれてありがとう……イザナ」
「______どういたしまして、アヤメ先輩」
イザナは私の身体を借りて小さく微笑んだ。
「所で、話は変わるけど……あんたって、ずっと前からハモリの中にいたのよね?」
「うん」
「その、まさかとは思うけど……見てた?」
一転して、何処か落ち着かない様子で問いかけるアヤメさん。その顔はやや赤く、私はすぐにその原因を悟った。
それを知ってか知らずか、イザナはニヤニヤと笑いながら答えた。
「勿論バッチリ見てたよー。官能小説みたいにお姉ちゃんがアヤメ先輩を押し倒してそれから______」
「わぁぁぁぁぁっ!言うな!絶対言うなー!」
慌てて私の口を塞ぐアヤメさん。その顔は真っ赤に染まっており、今にも爆発しそうだ。
「……話してるところ悪いけど、良いかしら?」
そこへ、リオ会長が割って入るように声をかける。その声にアヤメさんはあたふたと姿勢を正す。
そんなアヤメさんをイザナはニヤニヤと眺め、その視線に気付いたアヤメさんがジト目で睨む。
「……あんた、ハモリとは似ても似つかないくらい性格悪いわね」
「そりゃあ、一度は死んでるからね。性格の1つや2つくらい歪んでもおかしくはないよ」
「そう、私が聞きたいのはそれよ」
そこへ、リオ会長が口を開く。
「あなたは生まれてくる前に死んだとハモリから聞いたわ。それが何故、人格だけがハモリの身体に宿っていたのか……聞かせてもらえるかしら?」
「うん、いいよ。ちょうどお姉ちゃんにも話そうと思っていたし……ちょっと長くなるけど、みんなも良いかな?」
イザナが周りを見渡しながら言うと、先生達は頷く。
「まず、そもそもどうしてボクは死んだのかというと……ボク自身の神秘が原因なんだ」
「神秘?」
アヤメさんが疑問の声を上げる。ヒナさんも口には出さないものの首をかしげ、先生とホシノさんとリオ会長は聞き覚えのある言葉に目の色を変えた。
「ヘイローを持つボク達、生徒が持つ力の事だよ。それがあるお陰でボク達の身体は銃弾や爆発にも耐えられるし、人によっては超人のような力を発揮したり、超能力じみた力を使えたりする事が出来る」
そう言うと、イザナは横に置かれた花瓶から一輪の花を手に取る。
「そう……こんな風に」
すると、手に持った花が一瞬で枯れて、風化していった。
「なっ……」
目の前で起こった現象に先生達は言葉を失う。それは、私も例外ではなかった。
「簡単に言えば、ボクの神秘は"死を与える"力。この世に存在する全てに死という終わりを与えて滅ぼすモノ……ヘイローを持った生徒……自分自身も例外なく、ね」
イザナは私の手を見つめながら、自嘲するように嗤う。
「ボクの場合は元々人より神秘の質と量が多くてね。ボクの成長しきっていない身体はその神秘の影響を直に受けて、そのまま死んだ……笑える話でしょ?」
「………………」
リオ会長はどう答えれば良いか分からず、迷っているようだった。イザナはそれに気付きながらも、敢えて無視して話を続けた。
「で、死んだボクの身体はバラバラに崩れていって、魂は無に還ろうとしていた……その時にボクを救ってくれたのが、お姉ちゃんなんだ」
イザナはそう言ったが、当然私には記憶がない。私の声も聞こえているであろうイザナは、私にも言い聞かせるように口を開いた。
「お姉ちゃんの神秘はボクとは逆に"生を与える"力。文字通り、新しい命を生み出すモノ……尤も、ボクとは違ってまだ完全に覚醒している訳ではないけどね」
イザナはそう言うが、私自身あまり実感が持てない。とはいえ嘘を言ってない事は確かなので一先ずはそういうものだと納得する。
「ボクと一緒にいたお姉ちゃんは無意識の内にボクの死を感じ取って、自分の神秘を使ってボクを蘇らせようとした……バラバラになった身体の破片と、ボクの魂を自分の身体に取り込んで、ね。言わばお姉ちゃんは、ボクの命の恩人という訳さ」
「「「「「………………」」」」」
イザナは軽く言っていたが、その生い立ちを聞いて誰もが口を閉ざしていた。
自分が死んだというのに、当の本人はまるで他人事のようで、感情の波は凪のように静かなものだった。
「ん?どうしたのみんな。顔色が悪いよ?」
「……あんたは」
声を震わせながら、アヤメさんは口を開いた。
「あんたは、どうしてそんなに平然としていられるの………?」
「ああ、それはね……ボクが"死"そのものだからだよ」
「…………は?」
イザナの言葉に、まるで意味が分からないといったように固まるアヤメさん。それはその場にいた先生達も同様だった。
イザナは特に気にした様子もなく続ける。
「何度も言ったけど、ボクは間違いなく死んだ。身体を失って魂だけになった時、ボクは知ったんだ……自分自身の、魂の在り方をね」
「魂の在り方……?」
先生の言葉に、イザナは視線を先生に向ける。
「自分の本来あるべき形、または方向性みたいなモノかな?簡単に言うと、このキヴォトスにいる生徒達は誰もがみんな神様のようなモノで、それがみんな人の姿を借りて暮らしているんだ」
