東方新人録~幻想郷の(非)日常~   作:祇風

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今回は夢哉さんとのコラボです

書くのが遅れて本当に申し訳ありません

という事でどうぞ


コラボ回 ~夢哉さんとコラボ!

これは宴会後、大体二日後くらいの話である

 

「うえええぇぇ…二日酔いだぁ…」

 

「あんなに飲むからだろ」

 

「「「お酒平気な私たちに死角なし!!」」」

 

「まず皆、未成年でしょ…」

 

「幻想郷に未成年とか法律あるのか?」

 

「多分ないだろ」

 

談笑しながら神社から出てきた八人(上から綾、蒼、美華、遥、姫薇、菜月、栞、詩癒)

 

彼らは最近、幻想郷入りした外来人である

 

昨日まで宴会騒ぎで飲んでいたメンバーだ。

 

因みに霊夢や魔理沙たちは酔いつぶれてまだ寝ている

 

「それじゃ俺はそろそろ帰るわ」

 

と綾が思い出したように言い出す、それに対し

 

「さとりちゃんたちはまだ寝てるぞ」と詩癒

 

「もうちょっと遊ぼうよ!」と美華

 

その言葉を聴き、苦笑する綾

 

「悪い、まだ地霊殿でやらなきゃいけないことが残っているんでね」

 

「さとり達に後で迎えに行くからと伝えといて」と言い残し空へ消える綾

 

彼を見送った後、残りの彼らは

 

「俺はもう一度寝る、今回ばかりは咲夜さんも許しt」

 

「蒼、ここに居たのね、早く帰って掃除をするわよ」

 

蒼の発言に覆いかぶさるように発言した咲夜が背後に現れる

 

「咲夜さん…一昨日、レミリア様から直接休みを頂いたのですが?」

 

「それは昨日までです。ということなので帰りますよ」

 

蒼の意見を両断する咲夜、その姿はまさしく主人に忠実なメイドさながらである

 

あ、メイド長でしたね(苦笑)

 

「…あ、レミリア様まだ寝てますし館に帰るときに傘持ちが必要でh「もう館までお連れしましたから大丈夫よ」…分かりました。それじゃ皆すまない…」

 

館に帰る(連行される)蒼の背中には哀愁が漂っていた

 

「…あははは、それじゃ私たちは片付けでもしようか」

 

菜月の意見に頷き、それぞれ掃除に向かう六人

 

一時間ほど経った後、やっと皆が起き始めそれぞれ帰り始める

 

今残って居るのは、守矢組、魔法の森組、永遠亭組と霊夢と姫薇だけだ

 

ついさっきまで紫組がいたが、遥と詩癒をつれて何処か行った

 

「…にしても今回は随分騒がしい宴会になったわね」

 

「そうだな、結構盛り上がって楽しかったぜ」

 

「私はちょっときつかったです…」

 

口々に昨日までやっていた宴会を思い出し苦笑する

 

「そろそろ帰るわ、姫様もまだ疲れてるようだし」

 

永林は輝夜を背負い、帰り仕度を終えていた

 

「あ、私手伝います」と菜月が荷物を持とうとすると

 

「大丈夫よ、貴方も久々に知り合いに逢えたのだからもう少しここに居なさい」

 

「あ、有難う御座います!戻ったら必ずお手伝いします!」

 

流石は永林、と言った所だろうか、彼女ほど全員を見る事ができるのはそうそういないだろう

 

「それじゃ、帰るわ」と言い残し、てゐと鈴仙を連れて帰って行った。

 

守矢組は神奈子と諏訪子が帰っていき、今この場所に人達は全員で八人だ

 

そこに平穏を壊す轟音

 

「な、なに?」

 

怯えた様に空を眺める姫薇

 

「ねぇ!、あれは何!?」

 

美華がひとつの飛行物を指差した。

 

それはまるで普段、魔理沙が箒で博霊神社の石畳を壊すとき並のスピードで飛んでくる。

 

近づいて来るにつれ聞こえる声

 

「助けてくれぇぇぇえええええ!!!」

 

「あれ、空から落ちてくるのって人かしら?」

 

「多分そうだぜ」

 

暢気にお茶を啜る二名

 

