戦記絶唱シンフォギアの世界で俺は・・・復讐する 作:天空翔太
真司君は、地獄の日々を乗り越えられたのでしょうか?
何事もないといいんですが・・・・・・
雪音一家を救出してから約2年がたった。
あれから父さんと交わした条件をクリアするために、必死になっていた。
この2年間、基礎的な勉強と物理の勉強、家事のほとんどを1人でやることが毎日続いていた。
基礎的な勉強と物理の勉強に関しては、父さんの教え方がうまかったこともあり、1年でクリア
することが出来た。
問題は家事のほうだった。料理は塩と砂糖を間違えたり、火力を間違えて黒ずんだ得体のしれない
掃除・洗濯は、掃除機でごみを吸い取りすぎて爆発が起きたり、整理整頓したつもりが、物を出しすぎて部屋がジャングルのようになってしまった。洗剤の量を間違えてあたり一面泡だらけにしてしまったこともあり、拠点のキャンピングカーを大掃除する始末。
この後、父さんに掃除・洗濯のコツを1週間程かけて叩き込んでもらったので、何とか普通レベルまでの状態になった。
家計管理に関しては、株で日頃から稼いだ経験が役に立ち、家計簿を見せると父さんにはものすごく褒められた。・・・家事の中で唯一俺が失敗しなかったものだと言えるだろう。
父さんのほうはと言うと、俺に勉強を教えながら考古学について研究していたので、クマがすごいことになっていた。……本当に父さんには申し訳ないと思っている。
ストレスが溜まっていたのか、訓練用のガーディアンが
ハードガーディアンが何十体も追加されてるし、しかも合体して巨体になると強力なエネルギー砲弾と多数のライフル、ミサイルまで使って襲ってくる始末。
挙句の果てには、電撃系統の攻撃は全部対策されてるし、これ完全に殺しにきてるよな!?
離れたところで父さんが狂ったように笑いながら
「やってしまえーーーー!!!」って叫んでるし。
この前、パヴァリア光明結社とコンタクトを取ろうとして失敗したことも原因なんだろうな……
と思ったが、いや、それで殺されたらたまったもんじゃないな!
そんな風に思いながらハードガーディアン達との訓練をする日々が続いた。
そうこうしていると2年はあっという間に過ぎていき、救出予定の日まであと1週間程となった。
「あと1週間で、あの暴走が起きるのか……」
「助け出すのはいいとしてどうする気なんだ?真司の言う通りなら、暴走状態の
「それに関しては対策してあるよ。
「…ならいいんだ。だけど気を付けて行けなさい。今回は、前回と違ってお前が死ぬ危険性は高いんだ。いざとなったら自分の身を優先にしなさい」
「わかってるよ。じゃあアイテムの点検してくるから」
「…徹夜はするんじゃないぞ。疲れがたまってて動きが鈍くなるとよくないからな」
「もちろん」
俺はそう言って父さんと別れると、不備があるとまずいのでアイテムの点検を始めた。
・・・・・・俺は、雪音一家を助けた時と同じく、黒い鎧を身にまとい研究所を歩いていた。
・・・やべぇな、本当ならすぐに助けに行くはずが迷ってしまった。意外と広いんだよな・・・
マジでどうしよう。そう思っていると、向こうから顔を青ざめながら逃げてくる研究者らしい職員と重火器を持った警備員が向かってきた。
警備員のほうは、パニック状態なのか警告も言わずにアサルトライフルを撃ってきやがった。
「……まったく、パニックになってるのはわかるがいきなり撃ってくるんじゃねえよ。
俺にそんなおもちゃは効かないから、落ち着けよ。俺はお前達を殺そうとしてるわけじゃねぇ。
俺は知りたいだけなんだよ、この惨状の原因が何処に居るのかな。…だからさっさと教えろ」
冷たい声でそう言うと警備員は俺の声を聞いて殺されるとでも思ったのか、狂ったように俺を撃ち続けた。放たれた銃弾は全て当たりはしているが貫通する事なく床に落ちている。
俺は、発砲し続ける警備員がうるさかったのでゆっくり近づいて、片手で頭をつかみ、首に手刀を軽く叩き込んで気絶させた後、俺が進んできた方向に蹴り飛ばしてやった。
「お前はどうするんだ?」
研究者らしい職員は、俺が警備員を殺したとでも思っているのか腰を抜かしたようだ。
職員は俺を見ると、恐怖に顔を染め、震える手でネフィリムの居場所を指差した。
「む、向こうの!向こうの隔壁の先に居ます!!! だ、だから殺さないでください!」
