あまりにも無双しすぎて「あれ?男子の努力、無駄じゃね?」となったので後日番外編で出しますw
「それで?綾、言い残すことはあるか?」
そう呟き、綾の頭に足を置き潰す準備をする蒼炎
「俺は悪くねぇ!!大体其処にいる女の勘違いじゃねーか!!」
抵抗しているが身動きがとれず踏まれている綾、その原因は
「結局この事件ってあの男の子のせいなんだよね?でもどうして能力が暴走するようなことになったの?」
という菜月の発言による実証を行った結果、詩癒と綾の戦闘による被害だった
さらにそこからどうして戦闘になったかとなり二人から言質を取ると
綾曰く「少し寝ようと思って部屋に行ったらその女が寝てて邪魔だったからすこし退けようとしたときに起きた、その結果殴られた」
詩癒曰く「目が覚めたらこいつが襲ってきた、だから殴った」
この場合、悪いのはどっちなのだろうか?だがここは蒼炎の独断により
「綾、お前が悪い。と言う事で死ね」
極刑に課けられた綾、で冒頭に戻る
「あの~、ひとまず殺るのは後にしてほかの人達の安否を確認しませんか?」
姫薇がすこし疲れた顔でそう言い出す
「あのさ、いまさらなんだけど問題だった男の子は?後みんななんでボロボロなの?」
栞が女子の身嗜みを見て不思議そうに呟く。なぜなら皆服が汚れているのだ
「あ、それはね~。あの男の子、想火(そうひ)って言うんだけどね?黒幕だったみたいで風の中で闘ってたんだよ~」
美華がさらりと言い放つ。因みに美華は右袖だけ無くなっていて全く汚れていなかった
「むきゅぅ……」プスプス
頭から煙を出している(表現)遥、多分能力を多用し過ぎたのだろう。その隣で
「色々と在り過ぎだ…寝て良いか?」
懇願するように座り込み、眠りの体制に入る詩癒。彼女の能力は使用するたびに眠らなければならない。つまり彼女もそれだけ能力を使用したのだろう
「仕方ないな…、綾お前そこで待機な」
蒼炎が綾の頭から足をどけ、宴会の会場の部屋に進む
「嫌だわ!てか俺何があっても死ななきゃいけないの!?」
飛び起きて猛抗議する綾、それをなだめるように栞が
「まあまあ、落ち着いて。今回は偶々起きた事件だしね?」
それに納得したのか落ち着く綾は蒼炎の元に歩き出す。それに続き姫薇、菜月が蒼炎の後ろをついていく
「あ、皆さん待って…、詩癒まだ寝ないで、あと少しだから…」
ゆっくり立ち上がりのそのそと続く遥、そして起こされた詩癒は
「もうやだぁ…寝さしてくれぇ…」
と言いながら遥の後ろに付いてくる姿は可愛かった
「それにしても誰も居ないな…、皆逃げ切れたのか?」
栞がそういうのも無理はない。宴会をやっていた部屋を見渡した限りでは誰も居らず、綾と姫薇が瓦礫の山になった物をどけても誰も居なかったのだ
「……」
顎に手を当てて思いふけっている美華と蒼炎。そんな中
「……!?皆これっ!!」
と菜月が何かを見つけたようで皆を呼ぶ
「どうした…、これは血か?」
詩癒が近寄って確認すると真っ赤な液体が散乱していた
「でもこれ、一人分の量じゃないよね…。大体四人から五人くらい」
遥が顔を青くしながら予想をする。確かに人一人分では無いのは確かだ
「……蒼、こっちこい」
綾外に出て蒼炎を呼ぶ。呼ばれた蒼炎はすこし駆け足で近づく、それに習い栞も向かう
「!?これは…」
「…っ!!」
三人が見た光景は
「全員…死んでる」
真っ赤になった庭に倒れ伏し、息を引き取っている宴会に参加していたメンバー
「栞、女達を見ていてくれ、生き残りがいないか調べる」
蒼炎が庭に降り、一人ずつ脈を採る
「…紫と霊夢がいない…、それに永林とか言う医者に白黒魔女も居ないぞ。さとりと吸血鬼姉妹も居ないのか…」
そう言った綾も庭へ降り探し始める
「栞さん?どうかしたんですか?」と姫薇が寄って来るので
「…いや、何でも無いよ。もう少し中を探そう、もしかしたら埋まっている人が居るかもしれない」
栞は真っ赤に染まった庭を見せないように中へ誘導する
一人いまだに考え事をしている美華
「…何かおかしいな~。」
そう呟く、美華は何か違和感を感じているようだ。だがそれが何か分からない
「まず私達だけ隔離して闘ったのは何故なんだろう?」
頭の捻りながら考える美華、それを見ていた栞が
「美華、ほかの人達を見つけた…、全員駄目だと思う…」
「それって全員…死んだってこと?」
栞の声音から判断した美華が小声で聞くので小さく頷く栞
「…なるほど、やっと分かった。栞その死んだ人の中か近くに一人だけ参加してない人が居ると思うの。その人をここに持ってきて」
「宴会に参加してなかった人の遺体を持ってくるのか?」
「そそ、それが多分今回の事件の主格だと思う」
と美華が自分の考えを述べる、それに対し栞は
「分かった、探してくるが女の子達を見ていてくれる?流石にあの状況を見せたくは無い」
と言い残し庭へ向かう栞。話している場面を見ていた遥と詩癒は