「………………は?」
その突拍子もない話に、先生達は唖然としていた。神様云々というのは、ブルーアーカイブにおける生徒達のモチーフの事だというのは想像出来たので私は特に驚きはなかったが、先生達にとってはそうではないようだ。
「話を戻すけど……ボクは死に際になって、ボク自身が死という恐怖そのものだと知った。そして、ボクが死んだ事によって世界に生と死の輪廻、命の循環が生まれた……それが、ボクの本来の在り方だった。だから、ボクが死ぬ事は世界にとって必然で、なくてはならないモノだったんだよ」
「……それは違うよ、イザナ」
先生は静かに、けれど透き通るような声でイザナの言葉を否定した。その瞳には、深い悲しみの感情が渦巻いていた。
「子供が死ななければならない世界なんて、そんなの間違っている。誰にだって、自分の為に生きる権利はあるんだ。だから、死ぬ事が当たり前の事だなんて思わないで……それはとても、悲しい事だから」
「………………」
先生の言葉に、イザナは口を閉ざした。
その沈黙の中に一体どんな感情が渦巻いているのかを知るのは私だけだったが、私は何もせずただ静かに妹の事を見守っていた。
それからしばらくして、イザナはようやく口を開いた。
「……まあ、何も感じなかったと思えば嘘になるのは認めるよ。どうして、ボクはお姉ちゃんと一緒に生まれてこなかったんだろうな、ってね……先生の言う通り、ボクにだって生きる権利はあるのにね……」
「イザナ……」
「けど、ボクはお姉ちゃんのお陰で世界を知る事が出来たし、今こうして先生達と話す事も出来ている。だからまあ、そこまで辛くはないのは本当だよ?」
イザナは先生の目をまっすぐに見つめる。
「これは持論だけど……生きるってさ、人々の記憶に残る事なんだよ。どんな人も、みんな死ぬ。その恐怖は、呪いのように人を縛り付ける。けれど、誰かと一緒なら怖くない。例え死んでも、それは記憶になって誰かの中で生き続けるから……そして、誰からの記憶からもなくなった時、人は本当の意味で死ぬんだ」
先生とアヤメさん達は静かにイザナの話を聞いていた。
このキヴォトスにおいて、死の概念は遠いモノだ。銃の引き金こそ軽いものの、生徒やそれ以外の住民の身体はとても頑丈で、多少の痛みで済む程度だ。
故に、相当な殺意がなければ死には至らず、殺人への忌避感は強い。また、病気や寿命の概念はあるものの、日常においてあまり馴染みがない。
しかし決して不死身ではなく、例え生徒であってもこの世に生きている以上、いずれ死という現実に向き合う時がやって来る。
この場にいる誰もが、イザナの死に対する価値観を聞いて色々考えているようだった。
「生まれる事なく死んだボクは、誰の記憶に残る事なく消える筈だった。けれど、お姉ちゃんはずっとボクの死を覚えていてくれていた。例えお姉ちゃん自身に覚えはなくても、お姉ちゃんがいたからボクは今まで生き続けられた。だから、ボクは誓ったんだ……今度は、お姉ちゃんの為にボクがお姉ちゃんの力になるんだ、ってね」
「……イザナは、ハモリの事が好きなんだね」
「うん、大好きだよ。だって、この世界でただ1人の……ボクのお姉ちゃんなんだから」
イザナの紡ぐ言葉の端々からは、私に対する強い愛情が感じられた。私は、そんな妹の想いを僅かとはいえ疑おうとした事を恥じた。
私がこのキヴォトスで生を受けて16年間、彼女はただ1人ずっと私の事を見守り続けていた。彼女が誰にも知られる事なく16年という年月を私の中で生き続け、その中でどんな思いを抱いていたのか私には想像もつかなかった。
だからこそ、私も彼女に誇れる自慢の姉として目一杯の愛情を注いでいこう、と誓った。
まずは家に帰ったら、色んな料理を作って食べさせてあげるのも良いかもしれない。彼女がどんな物が好みで、どんな料理を出したら喜んでくれるのか想像するだけでワクワクしてくる。早く家に帰りたいものだ。
「(ふふ、お姉ちゃんが作った物なら何でも食べるよ?前に作ってたカンノーロも食べてみたいし、楽しみにしてるからね)」
『ああ。とびきり美味いのを作るから、任せてくれ』
早速リクエストが来たので、頭の中にしっかりと記憶しておく。お互いに心と心で会話をしていると、リオ会長が再び口を開いた。
「あなたがハモリの中にいる事や、力の事については理解したわ。その上でもう一度と聞きたいのだけれど、何故今になってあなたの人格は表に出たのかしら?」
「うーん……正確にはようやく出る事が出来た、という表現が正しいかな?正直に言うと出ようと思えば出れたんだけど、そうなるとお姉ちゃんが危なかったから出来なかったんだよ」
「それは、どういう事?」
「順を追って説明するけど、まずボクとお姉ちゃんの神秘は元々の量に差があり過ぎてね。無理に表に出ると、ボクの神秘の影響でお姉ちゃんの魂が潰れる危険があったから出たくても出れなかったんだ」
