探究者の為の世界樹   作:ロングコート

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今日はほぼ二本立てなのに驚いた


1章10話 万魔殿補佐官のゲヘナ巡回記"ヒノム火山"

晴天、強い日差しを遮る様に手をかざし空を見上げていた。今私がいる場所はゲヘナのヒノム火山。アリウススクワッドとの邂逅からはや4日、万魔殿に入ってからはや1週間が経とうとしていた。その時には荒れに荒れた治安が回復し始め、今日から1日前には不良達もすっかりなりを潜めていた。あれからヒヨリからの連絡が来ないが…恐らく警戒されたのだろう、事実ベアトリーチェの関係者である為。話を戻そう、何故私はヒノム火山に立っているのか、時は数刻前に遡る。

 

ジル「ヒノム火山の地質調査?」

 

マコト「そうだ、今後ゲヘナでは新しいエネルギー産業を開発しようと思ってな。そこで火山活動が活発なヒノム火山に目星をつけたのだ。」

 

ジル「なるほど、そこから地熱も凄そうですしね。しかしメンバーはどうします?こういうのは大量の人員が必要不可欠ですが。」

 

マコト「それなら既にアテは分かっているだろう?」

 

ジル「温泉開発部…ですね?」

ゲヘナ収容所

ジル「カスミさん、話があります。」

 

カスミ「ひぇぇぇぇ!!」

 

ジル「酷いですね、人を見るなりそんな奇声を上げて…。」

 

カスミ「…って何だ、ジルか。てっきり風紀委員長かと思ったぞ、ここには風紀委員長くらいしか来ないからな。ところで話とは何だ?」

 

ジル「実は議長の命でヒノム火山の地質調査をしたいのですが、生憎ウチには専門の人が居なくてですね。」

 

カスミ「それで私達温泉開発部に協力を依頼したいと?」

 

ジル「exactly!」

 

カスミ「ハーッハッハッハッハッ!!それなら幾らでも手を貸そう、ただし条件がある。」

 

ジル「…もしや釈放?」

 

カスミ「その通りだ、話が早くて助かるよ。」

 

ジル「それが条件なら良いでしょう。」

 

カスミ「ほう、そんなにあっさり承諾しても良いのか?」

 

ジル「ええ、それで協力してくれるなら問題無いし、それに…」

 

カスミ「それに…?」

私は目の動きは変えず、口をにんまりとした笑みへ作りこう言った。

 

 

ジル「何か問題を起こしたら、また容赦無く叩きのめせばいい話ですし。」

 

 

そう言い私は泣き声が響く収容所を後にした。

 

そして今に至る。現在、ヒノム火山に居るのは私、智神ジルと書記の元宮チアキさん、他万魔殿の構成員と温泉開発部の面々が活動を行っている。

チアキ「いや〜、ここの地下には何があるんでしょうかね。もしかしてきらびやかな鉱石が眠ってたりして!」

 

ジル「そんな事があるわけないでしょう?トレジャーハンターじゃあるまいし。」

 

そう駄弁りながら作業は着々と進んで行く。すると、

 

万魔殿モブ「ジルさん、チアキさん、温泉開発部の方が何か発見したそうです。何を発見したのか確かめに向かいましょう。」

 

チアキ「おお!これはお宝の予感!」

 

ジル「まだお宝とは決まったわけじゃないでしょう。」

そこで私達が発見したものは

 

チアキ「廃坑…ですかね?火口の方向へ進んでいるような?」

 

ジル「え、マジであったの?とりあえず確認に向かわねばなりませんね。」

安全用ヘルメットを被り、廃坑の奥へ進んでゆく。するとそこに有ったのは

チアキ「わぁ…!きれいです!」

 

ジル「薄紫の結晶石…それも極太の…」

至る所に生えている薄紫の結晶石、それが大量に存在していた。

チアキ「これは…スクープですね!今週の週刊万魔殿の一面に決定です!」

 

ジル「確かに綺麗ですね…少し削り取ってアクセサリーにして羽沼議長に献上します?」

 

チアキ「この結晶石を身に着けているマコト先輩…物凄く様になっているでしょうね!」

 

ジル(しかし、この結果石…もしや神名の欠片??それもこのサイズ、そしてひしひしと伝わる気味悪い力…!これは黒服に連絡して調べてもらおうか…」

 

ジル「チアキさん、この結晶石が何なのか一旦調べてみます?調べる人間にはアテがありますので…」

 

チアキ「分かりました!それじゃあ一旦マコト先輩に連絡を入れてみましょう!」

そしてこの鉱脈が……ヒノム火山に眠る、空前絶後の存在の片鱗だったとは、この時は誰も彼も何もわからなかった

              To be continued

 

 

 




どうもこんにちは、作者です。今回はほぼ二本投稿になってヘトヘトになってます、ですが創作は楽しいねぇねぇぇ!!!!!
次回は三者面談になると思います。
それでは次の物語で会いましょう。
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