宇宙ヲ翔ブ強襲揚陸艦、着任ス   作:INUv3

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第一話 千年樹、水上に立つ

ザザーーーーン…

 

ザーーーーン…

 

ザーーーーーーンッ…!

 

『う…う〜ん…?こ、ここは?』

 

彼が目を覚ました後

周りと自分の様子を見てから

まず思ったことは三つあった。

一つはここが見知らぬ海の上であること

そしてもう二つはーーーーー

 

『…何で、私は人間の姿…あ、いや、まず、思考をしているんだ?』

 

そう、彼が何故、人間の姿をしているのかだ

まず、彼は、とある世界で運用された

スーパーミネルバ級強襲揚陸艦、ミレニアム

とある、大戦において、多大なる活躍を挙げたが

最後に墜落した、ミネルバの設計思想を受け継いだ

スーパーミネルバ級として大戦後に建造され

大気圏内外を問わず運用が可能であり

ブースターやカタパルト無しで

単独での大気圏離脱が可能なMS運用母艦なのである

その後に、とある戦争を無傷で帰還し

敵に大きな損害を出させる活躍をした

最高の船なのである、その後も運用され

今直、世界の平和の為に働いていた筈なのだ…が

気がついたら見知らぬ海の上に人間の姿に

なっていたという訳である。

彼は、焦る事なく、今の自分の状態を確認する。

 

自身の姿は、まるでSF映画に出てきそうな

SFチックな見た目の鎧?灰色の身体に

コンパスの長袖の軍服を模した

大きめのコートを物を羽織っている。

下もまた、コンパスの長袖のズボン

頭にはピークド・キャップのような形状で

正面に金色の大きな帽章が付いている物を被り

左胸と左肩と両襟元にある三角模様には

自身の階級を示す色である、赤が付いていた

そして、背丈は予想では180以上である

アレクセイ・コノエ艦長よりは高そうだ

体形は可もなく不可もなく、正に普通

そして顔なのだが…

 

『…イケメンではあるが…うん、機械だな…』

 

目の横に、線が入っている事や

下瞼の中腹辺りからも線が入っている事

更に、動いている目はMSの様であり

良くよく見ると、眼孔の中にカメラがあり

目の色も、黒系にな寄っている紫色である

うん、紛うことなき

 

『人間をやめているな…いや、元から人間では無いか笑』

 

髪色は、これまた、元の肉体?を思わせる

灰色であり、耳に掛かる程度の長さである

後ろは…コレは、首までは行ってるか?

濡れているから、分からないな

一通り自分の姿を見たあと、海を見渡した。

 

「う〜ん、やはり、何も無い…か、コレはどん詰まりって奴かねぇ?」

 

とはいえ、何故、人型の自分が

水面に立っているか…これも疑問がある。

確かに、以前までの艦としてならば

水上に着水し、浮くことは出来たが

まるで、人間が地面を歩くように

その場に立ち尽くす光景は凄まじい

自身の中にあった人間感が死んでいく

 

「とはいえ、今の私は、武装を持たない存在…せめてCIWS*1が残っていれば…」

 

確かにMAや戦艦等には装甲に負けるだろうが

当たれば、ジン等のMS程度ならば撃ち落とせる火力を

有している、あの武装さえ残っていれば…

そう思うと、不意に自身の背中に重みを感じ

振り返ると、そこには…

 

「…え?何これぇ…?」

 

自身の艦時代にあったブリッジこそ無いが

それ以外は完全にそのままの状態で

背中に装着された、私が居た…

 

「…私が居たというより…私が戻ってきた…そう思った方が必然なのだろうか?」

 

とはいえ、コレで何となく分かった…

私は、私の姿…データベースにある

スーパーミネルバ級強襲揚陸艦である

[ミレニアム]を頭の中で描くと

次々と、私に武装が搭載されていく

左腕に船首上部がそのまま着いている

武装はコチラに集結しているな。

取り回しやすく、主兵装として使い

上腕部に2基、後ろの装備に1基ある

2連装高エネルギー収束火線砲XM47/D トリスタン

艦首後部に搭載された大型リニア砲で

現在は、格納されている。

リニア砲 Mk.162 クルヴェナール

船体各所に装備されている近接防御機関砲

L464B CIWS/A は多数過ぎて分からんが

コレは、変わらずミサイル迎撃様等に使えるかな?

