探究者の為の世界樹 作:ロングコート
ゲヘナ学園 食堂外
フウカ「し、食堂が〜!」
ハルナ「食堂の心配は後でしましょうハルナさん。今はとにかく食堂から離れた所へ…!」
ジュンコ「会長、ゲヘナの雷帝って何なの?それと彼女が持っていた銃ってアレ完全に…」
イズミ「デストロイヤーだったわよ!?」
その時!
ズギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!
ジュリ「キャアア!!!」
フウカ「ああ〜!!!もう!絶対弁償させてやる〜!!!」
イズミ「あ、アレは本当に銃の攻撃なの〜!?」
ジュンコ「まるで弾幕じゃない!!!」
アカリ「ハルナ…。」
ハルナ「あの時と比べて皆強くなりました…昔とは訳が違うと思います。それに我々には単騎で三大校の一角と渡り合える"万魔殿の異形将"…ジルさんがいます。」
アコ「ハルナさん!こっちです!」
ハルナ「アコさん、フウカさん達をよろしくお願いします。」
ヒナ「遠くから見えたけど、花火のような弾幕が広がっていた…急いで向かうわ!」
ホシノ「うん!」
ミカ「分かった!」
ナグサ「行こう。」
トキ「ネル先輩を救援に行きます。」
ミネ「救護が必要な場所に救護を!」
――――――
"私はシャーレで待機?"
黒服「貴方の存在が雷帝の地雷である可能性がある以上、彼女の前に貴方の姿を見せればどうなるか分かりません。ですので先生には、シャーレで待機してもらいます。」
"でも生徒達は危険な所にいるのに自分だけ安全圏にいるのは…"
ジル「もし貴方の身に何かが起こればそれこそキヴォトスが崩壊する王手になるのに、それを考慮しての発言ですか?」
"でも私にはシッテムの箱が有るから―"
黒服「しかし次の相手はキヴォトスの全戦力を持ってしても勝てなかった雷帝ですよ?もしかすると連邦生徒会長が持つオーパーツを攻略する術を知っているのかもしれませんのに?」
"そ、それは…"
ヒナ「私もその方がいいと思う。」
"ヒナ!?"
ヒナ「彼女を相手取った事があるからこそ言えるけど、正直先生を守りながら戦える自信が無い。それにもう先生が傷つく姿は見たくない。」
ホシノ「風紀委員長ちゃん!アイツの言う事を信用しちゃうの!?」
ヒナ「でも先生が傷つくリスクが少なくなるなら、その手に乗る!」
ジル「先生もよく考えて、貴方の死が何を意味するのか…。」
"…………分かった。"
ホシノ「先生!?」
"彼に託されたんだ…自分の生徒達を。だからまだ死ぬ訳には行かない…。"
"皆…本当にゴメン。この戦い、手を出す事が出来ない、だから皆、…死なないでね!"
ニヤ「ですが、護衛はどうしましょうか?」
キサキ「先生が一人なら雷帝がそこを突いてくる恐れがある。護衛は用意せねばなるまい。」
チェリノ「しかし此処にいる主戦力をカムラッドの護衛に回せば決戦時の戦力に影響が出る。」
黒服「どうしたものか…。」
するとミカが口を開いた。
ミカ「先生の護衛なら4人アテがあるよ!」
ジル「もしかして…アリウスの?」
ミカ「うん。彼女達なら断らないと思うし、何より強い。護衛にはもってこいの生徒達だよ。」
マコト「なら便利屋の連中にも依頼しよう。人数は多い方が良い、…カヨコには悪いが…。」
ヒナ「………」
―――――――――――――――――
現時刻 シャーレ
サオリ「ミカから話を聞き、シャーレに来てみれば…お前達も来てたのか。」
アル「あら、サオリも来てたのね。それと…貴女達は誰?」
ミサキ「…戒野ミサキ。」
ヒヨリ「槌永ヒヨリです…よ、よろしくお願いします。」
アツコ「秤アツコ、よろしくお願いします。」
ハルカ「ハルカです…よろしくお願いします。」
ムツキ「私はムツキ、よろしくね〜!」
カヨコ「鬼方カヨコ、よろしく。」
アル「私は陸八魔アル。先生の護衛、必ず成功させるわよ!」
"皆、今回はよろしく頼むね。あ、でも無理しないこと。"
アル「大丈夫、サオリ達もいるからたとえ風紀委員長が来ても負けないわよ。」
カヨコ「それにしても、何で急に空の雲行きが怪しくなったの?」
"それは…。…皆、落ち着いて聞いてね、特にカヨコ。"
カヨコ「?」
"数日前にとあるゲヘナのOGさんがキヴォトスに来たの。"
カヨコ「ゲヘナのOG…。」
"その人はゲヘナだけでなくキヴォトス全体で恐れられてる人物で"
アル「キヴォトス全体で恐れられてる!?かなりアウトローじゃない!」
カヨコ「……ま、まさか…。」
"……エデン条約も彼女個人への対抗策として出されたけど、調印直前に単騎でキヴォトスにクーデターを起こし、鎮圧に来た生徒達を返り討ちにした―"
バッ!