「詩癒、何か怪しいよね…」
「確かにそうだな、後まだ顔青いぞ」
二人して疲れたのか座り込み話しあう二人、そこに菜月と姫薇が入ってくる
「詩癒さん、遥さんどうかしたんですか?」
「何か分かった?」
と話しながら近くに座る。そこに美華も合流し
「皆集まって何はなしているのかな~?」
と女の子全員が集まった。すこしの間無言の空気が流れる
「…えっとお前ら集まって何してるんだ?」
蒼炎が戻ってきた、ただし服と手足が真っ赤で
「「「「ぎゃあああああああああ!!??」」」」
「蒼さん、血は落としてから来ましょうよ」
叫ぶ姫薇、菜月、遥、詩癒。冷静にしているが若干引きつっている美華
そこに帰って来る綾。彼も服どころか全身を真っ赤に染めている
「「「「「ひぎゃああああああああ!!??」」」」」
今度は全員が叫ぶ、蒼炎はすこし顔を暗くした
「…どうだった」
無言で顔を横に振る綾、つまりあの場に居なかった人達は見つけられなかったのだろう
「美華、これなんだか分かるか?」
綾が懐から何かを取り出す。それは御札のようで…
「え、え。あ、これはうちでよく使う対幻術用の御札で相手の呪術とか、幻覚を見破るために使うやつだよ」
「つまり?」
綾が理解できてない顔で聞いてくる
「簡単に言うとそれを結界を立てるように広げればその範囲内は効かないんだよ」
「てことはこれは幻覚なんですか?」
姫薇が?を浮かべながら聞く
「いやそれは無いだろう…、これが幻覚なら在り難いが…」
と蒼炎が結論を漏らしながら話しているとそこに栞が一人の男を抱えて帰ってきた
「美華、この人ぐらいしか見つからなかった。言われたとおり連れてきたけど如何するつもりなんだ?」
そしてその男を床に降ろすと美華がその人の頭上で屈み、巫女服の中から一枚の御札を取り出す
「おじさん、そろそろ起きて良いんじゃない?貴方なんでしょ?想火君にこうするように頼んだの」
といきなり死んでいる男に喋りかける美華
「どうして、そう思うんだ?どう考えてもその想火って男が主格じゃないのか?」
謎しか浮かんでいない美華を除く七人、そして自分の考えを言う綾
「もし想火君だけが主格だとするとね?辻褄が合わないんだよね。一から説明するよ」
「まず、想火君の能力は物を操るタイプだとして考えると同時に操れる数があるよね。それに彼が使ったスペカなんだけど新しい空間を作り出したんだよね、その時点で能力が複数あることになるし、神様レベルの力が必要になるんだよね」
「つまり想火くんが主格となると能力の辻褄が合わなくなるって事ですか?」
話を理解した菜月が簡素に結論を言う、それに対し美華は
「それもあるけど。宴会がはじまってからずっと見られてる感があったんだよね。その気配を追った結果がこのおじさんだったわけなんだよね~」
それにと一区切りをつけその男を見つめる美華は男を指しながら
「私の神社の御札を見つけたときに確信したよ。おじさん、今居るこの空間を作り出したたでしょ」
と男に言うと男は目を開け起き上がる
「は!?こいつさっきまで完全に心臓止まってたはずだぞ!?」
栞が目を見開き身を構える
「やれやれ、案外早く見つかちゃった。もう少し掛かると思っていたのにどうして分かったんだい?美華ちゃん」
男が体の埃を払いながら美華に問いかける
「だってあの御札、神奈子様しか使わないし。あそこに転がっている死体も全部本物であって本物じゃない。という答えが出たんだよね」
「あちゃー、大失態…、これじゃあ計画丸潰れだ…」
膝から崩れ落ちた男はとほほ…といった感じでがっかりする
「……美華?ほんとにこれが主格なの?どう見てもどこにでもいるおじさんなんだけど…」
遥がジト目で男を見る、それに続くように詩癒が
「僕から見てもそこらへんにいるおっさんだな」
その言葉が効いたのか完全に打ちのめされた男
「…本題に入りたいんだけど良いかな…」
美華がすこし、呆れながら言う
「ア、ハイ。どうぞ」
遥が返事をしたので美華が口を開く
「おじさん、私達をどうしたの?倒したいの?それともただの遊びなの?」
その言葉を聴いて男が笑う
「遊びじゃないし、君達を消すつもりも無いよ。ただ君達がどれほどの実力か知りたかっただけだよ」
「君達はこれから多くの異変に巻き込まれるよ。これは私からの警告だ。死にたくなければ元の世界に戻るか、力をつけるか。どちらかを選びたまえ」
そう言い放つと彼らを中心に空間が歪み始める
「では今日はココまでにしよう。時間は進んでないから安心してくれ。それでは現実世界で会うことが在ればまた合おう、次は直接ね」
と言い切り空間の歪みに飲み込まれる八人、次に目を覚ますと全員が布団のしかれた部屋だった
謎が残る書き方ですが伏線とか残そうと思うとこうなってしまいました(笑)
細かい設定などは後日公開になるのでお待ちください