船体各所に装備されたミサイル発射筒である。

Mk.344 発射管システム&T-2029 発射管システム ベックメッサー

ミサイルの種類は5種類

宇宙用ミサイル ナイトハルト

迎撃用ミサイル ディスパール

地上用ミサイル パルジファル

水中用魚雷 ヴォルフラムM25

アンチビーム爆雷 の5種類だな

陽電子破砕砲QZX-1/D タンホイザーは

艦首の先端に着いているし、変わらないな

後部装備側面に4基装備された連装砲塔の

Mk4 クワール機動連装砲は変わらず

有線で切り離され、多方向への

オールレンジ攻撃が可能そうだな

右腕には艦首下部がある…盾だなこりゃ

ASBX-2042 熱放射貫抉装備 ゴウテンも

変わらず、最先端に着いてるから

困ったら、コレで突撃して撃沈させるか

 

「装備が出たとはいえ、周りの状況は分からないな…偵察機として出せそうな奴は…」

 

そう思っていると、後ろからニョキっと

後部装備のカタパルトが展開されたな

すると、自身の目を覆うように

投影型のスクリーンが出てきたな

ふむ…搭載機はムラサメ改が7機

ノクティルーカザクウォーリアが2機

ホスピタルザクウォーリア4機

ウィンダムが7機と各種ストライカーパック

ガンダムタイプは無しっと…

 

「となると、キラ・ヤマト准将やシン・アスカ大尉にルナマリア・ホーク中尉にアグネス・ギーベンラート中尉…ヒルダ・ハーケン准将も居ないのか…それに、コノエ艦長やアーサー副長など、私を扱ってくれた方々も無し…総て、私が制御しなければならないと…難しい物だな…」

 

とはいえ、泣き言を言っている場合では無いか…

ムラサメ改とウィンダムには悪いが

他の機体では、この空を飛べない

さて…やるか

 

「コンデション・レッド発令、パイロットは搭乗機に、各隊員は所定の作業を開始せよ、第一カタパルトを使用し、ムラサメ改の1から3番機はMA形態で出撃し移動を、第二カタパルトを使用し、ウィンダムの1から3番機はジェットストライカーを装着次第出撃し、ムラサメ改に搭乗後、両機体で偵察を開始せよ、では、それぞれ、第一カタパルト、第ニカタパルトへ移動を開始…カタパルト接続、全システムオンライン、超伝導キャパシタ、1番から6番まで臨海到達、誘導システム異常無し、システムオールグリーン、進路クリア、ムラサメ改、ウィンダム、発進!」

 

声に出すのと同時に、カタパルトの動く音と

スラスターの点火音と共に、空に打ち上がった

ムラサメ改はMA形態になってから滞空すると

その上に、先程、空に飛んで行った

ウィンダムが、乗り、偵察を開始した

 

「各機、ここは未知の場所だ、データ収集及び地形把握は重要だが、補給が見込めない状況である、敵機体を補足した場合、速やかに帰投せよ」

 

「こちらムラサメ改1番機、ムラサメ隊は了解しました」

「こちらウィンダム1番機、ウィンダム部隊も了解!」

 

「…えぇ!?君達、喋れたのかい!?」

 

「MSにはパイロットがひつよう、それに、しゃべれないとふべん」

 

「た、確かにそうか…ンンッ!では、予定通り、偵察を開始する、それと追加だが、私、ミレニアムも移動をする、各自、私を見失わない様に、もし見失った場合は、連絡を、広域レーダーにて此方側で補足し続ける為、座標を伝える、各自、前面30度を目安とし、偵察をしてくれ、帰投時刻は現時点から1時間後を目安としてくれ、では散開!」

 

「「「「「「らじゃー!」」」」」」

 

