探究者の為の世界樹   作:ロングコート

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結局、水着万魔殿は来なかった…しかし水着ティーパーティーは来た…マズイな…次の展開、中々アレだもんな。


1章13話 万魔殿補佐官のゲヘナ巡回記"風紀委員会"

今日は風紀委員会と万魔殿の定例会議。ヒナ委員長の本格復帰に伴い、改めて顔見せが始まった。

イロハ「それではこれより、定例会議を始めます。」

 

イオリ「………」ジロッ

 

チナツ「………」ジロッ

 

アコ「………」ギロッ

 

ヒナ「………………」シナァ

…なんか風紀委員会の面々の雰囲気が少々…いやかなり悪い。というか凄い憎悪の目で見られている…。そして委員長は物凄くシナシナになってる。

 

ジル「…イロハ先輩…これもしかし無くても…。」

 

イロハ「相当恨まれてますね。」

だと思ったんだぁ~、特に青髪の子から…ん?

 

ジル「イロハ先輩、あの青髪の子…。」

 

イロハ「アコ行政官ですね。それがどうかしましたか?」

 

ジル「あの人も風紀委員会の一員ですよね?」

 

イロハ「そうですが、何か?」

 

ジル「じゃああの服装は何なんですか!?風紀委員のくせして横乳まろび出してるじゃあ無いですか!風紀を乱す様なあれが風紀委員会の服装!?冗談だろ!?頭おかしいんじゃあ無いですか!?」

 

イロハ「ブフォ!…w」

 

アコ「何笑ってるんですか!私の方をジロジロ見て!」

 

マコト「アコ行政官の言う通りだ、イロハよ、何が可笑しい?」

 

イロハ「そ、それは…フフッ、失礼。ジルがアコ行政官の服装が可笑しいと言っておりまして…。」

すると羽沼議長は不敵な笑みを浮かべて続けた。

 

マコト「ほほう、ちなみに何がどう可笑しいんだ?ジル。」

 

ジル「はい!アコ行政官の服装、横乳出していてとても頭がおかしいと思います!どれくらいかと言うと、あれが風紀委員会の服装!?冗談だろ!って思うくらいにはおかしいと思います!」

折角なので議長の悪ノリに付き合った。周囲からクスクスと笑い声が聞こえる。しかし当の本人は

 

アコ「何ですかあの人!口を開いたと思ったら人のファッションを馬鹿にするような事を喋り出して!」

 

ジル「…本人はそんなに羞恥心は感じてないようですね。」

そうこうしていると羽沼議長がこう言い放った。

 

マコト「突然だが今月の風紀委員会の、予算は無しだ!」

 

ヒナ「!!!」

 

アコ「ハァッ!?」

 

イオリ・チナツ「!?」

 

ジル「ヘアぁッ!?」

 

イロハ「…これは完全に調子に乗ってますね…」

あのエナジードリンク漬けの日々を瞬時に思い出し、変な声が出てしまった。

 

アコ「どういう事ですか!!何故いきなり予算無しと決めるのは!!」

 

マコト「だってそうだろう?素性も知らぬ謎の侵入者に負けたのだから。そんな組織に一体何の価値がある?」

 

アコ「ぐうう…」

 

ジル「ま、待って下さい!」

 

マコト「ん?どうしたジル?」

 

ジル「だってあのテロリスト共、捕まっては脱走、捕まっては脱走のイタチごっこを繰り返すんですよ!故にヒナ委員長がいない時、エナジードリンク漬けの地獄を見たんです!それからようやく脱出できそうだったのにまたあの地獄を味わえと!?」

 

マコト「そ、そうだったのか……仕方ない、今回は特別に普段の予算を用意してやろう。風紀委員会への嫌がらせにより部下が地獄を見るなら予算を用意してやった方がマシだ。」

 

ジル・ヒナ「ホッ…」

 

マコト「これでいいだろう空崎ヒナ!分かったらさっさと帰れ!」

こうして会議はお開きとなった。私はソファーに腰を下ろす。

 

