獣人少女転生譚 ~あるいは美しい獣に撃ち堕とされた男たちの話~   作:お肉大好き

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夜伽

 ベランデンブルク魔法学院の集会場。

 そこに、私を含めた全校生徒が集合していた。

 

 生徒たちのざわめきが止まない中、副生徒会長、マクシミリアン・バーンシュタインが壇上への階段を昇る。

 人を従わせる雰囲気をまとった彼が、マイクが置かれた演説台の前に立つと、会場の話し声はすぐに止んでいく。

 

「今日全校生徒の皆さんに集まっていただいたのは他でもありません。1ヶ月後に迫った学園祭のことです。夜には学校前のバーバル広場にて、舞踏会が開催されますが、そこにミッテルラントの国家元首であるフォンラート・オデナウアー首相が出席される予定です」

 

 どよめきはあまり起きなかった。

 半年ほど前からオデナウアー首相の出席は噂されていたことだからだ。

 

「よって、全校生徒一同、首相に恥ずかしい姿を見せぬよう、各出し物の準備を怠らないでもらいたい」

 

 マクシミリアンと目が合った気がした。

 そうだ。今の私は学院の恥だ。

 私は恥ずかしさから目を下に逸らした。

 

「……以上で、情報通達を終わりにします。各自、解散」

 

 学院の生徒たちが、次の科目がある教室に向かっていく。

 私は、航空魔導師が怪我をした際の備えとして、彼らの実践訓練に立ち会うことになっている。

 

 私がある程度集会場から人がいなくなってから、落ち着いて訓練場に向かおうと人の流れを眺めていたところ、アルフォンス・ヴィンケルくんが近づいてきた。

 

「アーレンハイムさん、日曜日に付き合って欲しいところがあるのですが、いかがでしょう?」

「うーん。午前中なら時間が作れるよ」

 

 夕方からは魔導寮の皆様に対して、寮に住まわせていただいていることへの感謝のご奉仕をしなければならないからだ。

 

「ええ、それでは今度の日曜日の午前9時、バーバル広場で待ち合わせしましょう」

「わかった。じゃあ日曜日よろしくね」

 

 ヴィンケルくんは一足先に人の流れに消えて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「よお!来てやったぜ!」

「薄汚い家畜小屋にようこそいらっしゃいました。歓迎いたします、アントン様」

 

 その日の夜、アントンが私の部屋に訪ねてきた。

 私は毎晩の通り、床に伏して彼の来訪を歓迎した。

 

 アントンは私の腕を掴んでベッドの上に導くと、獣耳の後ろを掻くように撫でた後、私の頭を優しく撫でてくれた。

 そのまま優しい手つきで、私の全身も愛撫していく。

 

「今日は体調はどうだ?辛かったら言ってくれよ」

「お気遣いいただきありがとうございます、アントン様。私のような愛玩用ペットにも優しくしてくださるとは、アントン様は憐れみ深いんですね」

 

 彼は乱暴な言葉遣いに反して、入念な前戯をするなど、優しいセックスをしてくれる。

 行為後も私に対して気遣いを見せるなどしてくれていた。

 

 行為後、他の夜よりも、体力の消耗が少ないことに内心安堵していると、私の獣耳を弄っていた彼はふと口を開いた。

 

「実は俺、死のうと思っていたんだ」

「……」

 

 私は彼の愛撫を受けながら、黙って話に耳を傾けた。

 

「俺は10人兄弟の長男なんだけどな。親父が死んじまったんだ。家族を養っていくために、俺は転換手術を受けるしかなかった」

「俺は思ったよ。なんで1番先に生まれたからって、こいつらの面倒見なきゃいけないんだって。なんで危険な手術を受けないといけないんだって」

「学院に来たころは自殺しようって考えていたよ。その時さ。セリカ、お前のことを見たのは」

「一目惚れだった。死ぬ前にせめてお前を抱こうと必死になった。それが俺の生きる理由になった」

「ま、1度抱いちまったら、次も抱きたくなって死にたくなくなったんだけどな」

 

 アントンは笑いながら、今までのしんみりとした雰囲気を誤魔化すかのように私の乳首を弄り始めた。

 毎夜男に抱かれて敏感になっている私は、たまらず喘ぎ声を出してしまう。

 

