探究者の為の世界樹   作:ロングコート

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来たるべきブルアカらいぶ、もし水着万魔殿が出た時にあにまんでDIOになってる1がいたら、もしかすると私かもしれません。


1章11話 万魔殿補佐官のゲヘナ巡回記"シャーレ"

ヒノム火山火山での調査が終わり、私達は帰路についた。道中、黒服へ今回見つかった鉱脈の事を報告した。

 

黒服「神名の欠片の結晶石…ですか…」

 

ジル「あぁ、そして恐らく相当強い神秘をも宿している。一旦議長に報告してから研究の許可を掛け合ってみる。」

 

黒服「ヒノム火山に眠っていた神秘…大変興味深いものです。よろしくお願いしますよ?ジル」

 

万魔殿議長室

 

マコト「それで?どうだった、ヒノム火山の地質調査は。」

 

ジル「まずは、地熱エネルギーの運用に関しては申し分ないですね。しかし、棚からぼた餅とも言うべきか、ヒノム火山に昔使われていた廃坑を発見しました。」

 

マコト「廃坑?」

 

ジル「ええ、それも未だ鉱石は存在しており、最奥には巨大な結晶石がゴマンと伸びておりました。チアキさん、結晶石の一つを此方へ。」

 

チアキ「マコト先輩!これです!どうぞ!」

 

マコト「ほう…薄紫色の美しいクリスタルだ。今からこのマコト様がこの宝石に名をつけてやろう、そうだな…ヒノム火山の宝石だから「ヒノムクリスタル」なんてどうだ!」

 

ジル「あ、そこはマコトクリスタルじゃあ無いんですね。」

 

マコト「キキキッ、それでは早速発掘班を用意せよ!このクリスタルで宝石関係の新たな事業を展開するのだ!」

 

ジル「お待ちあれ。」

 

マコト「ん?何だジル、まだ何かあるのか?」

 

ジル「このヒノムクリスタル、ついさっき発見したばかりでどういう物なのか何も分かっていません。故に然るべき場所に研究の依頼をするのはどうでしょう?もしかするとまだ見たことの無いエネルギー源になるかもしれませんし。」

 

マコト「なるほど、一理あるな…分かった、許可しよう。だがアテはあるのか?」

 

ジル「知り合いにこのような物に飛び付く酔狂な研究家が居ましてね、その人に頼もうかと。少し連絡しますね。」

 

ジル「成功した、調査の許可が下りた。」

 

黒服「良くやりました、それでは私も今からそちらに向かいます。」

 

ジル「え、ここに来るの?」

 

黒服「ええ、研究材料を提供してくれるのです、誠意を見せないと」

ツーツーツー

 

マコト「どうだった?ジル」

 

ジル「あ〜…ここに来るみたいです」

 

マコト「キキッ、そうか。イロハ!来客が来る、茶菓子を用意しろ!」

数分後

ガチャ…ギィィ〜

黒服「始めまして、羽沼マコト議長。」

 

マコト「お前がジルの知り合いの研究家か。」

 

黒服「はい。私の名前は黒服、ゲマトリアの中ではそう呼ばれています。」

 

マコト「黒服…お前がジルが我等に来る前の夜に電話していた相手か。」

 

黒服「あの夜…?あぁ、あの時妙な干渉をしていた者達は貴女方でしたか。」

 

マコト「キキッ、このマコト様の情報網を舐めてもらっては困る。して、今回ここに来た理由はヒノム火山の鉱石、我等の中ではヒノムクリスタルと呼ばれている鉱石の研究の為の材料提供だろう?良いぞ、許可しよう。」

 

黒服「クックック…話が早くて助かります。」

交渉はトントン拍子に進んでゆく

 

マコト「それで、どれ程の範囲は欲しい?ヒノム火山の半分の面積ならくれてやろう。」

 

黒服「いえ、四分の一程度の面積さえあれば十分です。」

 

マコト「なら交渉は成立だな。ところでお前を紹介したジルとの関係はどんなものだ?」

あぁ、やはりそこは気になるか。一体どんな返答を

 

黒服「あぁ、彼女はゲマトリア所属で、私直属のボディーガードとして働いてくれています。」

 

ジル「!!?」

 

マコト「どうした?そんな面食らった顔をして。」

 

ジル「いや…あっさりバラすんだと思って」

 

