やっぱり、『軟弱者』かもねぇ… 作:F覚醒ヅダ
ホワイトベースのモビルスーツ格納庫では、ガンダムの整備が行われていた。各パーツやパラメータがどうなっているのか、機体の動かし方などをアムロが作業をしながらカイとハヤトに教える…というより、カイによってレクチャーするように頼まれた。
「するってぇとよアムロ…ブーストを一気に吹かして一気に浮かび上がるには普通よりペダルを奥側で踏み込めばいいんだな?」
「はい。ガンキャノンやガンダンクも基本的にはそうなっているはずです…実際に動かしてないからわからないけど…」
「了解了解、んで?シミュレーションはどのボタンでやるんだ?」
「えっと、マニュアルによれば…ここと上のボタンを5秒間長押しみたいです。終わるときは同様で…あと、シミュレーションでやられたら強制終了みたいです」
「ほーぉ…ありがとさん。んじゃハヤト、あとであっちのガンタンクでシミュレーションするぞ」
急に話を振られたハヤトは「え!?」とびっくりするとともに少し嫌そうな顔をする。
「な、なんで僕が…?」
「いいからいいから…ガンタンクは2人乗りできるからよ、俺が下で機体の操縦をするからハヤトは砲手をやってくれ」
「………わかりました」
◆◆◆
アムロからモビルスーツの操作方法をマニュアルを見せてもらいながら確認する。
……ぶっちゃけよくわからん。戦○の絆に似てる部分があればいいなと思っていたが、実際の操縦を数値で表すと100で、戦○の絆は10くらいだろう。戦○の絆よりも圧倒的にボタンは多いし操作もシビアっぽいし、状況に合わせた細かい操作もしなきゃいけない。これを瞬時に出来ていたアムロはこの時からニュータイプの素質があったんじゃないだろうか。
戦○の絆楽しかったよね、まぁずっと所属はジオン軍でやってたんだけどさ
とりあえずガンダムの整備を終わらせた後にガンタンクに乗ってシミュレーションを起動してみる。今俺がいるのはガンタンクの胴体部分でハヤトがガンタンクのヘッド部分…と、別個の操作マニュアルによれば1人乗りするにはボタンで設定すれば行けるらしい…ま、このあたりはのちのち整備班の人にやってもらえるでしょ…
シミュレーションをやってみて分かったことは、色々と「もどかしい」ということ。確かに砲手と操縦者が分かれているのはお互いがそれぞれだけに注力すればいいので専念が出来る。が、呼吸が合ったもの同士でないと…
「カイさん!何で今右に避けちゃったんですか!敵を撃とうとしたのに!」
「いや、前から別の敵のミサイルが来てたんだよ!直撃コースだったんだぞ!アラート出てただろ!」
「ハヤト!カイさん!2人とも落ち着いて!まだシミュレーションは終わってない!上だ!」
次の瞬間、シミュレーションで映し出されたザクが目の前に着地し、ヒートホークで切り刻んできて、シミュレーションは終了してしまう。
「「う、うわぁぁぁぁ!!」」
…まぁ、こうなるよね。ただ、確かこの後ガデムのパプア補給艦を叩くのに一緒にガンタンクに乗ってたんだ。せめて練習はしとかないと…
その後も何回か試したが、思うように息を合わせられず、全て失敗してしまう。
「ちっくしょぉ…またうまくやれなかったか…もっと周りを見ねぇとな…すまんハヤト」
「…っ…僕は…」
「?」
「僕は降ります!やりたいならカイさんとアムロでやればいいじゃないか!」
「!?」
「ハ、ハヤト!?」
怒って走り去っていくハヤトに茫然としてしまう。
………非常にまずいのではないか?練習が必要だと思ってやったが原作にない余計なことをしてしまったから変なことになってるんじゃないか!?
これ、パプア補給艦を一緒に叩けなくてっていうだけじゃなくこれのせいでモビルスーツに乗るのが嫌になったとかになったら…!!