「いやいや、そんな暢気にしてるなよ」

 

栞が的確なツッコミを入れる

 

「よく考えてみなさい、この幻想郷の空から落ちてくるのよ?何らかの能力を持っているはずよ」

 

「それもそうだが、このまま突っ込んでこればどう考えても死ぬだろ」

 

霊夢の回答に正論で返す栞

 

「あの~、一先ずあれを受け止めません?」

 

菜月の発言に頷き、動き始めたのは美華、栞の二人だ

 

「早苗ちゃん、能力で奇跡を起こしてくれる?」

 

「え、出来ますけど…、どこに起こすんですか?」

 

美華の発言に疑問符を浮かべる早苗、そして美華の発言に補足するように栞が口を開く

 

「美華に起こしてやってくれ、美華の能力は大まかに言えば『変質』だ。早苗の能力と合わせれば一時的にだが飛躍的に能力が上がるはずだ」

 

栞の発言を聞き、早苗が納得し美華に能力を発動させる

 

「ありがと!これで地面を変質!柔らかく!」

 

「それじゃ、俺は風であいつの勢いを弱める!」

 

普段、美華は自分にしか能力を発動できない。そこに奇跡を起こし、能力を一時的に改変すると、

能力[自分を変質する程度の能力]が[変質させる程度の能力]に改変される

 

これが能力の改変のロジックである(実はこれ、紫から聞いたことである)

 

「おい!お前!能力を発動しろ!」

 

「お、おう!えーと落下しても衝撃を消せることを確定!」

 

ピタッ!

 

全員がぶつかると目を逸らしかけた瞬間、いままであった勢いが無かったかのように消え去った

 

「「「「「「「「は?」」」」」」」」

 

その光景を見た全員が固まった。まぁ、妥当だろう

 

いままで掛かっていた慣性が消え去るのだから

 

 

「助けてくださいまして有難う御座います、俺は箕成創哉(みなりそうや)と言います」

 

「はぁ、ご丁寧にどうも。どうして空から落ちてきたんです?」

 

彼、箕成創哉は苦笑いをしながら言った

 

「いやぁ、いきなり紫さんに捕まりまして…知人の練習相手になってほしいと言われたからOKしたんですがそしたらもう空の上でして」

 

ここにいる全員はこう思った。「大半の原因はあいつだな」と

 

その後、最初に口を開いたのは菜月だ

 

「そうだったんですか、でも誰の練習相手を頼まれたんですか?」

 

「確か…、菜月と姫薇、栞に美華だったかな?どこに居るか分かる?」

 

名前を呼ばれた全員が目を逸らした、理由は彼の腰にささっている刀のせいだろう

 

「それなら彼らよ」

 

と(いままで空気だった)アリスが指を指した

 

「そうか、君たちか。なら用意はいいかな?」

 

箕成創哉が腰の刀に手を掛ける

 

ゴクリ…誰かが喉を鳴らした

 

「大丈夫、これで誰かを斬るつもりは無いよ、出ておいで桜」

 

すると彼の刀が姿を変え、一人の少女になる

 

「呼んだ?創哉」

 

「ああ、手伝い頼めるかな?」

 

「良いよー!」

 

いまいち、話を掴めない私たちに説明してくれる霊夢

 

「あれは付喪神よ、物が神格化したもの」

 

「そういうことだ、それじゃあはじめようか」

 

そしていきなり対決することになった

 

「ルールはそっちの残機は8、こっちは4、スペカは10個までいいよ」

 

「…馬鹿にしてるんですか?」

 

声に怒りを含ませてそう言うのは栞だ

 

「そんなんじゃないよ、ただ1対1じゃそっち勝ち目が無いだろう?」

 

さも当然のように言う彼には悪気は無いのだろう、「それに」と付け加えると

 

「君たちじゃ、俺と桜を倒すのは無理だよ」

 

この台詞をきいて四人は切れた

 

「なら試してみます?」

と菜月

 

「馬鹿な奴も居たもんだ」

栞が服を脱ぎ捨て、戦闘服を身に纏う

 

「一回、私の本気を見せてあげる」

美華が自身満々で言う

 

「あたしの力を舐めた事を後悔させてあげるから!」

姫薇は本気でキレていた

 