「……教えてくれてありがとうな。ああ、それと逃げるのはいいんだが俺が蹴り飛ばした警備員もまだ生きてるだろうから逃げるときに連れっていってやれ」
「は、はい!」
ネフィリムの居場所を教えた職員は脱兎のごとくその場から走り去っていった。
俺は、職員が居なくなると指を差された方へ向かった。そこは閉じられた分厚い隔壁が道を塞いでいた。
壊せなくはないがここで時間を食うとまずいので、鎧の一部を刀に作り変えると障壁を切り刻んで通り道を作った。
そのまま歩いていくと、歩いた先にも隔壁があり、先程と同じように切り刻んで中に入っていくとそこには、暴走しているネフィリムとギアを纏った少女の姿があった。
真司が入ってくる少し前・・・・・・
「ネフィリムのエネルギー、120%、130%、今、150%を超えました!!!」
「馬鹿な!我々の計算では、暴走することなんてありえないはずなのに!!!」
「は、早く何とかしろ!!これは命令だ!!!こんなところで死んでたまるか!!!私は逃げるぞ。な、が、がれきが落ちて、ぎゃ、ぎゃあああああ(ぐしゃっ)」
「も、もうおしまいだ、みんなここで死ぬんだ!!」
「な、なにか、何か手があるはずです!必ずネフィリムの暴走を止める手が、なにか……」
場は地獄と化し、発狂するもの、命惜しさに逃げ出すもの、懸命に問題解決に動くものに別れた。
「グガァァァァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!!」
「マ、マム!!!!」
「マム!!!大丈夫!?」
「ま、マリア!それにセレナも!どうしてここに!!!早くここから避難しなさい!!!!!
レセプターチルドレンの居住区はシェルターの役割を果たせます!!私も自体が解決したらすぐにそちらに行きますから!!だから早く行きなさい!!!」
そう言うのはいつも厳しい反面、子供たちを何とか元気に生活できるようにと、努力してきた人物の1人であるナスターシャ教授であった。
だからこそ彼女は、ここで自分の命を犠牲にしようとも彼女たちを救おうと考えていた。
しかし
「…わたしが唄います」
現実は残酷なのか、その考えに反する動きをした少女がいた。
「何を言ってるのかわかっているのですか!!!」
「わたしの絶唱でネフィリムの暴走を止めます。できますよね、マム」
「あくまで理論上の話です!!それに絶唱のバックファイアに耐えられなかったら、あなたの体はぼろぼろになって、最悪死んでしまうのですよ!!!!!」
「そうよセレナ!!ここは居住区に逃げましょう!!マムならきっとなんとか来てくれるわ!!」
「わたしたちを助けるために、自分の命を犠牲にしてでもですか?」
「!?」
「セ、セレナ? 何を言ってるの? マ、マムがそんなことをするはずがないでしょ」
「…でも止められる確証はないんでしょう?だから私たちを遠ざけようとした」
「……………」
「わたしの絶唱なら、確実にネフィリムを止めれますはずですから。だからマム、マリア姉さん、ちょっと行ってきますね」
「待ちなさい!!!セレナ!!!!!」
「セ、セレナ!!!!待って!!」
その言葉を聞かずセレナは、大切な人たちを守るために、ネフィリムの所に向かった。
「セレナァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」
「~~~
「わたしがみんなを、マリア姉さんを、マムを、調ちゃんと切歌ちゃんを守るんだ!!!」
セレナは白く美しいアガートラームのシンフォギアを身にまとい、ネフィリムと対峙していた。
ちなみにマリアたちには、爆炎や瓦礫のせいでセレナの姿を確認することが出来なかった。
わたしが、暴走したネフィリムを停止させる為に
そしてさっきの場面に戻る。
「こいつが暴走した
「だ、誰なんですかあなた!早く逃げてください!ここは私が!! あ、あぶない!!!」
暴走しているネフィリムが話してる間に何もしないわけがなく、巨大化したその手を大きく振りかぶって、黒騎士にむかって振り下ろしてきた。
あたれば実験場にある瓦礫の一部と同じ運命になるほどの力を込めたフルスイングであった。
「グガァァァァァァァァァァアアアアアア!!!!!!」
だが、それは当たることはなかった。