ジル「一時はどうなるかと思ったら…これが継続されれば良いんですがね…。ん?」

ふと視界の端に映ったのは、ヒナ委員長達と遊んでいるイブキ先輩だった。

 

ジル「イブキ先輩…犬猿の仲の風紀委員会の面々と仲睦まじく遊んでいる…まぁ幼女だし可愛いし当たり前だが、驚くべきはあの青髪痴女もあんなふうに笑えるのか。」

よく見ると、心なしかヒナ委員長のシナシナが薄れているようにも見える。

 

ジル「やはり楽しいか…私も入れてもらおう。」

 

ジル「イブキせんぱーい、私も入れてくださーい!」

 

イブキ「良いよジルちゃん!イブキと遊ぼー!」

そうしてイブキ先輩とヒナ委員長達とでいろんな遊びをした。幼女とのふれあいというものは何でこうも心が浄化されてゆくのか。シナシナだったヒナ委員長がツヤッツヤになり、羽沼議長も途轍もなく浄化された笑顔になっている。そうして一通り遊んだ後、イブキ先輩にこんな事を聞いてみた。

 

ジル「イブキ先輩、ぶっちゃけ風紀委員会の先輩方はどんな風に思ってます?」

 

イブキ「ん〜とね〜、大好きな先輩たち!ヒナ先輩もアコ先輩もだ〜い好き!」

 

ジル「ウフフ、そうですか…。ちなみにヒナ委員長は?」

 

ヒナ「私も大好きだわ。また遊びましょうね、イブキ。」

 

イブキ「うん!約束だよ〜!」

ほのぼのとした空気がビッグバンの様に放散される。それにより羽沼議長が口から血を流しながら目を閉じ微笑んでいる。その後、夕日が照らされているヒナ委員長を見て、その時ふと疑問に思ったことがあった。

 

ジル「ヒナ委員長、何故最初あんなシナシナだったんですか?もしかして私のせいで?」

 

ヒナ「いやアレは普通に寝不足だったから…治安維持に追われて3時間しか寝れてない。」

 

ジル「しっかり寝てくださいね…貴女が倒れたら私達が地獄を見るのですから。あ、そうだ…」

 

ヒナ「なに?」

 

ジル「今度、幹部と兵士の能力を一律アップさせるためのトレーニングなんてどうでしょう?日時はこれから決めますが、トレーニング相手は無論私とヒナ委員長で。」

 

ヒナ「分かった、楽しみに待って置くわね。」

 

ジル「…それにしても、意外と話を聞いてくれるんですね。以前の事が有るからもっと良くない印象持たれていてもおかしくないですのに。」

 

ヒナ「…貴女は怪しい、マコトも貴女について詳しいことを教えてくれない、ヘイローも2つ有って他とは異質で異様な雰囲気を感じ取れるけど、なんやかんや貴女はこのゲヘナを守ってくれている。だから、とりあえず今は様子を見る…って所。」

 

ジル「そうですか…まぁまた予算を減らされたら言ってくださいね。また地獄を見るくらいなら幾らでもポケットマネーをばら撒きますので。」

 

ヒナ「大丈夫、その時は私が直々にシメに行くから。」

 

ジル「そうですか…まぁ止める理由なんて無いですし…その時はどうぞシメて下さいね。」

そうして私は彼女と別れた。

 

 

ジル(まぁ…少しは仲良くなれたかな。)

そしてこの数日後、万魔殿と風紀委員会を震撼させる外交問題が発生するとは、夢にも思っていなかった。

                To be continued

 

 

 

 

 




どうもこんにちは、作者です。
実は私、東方二次創作である「東方異形郷」のファンなんですよね。ですがここ数年、更新が止まっていて首を長くして待ち続けた結果、ろくろ首みたいになってしまいました。え?何で急にこんな話をしたかって?それはネタバレになるけど次からの数話、異形郷を彷彿とさせるゴア描写が出てくるからですね。その為のクッションとしてこの話をした訳です。ちなみに好きな異形は異形幽香と異形チルノ、異形早苗ですね。それでは次の物語で会いましょう。
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