「やっちまった…どうしよう…俺のせいだ…」
「お、落ち着いてくださいカイさん。シミュレーションは僕も必要だと思います…ただ、まぁ…半ば無理やりみたいに乗せたのはまずかったって思うって言うか…」
「な……そ、そう、見えてた…か?」
「…えっと…ちょ、ちょっとだけ」
「~~~~~っ…やっちまったぁ……」
そうだよな…今考えるとそうだ…パプア補給艦を叩くためっていう理由も言わず無理やり付き合わせた形だな…でも補給艦が来るなんて情報、この時点じゃまだわからないじゃん…もし「あ、シャアに補給が来るからその補給艦叩きに行こうぜ」なんて未来のことを言えばどうなるか分かったもんじゃない…でも実際問題、原作を改変してしまうような状態を自分が作り出してしまっている…。
「…とりあえず軌道修正を頑張るか…」
「え?なんです?」
「あぁいや、なんでもないさ…へへっ…しかしこうなっちまった以上俺一人で動かすなら…『アイツ』かな…アムロ、2本足のモビルスーツの動かし方を教えてくれ。何かあったら俺も援護に出られるようにしたいからな」
「わ、分かりましたじゃあもう一度マニュアルの内容の説明から…」
「あーっと!ちょっと待ってくれ!アムロ!…嫌だったりしないか?無理やりだったりしないか?」
「いえ、僕は全然大丈夫です…カイさんがこういう…機械とかに興味を示すのが意外なだけで…」
「そうかい?」
「………。ちょ、ちょっとだけ」
アムロ。絶対ちょっとじゃないでしょ?先生怒らないから。正直に言ってみなさい。
…原作のガンダム以前の話は分からないから自分たちがどんな間柄だったかは分からない。THE ORIGINの時でも最初仲は良くなかったみたいだしね…まぁこんな反応かぁ…
と、そのままアムロに『ある機体』のシミュレーションを一緒にやってもらう。先ほどのガンタンクと違って操縦から攻撃までを一手に担う。ロックオンの機能があるとはいえ、機銃と違い急速な回避行動などの動きからの射撃に何回やっても慣れない。
「カイさん!次は右です!」
「ぇッ!?嘘だろ!?ま、間に合わねぇ!」
シミュレーションの映像のザクが撃ったバズーカをモロに食らい、シミュレーションが終了する。
「…カーッ!攻撃が間に合わねぇ!」
「カイさんは多分ですけど…視野が狭いんだと思います。さっきは目の前の敵しか見てないように思いました」
「ん…まぁ……そう、だな…」
「視野が広がれば…それが出来ればさっきの敵は対処できると思います…あと…」
痛いところを突かれながらもアムロの指摘を聞いていく。聞けば聞く程なんかもうやっぱり君もうこの時点でニュータイプやろ…と言いたくなる。とりあえずメモを取ってダメだったところをできるようにしないと…
10個目くらいの指摘を聞き始めたとき「アムロ、食べる物と着る物持ってきたわ。着替えないと臭いわよ」と、フラウが現れる。
「あら、カイさんもいたの」
「へへっ、どーもね…あぁ俺はちょっとトイレ行くからよ、お2人は気にせずどうぞどうぞ」
「え、えぇ、ありがとう…ございます?」
『機体』のコクピットから降りてトイレへと向かうフリをする。ま、ここはお若いお2人だけにしてあげるのがいいでしょ……?っと、あの子たちは…?