ウィンダムを乗せながら編隊飛行をしていた

ムラサメ改は言われた通りに散らばり

偵察を開始した。

 


 

数十分もすれば、送信されたデータを元に

過去のデータから場所を参照していくが

ここは、ユーラシア連邦と東アジア共和国の

極東に位置する、海域である事が分かった

つまり昔に存在していた日本という場所の様だ

とはいえ、私はコンパス所属だからな…

早めに、宇宙に飛び立ちたいが、この身体で

宇宙に戻れるのだろうか?…オーブを目指す事も

考えなければならないな…

コレからの事を考えていると、自身から見て

中央に飛んで行った二番機組のウィンダムから

映像回線が届いた。

 

「こちら、ウィンダムニ番機、ゼンポウのシマ、ほくとうにみちのブッタイをフクスウほそく、エイゾウをカクニンしてください」

 

「了解した…コレは…なんだ?過去の参照データにすら無いぞ?」

 

黒い化け物で姿はそれぞれ違う物体が8つに

仮面をかぶり左手が黒い何かに覆われている

人型が海面を高速で移動していた

周りの化け物はともかく、人型は海面を滑っている

できれば、そうあってほしくないが

私の同族かもしれない…

 

「…いや…ないな、もし、同族だとしても…生理的?に受け付けない」

 

とりあえず、その存在が何なのかは

分からないが、敵の可能性も加味した場合

戦力が大いに越したことはないな…

 

「一番機組と三番機組は二番機組の援護に向かってくれ」

 

「「「「りょうかい!」」」」

 

「2番機組は出来る事ならば、そのまま見つからぬ様に、その付近の偵察をして欲しい、彼女?らが、私の様な存在ではなく、艦隊だとした場合、何かに向かっているかもしれない、もしかしたら、他の存在に出会える可能性が高い。頼む。」

 

「「りょうかいです!ミレニアム!」」

 

そうして、頭上を一番機組と三番機組が

飛び越して行った後、数分が経った頃に

三番機のウィンダムから映像が届いた

 

「こちら、ウィンダム三番機、べつのホウガクにあらたなブッタイをフクスウほそく、エイゾウをおくります。」

 

「こちら、ミレニアム、映像は届いている…ふむ、人型だな…先程より、更に人間だ」

 

そこに映っていたのは海の上を

疾走する6人の少女達であり

一列にまっすぐ並んでいる

過去の様々なデータをベースに参照した所

黒髪ストレートで巫女服?という物を着た子に

白い和服?姿で焦げ茶のポニーテールにしている子に

これまた和服?に焦げ茶の子(多分姉妹?)

黒のセーラー服?に茶色のカーディガン?を着た

すっごいミニスカートのロングヘアの緑髪の子に

赤のセーラー服にスパッツ?の黒髪の子

緑のセーラー服にミニスカートの黒髪パッツンの子

何とも個性的で、目を疑う様な格好だが…

全員なにか灰色の兵器のようなものや

カタパルトを装着していたりしている所から

確実に、私の同類なのだろう…性別を除けば

しかし、黒い化け物の集団と

武装した少女らの集団は

今は互いに島影で見えていないが

このままいくと接触するだろう

そして…ほぼ確実に戦闘となる

 

「CTTまでに4から6分程度か…」

 

ざっと計算してみたが大体こんなものだろう

だが、コレは互いの視界に入るまでの時間だ

戦闘するとしても撃ち合いになるのか

交戦距離はどのくらいなのか…

分からないが…とりあえずは

 

「1番機組から3番機組、全隊員に告ぐ、双方の集団が接敵し、戦闘となったとしても、監視を続けて欲しい、私も其方に向かう。暫し待機」

 

「「「「「「りょうかい!」」」」」」

 

さてと…まずは、この身体で飛べるのか?

