探究者の為の世界樹 作:ロングコート
信じられぬ物を見た。目の前に有るのは不敵な笑みを浮かべる雷帝、霹靂神ゼラと、彼女の前に片膝をつき、頭を垂れている羽沼議長の姿だった。
ジル「え…?羽沼議長?何を…?」
ヒナ「マコト?まさか…貴女…!」
ネル「裏切ったのか!?」
マコト「……」
ジル「なんか言ったらどうですか!」
するとゼラが口を開いた。
ゼラ「なにを、まだ裏切ったのか分からないだろう?」
トキ「?」
―――――――――――
"マコトが…雷帝の信奉者?"
カヨコ「うん…私も奴の両翼の一人としてマコトと側にいたから分かる。彼女は雷帝の持つカリスマ性と実力に惹かれていた、だから当時の生徒会で一番奴への忠誠心が高かったのを覚えている。正直今の姿は当時を知る者として信じられない姿だけどね…。」
"でもマコトはキヴォトス全体との戦闘により疲弊した雷帝にトドメを刺して失脚を…ってアレ?"
カヨコ「気づいたみたいね…。」
アル「どうやって、マコトは。」
サオリ「雷帝を失脚させたんだ?」
ミサキ「確かに、その文面だと雷帝を殺してないと正しいと思わない。」
ヒヨリ「うわぁぁぁん!失脚させた方法が分からないですぅぅぅ!!!」
カヨコ「私が思うに、失脚したんじゃあ無く譲り渡したんだと思う。」
ムツキ「譲り渡した?」
カヨコ「うん、奴は自分が居なくなったあと、マコトを自分の後任として側に置いていたからね。」
サオリ「だが、マコトよりもお前の方が生徒会長として適任だと思うぞ?」
カヨコ「私は…別の組織のトップにするつもりだった。」
アル「それって…風紀委員長にするつもりだったの?」
カヨコ「いいや、違う。奴は私を…」
カヨコ「次代の連邦生徒会長にするつもりだった…!」
一同「!!??」
カヨコ「でも私は逃げ出した。他人に利用されるだけの人生なんてまっぴらごめんだ、そうして逃げ出した先に社長、あなたと出会った。」
アル「そうなのね…。」
"でももしそうなら何でマコトは自分が崇める雷帝の作った兵器を破壊して回ってるの?"
カヨコ「それは私にもわからない…もしかすると奴とマコトの間に何かがあるのかもしれない。」
――――――――――――――
ジル「裏切ったのか分からない?」
ゼラ「そうだ、もしかするとこの平伏は奇襲の為のブラフかもしれんだろう?」
ジル「…そうであってくださいね、羽沼議長。」
すると、羽沼議長は口を開いた。
マコト「所で気になるのは、何故今になってキヴォトスに戻ってきたのですか?それと何故あの時、私に生徒会長の座を譲ったのですか?」
ヒナ「ゆ、譲った?何を言って。」
ゼラ「……そうね。」
なぜわからないのだ!
◯◯◯◯◯◯を使えればキヴォトスの平和は安泰なのに!
彼女達にアレは必要ありません。アレが無くとも彼女達自身で乗り越えられるでしょう。
ふざけるなぁ!!あの死闘をしておいて今更何を言っているんだ!!!それじゃあ私達の努力はどうなるんだ!!!私達が流した血は!!!
ゼラ「まぁ…燃え尽き症候群…かな…。」
ジル「……?」
ゼラ「それではマコト君、君はゲヘナの生徒会長としてどう行動する?」
マコト「キキッ、分かっておりますとも。イロハ。」
イロハ「?」
マコト「虎丸の砲口を雷帝に向けろ!」
一同「!?」
ゼラ「……」
マコト「確かに尊敬してますよ?ゼラ様。しかし今は私達の時代、前時代の貴様には退場してもらおうか!!!」
謀反、それに雷帝は
ゼラ「いい、それでこそゲヘナ、それでこそ我が両翼だ。」
狂気の笑みで返した
To be continued
どうもこんにちは、作者です。雷帝の過去が少し判明しましたが、先にネタバレすると全て語られるのは3章にて語られます。
それでは、次の物語で会いましょう。