アル「カヨコ課長!?」
カヨコ「ハァ…ハァ…雷帝でしょ?……知ってる…。」
顔には冷や汗がとめどなく流れていた。
"ご、ごめんね!でも今、マコトから連絡が来たんだ。雷帝は今ゲヘナに居るって。だから此処には来ないと思う。"
ミサキ「…ねぇリーダー。向こうに見える黄色い弾幕、アレ何?」
カヨコ「雷帝だ…雷帝が戦っている…!」
サオリ「なっ!あの攻撃全て雷帝放っているのか!?」
アル「なっなななっ、何ですってーーー!!!!???」
"ジル…皆…!"
―――――――――――
ジル「ハァ…ハァ…。」
ゲヘナ学園、食堂跡地
そこは正にこの世の地獄…とでも言おうか。最初の先制攻撃、奴はどう出る?
そう思っていたら奴は軽く跳躍して、縦横左右斜めに回転し銃を乱射。広範囲に破壊を齎す球体のバリアを生成し私達を吹き飛ばした。
ツルギ「グオォ…。」
ネル「ガアッ…!」
ジル(キヴォトス屈指の強者がこうもあっさりと…異形の姿になっているから二人より受けたダメージは圧倒的に低いが、神秘由来の効果か?身体が痺れる…。)
ネル「こ、こんなもんで…。」
ダブルオー
ネル「このコールサイン00がくたばるかぁぁ!!!」
ツルギ「ケヒャヒャァァァ!!!」
ジル「カチカチカチカチ」
二人が陽動を行い、私は死角から"シムナ・スマッシュ"を放つ。しかし彼女がとった行動…それは
ジル「!?(弾を…真上に投げた?)」
すると彼女の身体が投げられた弾丸に吸い寄せられる様に真上に飛んだ!
ジル「(まさか電磁力!?神秘の応用!?)不味い!ツルギさん!避けて!」
ズダァァン!
ツルギ「ケヒッ…!」
ネル「クッ…!だが奴は空中にいる!蜂の巣にしてやらぁ―」
ピシャァアアアアン!!!
ネル「ガァァァァ!!!」
ジル「ここで撃つか…!だが!着地が来る!」
私はグングニル抜刀の構えを取り
ジル「"殺神"グングニル!」
ガキィィィン!!
ゼラ「最近の子はナイフも使うのね、戦闘にはもってこいだわ。」
ジル「Originsで…防いだか…!」
グリッ
ゼラ「さようなら。」
脇腹に突きつけられたのは、Originsの銃口!
ジル「あ…」
引き金が引かれようとした…その時!
ヒナ「終幕・イシュ・ボシェテ!」
キュイーンズドドドドド!!!
ゼラ「ぐうッ…。」
ジル「当たった…!遂に!」
しかしそれだけに終わらない。
ネル「足元……ガラ空きだぜ……!」
ゼラ「もう目が覚めたか。…ッ!」
ツルギ「キシャァアア!!!!!」
ゼラ「反応が遅れた…さすがだ。」
ズダダダダ!ズドォン!ズドォン!
ゼラ「ガアッ!」
トキ「ネル先輩!」
ネル「トキ!大丈夫だ!」
ヒナ「やっと…奴が吹き飛ぶ姿を見れた…!」
ガラガラガラ…
ゼラ「…凄いね。まぁあれから2年経ってるわけだ、成長してないわけが無いよな。」
すると、続々と援軍が来た。その中にはイロハ先輩と羽沼議長の姿もあった。
――――――――――――
カヨコ「待って、あの場にはマコトも居るんだよね?」
"え?そうだけど。"
カヨコ「…多分マコトは、」
羽沼議長がおもむろにゼラへ近づく
マコト「…………」
ネル「な!?おい!危ねえぞ!」
イロハ「マコト先輩!?」
ヒナ「マコト…!?」
ジル「……!」
カヨコ「アイツは未だに…雷帝の…!」
ゼラ「おや、マコト君。電話で君の声を聞いたときは少し驚いたが、律儀に創ってくれてたのね。とまぁ労いは必要か。」
ゼラ「雷帝失脚のカバーストーリーの制作ご苦労さま。我が片翼」
マコト「キキッ。お久しゅう御座います、ゼラ様。」
カヨコ「雷帝の信奉者かもしれない…!」
一同「!?」
To be continued
どうもこんにちは、作者です。
突然のカミングアウトをしたマコト議長。ジル達を裏切ったのでしょうか?その真意は何でしょうか?
次回は「それでこそゲヘナ、それでこそ我が両翼。」
それでは次の物語で会いましょう。