…行けそうだな、さて、飛びますか

 

「各部チェック終了、メインエンジン出力上昇中、浮上開始…出航準備完了、機関最大、メインスラスター、エンゲージ!ミレニアム、発進する!」

 

後ろに着いてある、スラスターを吹かし

一気に、飛ばすと、MSの様な感じに

私が吹っ飛んで行ったが、航行速度を落とし

地形把握に勤しんでいたからだろう。

MS部隊が送信した座標までは遠い…

とはいえ、映像は見えているが

戦闘海域では、両軍がまさに

あと数秒で数秒で互いに発見できる

つまり、戦闘する事になるだろう。

 

「…5.4.3.2.1.接触確認」

 

発見したのはほぼ同時だったようだが

先に動いたのは化け物集団

その中腹辺りに居た人型だった

人型の腕についていた筒の先端から

炎がふき出した発砲したようだ

直後、先頭の黒髪の少女から見て

少し離れたところに高い水柱が立った

すると、前から三番目のセーラー服を着た

黒髪の少女が列から飛び出してしまった

何かわけがある、というよりは

とっさにとび出てしまったかのようにみえた

当然、他の化け物の砲撃がその少女に集中する

他の五人が横にかばうように展開するが

主導権も失ったうえ陣形も崩れている

戦力的には同等のようだが、劣勢だ

その時、前線を張っていた

巫女服を着た少女が被弾したのだろう

ところどころ服が破れているようで

肌色がうかがえるが…人間だなアレ

私の様に、機械の肌ではないな〜

とはいえ、戦況は完全に化け物側が優勢だ

このままでは、少女達は殲滅されるだろう

…介入した方が良いな、あの化け物と

交流を深めれる気がしないな…

よし、これもまた平和維持の為だ!

 

「各機に告ぐ、これより、世界平和監視機構所属、ミレニアム及び、その配属艦載機は、黒い未確認機動兵器群との交戦を開始する。従って、一番組は敵機と交戦を開始、少女達に攻撃されぬよう、二番、三番には武装少女達の護衛を頼む、では、交戦開始!」

 

「「「「「「りょうかい!」」」」」」

 

私は、遠くに見える最後尾の黒い化け物二体に

上腕部に搭載されている、トリスタンを向ける

 

「トリスタン上部2門、うちーかた、はじめ!」

 

その声と共に、左腕から緑色のビーム光が

敵を補足し、そのまま貫いたと同時に

前線を構築していた化け物二体を

ムラサメ改に乗ったウィンダムが

右腕に持ったビームライフルを使い

撃ち抜いた、凄まじいAIMだな!

同時四機が爆発し、沈没した為

少女たちは一瞬驚いていたようだが

敵が混乱した隙に陣形を立て直し

統制のある射撃を開始した

突撃をしないあたり次は自分たちが

目標にならないかを警戒しているのだろう

まあ当然のことだろう…

広域通信を使い、警告を出しておく

 

「此方は、世界平和監視機構コンパス、攻撃部隊に告ぐ、直ちに戦闘行為を停止せよ、繰り返す、こちら世界平和監視機構コンパス…なるほど、それが答えか…ムラサメ隊、ウィンダム隊、全機、目標を撃退せよ!」

 

ムラサメ隊とウィンダム隊の1番機に向けて

化け物の部隊は発砲してきた為撃退許可を出す

二方向からの砲撃に遭った敵集団は

急速に撃沈していき、数を減らし

人型と化け物型、各一体ずつとなった

両方とも黒煙を噴いており

すぐ様、反転して撤退していった

こっちも彼女達の被害状況が分からない以上

脅威が去ったのなら深追いをしない方がいい為

追撃は辞めさせた後、警戒態勢に移らせた

となると、半数がダメージを追っている

少女らにとってもそれは同じようだな

撤退をする為、彼女達も話し合っていたが

私の到着を待つ事にしたのだろう。

 

「ウィンダム隊、ムラサメ隊は直ちに帰投せよ、彼女達に攻撃されたとしても、やり返さず、回避に専念せよ」

 

「「「「「「りょうかい!」」」」」」

 

帰投命令を出した後に航行速度を早め

私は、そのまま、少女達の元に飛んでいく

 


 

最大航行速度を維持しながら移動する

途中で、此方に向かってきた二部隊を

帰投させてから、また発進し直す

先ほどまで戦闘がったとは思えない綺麗な

海を眺めていると遠くに複数の人影が見えたが

彼女達は、口を開けて此方を見たり

物凄く驚いているのだろうな〜っと分かる

顔で見ていた…珍しいのだろうか?

