山田と高島が朝礼に行けなかった日から一週間。
山田は最近貧血でよく倒れるようになった。
始めのうちは、体育の授業中に少し気持ちが悪くなる程度だった。それが続くようになると、今度は通学のバスの中でも気持ち悪くなるようになり、悪い時には立っていられなくなったりする。
「おはよー。太郎は・・・やっぱまだ来てない?」
高島はいつも授業開始ぎりぎりに来る。そして山田が来ているかどうかを聞き、いないことを聞くと、少し落ち込んで自分の席に座る。その姿をクラスの女子がみてざわざわする。本人は気にも留めていないようだが、実はそうとう見た目がいい・・・いわゆるイケメンの分類に入る。それは氷山も同じ。それに対して山田は可もなく不可もなく・・いわゆる普通の男子。そんな山田がこの二人にここまで大事にされている理由が女子たちにはわからない。ある時勇気を振り絞って聞いてみた女子がいる。その時の彼らの答えは
「普通の幼馴染だよ?もういつからかわからない時からずっと一緒にいるね」
と高島。
「幼馴染。なんか一緒にいると面白いことが起こるから」
と氷山。
やはりどこか納得できない女子たちは、担任が教室に入ってきたことをきっかけにそれぞれの関に戻っていた。
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もうすでに日課になりつつある貧血による目眩に悩みつつ、しぶしぶ予定のバス停より一つ手前で降りた太郎は、近くのベンチに座り、涼んでいた。いつも、こうやって涼みながら、冷たい飲み物を飲みながら休むと落ち着くので、最近は割と冷静に対処できるようになってきている。
いつものように休み、落ち着いてからよっこらせと何ともオヤジっぽい掛け声をしながら立ち・・・・上がれなかった。足に力が入らなかったのだ。手の力も使い立ち上がろうとするも、手という支えが無くなった途端崩れ落ちてしまった。
「え?なにこれ・・・力が入らない・・・・というかまた目眩が・・・・」
立ち上がれず、意識が遠のいていく。
「お兄さん、僕が助けてあげるよ。」
さっきまで自分しかいなかったバス停に、季節外れの麦わら帽子をかぶった小学生ぐらいの男の子が現れた。
「これを飲んでみて?」
そういって差し出されたのは、ピンク色の錠剤のようなもの。普段だったらこんな怪しいものを口に入れたりなんてしない。しかし、今は気を失いそうになっている。
「く・・ださ・・い・・」
こう答えるだけ自分では動けない山田の体を少年は起こし、山田の口に錠剤を入れ、水を流し入れる。
「これで、もうしばらくは大丈夫だよ。」
さっきの錠剤のたくさん入った瓶を山田の鞄に入れ、そういうと、少年は立ち去って行った。
それをきっかけに一瞬強烈な頭痛がきた後、一気に体調が回復した。
「治った!!すごい・・いつも通り・・・というか、いつもより力が湧いてきた?」
今にでも50m走の自己新記録出せそうなぐらいに元気になったようだ。
「それにしても、さっきの薬・・・それにさっきの少年・・・」
この前保健室で聞いた声の時と同じく、どこか懐かしい気持ちになった山田は、どこかであったのか少し考え、
「まぁ、いっか」
途中であきらめ、自身の携帯で時間を見ると、駆け足で学校に向かっていった。
オリジナル小説と書いてありますが、やはりどこにでもあるような内容になってしまうのが、私の文才のなさでございまするです。はい。今回の更新は割と早かったと思います、こんにちはようばんわ。ラムネです。
皆さん、新学期を迎えたようで。おめでとうございます!!あと、新しい生活が始まった方もおめでとうございます。
かくいう私ももうすぐ新学期が始まります。
今まで春休みだったので、起きれるかしらと心配になりながらごろごろしている毎日です。
どうか皆様にとって良い年度になりますように。
・・・・って、見てる人の方が少ないかな?笑