 

「それじゃあ、はじめようか」

 

百メートルくらい離れてにらみ合う

 

「霊夢、合図をお願いして良いかい?」

 

「ええ、それでは始め!」

 

真っ先に動いたのは菜月と栞だ

 

「変化 猫!」

 

姿を猫又に変え突撃する菜月はそのままスペルカードを発動する

 

「スペルカード 獣符《猫の手》」

 

菜月が手を振ると一つのレーザーが飛び出る、そこから細かくレーザーが枝分かれして相手に襲い掛かる

 

「こちらも! 《リミッター2段階解除》 自然《木々のお裾分け》」

 

菜月のレーザー一つ一つに的確に弾幕を当て相殺する、それどころか菜月の弾幕を上回る強さだ

 

「この《木々のお裾分け》は周りの木から少しずつ力を貰うスペカでね、簡単には当たらないよ」

 

「俺も忘れるなよ! 魔砲《マスタースパーク》!」

 

菜月の弾幕の中から飛び出してきた栞が特大レーザーを撃ってくる

 

「これって魔理沙の技!?」

 

創哉は大きく後退し、距離をとるが

 

「創哉!危ない!」

 

桜にそう叫ばれ空に飛び上がる創哉だが

 

「ここだ! 借符《アイシクル・ブリザード》!」

 

創哉の周りに姫薇のスペカで大量の氷が発生し逃げ場を無くす

 

「ちっ!桜、頼む!」

 

「はい!《展開》!」

 

桜の放った弾幕が形を刀に変え氷をすべて破壊する

 

「いっけええええ!!!」

 

そのまま、桜の弾幕は彼らを襲う

 

「くそ!」「きゃあ!!」

 

残機6-4 残りスペカ7-7

 

避けきれずに被弾してしまった栞と菜月、そこに

 

「スペルカード 神符《陰と陽の狭間》」

 

美華が赤く輝く球体と白く光る球体を作り出す

 

「これを避けきれるかな?」

 

二つの球体が大量の弾幕とレーザーを放ち、その間にいる創哉を襲う

 

「こんなの!創成『オールデリート』!」

 

創哉がスペカを使った瞬間、すべての弾幕が消えうせる

 

「嘘でしょ!?私のスペカを消したの!?」

 

確実当てる予定だったのが消え、美華が硬直する

 

「まだまだ! 欲符《弾幕強奪》!、現符《一斉掃射》!」

 

姫薇が最近出来たばかりのラストスペルを発動すると

 

今の戦いで使用したスペカがすべて姫薇の手元に集まり、同時に発動される

 

菜月の《猫の手》と栞の《マスタースパーク》が交わり、特大レーザーが枝分かれし創哉だけではなく桜も襲う

そして美華の《陰と陽の狭間》と桜の《展開》が彼らの両側から大量に弾幕を放つ

更におまけと言わんばかりに創哉の《木々のお裾分け》で霊力はほぼ無尽蔵であるためすぐには消えない

また、《オールデリート》で相手の弾幕だけを消すと言う離れ技まで披露する

 

これぞまさにラストスペルの名に恥じないスペルカードである

(このラストスペル、発動するのに二枚分のスペカが必要)

 

そして、この量を避けきれずに被弾する創哉と桜

 

残機6-2 残りスペカ4-6

 

「…スペルカードを盗み、同時に発動するスペルカードか、面白い発想だね」

 

被弾したにもかかわらず冷静な創哉、彼はうれしそうに言い放つ

 

「これで俺も少しは本気を出せるよ 《リミッター4段階解除》」

 

その瞬間、創哉の体からとてつもない霊力が放出される

 

「桜、刀に戻ってくれるか」

 

「おっけー」

 

桜は姿を刀に変え創哉の手の中に納まる

 

「がんばって避けてくれ 神剣《夢想散成斬(むそうさんせいざん)》」

 

発動すると創哉は刀を軽く振り、姫薇の弾幕を切り裂き、七色のホーミング弾が四人を襲う

 

「ぐっ!!」「うう…」「いたっ!?」「きゃあ!!」

 

全員にあたり残機が減る

 

2-2 残りスペカ4-4

 

「もうだめ…」

 