だが、黒髪巫女服の少女は俺に砲を向けていた

警戒を怠らない、良い子だな。

 

「此方、先程の広域通信を使用した艦だ、怪しいものでは無い。」

 

私は、両腕を上げてから

交戦の意思は無いことを伝える

すると少女も砲を下げてくれた

 

「…分かりました、信じます…それで、先程の艦載機?は貴方の物でしょうか?」

 

「えぇ、そうです。さて、旗艦の所属と名前を教えて頂きたい」

 

「あ、はい、私たちは舞鶴鎮守府所属の第一〇五巡洋艦戦隊です。」

「私は、金剛型戦艦3番艦の「榛名」といいます。」

 

マイヅル?…成程、データ上だが

ジャパン自治区の京都という場所にあるのか

こんごうがた?や、はるな?は分からんが

ネーミングセンスからして

東アジア共和国の船なのだろうが…

というか東アジア共和国の所属なのだろうか?

いや…もしかしたらだ、コレは…

 

「あの、ところで、あなたは?見たことがありませんし、あのような艦載機があるとは、榛名は、聞いたことも、ありません」

 

榛名の問いかけに

とりあえず答えるとしよう

 

「あぁ、こちらが名乗らなかった事を詫びよう、申し訳ない、私は、世界平和監視機構コンパス所属の新造戦艦、スーパーミネルバ級MS惑星強襲揚陸艦・ミレニアムだ」

 

「ミレニアム…?」

 

「世界平和監視機構…こんぱす?」

 

「すーぱーみねるば級?もびるすーつ?」

 

「コンパス所属…?コンパスって国なの?でも、そんな制服見たことないし…それに、男?」

 

少女達に聞かれた為、答える

 

「そうだな、確かに、私は男だと思う…というより、分からないが正しいか、私に生殖機能が無いのでね。それとスーパーミネルバ級とは、そのままの意味で、私の祖先に当たるミネルバの設計思想を取り入れた後に、私が建造された為、そう名付けられた、MSとは先程、私が使用した艦載機だ、世界平和監視機構コンパスとは、世界各国の意思により結成された組織だ、余り公には出ないがな、それと、君達は東アジア共和国所属で会ってるか?」

 

私は、自身の考察を確証させる為に

あえて、彼女達に聞いてみた

 

「東アジア共和国…?中華人民共和国ではなくて…?それに、私達は日本国所属ですよ?」

 

ふむ…やはり、そういう事か…

 

「…成程、分かりました、申し訳ないですが、貴方達に着いていってもよろしいでしょうか?なにぶん、私は帰る方向を見失ってしまった者で…」

 

そう言うと、黒髪巫女服の少女

恐らくリーダー格の榛名は

長考してから応えを出す。

 

「分かりました…私達も、帰投しなければなりません、詳しい事は後にしても、よろしいでしょうか?」

 

「えぇ、大丈夫ですよ。逆にお邪魔しても、大丈夫でしょうか?」

 

「はい!榛名にお任せ下さい!では、順番は、私、伊勢さん、日向さん、鈴谷さん、最上さん、北上さん、最後にミレニアムさんで大丈夫でしょうか?」

 

和服のポニテ少女が伊勢と言う子で

同じく和服の茶髪少女が日向という子

緑髪のセーラー服が鈴谷という子で

赤のセーラー服にスパッツの子が最上で

緑のセーラー服にミニスカートの子が北上だろう

榛名の目線を見て、そう判断した

 

「はい、予想ですが、私の航行速度を考慮した場合、皆さんの後の方がよろしいでしょう。」

 

「分かりました、それでは行きましょう!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 


 

数分後、私たちは単縦陣で北上していた

目指す場所は舞鶴鎮守府という場所

彼女達が帰るべき場所だ。

すると、伊勢という少女が話しかけてきた

 

