戦記絶唱シンフォギアの世界で俺は・・・復讐する   作:天空翔太

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さて真司君は、ちゃんと助け出せるのかな?


雪音一家救出作戦始動

父さんに俺が転生した存在であることを伝えたあの日から半年がたった。

 

あれから俺は株で必要な資金を稼ぎ、父さんは俺が頼んだフルボトルとアイテムを作成するために部屋にこもりがちになった。

そのため俺は空いた時間で訓練をするようになった。

父さんに頼んだものが出来たらすぐにバルベルデに向かう予定だったので、いざというときに反応できるようにしていた。

 

 

だが、6歳の体で出来ることは限られているので、俺は動体視力を上げるために時速150kmで飛んでくるボールに書いてある数字を読み取ることと、父さんが作ってくれたガーディアン達と戦うことで最低限動ける体を作っていた。

 

「…真司、ちょっといいか?」

 

「どうしたの?訓練なら今ちょうど終えたところだけど」

 

「頼まれていたフルボトルとナックルが完成してな。これが完成したらすぐにここを離れる予定だがいいのか。今の時期に離れると不自然に思われると思うんだが」

 

「あー。確かに」

 

 

正直俺は驚いていた。俺の見立てでは1年はかかると思っていたのに父さんは、半年で完成させてしまったのだ。完成したのならすぐにでも離れて本格的な戦闘訓練を行いたかったが、時期が悪い。

まだ卒園もしていないのに離れるのはいかがなものなのかと父さんは言いたいのだろう。

 

 

「どうしようか?僕はもう離れてもいいと思うけど、キャンピングカーの改造も終わってるし」

 

「それはそうなんだが、仲の良い響君と未来君にはなんていうんだ?別れの挨拶なんてしたら精神に多少は影響がでてしまうんじゃないのか?」

 

「…大丈夫だと思うよ。幼少期に仲が良かったからって数年もしたら忘れてるだろうしね」

 

「……あの2人がそれで済むならいいんだが。なら私は園長さんに事情を話してくるよ。

理由はまあ、何とかしておこう。」

 

「わかった。僕は2人になんて言うか考えておくよ。」

 

 

そして俺は父さんとここを離れる準備をした。

 

 

 

 

……それから1週間後

 

「ふたりともちょっといいかな?」

 

「「どうしたの?」」

 

「じつは、僕、もうすぐとおくにいくことになったんだ。とうさんのおしごとで、ばるべるでってくにに、いくことになってね。だからふたりにあえなくなる。」

 

「あえないの?」

 

「ごめん。ものすごくとおいところだからあえないんだ」

 

「…そんなのいやだよ!!!せっかく友達になれたのに!!!」

 

そう言いながら立花が泣いていた。さすがに予想外だった。まさか泣かれるとは……

 

「わたしもいやだよ。しんじくんがいなくなるのはいや。いつもみたいに3人でいたいよ…」

 

小日向も泣きそうになっているのか、声が震えていた。このままだとめんどくさいな……

……仕方ない。

 

「わかった。じゃあやくそくしよう」

 

「「やくそく……?」」

 

「うん。おおきくなったらかならずにほんにもどってくる。そしたらまた3人であそぼう!!!」

 

「「ほんとうに?」」

 

「やくそくするよ」

 

「「やくそくだからね」」

 

「あっ、しんじくんはわたしとけっこんしようね!!!」

 

「あーひびきずるい、わたしもしんじくんとけっこんする!!!」

 

「アハハハ、2人ともからかわないでよーーー」

 

 

これで何とかなるだろう。そう思った俺は迎えに来た父さんと一緒に家に帰っていった。

この約束のおかげで十数年後、苦労することを俺はまだ知らなかった。

 

 

 

 

あれから数か月がたち、とうとう雪音一家を救出する日となった。

 

「それじゃあ、行ってくるよ。父さん」

 

「くれぐれも無茶をするなよ。真司」

 

「わかってるよ。行ってきます!」

 

俺はビルドドライバーを装着し、父さんが作ってくれたフルボトルを取り出して、それを振り、中の成分を十分活性化させた後で、ナックルに挿し込み、ドライバーのスロットに入れた。

 

 

 

ボトルドーーン!!

 

 

リゾルヴサンダー!!!

 

 

そして俺はドライバーのボルテックレバーを回すと、

 

 

Are You Ready?

 

 

ドライバーが聞いてきた。覚悟はいいかと。

 

覚悟?できてるに決まってるだろ。……あの日、俺は誓ったんだ。

俺が救う(復讐)ことでどんな結末になろうとも、それを受け入れることを。

 

 

 

「……変身!!!」

 

 

 

俺がそう叫ぶと、俺の後ろにサンダーライドビルダーが出現し、大量の『ヴァリアブルサンダー』が頭から降り注ぐと、足元からはあたり一面に放電する黄色の大きな狼の顔が出現し俺を食らった。

 

サンダーライトビルダーが後ろから俺を食らった狼を粉砕した。

 

 

電撃襲来!!