「…ねぇアムロ、2食抜きなのよ?食べる物も食べなくっちゃ…」
「食べたくないんだ…」
「ブライトを気にしてムキになる事ないのに。」
「ブライトさんは……関係無いよ。死にたくないからやってるだけさ。」
そんな会話が聞こえる後ろで、2人の様子をこっそりと陰から見る3人組のチビッ子に無重力を利用して真上から声を掛ける。
「よっ、なぁにしてんだ?」
「うわあ!」
「びっくりした!」
「きゅ、きゅうにでてこないでよ!」
「へへへ…わりぃわりぃ。フラウのお手伝いさんかい?」
「うん…ぼくカツ」
「おれレツ!」
「あたしキッカ!」
やっぱり思った通りの3人組だった。だが、どうやらカイ・シデンとの面識が無いらしい…じゃあアニメ版を辿ってるのか…?いや、でも…。
まあ、いいさ。とりあえず後で『元のカイ・シデン』がカバンに忍ばせてたお菓子でもあげよう。
「フラウはアムロとお話があるからよ、邪魔しちゃだめだぜ?」
「はぁい」
「なぁなぁ、やっぱりフラウはアムロのことすきなのかなぁ?」
「あたしはそーおもう!」
「そうだろうぜ?でなきゃあここまでご飯や服なんかを持って来ねぇだろ」
「へーぇ…おとなのせかいだなぁ…」
◆◆◆
覗き込むレツの頭を撫でた後、カイは自分に割り当てられた部屋に向かう。避難民と違って戦闘要員には個室が与えられたのだ。
「はぁ…疲れちまうよホント…ちょっと一休みっとな…」
服も着替えずにベッドに横たわる。が、疲れているはずのその体に眠気は襲ってこない。
「………。まだ、怖いんだろうな…俺」
天井に伸ばした両手は意図せず震えていて、手を握り合わせてやっと収まってくる。
「ハヤトには本当に悪いことしたなぁ…勝手に先走って勝手に決めて……謝らねぇと…」
この世界は物語の中なのかもしれない。すべては夢のうちに終わるかもしれない。でも目の前にいた彼らはホンモノで、時を同じくしている。では自分が出来ることは…
「…原作リスペクトってのは分かるけど、原作を知ってるからこそできることは…あるよな…」
起き上がり、部屋に備え付けの机に向かい、持ってきていたカバンの中を漁ってメモ帳とペンを取り出す。
「…さて…今後の展開だが…」
そこからカイは『機動戦士ガンダム』の物語の話を思い出せる範囲で書き出した
「ルナツー行って…地球に降りて…ガルマが死んで……あり?ランバ・ラルってガルマの後でいいんだよな?えーっと…あとククルス・ドアン………は、ま、ほっといていいか」
つらつらと書き続ける中には『リュウの死』、『マチルダの死』、『ミハルの死』、『スレッガーの死』など重要なポイントを書いた後にマーカーで印をつけたりして回避したいポイントとした。
「…やらなきゃいけないことは多いな…でもまぁアムロがいるんだ、きっとうまく……あ、こいつそういえばこの期間脱走するんだったな…あぶねぇあぶねぇ…ちゃんと書いとかないと…」
あらかた書き終えたところで警報音と共に、招集をかけられてブリッジに急ぐと、戦闘に参加できる人員がブリッジに集められていた。
ブライトの話によると、ホワイトベースの後方をつけてきているシャアの戦艦に補給艦が近づいているという。その補給を受けているときにこちらから打って出るかどうするか、その採決を取るというものだった。…多数決で。
(…多数決、ね…改めて見て見りゃ民間人含めて多数決で決めるなんてそんな軍艦があるかってんだよな…)
結果は史実通りシャアの艦と補給艦に対してこちらから攻撃を仕掛けるということになった。採決の結果からそれぞれの配置をブライトから通達される中、カイは辺りを見回し、違和感を覚えていた。
(…ハヤトがいない)
ハヤトの背が小さくて見えないのではない。このブリッジにいないのだ。
(……っ、やっちまったな…そうだよ…先に謝るべきだったじゃないか…)
自身のしでかしたことにカイが罪悪感を覚えていると、ブライトの怒号が飛ぶ。
「カイ!カイ!!聞いているのか!?」
「あ、あぁ…すまないね、んで?なんだって?」
「お前は主砲の内の1つに回れ。シャアの艦や補給艦を狙うんだ」
◆◆◆
主砲に回れと言われた俺はブライトにある提案をしてみる。
「…なぁ、ブライトさんよォ」
「なんだ?」
「ガンキャノン、使っていいかい?」
「なに?」
ブライトにキッと睨まれる。怖い怖い…良くも悪くも誤解されやすいんだから…
「動かせるのか?」
「あぁ、アムロと一緒にシミュレーションを何回かやった。ガンキャノンなら主砲と違って適切な場所や距離に自分で動いて射撃できる…ま、もちろん前衛にはアムロとリュウに出てもらうけどよ」
「…どうなんだ、アムロ」
「は、はい、えっとシミュレーションを見てた感じだとカイさんはガンキャノンを中・遠距離戦闘では動かせると思います……近接白兵戦は…機体の特性やカイさんの現状からはまだ苦手そうなので無理と思いますけど…」
はっきり言ってくれるじゃないの?ええ?アムロ君?まぁ確かに近接戦シミュレーションが8割以上ダメだったけどさ!