「そう言えば、榛名さん以外は自己紹介をしていませんでしたね。私は伊勢型戦艦一番艦、伊勢です。そしてぇ!」

 

「同じく、伊勢型戦艦二番艦、日向だ、よろしくお願いします。」

 

「ボクは、最上型重巡洋艦一番艦、最上だよ!よろしく!」

 

「同じく、最上型重巡洋艦三番艦、鈴谷だよ!」

 

「アタシは球磨型軽巡洋艦、北上、ま〜よろしく」

 

「先程も、自己紹介をしましたが一応、金剛型戦艦三番艦の榛名と言います!よろしくお願い致します!」

 

「改めて、スーパーミネルバ級MS惑星強襲揚陸艦のミレニアムだ、短い間になるかもしれないが、よろしく頼む。」

 

そうして、彼女達と会話しながら

この世界の事を整理していく…

ん?この世界という表現は何故かって?

簡単な事だ、ここがC.E.75年では無いこと

更に言えば、ここがコズミック・イラでは無いこと

そして、ここが、西暦の世界ではないか?

という事を加味して、私は考えた

コレは、時間逆行と言うより

世界を移動した…いや、転生したと言った方が

良いだろう。頭が狂いそうだ…

根拠としては、私が人間の形をしている事

彼女達という、存在が居ること

最後に、日本国という国が存在している事だ

つまりは…私は帰れないということだ!

行き先無しの補給無しでは詰む!

何としてでも、和平を結び、その場に所属したい…!

 


 

さて、もうすぐで舞鶴鎮守府に着く訳だが

彼女達の中の一人、伊勢に質問された。

 

「そう言えば、あの艦載機って何て言うんですか?」

 

「あれは、STTS/F-400 ムラサメ改と、GAT-04 ウィンダムの同時編隊だな」

 

「ムラサメ?ですか…コレは紛らわしいですね」

 

「?もしかして、ムラサメという名の武装や、名前の子が居るのか?」

 

それに答えたのは最上だ

 

「うん、村雨っていう子がいるんだよね、駆逐艦に」

 

「ふむ、成程…では、後で考え、名前を変えるとするか…」

 

「噴進戦闘機の、秋水の様な感じですね。」

 

「厳密には、戦闘機形態を持つ、可変型MSなんだが、長くなるからな、MSの説明・解説は、この後、落ち着いてからにしようか」

 

「分かりました。」

 

そうこうしている間に

陸地が見えてきた

大きな建物も見える

あれが鎮守府のようだな

 

「あ、見えました!あれが、私達の所属する鎮守府です!」

 

そうして見えた陸地は広く

港は全てコンクリートの防壁となり

外海とは、遮断されている様に感じるが

コレは船を動かしていた時の名残だろう。

左右を見れば、集積した砂地が出来ているが

手入れされているのだろうな。

大きなゴミ等は見えない、見事な砂地だ

そして、その奥側には見張り台や砲台や灯台等の

港の設備が揃えられている。

とはいえ、彼女達が上がる様のスロープや階段が

敷かれている事から改築はしたのだろう。

港についた彼女達は陸地に上がると

ロッカールームの様な平屋の建物に行き

その中で、艤装を外しているが

私は、その場で消せた為、待機していると

彼女達が出てきた為、執務室へと案内される

その道中には、軍事拠点の港には良くある

かまぼこ型の倉庫や燃料タンクを積み込んである

トラックや、コンクリートで覆われた倉庫は

弾薬庫である等を教えられた

そのまま、メインストーリーを歩いて行くと

赤レンガで造られた見事な建物群が出迎えた

 

「お〜い!ミレニアム〜!こっちだよ〜!」

 

鈴谷に呼ばれた為、其方を向くと

二階建ての見事な洋風建築で造られた

[舞鶴鎮守府司令室]の看板で分かったが

ここが、彼女達の司令である

提督が居る建物の様だな

そのまま、彼女達の誘導の元

2階に上がり、更に左奥側に向かうと

[指揮・司令兼任室]の看板が見えた

提督とはどんな人なのだろう

特に緊張している風もない

周りの様子を見る限りでは

恐ろしい人物ではないようだが

出来る事ならばコノエ艦長がいいが…

この艦隊の指揮艦である、榛名が

ノックをしてから、声を出す

 