 そのまま、今夜数回目の行為が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 次の日の夜は、ランドルフの相手をした。

 

「お邪魔しますよ、セリカさん。うん、ちゃんと言いつけ通りに2つとも嵌めていますね」

「歓迎いたします、ランドルフ様。淫乱な私にはこの程度造作も無いことです」

 

 ノックした後部屋に入って来た彼は、私が2つの穴に張り型を入れて、尻を高くあげながら土下座をしているのを見て、満足そうな表情で頷いた。

 

 彼はテクニシャンだった。

 道具を駆使し、私がいかに感じているか、また私がいかに淫らな身体をしているか自白させて、私の自尊心を辱める。

 また、私が達しようとしたところで行為を止めて、私の方から「おねだり」をさせるのが彼の好みだった。

 

「お願いいたします、ランドルフ様!どうか意地悪しないで一思いに挿れてください!」

「何を挿れればいいのですか?はっきりと言ってくれないとわかりません」

「それは……、ランドルフ様の××××です!お願いします!淫乱な私の××××に挿れてください!」

「よく言えました。それでは、望みどおりに!」

 

 ランドルフとの行為は、自分がいかに堕ちてしまったかを突き付けられて、とても惨めな気持ちになる。 

 彼は私の尻尾を指で丁寧に梳きながら、行為の余韻が覚めやらぬ声でその言葉を口にした。

 

「私は人を殺そうと思っていたのですよ。それも何十人も」

「……」

 

 あまり驚きはなかった。ランドルフの中に、何か憎しみのようなものを感じていたから。

 

「あまり驚かれないんですね。……私の母が新興宗教にはまってしまいましてね。お布施を捻出するために、膨大な額の借金をしてしまったのですよ」

「その借金を無効にする条件として、私は軍に転換手術を受けることを強要された」

「憎かったです。借金を作った母が。無理やり転換手術を受けさせた軍が。そしてそれを許容するこのミッテルラント社会が」

「手にしたこの力でベランデンブルクの街に飛び出して行き、殺されるまでにできるだけ多くの人間を殺そうと思っていた」

 

 ランドルフは一旦言葉を切ると、私を抱きしめた。

 されるがままの私に対して言葉を繋げる。

 

「しかし、私は貴女に出会ってしまった。私は思ったんです。せめて、この別嬪さんを1晩楽しんでからにしようって。ま、貴女の身体は1回きりで終わらせるには、あまりにもったいなさ過ぎたんですけどね」

 

 そう言いながら、彼は再び私の身体を弄りはじめる。

 今夜はまた恥ずかしいセリフを言わされるだろう。

 私は与えられる刺激に、喘ぎはじめた。

 

 

 

 

 

 

 

 日曜日の朝、私はバーバル広場の噴水前でヴィンケルくんを待っていた。

 私の着ているものは、普段の痴女のような格好から、ローブを取り外しただけだ。

 売春婦の私にはお似合いの服装だろう。

 

 遠くからガラの悪そうな2人の男のうちの1人が私を指さすと、その2人の男は近づいてきた。

 

「ねえ、可愛い獣人の彼女ぉ。俺たちと遊ばない?」

「誰かに買われるのを待っているの?お姉さんいくら?」

「……いや」

 

 私が恐怖で動けずにいると、男の1人が私の胸に手を伸ばし、勃起している乳首をつねってきた。

 

「あんっ」

「感じてるよこいつ!やっぱり好き者じゃねえか!」

「来いよ!一緒に楽しもうぜ!」

 

 男たちは私の腕を掴むと、無理やりどこかに連れていこうとする。

 周囲を見て視線で助けを求める。しかし、事態を見物している人たちは、薄ら笑いを浮かべながら私を見るだけだった。

 

 ……私みたいな痴女を助けてくれる人なんていないか。

 そう諦めて男たちに従おうとしたその時、鋭い声が聞こえた。

 

「その汚い手を離せ!彼女は私の連れだ!」

 

 声の主を見るとヴィンケルくんで、彼は毅然とした態度で男たちに言った。

 

「おい、あんちゃん舐めた口、きくじゃないかっ!」

 

 私の腕を掴んでいた男が殴りかかる。

 私はヴィンケルくんが殴られるのが怖くて目を閉じた。

 しかし、聞こえてきたのは殴りかかった男の苦悶の声だった。

 

