探究者の為の世界樹 作:ロングコート
ジル「雷帝…!」
チアキ「雷帝…って、何ですっけ?」
アコ「…この緊急事態になった以上、雷帝について語らねばなりませんねヒナ委員長。」
ヒナ「そうね。二人とも、ゲヘナ前生徒会について知っているかしら?」
ジル「あぁ、知っていますよ。情報部長のサツキ先輩が言ってましたっけ。」
チアキ「情報部の持つ情報収集のイロハはその前生徒会から受け継いだって聞きました!」
ヒナ「その前生徒会…元々何ていう呼称か分かる?」
チアキ「…そういえば確かに聞いたことないですね。」
ジル「一体なんてよばれてたんですか?その前生徒会。」
アコ「ゲヘナ学園前生徒会…名を"冥神宴"(タルタロス・ディナーショー)…そう呼ばれていました。」
ジル「タルタロス・ディナーショー…。」
アコ「雷帝…霹靂神ゼラはその最後の生徒会長として君臨し、ゲヘナを力で治めていました。その当時の両翼には羽沼マコト議長や、…鬼方カヨコさんも居ました。」
ジル「カヨコさんもですか!確かに初めてあった時、何か物凄く訳ありな雰囲気をかもし出していましたが…そんなお偉い方だったんですね。」
ヒナ「鬼方カヨコは、自分の過去を詮索されることを極端に嫌うからね…多分他の便利屋のメンバーも知らないんじゃあないかしら。」
ヒナ「そして彼女は稀代の発明家であり政治家…そして戦闘者でもある。…連邦生徒会長に匹敵する程の。」
ジル「なっ!連邦生徒会長に匹敵するだって!?」
ヒナ「彼女が作り出した発明品はどれも屈指の威力と力を持つ物ばかり。…私のデストロイヤーもその一つ。デストロイヤーは私が卒業する時に同時に破壊するつもりだった、だから卒業する前に全て破壊するとマコトも言っていた。でもまさかデストロイヤーが貴女との戦闘中に破壊されるとはね…。」
ジル「でも意外と言うかなんというか、羽沼議長も雷帝の腹心でしたのね。しかし雷帝が作った発明品を破壊してるところを見ると腹心というよりレジスタンスに思えますが。その雷帝の腹心ならば何故発明品の破壊という反雷帝のスタンスを取っているんですかね?」
アコ「それはもちろんあのタヌキこそが、雷帝を失脚にまで追い込んだ張本人ですから!」
ジル・チアキ「ええっ!?」
正直これには耳を疑った。私達はあの人知を超えたような強さを目の当たりにしている。あれを個人で何とかできたとは思えない。
ヒナ「信じられないような表情ね。大丈夫、私も未だに信じられないと思ってるから。」
チアキ「きっと私達では想像もつかないような謀略で引きずり下ろしたんですよ!流石マコト先輩!」
ジル「……」
腑に落ちない。
私達は直接彼女の戦闘を見ている…はっきり言ってあれ程の強さがあれば、多少の謀反や失態なぞどこ吹く風とも思える。チアキさんは納得してる様ですが羽沼議長が私達にはあれをどう倒したのか分からない…考え過ぎかもしれないけど、何か裏がある?そう思ってると。
マコト「ジル!チアキ!お前達に聞きたいことがある、ちょっと来い。」
ゲヘナ学園学生寮 マコトの部屋
ジル「して、聞きたいことって?」
マコト「お前達、雷帝にどこを案内した?いや、お前達は奴が雷帝と知らなかった、故に場所について何も言わん。」
チアキ「い、言いましょうか…。」
ジル「一箇所洒落にならないとこを案内しちゃったけど…仕方ないか…」
そうして私達は洗いざらい話した。初めてあった時のカフェ、Kinds!、プラドアベニュー、メイドカフェ・キャンディキャンディ、路地裏での戦闘、…シャーレ、全てを話した。
マコト「そうか…シャーレも案内してしまったのか。だとしたら相当不味い…!」
マコト「アコ行政官!追加連絡だ、"雷帝は既に先生に接触していた"と!」
アコ「ええっ!?そんな事を知らせたら間違いなくキヴォトスが混乱に陥りますよ!」
マコト「雷帝がキヴォトスに戻っている時点で既に混乱状態だろうが!クソにクソを塗っても何も変わらん!伝えるんだ!」
アコ「わ、分かりました…。連絡します!」
マコト「さて二人とも、お前達は重要な証言者だ。翌日始まるであろう会議にはしっかり出てもらうぞ。」
ジル「分かりました。しかし…」
マコト「しかし?」
ジル「翌日の会議には遅刻します。」
マコト「何だと?出ると言ったら出―」
ジル「情報に関してアテがあるんです。それを入手したら至急会議に向かいます。」
マコト「アテ…もしや黒服か?」
コクリ…と頷く
マコト「分かった、許可しよう。」
ジル「チアキさん、もしかすると貴女を見る視線がキツいかもしれないけど、直ぐに向かうから頑張って…!」
チアキ「分かりました!忍耐強さには自信があります!」
キヴォトスの有力校による全体会議が迫っていた…
To be continued
どうもこんにちは、作者です。
皆さんガチャ結果はどうでしたか?私はドヒナと水着ナギサが来ましたが、水着ミカが来てくれません。まぁあんなもん書いといてミカ来てくれ〜!なんてそんな虫の良いものは無いですよね。
感想や高評価待ってます、それでは次の物語で会いましょう。