なぜなら大量の黒い棘がからだのいたるところに刺さっておりネフィリムの動きを止めていた。
「グガァァァァァァァァァァアアアアアアア!!!!!!」
「うるっせぇな!!!少し黙ってろ!!!!!!」
黒騎士が叫ぶと、ネフィリムの顔面を殴って
「クソ、痛ってえな。見た目やわらかいのに実際は硬いタイプか、こういうの嫌いなんだよな……さっさと終わらせるか、もらうぞ。お前のエネルギー!!!」
黒騎士はそう言いながら、黒い棘が刺さって動けないネフィリムの体に10個の
すると黒いパネルのようなものは光り輝き、はめられた10個の
「…おぉ、10本全部いったのか。正直5本ぐらいで終わっちまうかと思ったんだが……」
わたしは何を言ってるのかわからなかったけど、ただその光景をみていることしかできなかった。
「おっといけねぇ。とりあえず消火はしないとな」
彼はそういうとどこからか、変わった形の銃を取り出し赤い車が描かれた
「これでここら辺は大丈夫だな。もう
「あの、貴方は……一体何者なんですか?」
「俺か?……リゾルヴ、間違った力に制裁を与えるただの
「その…リゾルヴ、さんは何が目的で?」
「俺はただこの
俺は何が目的なのかと質問してくる彼女に、10本全てがブラックロストフルボトルへと変わった黒いパンドラパネルを見せる。
「俺の目的はもう達成した。これ以上ここにいる理由はないからな、これ以上の会話は遠慮させてもらう。……もうこんな形で会うことはないことを願っているよ」
「待ってください、まだお礼をっ!あ…!」
彼を引き留めようとわたしは声をかける。だが建物はもう耐えられなくなったのか、瓦礫がわたしにめがけて落ちてきた。
わたしはとっさに、頭を両手で守ったけどいつまでたっても瓦礫が落ちてくることはなかった。
「まったく、危ねぇな!!気が抜けて動きが鈍くなるのはわからなくもないが!!!」
彼は、落ちてきた瓦礫を両手で押さえており、少ししてから瓦礫を横にどけていた。
「おい、大丈夫か? お嬢ちゃん?」
「は、はい。助けてくれてありがとうございます」
「セレナ!大丈夫!?」
「セレナ!!無事ですか!?」
「マリア姉さん!それにマムも!」
ギアを纏ったままのセレナの元にピンク色の髪を猫耳の髪型にした少し年上の少女が抱きついた。
そしてその後にセレナたちの保護者らしき人がやってきた。
「大丈夫!?怪我はしてないわね!!!
・・・本当によかった!セレナがいなくなっちゃうかと思ったら、私・・・私・・・」
「大丈夫だよマリア姉さん。私が……私が絶唱を歌う前にリゾルヴさんが止めてくれたから」
「絶唱!?マムも言ってたのになんでそんな危険なことを!!!それにリゾルヴって、さっきまでここにいたアレのこと!?」
「ご、ごめんなさい。絶唱でも使わないと止められないと思って…… うん。自分でリゾルヴって言ってたの、・・・ただの処刑人って」
「もう…こんな無茶はしたら駄目よ? それにしても、処刑人って見た目と全然違うわね。」
「マリア姉さん、マム…私、いつかリゾルヴさんにまた会って……今回、助けてくれた事のお礼が言いたいの!」
「もちろん。私の大事な妹を助けてくれた事に対してお礼を言わないとね。マムも一緒によ」
「えぇ、彼には感謝しなければいけませんね。ネフィリムの暴走を止め、セレナを、私たちを助けてくれた彼に」
セレナは気が楽になるとギアを解除し、今にも崩れてしまいそうなこの場から姉のマリア、母親のマムと共に、みんなが待っているレセプターチルドレンの居住区に避難した。
俺は、セレナが2人と話している間に、トランスチームガンを使って父さんが待つ拠点に帰ってきたはずなのだが、……なんであなたがここにいるんですかね。
「・・・あなたが、今まで私たちに
そこには、父さんを拘束している、水色のツインテールの女性が敵意をむき出しで俺のことを睨んでいた。
・・・いったい何をどうしたらこうなるんだよ!!! 父さん!?
俺は帰ってきてそうそうに、頭を抱えたくなるような状況を作ったと思われる父さんに対して、疑問を投げかけるしかなかった。
無事にセレナを助けられたようですね・・・
さて拠点に現れたこの女性はいったい何をしに来たのでしょうか?
次回に正体と目的がわかるようです。
いったいどうなることやら・・・