「第一〇五巡洋艦戦隊及び、スーパーミネルバ級MS惑星強襲揚陸艦ミレニアム、ただいま帰投しました」

 

そういってから濃い色の木戸を開き中に入った

私は、最後に入った北上の後に続き

そのまま、後ろ姿を見せること無く、扉を閉めた

執務室に入った私が目にしたのは

指揮室としては小さく、個室としては普通であり

壁の色は白色だが、ほぼ木製の書類棚で埋まり

壁が見えるのは、外の景色が見える木のフレームで

支えられている、ガラス製の窓がある場しか無いが

その窓ですら、紺色のカーテンで閉じられている

目の前に小さめのテーブルとイスが数脚

テーブルを取り囲むようにあるな

その奥にシンプルなデスクワークの机があり

その奥に、海軍の軍服を着たオリーブ色の髪の男と

メガネをかけた女性の二人であった。

オリーブ色の髪の男の方が、提督なのだろう…

似た様な顔付きであるが…まさか…?

 

「みんな〜!お疲れ様〜!良く働いてくれたよ!とりあえず、ミレニアムくん以外は、皆、疲れたでしょ?入渠の許可は取ってあるから、入ってきて!」

 

『あ、コレ…間違いない、アーサー副長だ…!世界変わっても、貴方は変わらないんですね…』

 

まず、傷付きながらも任務を遂行しきった

彼女達に労いの言葉をかけている所からも

彼の面影を感じてしまうが…

流石に、初対面の人に向かって

赤の他人のイメージを被せるのは失礼と思い

思考を断絶しておいた、すると次に私に向いてから

 

「初めましてだね、君が、スーパーミネルバ級強襲揚陸艦のミレニアムであってるかな?」

 

「はい、スーパーミネルバ級MS惑星強襲揚陸艦のミレニアムです。以後お見知りおきを」

 

「ようこそ、舞鶴鎮守府へ!」

 

そう言うと、右手を差し出された為

私も右手を差し出し、握手をする

 

「あ、紹介が遅れたね。自分は虎院 朝雄(とらいん あさお)って言うんだ、この鎮守府の提督だよ!それで、こちらは艦娘の大淀だよ。「初めまして、大淀です。」さて、早速で悪いんだけど、君の話を詳しく聞かせてくれないか?」

 

「分かりました、私が語る事は、歴史を辿りながらになる為、長くなってしまうので、ある程度、此方で不必要な情報は省きながらとなりますが、よろしいでしょうか?」

 

「うん、大丈夫だよ」 「はい、此方もメモの用意は出来ています。」

 

そうして、私はC.E.の始まりから

あの世界で建造された自分が

何故か、ここにいる経緯および

自分の武装等について艤装を展開しつつ

虎院に事細かく伝えた。

話を聞き終えた虎院と大淀は腕を組んで

考え込んだ末に応えを出した

 

「オーブ?地球連合軍?プラント?それにモビルスーツ?それって本当のことですか?」

 

「えぇ、私がみせた、艦載機という物は全て、MSです。」

 

「ふむぅ…ん〜、にわかには信じがたいけど、こうして艤装をみれば信じざるを得ないなぁ…」

 

「まぁ、分かっていた事です、私も仮説の段階を超えたのは、日本国が現存しており、更に、其方のカレンダーが、2017年である事から、確実に私が平行世界から流れ着いたor過去に飛んだ可能性が高い事が分かりましたから。コレばかりは当事者である、私以外は理解し難い事でしょう。」

 

「う〜ん…そうだよね…ちなみに、君はこの世界の事を何処まで知っているんだい?」

 

「ほぼ、何もと言えるでしょう。私には過去の知識として形成されたデータこそあれど、この世界の簡易的な地理情報以外は、無いも同然ですから。戦闘を行った黒い化け物はおろか、彼女達、榛名達の事でさえ、検討も着いていません。」

 

「うぅん…なるほどね…」

虎院提督は、頭を悩ませてから

私に質問をしてきた

「ミレニアムくん、君は、[深海棲艦]を知っているかい?」

 

[深海棲艦]…聞いたこともない物だ

言葉から推測するに潜水艦の一種か?