「うごっ!」

 

 男は苦しんでいる表情を浮かべ、石畳の上に転がっている。

 ヴィンケルくんは続けざまに、もう1人の男の頬を殴り飛ばして、同じように地面に打ち倒した。

 

「2度と私たちに関わらないでください。いいですね」

 

 ヴィンケルくんは転がっている2人を一瞥すると、私の腕を掴んでランデン駅への道を歩き始めた。

 

 

 

 私がヴィンケルくんに連れてこられたのは、ベランデンブルクの繁華街にある、高級ドレス店だった。

 私は今、背中が大きく開いた、フリルの入った真っ赤なビスチェドレスを、ヴィンケルくんに言われるがままに着せられている。

 胸元は、身をよじれば乳輪が見えてしまうギリギリのデザインとなっていた。

 スカートには大きな末広がりのスリットが入っており、太ももどころか下着まで露わになってしまいそうだった。

 

「やっぱり、アーレンハイムさんにぴったりのドレスです。綺麗な白い肌が余計に映えますよ」

「でも、上も下も露出し過ぎじゃない?見えそうだよ」

「アーレンハイムさんの美しい肌を隠すなんて、罪ですよ」

 

 ヴィンケルくんは手放しに誉めてくれる。

 私は、ここに連れてきた意図を尋ねることにした。

 

「でも、なんで私にドレスなんて着せてるの?」

「それは、一緒に舞踏会で踊って欲しいからですよ。貴女を傍に置いて自慢したいのです」

「私は売春婦だよ。知ってるでしょ、私の噂。あれは本当のことだよ」

「そんなこと気にしないですよ。私はアーレンハイムさんにぜひ一緒に踊って欲しいのです」

 

 彼には先ほど助けてもらった恩がある。

 あのままだったら間違いなく輪姦されていただろう。

 私は頷くことにした。

 

 

 

「ヴィンケルくん、さっき助けてくれたことと、ドレスを買ってくれたことへのお礼がしたいの。私の汚い体で良かったら、ぜひ楽しんで欲しいな」

「はい。アーレンハイムさんがそうおっしゃるなら」

 

 帰り際、私はヴィンケルくんをホテル街に誘った。

 受けた恩はできるだけ早く返したかった。

 

 ヴィンケルくんのセックスは普段の紳士的な態度とは正反対に、苛烈なものだった。

 獣のような彼の責めに、場慣れしているはずの私も腰を抜かしてしまったほどだ。

 

 おかげで、魔導寮に帰るのが遅れてしまった。

 ドレスは、彼が当日まで預かってくれるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

「遅いぞ!どこほっつき歩いていたんだ!」 

「この国の英雄である皆様をお待たせしてしまい、まことに申し訳ございません」

 

 私は魔導寮のラウンジに着くと、真っ先にその場にいらっしゃった方々に土下座をした。

 その場で急いで服を脱いで全裸になると、四つん這いになって彼らの近くに寄る。

 そして、彼らの股間と足の甲に、謝罪の口づけをしていく。

 

「あ、こいつ股間から男のものを垂れ流しているぜ。」

「おいおい、本当に大淫婦だな。お前の淫乱さにはあきれて物も言えないぜ」

 

 ちゃんと拭き取ったつもりだったのに!

 私の割れ目からヴィンケルくんの体液が流れ出ているのを、彼らの1人が見咎める。

 別の男が私の前にしゃがんで、私のあごを掴んで無理やり顔を上げさせて、私の淫乱さを非難した。

 私は必死に媚びの表情を浮かべて、謝罪の言葉を口にした。

 

「申し訳ありません!男のモノなら誰でも咥えこむ畜生女を、どうか憐れんでお赦しください!」

「ああ、赦してやるよ!待たせた分俺たちを楽しませればな!」

「他の男の相手をする余裕があるんだろ!?なら気遣いは要らないよなぁ!?」

 

 頭を掴まれ、力任せに仰向けに押し倒される。

 たくさんの手が伸びて来て、男たちは集団で私の手足を床に縫い付けた。

 いつも以上に乱暴な手つきで、身体中をまさぐられていく。

 やがて私の3つの穴は、彼らのおもちゃになった。

 

 荒淫は真夜中を過ぎても続き、消耗しきった私は朝まで指を1本も動かせなかった。

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