ラストスペルを使った姫薇はもう戦闘不能のようだ。そして美華、菜月、栞は__

 

「私が、活路を開くよ」

 

菜月が一枚のスペルカードを取り出し唱える

 

「獣符《鴉の捕喰》」

 

菜月の姿が変わり、まるで堕天使のような姿に変わる

 

そして手をかざすとそこから湧き出るように鴉が飛び出す

 

「行って…」

 

そう呟くと鴉は創哉の弾幕に飛びつき、喰らう、飛びつき、喰らう

 

それを繰り返し、創哉の弾幕を食い散らし菜月たちのところに一つも届かなくなる

 

「ほう…、ならこちらも最大級のスペルカードで幕を閉じようか」

 

創哉がラストスペルを取り出す

 

「美華、いけるか」

 

「もちろん、任せなさい!」

 

こちらも最大級のスペルを取り出し構える

 

「行くよ! 神技体《信想斬 ‐望月‐》!」

 

桜の持つ神力を剣に纏わせ、そして創哉の持つ霊力、妖力、魔力の力を合わせた弾幕を創りだし、放ち切り裂く

 

「美華!合わせろよ! 天候《雪月花》!」

 

雪のように遅い弾幕と一筋のレーザーが同時に襲い掛かり、散るように不規則に動く花びら状の弾幕が降りかかる

 

「分かってるよ! 禁神《衣替り》!」

 

レーザーが伸びたかと思うと、いきなり小さな弾幕へと変わり飛び散る、すると今度は集まりだしホーミング弾となり襲い掛かる。

しかもその動きに一定のリズムが無く、逆にホーミング弾から始まりレーザーで終わるものもある

 

「少し押されてるな、《リミッター5段階解除》」

 

おされ気味だった創哉の弾幕が勢いを増す、だがこれでもまだ創哉がおされ気味だった

 

「むむむ…、《リミッター6段階解除》」

 

更に勢いを増しとうとう押し返す創哉の弾幕

 

「くっ!」「負けるもんか!」

 

粘るように力をこめる栞と美華

 

 

「そろそろ時間よ、創哉」

 

声がしたかと思うと弾幕がきれいに消え去る

 

「「「え?」」」

 

「悪いけど、勝負を中止させてもらったわ」

 

いままでせめぎあっていた弾幕の位置に紫が降り立つ

 

「もしかしてもうそんな時間?」

 

「ええ、大遅刻よ」

 

創哉は顔を青くして慌て始める

 

「そういう事だから貴方は帰りなさい」

 

「ありがとう!そうするyうわあああああああああああ!!??」

 

足もとにスキマを開かれ、言ってる途中で落ちていく

 

「それじゃ。私も帰るわね」

 

そういって自分もスキマに入っていった…

 

 

 

「創哉、強かったね…」

 

美華が独り言のようにそう呟く

 

「ああ…」

 

栞は上の空だ

 

「流石にやりすぎちゃったかな」

 

姫薇は自分のラストスペルの威力にビビッていた

 

「私も…」

 

菜月は自分の能力の使いすぎで貧血気味だ

 

「戦ってみてどうだったかしら?」

 

霊夢が四人に聞いてみた

 

「あの人、霊力以外にも魔力と妖力を感じたけど私も出来るかな」

 

美華は普段、神力で戦っているが彼と戦い、霊力も使えないかということを考え始めていた

 

「くそ、もっと能力を使いこなせるようにしないとな」

 

栞は自分の能力を扱いきれてないことを自覚し、魔理沙の所へ向かった

 

「私は、あのラストスペルをどうにかしないと…」

 

あの後、闘えなくなった事を後悔し、改善策を考える

 

「もっと体力つけないと…」

 

もっとも菜月は体力が少なく、二回の能力使用でばてている自分がすごく弱く見えた

 

 

そしてそれぞれの思いを胸に明日から修行に励む彼らは、今回の戦いで学んだことを生かすだろう

 

そして次起こる異変でいい活躍が出来るようにと……




そういえば過去編をやるって言ったな

あれは嘘だ

そんな簡単に思いつかなかった…

後、本題に入る前、長くしすぎた…

そして5000文字突破

やはり戦闘場面が雑だ…

もっと励まねば

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