本当はハヤトと一緒にガンタンクで戦闘が始まってから遅れて出るはずだったけど、こうなったら最初から出て援護するって言っておいた方がいいだろうからね!
「……いいだろう。ただしアムロとリュウが先に出撃して敵と交戦を開始してからの出撃だ。そして出撃してもあくまで後方支援…遠距離という形を取れ。ではパイロット達は今からすぐに格納庫へ向かいそれぞれの機体をチェック!その後アムロとリュウはカタパルトでスタンバイ!いいな!」
「「「了解!」」」
その後アムロとリュウと共に艦内エレベーターに乗って格納庫へ向かう中、リュウが「なぁ」と声を掛けてくる。
「初めての出撃だろうから、気負わずにな。前線には俺とアムロが出る。ブライトが言ってた通りに後ろからの援護を頼んだぞ」
「言われなくてもわかってますって…俺一人で戦況がどうこうできるなんて思っちゃいませんよ」
「う、うむ…ならいいんだが…」
まぁ実際にガンダムとアムロに頑張って活躍してもらわないと話としても成り立たないからね。それに本来ガンキャノンは本来ここではまだ出てきていないはずの機体だから前に出すぎて敵に姿を見られるのは得策じゃあないだろうからね…
格納庫に到着してからすぐにアムロとリュウはそれぞれガンダムとコアファイターに乗って出撃していく。さて今のうちにガンキャノンの最終チェックでもしておくかね…
………あ、リュウに「通信回路ちゃんと開いとけ」って言うの忘れてた
…まぁ、いっか
帰ったら、ちゃんと謝らなきゃな…
◆◆◆
星の海へとガンダムとコアファイターが飛んでいく中、ブライトは考え事をしていた。
(…パオロ艦長は重傷…ルナツーへ寄港しろとのことだったが…)
シャアとその補給艦への攻撃作戦前にブライトは現ホワイトベース艦長のパオロに作戦の説明を行った。その際、息も絶え絶えなパオロより、作戦後は宇宙要塞ルナツーへ寄港するように指令を受けたのだった。
(…今は目の前の作戦に集中するか…ガンダムとコアファイター…そしてガンキャノンが上手くやってくれるといいが)
ほんの数分の後、ガンダムとコアファイターが飛んで行った方角から光の玉がいくつか発せられる。会敵、そして開戦したということだろう。
「始まったか…よし!主砲用意!味方に当てるなよ!セイラ、ガンキャノンに発進をさせろ」
「了解。カイ・シデン、聞こえて?3秒で発進、よろし?」
『こちら了解。もうカタパルトに乗った!いつでもいいぜ』
「………」
『ん?あれ、セイラさん?』
「あ、あぁごめんなさい。ガンキャノン、発進!」
『了解!ガンキャノン、出るぜ!』
当初の予定通りガンキャノンがホワイトベースから発進していく、その機体の後姿をブリッジから見たセイラは違和感を覚えていた。
(…カイ・シデン、最初に頬をぶつ前の貴方とその後の貴方があまりにも違う…本心を隠しているのか、それとも………。駄目ね、まるで『あの時、あの瞬間から別人になった』みたいなことを考えては…そんなこと、あるはずないのにね)
宇宙に飛び出したガンキャノンは周辺の隕石群に取り付き移動しながら補給艦を探し、ターゲットに定めようとしていた。
「…よぉし、まずはシミュレーション通り…!おっ、アレがパプア補給艦だな…?」