 

 

リゾルヴサンダー!!!

 

 

バリバリバリバリバッリーン!!

 

 

…変身は成功したようだな。以前変身した時のように体がしびれて動けなくなることもない。

逆に体が軽く感じるようだ。実に心地よい感覚だが、あまりのんびりもしていられないからな。

 

 

俺は思考を切り替え、地面に手を当てて目当てのものを集め、自分の周りに黒い鎧をまとわせる。

正直こんなことをする必要性はないと思ったが、ライダーシステムのことが世界にばれると何が起きるか俺にも完全には予想できないので、このような形でごまかすことにした。

 

 

まとわせた鎧に翼を作り、飛んで目的地まで向かっているともう戦争が始まっていた。

あちこちで爆発音が鳴っているのが嫌でもわかる。

 

「さっさと助けださないとやばいな……」

 

俺は少しだけ焦りながらスピードを上げて雪音一家のもとへ向かった。

 

 

 

 

その頃、紛争地域では…

 

 

 

 

私は、妻のソネットと娘のクリスとともに紛争地帯から逃げていた。

周りでは銃声や爆撃音があちこちから聞こえている。

一刻も早くこの場所から離れないと思いながら逃げている最中に、近くで爆発が起きた。

 

「大丈夫かクリス!!!ソネット!!!」

 

「クリスも私も無事よ!あなた!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

 

「よしよし、大丈夫よクリス。あなたにはパパとママがついてるからね」

 

「はぁ、二人が無事で本当によかった!!!」

 

だが爆発には大きな音が付き物であり、設置した誰かが獲物がかかってないか見に来るのは当然だった。

 

「そこを動くんじゃねえぞ!少しでも動いたら即殺す!!!」

 

「ヒャハーーー!!女!女ですよ!しかも親子ぞろいときたもんだ!!!」

 

「ゲヘヘ…こいつら、どうします?隊長」

 

 

「男のほうは殺して構わない。女は、小さいほうは俺がもらう。大きいほうはお前らで好きにしろ。」

 

 

「「「さすが隊長!!わかっていらっしゃる!!!」」」

 

 

しゃべってるの4人だが、囲んでるゲリラ兵は少なくとも20人以上はいるみたいだ…。

 

 

「た、頼む!!!!私のことはどうなってもいいから、クリスとソネットだけは助けてれ!!!」

 

 

「はぁ?馬鹿かお前?俺たちが女を逃がすと思ってるのか?だとしたら頭悪すぎるぜ!!!」

 

 

「ヒャハーーー!さっさと殺しちまおうぜ!」

 

 

「そうだな。まずはあいつらからつぶすことにしよう。」

 

 

「ヒャハーー、は?」

 

 

後ろから聞きなれぬ声が聞こえたゲリラ兵は、確認しようと振り向くと

見えたのは・・・・・・・・・はるか上空に吹き飛ばさている仲間たちであった。

 

 

「!? 誰だお前は!!!」

 

 

隊長が叫ぶと、まだ戦えるゲリラ兵たちはいっせいに、謎の黒い騎士に銃口を向けた。

 

「にゃ、にゃに!?」

 

「見たらだめよ!!!」

 

ソネットは黒騎士が現れた瞬間に察して、クリスの目に手を覆いかぶせた、

次の瞬間、雷のような轟音がしたかと思うと、ゲリラ兵が次々と倒れだした。

 

「なんなんだ!!!お前は!!!」

 

隊長は、一瞬でゲリラ兵を倒した黒騎士をみて顔を青ざめながらそう叫んだ。

 

 

「……本当は名乗らないでおこうと思ったんだけどな。冥土の土産に教えてやるよ!!!

俺の名前は、リゾルヴ。間違った力をふるうものに制裁を与えるモノだ!!!」

 

 

「間違った力だと!? 俺たちのどこが間違っているんだ!!!」

 

「まあ、ここまで言って理解できないともう救いようがないな。……終わりにするか」

 

 

「く、来るなーーーーー!!!」

 

 

そういって隊長と呼ばれていた男は、近づいてくる俺に向かって発砲してきやがった。

 

「…まだわからないのか?そんなおもちゃで攻撃されたって痛くもかゆくもないぞ」

 

俺はそいつの目の前まで来ると、銃をつかんで銃口を思いっきり曲げてやった。

その後隊長は口から泡をはいてあっけなく気絶した。

 