左手で握り拳を作り、それを右手で包む動作をするイザナ。
「だけど幸いというか、ボクとお姉ちゃんの神秘は相性が良くてね……互いに共鳴する事で、神秘の量が増えていったんだ」
説明を続けながら、両手を合わせるイザナ。
「で、神秘の量が増えるとその分抵抗力も上がって、魂が潰れる危険もなくなる。その時期が来るまでもう少しかかる筈だったんだけど……ちょうどあの蛇が襲って来た時、お姉ちゃんの感情に呼応して神秘の量が一気に増えて、そのお陰でこうして表に出ても問題なくなったんだ。尤も、あの時はお姉ちゃんの精神も崩壊寸前でギリギリだったけどね」
イザナの話を聞いて、改めてあの時の私は非常に危ない状況だったのだと思い知らされた。本当に、もしイザナがいなければ今頃どうなっていた事か……考えるだけでも恐ろしい。
「……その増えた神秘というのが、ハモリの使っていた力の事かしら?」
「その通り。これはまあ、副産物みたいなモノなんだけど……増えた神秘は方向性の定まっていないエネルギーの塊のようなモノで、そこにお姉ちゃんやボクの願いや感情によって形が定まって、
人差し指を立てて、指先からパチッ、と紫電を放つイザナ。
「まあ、強すぎる権能には相応に神秘を消耗するから万能とは言えないけどね。それでも、望めば大体の事は出来るよ」
「そう……ハモリに代わって貰えるかしら?」
「ちょっと待ってね……どうかしましたか、リオ会長?」
何やら険しい顔で私を見るリオ会長。やがて意を決したように口を開く。
「前にも言ったけど、あなたの力については未知数な点が多い。あなたの協力には感謝しているけど、くれぐれも無茶はしないで」
「私も同感ね。前にあなたが私に言ったように、辛くなったら辛いって言いなさい。あなたが傷付けば、それを悲しむ人がいるのだから」
「リオちゃんとヒナちゃんの言う通りだよ。ハモリちゃんが頑張ってくれるのは嬉しいけど、1人で無理をしてもろくな事がないからね」
「……はい」
自分でも無理はしないようにしていたつもりだったが、心配をかけてしまっていたらしい。尤も、こうして気を失って今まで寝込んでいたのだから今更の話ではあるが。
自分の現状を把握しつつ、リオ会長とヒナさんとホシノさんの言葉をしっかりと胸に刻み、私はアヤメさんに視線を向けた。
横でイザナの説明を聞いていたアヤメさんの目は、何処か不安を抱いているように揺れていた。
「……アヤメさん」
「……何?」
私はアヤメさんを不安にさせないように、ゆっくりと口を開く。
「これから先、色んな事が起きると思います。場合によっては、無茶をする時もあるかもしれません。それでも、私はアヤメさん達の為なら何でもします。必要があれば、傷付く事も構いません」
「…………っ」
「だからアヤメさん、もし何かあった時は私を助けてくれますか?」
「……えっ?」
私はそっとアヤメさんの手を包み込む。
「情けない話ですけど、この通り私は人に迷惑をかけてばかりなので……それでも私は、アヤメさんを護りたいんです。だから、アヤメさんには私の事を護って欲しいんです」
「…………」
私の目をじっと見つめていたアヤメさんだったが、やがて私の手を握り返して、小さく微笑んだ。
「勿論だよ、ハモリ。私もあんたを護りたいし、これからもずっと一緒にいたい。約束だよ?」
「はい、約束します」
私を見つめるアヤメさんの笑顔はとても優しくて、見るだけで心が暖かくなっていった。
やがて互いの顔が少しずつ近付いていき……
「おーい、2人ともー。おじさん達の事忘れてないかなー?」
「あっ!?ホ、ホシノさんこれは……!」
慌てて振り向くと、ホシノさんがジト目で私達を見ていた。よく見るとヒナさんとリオ会長も若干呆れたような視線をこちらに向けていた。一方で先生は見守るような温かい目で見ていたが、それが何だが余計に恥ずかしかった。
『お盛んなのは結構だけど、何事もほどほどにねー?』
イザナのツッコミに、私は沈黙した。
取り敢えず、続きは家に帰ってからじっくりやろうと思った。正直、さっきのキスだけではまだ物足りなかったし、3日間溜まったモノを一気に吐き出したい気持ちで一杯だったのだ。ああ、早く退院してヤリたいものだ。
『……取り敢えず、その時はボク黙ってるから気にせず好きなだけやってねー』
イザナの声に、若干の呆れが含まれてた気がするのは気のせいだろうか。
ホシノ「(もう、見ているこっちが恥ずかしくなるよ~)」
ヒナ「(キスって、そんなに良いのかしら……)」
リオ「(恋愛、ね……)」
先生「(うーん、青春してるなぁ)」
ヒロインは複数人いてもOKか?
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YES
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NO