戦場で光が飛び交う中、今まさにザクをムサイに補給しようとしているパプア補給艦をカメラで捕捉し、拡大する。
「有効射程距離内…まだ誰にもバレてねぇな…?こちらカイ!敵補給艦に遠距離砲撃を開始する!」
『こちらホワイトベース、許可する。そしてそちらからリュウのコアファイターに連絡は入れられるか?主砲の射線上に被っているらしいんだが通信が出来ないんだ』
「………。不可能!多分無線自体を切ってるんじゃねぇの?」
『クッ…リュウ…!』
ターゲットを補給艦に定め、ガンキャノンの両肩のキャノン砲を放つ。ガンキャノンの位置や存在を知られているわけでないので容易く命中する。
だが、補給艦やシャアのムサイが一度はその不意打ちを許しても、その次は許さない。
「ガデム大尉のパプア補給艦が砲撃を受けました!」
「何ィ!?連邦の新型戦艦か!?」
「いえ!新型戦艦がある位置とは別方向!おそらく、戦闘機か爆撃機がいると思われます!」
部下から報告を受けたジオン公国軍少尉でシャアの代わりにムサイ級「ファルメル」の指揮を執っているドレンは自らの目でも砲撃があった方角を目視にて確認する。その場所は隕石群が多く、戦艦が入り込めるようなスペースは無く、かといって連邦軍がこれまで使っていた戦闘機や爆撃機などが紛れ込むには隕石たちの間が狭すぎる。
「………!モビルスーツだ!連邦のモビルスーツによる砲撃だ!目の前の白い奴以外にも遠距離砲撃が可能な奴があの隕石群に隠れているぞ!」
「し、しかし、姿はどこにも…」
「バーカ!砲撃手や狙撃手はそうそう姿を見せんもんだ!シャア少佐にこのことを連絡して共有しておけ!そして新型戦艦に向けているミサイルの砲門の内で三分の一をあの隕石群に向けて撃て!何機潜んでいるか分からんからな!あぶり出してやれ!」
向けられたミサイルはカイの潜む隕石群に次々と着弾した。
「う、うわ!?思ったよりこっちが狙われるのが早い…!?ええい!しょうがねぇ!」
ひと際大きな隕石群の裏に隠れていたカイはガンキャノンにその隕石を掴ませると、そのままミサイルがくる方向へと次々に投げ込んで弾幕の代わりにしていく。
そんな時、ホワイトベースから通信が入る。
「カイ!下がるんだ!パプア補給艦は轟沈した!あとはガンダムたちに任せて引くんだ!」
「了解!撤退する!……さて、頼んだぜアムロ、リュウ!ま、原作&主人公補正で大丈夫だろうがよ!」
相手の目につかないように隕石群の後ろから脱出しホワイトベースへ向かおうとしたその時―――
「え…」
振り返った先で『ソレ』はちょうどこちらにザクマシンガンを向けていた。
「な、なんで!?…意味わかんねぇ…!なんでいるんだよ…!」
機体の色は赤錆色で覚えはないが、前世の知識で見覚えのある機体。
EMS-04かEMS-10か…共通するのはツィマッド社製。その名は…
「ヅダ…!!?」
カイがそう言葉を漏らすと同時にヅダのモノアイが朱く、光った。
撤退を阻止するかのように現れた一機のヅダ。それは『機動戦士ガンダム』の物語にはないイレギュラーな事態であった。迫るヅダにカイは勝機を見出せるか?
次回 「予定外にビビる軟弱者」
『彼』は生き延びることができるか?