思ったよりもあっけなかったな。正直多少てこずるものだと予想していたんだが……

そうやって物思いにふけっていると

 

 

「あ、あの………ヒーローさん、ありがとう」

 

娘が俺に声をかけてきた。……こいつが雪音クリスか。

よく正体不明のやつに怯えもせず、礼を言えるもんだ。

 

 

それから我が子に感化されたのか、少し遅れて礼を言ってきた。

 

「あ、あの、助けてくれてありがとうございます!」

 

「娘と妻を助けてくれて、本当にありがとうございます。」

 

 

「なに、たまたまだよ。まあ、まさかこんなところで有名なバイオリニストと声楽家に遭遇することになるとは思いもしなかったが」

 

そういうと少し先に国連の使節団と思われる団体が近づいてきたので、俺は立ち去ることにした。

 

「……これは俺の意見だが、歌で世界を平和にしようとする心意気はいいが、死んでしまったら元も子もないことを忘れずにこれからは行動したほうがいいぞ」

 

俺は2人に忠告だけすると、空高く飛んでその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

・・・あれから私たちは国連の人たちに保護され、無事に日本に帰国することが出来た。

私は、空高く飛んで立ち去ってしまった黒い騎士に言われたことを考えていた。

 

 

「どうしたの?あなた?」

 

「いや、実は助けてもらった彼に言われたことが気になってしまってね」

 

「…私たちのやってきたことが間違いだと思っちゃったの?」

 

「そうじゃないんだ。ただもしあそこで私たちが死んでしまったらと思ってね」

 

「……そしたらクリスに悲しい思いをさせるわね……」

 

「ああ、だから僕たちはクリスが悲しまないように気を付けないとなって」

 

「ええ、絶対にクリスを一人で置いってったりしないわ」

 

私は妻のソネットとともに彼の言ったことについて考え、クリスを悲しませないよう話し合った。

 

 

 

 

 

 

俺は雪音一家を救出した後、父さんと合流した。

 

「ただいま。父さん」

 

「お帰り、真司。雪音一家は……」

 

「大丈夫。しっかり助け出したよ」

 

「…これで真司が言ってたのはとりあえず回避できたと考えていいのか?」

 

「そうだね。回避できたと考えて大丈夫かな」

 

父さんは俺の言葉を聞いた瞬間、気が抜けたのか椅子に座ったままぐったりしてしまった。

 

「……正直、こんなことはもうあってほしくないんだが、あの時の話だとまだあるんだろう」

 

「…うん。あと2人は助け出す予定だよ。次は2年後のアメリカだね。」

 

 

「……2年後か。」

 

「2年後、必ず救い出すためにお願いがあるんだけど」

 

 

「…何をすればいい?」

 

「まず父さんには、考古学で博士号をとって()()()に関われるぐらいの研究者になってもらいたいのと、訓練用のガーディアンの強化をしてほしい。あとはパヴァリア光明結社とコンタクトをとれるようにしてほしい」

 

「……ちょっと待て。考古学で博士号を取得するのと訓練用のガーディアンの強化は構わない。

問題はもう1個のほうだ!!!

()()パヴァリア光明結社とコンタクトを取りたい!?正直もう頭が痛いぞ」

 

「無茶を言ってるのはわかってる。でもここでコンタクトを取れれば強い味方を作れるかもしれないんだ!」

 

「……わかった。何とかしよう。ただ私からも条件がある」

 

「…その条件は?」

 

「まずは、上の中の普通科高校なら授業内容の理解に困らないレベルまで学力を上げること。

2つ目に、少なくとも私と同等のレベルの物理学の知識を持つこと。

最後に、家事技能に関しては、料理、掃除、洗濯、家計管理が完璧に行えるようになること。

これが私からの条件だ」

 

 

 

……思ったよりも結構やばい条件だな!?前世では勉強する暇なんてなかったし、家事技能なんてやることがほとんどなかったから簡単なことしかできないからかなりきつい条件だな。

だけど俺も父さんに相当、無理難題をいってるからなーーー。

 

「わかったよ、父さん。その条件でいこう」

 

「そうと決まったらビシバシいくぞ!ただでさえ時間がないから、今日からやっていくぞ!!!」

 

「…現実(マジ)で?」

 

「オオ現実(マジ)だ!!!」

 

 

かくして、俺は雪音一家を救出することに成功したが、逃げ出したくなるような地獄の日々が

始まろうとしていた。

あーーーーーーーー、頭が痛くなってきた。

 

 

 




無事に救い出せたようですね。これから地獄のような日々が始まるみたいですが・・・
次回は、セレナを救いに行くようです。
もちろん彼は救いに行くようですが、どこか不穏な影が・・・

さてどうなる?
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