過去のデータからも無い…つまり

 

「いえ、分かりませんね…」

 

「そっか…君が、この鎮守府に来る前に遭遇し、撃退した黒い化け物達、あれが深海棲艦だ…彼ら…いや、彼女らが正しいだろうね、彼女達は7年前に突如として、平穏な海に現れた」

 

そう口にし始めた虎院提督の言葉に

大淀さんが、補足説明していく

簡潔に言い表すと…

軍船が、突如現れ人間を襲った事から

各国大慌てで、事態の収束に動いたが

結果は大惨敗であった

日本も、大地震に見舞われたが

その後に海上自衛隊の護衛艦が

漂流していた少女を保護した所

彼女は、深海棲艦を倒せると言った

その後も、漂流する、少女達を見つけたが

彼女達は、全員が、深海棲艦を倒せるという

海上自衛隊の監視の下検証したところ

あっさりと深海棲艦の駆逐イ級を撃沈した

その後も、各国で少女達が漂流していた様だ

少女らに戦意があることなどから

戦力運用を考え始めた日本国は

効率的な運用等のため、研究を始める

コレが、[艦娘] 彼女達の始まりである

ちなみに、彼女達は過去の軍用艦が

元になっていた様で、彼女達以外には

知りようが無いような内容がどんどん出るせいで

各国が更にパニックに見舞われた様だ

そして、現在の日本というと

近海の制海、空権をほぼ掌握し

限定的ではあるが漁業や沿岸に近い位置にある

メタンハイドレートの採掘なども始まっている

 

これが対深海凄艦戦争の歴史だそうだ

提督は丁寧に艦娘についても語ってくれた

有難いな、私にとっては価値ある情報だ

とはいえ、私は男だからな〜…

 

「彼女達、艦娘が、女の子の姿なのは、小柄になりやすいという事、深海棲艦が女性の形を取っている事から、男の心を持つ物では誘惑される危険性等を考慮した場合の結果なのは分かるのだが…何故、私だけ機械人形とはいえ、男なのだろうな?」

 

「ん〜それは分からないけど、それも意味があると思うんだ」

 

「意味…意味か…そうだな、私は世界平和監視機構コンパスの母艦なのだ、別の世界とはいえ、世界が脅かされているのを見過ごす訳にはいかないな」

 

「そう言ってくれると助かるよ!ところで、君は我々日本海軍に入らないかい?近海は制圧できたといえまだまだ深海凄艦だらけなんだ、日々の生活に困る人も多いんだ、協力してくれないかい?もちろん、正式な艦娘?としての登録するけど、このままでは不法入国者だからね。」

 

「ふむ…そうだな、私も世界を救う為には支援者や足掛かりが必須だからな、所属こそ変わる可能性があるかもしれないが、それでも良ければ、君達、日本海軍の矛となり、国民を護る盾となろう」

 

「うん!それじゃあ、よろしく頼むよ!ミレニアム!」

 

「あぁ、よろしく頼むよ、我等が提督殿」

 

提督が手を差し出してきた為

その手をしっかりと握り返した

 

「改めて、世界平和監視機構コンパス及び、プラントから出航してきた、スーパーミネルバ級MS惑星強襲揚陸艦一番艦・ミレニアムだ、どんな作戦でも貴官らを護りきり、勝利を届けよう、千年樹の名のもとにな!」

 

そうして、私は世界平和監視機構コンパスから

日本海軍・舞鶴鎮守府所属で唯一の強襲揚陸艦となった

さて…アークエンジェル先輩の様に

不沈艦として頑張りますか!

*1
近接防空システム




気付いた方も居るかもしれませんが
この編成はとある海域で使いました。
そうです。例の海域です。
私は、あそこで沼りました。
許さねぇぞ、羅針盤(ラスボス)
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