黒服「今は殆どの力を失っている状態故に秘密にするべき事はあまり無いので。意外でした?」

 

ジル「……」

 

黒服「それではこれにて失礼します。茶菓子のもてなしありがとう御座いました。」

そうしてヒノムクリスタルの研究が始まった。そしてあの交渉から数日後

 

黒服「件の結晶石、"ヒノムクリスタル"について分かった事があります。」

 

ジル「そうですか…何が分かったのですか?」

 

黒服「結論から言います。あの結晶石には」

 

 

黒服「小鳥遊ホシノさんと同等か、それ以上の神秘が宿っています。それも結晶石一本につき。」

 

 

ジル「!?!?」

この結果には度肝を抜かれた。件の結晶石にはあの「暁のホルス」をも凌ぐ神秘を持っていたという事に。ならばアレの根源があるとしたら、それこそ「名も無き神」に連なりかねない存在ではないか。

 

黒服「そしてさらに驚くべき事に、あの結晶石には、他の神秘、特に"反転"の力、つまり"恐怖"を跳ね返したり、排除したりする力を観測できました。」

ここまで聞いてまず思い浮かぶのは、感じるのは。

ジル「極めて色彩に対する殺意じみたものを感じる…」

 

黒服「私もこの結果を知り、同じ事を思いました。しかしこれなら生徒達を使った研究を行わずに済みますし、先生の敵対心を弱めることが可能かもしれません。」

そうウキウキになっている黒服。すると、

(チャイム音)

ジル「ん?こんな時間に誰だ?」

インターホンを覗くとそこには

 

ジル「噂をすれば、シャーレの先生が来ました。」

 

黒服「クックック…今が戦災を私達の仲間にする勝負どころです。頑張れ黒服、キミなら出来る!」

 

ジル(自分で励ましてるのを見ると、なんか…すげー気持ち悪い…)

 

ガチャ

"君が智神ジルだね?"

 

ジル「お初にお目にかかります。私が智神ジルで」

 

黒服「クックック…久しぶりですね、先生。」

 

ジル「あ、ちょっと。まだ人が話してる途中。」

 

"黒服…やはり着ていたか…言っとくけど君達の仲間になるつもりは微塵も無いよ。"

 

ジル「まだ何も言ってないのに…玉砕どころか狙撃されてるじゃ無いですか。」

 

"ジルの事はマコト達から聞いてるよ。君もゲマトリアなんだね…"

 

ジル「exactly。でも楽しくやらせてもらってるから私自身の心配は無用ですよ。」

 

黒服「先の色彩の尖兵が襲ってきた時も殿を務めてくれたおかげで今を生きていますし、貴女が上手く立ち回ってくれたおかげで、先生と敵対する羽目になることはもう無いですしね。本当に助かってます。」

 

"敵対しない?どういう事?"

 

黒服「結論から言います。もう生徒を利用した実験は執り行わないだろうということです。生徒以上に最適解の研究材料が確保できましたしね。」

 

"研究材料って…あの結晶石の事?

 

黒服「えぇ、あれが持つ神秘は小鳥遊ホシノさんのそれを凌ぐものですからね…つまりこれが意味することは。」

 

"意味する事?"

次の瞬間、私は先生を押し倒した。

 

"ッ!?"

そして、誘惑するかのような姿勢で先生の腹に跨り頭を引き寄せ耳元で囁いた。

 

ジル「貴方を私たちの仲間に引き入れるのに障壁が一つ無くなった…という事です。」

 

"……"

すると、先生は跨る私を優しく押しのけ、黒服にこう言った

 

"言っておくけど、君達の仲間になる事は、生徒達を裏切ることになる。だから、如何なる理由があっても仲間にならない。"

 

黒服「クックック…それでこそ先生…と言えるでしょうか。」

そうして去る先生の背中を見送り、

 

ジル「結局振られちゃいましたね。」

 

黒服「えぇ、しかしこの結晶石のおかげで一歩進んだように見えます。」

そう言う黒服の表情は何処かワクワクしてるようにも見えた。

                To be continued

 

 

 




どうもこんにちは、作者です。
ブルアカらいぶが間近になって、オラワクワクすっぞ!
それはともかく、三者面談か…?これが…?只の誘惑じゃないか?
次回は便利屋予定です。それでは次の物語で会いましょう。
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