探究者の為の世界樹   作:ロングコート

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使用武器「スレイプニル&グングニル」
説明…ジルが使用している銃。モデルはAK-47。防火性、耐火性、連射精度を高める改造を行い、炎にさらされても延焼しなくなった。それに加えて、銃床を長くする事でトレンチボーイナイフを格納出来るスペースを作り出した。


1章3話 風紀委員会

ヒナ「ヘイローが2つある生徒?」

 

アコ「はい、なんでも「ゲヘナ第一校舎のとある教室にヘイローを2つ持ち、異様に強い生徒が勉強をしている」という噂が我が校の生徒の中で流れています。」

 

ヒナ「ヘイローを2つ持ち、尚且つ異様に強い…そんな生徒見たことも聞いたことも無いわね…」

 

アコ「そしてその生徒は噂が立つ前に、便利屋事務所でその生徒が目撃された報告が多々有ります。そして学生証を発行する先の便利屋侵入、これを組み合わせると、恐らくその生徒は便利屋に何かを依頼、そして便利屋が我が校に侵入、その後ヘイローを2つ持つ生徒の噂が立つ…そうして出た結論は」

 

ヒナ「偽の学生証を用いた裏口入学、いや、不法侵入。」

 

アコ「ええ、今現在表立ってこれといった問題を起こしていませんが、何であれ我が校の生徒ではない部外者が、ゲヘナの生徒面をしてるのは看過出来ません。故に早急に手を打つべきです。」

 

ヒナ「それじゃあ私が出…」

 

???「委員長、アコちゃん、私に行かせてくれ」

 

アコ「イオリ…」

 

イオリ「委員長、かれこれ3日休んで無いじゃないか…ここは私に任せて休んでいてくれ。」

 

ヒナ「イオリ…」

 

アコ「…私からもお願いします。事務面も私に任せて暫く寝ていて下さい。」

 

ヒナ「…分かったわ、イオリ、アコ。任せるわね」

 

 

ジル「さぁて…学校に入ることが出来たのは良いものの…」

 

私、智神ジルはとある壁にぶつかっていた。

ジル「入った後のプラン…考えて無かった( ᐛ )」

大体裏口入学って何!?普通に転校生として入っても良かったやん!でもそうなると何処の学園からの転校なのか言わなければならない、一応一時期繋がりを持っていたアリウスからの転校生って事になるな…そうなると先のエデン条約の首謀者がアリウス生なので物凄く警戒される…上手くいかないだろう。そうなると

ジル「裏口入学…か…」

だが、ヘイローを2つ持っている事、襲いかかってきた不良を完膚なきまでに叩きのめした事も相まって今現在、私の噂で持ち切りだ、それを聞きつけた風紀委員会やら万魔殿やらが来るだろう。故に今は

ジル「とりあえず待つか…」

そう考えていた時だった。廊下からザッザッザッと何かの集団が此方に向かってくる音が聞こえた。

ジル「…来たか」

その先頭に居た生徒が此方に来てこう名乗った。

 

イオリ「ゲヘナ学園2年生、風紀委員会の銀鏡イオリだ。お前がヘイローを2つ持つ者だな?」

 

ジル「ええ、有ってる。でも名前は智神ジルって言うの。以後お見知り置き、お願いするわ。」

 

イオリ「突然だが、学生証を出してくれるか?」

やはりこう来るか…私は学生証を手渡した。

 

イオリ「ゲヘナ学園2年…妙だな、私の学年にはこんな名前のやつは居なかったぞ?もう少し詳しく話を」

……ここまで踏み込んできたらもう良いだろう。私は一呼吸の内に愛銃「スレイプニル」を5発発砲した。

 

イオリ「!?くっ!」

それは完全な不意打ちだったがすんでのところで回避してみせた

 

ジル「(至近距離からの不意打ちにも関わらずかわしてみせた…)貴女、中々強いですね…」

 

イオリ「(今のは頭、両肩、鳩尾を狙った攻撃だった…)ついに本性をあらわしたか!規則違反者…いや、不法侵入者め!」

不法侵入者、それを聞いてざわめく野次馬を尻目に銃床からトレンチボーイナイフ「グングニル」を抜いて此方も臨戦態勢になった。

次に動いたのはイオリだった。彼女は距離を取りながら、スナイパーライフル「クラックショット」から此方を狙撃する。だが生憎私の動体視力は良いものでそれを回避しながらその弾速や威力を覚えていった。

 

ジル「(弾速威力ともにかなりのもの…そして一発一発が的確…これは一度「驚愕」を生み出さないと。)」

部屋は銃弾が飛び交う修羅場になっている中、私はその機会を伺っていた、そし

ジル「(このタイミング…イケる!)」

イオリが銃の狙いを定めたこの瞬間、銃を構え集中力を全開にした。

 

ジル「(目線、肩の力み、指の動きを注視して…ここ!)」

そうして放たれた銃弾は、イオリが放った銃弾とぶつかり見事相殺された!

 

イオリ「(!?まぐれか…?いや!確かに奴は私の放った弾丸に狙いを定めていた!)」

その光景に僅かに隙が生じる。私はそこに銃弾を4発撃ち込んだ!

 

イオリ「しまっ!?ぐぅ!」

追撃として私は回し蹴りを彼女に放ち、大きく吹き飛ばす。すぐさま距離を潰すと

 

イオリ「舐め…るなァ!!!」

すぐさま体勢を立て直すもそれはお世辞にもスナイパーライフルの距離とは言えなかった。その時彼女が繰り出したのは

ブゥン!

銃床を相手に叩きつける近接攻撃だった、そしてそれは私のこめかみに当たる軌道。しかし…

 

ジル「そんなヤケクソの攻撃が通用するとでも?」

片手を離し私はそれを掴み、回転して奪い取った!そしてそのまま

ガンッ!!

イオリ「がっ…!」

そしてそのまま倒れたイオリの頭を踏みつけ、スレイプニルに格納されたグングニルを彼女の手の甲に突き刺した。

 

イオリ「ぐうッ…!!!」

更にスレイプニルの銃床を片方の肩に叩きつけて両腕を動かせないようにした。そしてグングニルをスレイプニルに格納した後、足元に残ったクラックショットを窓に投げ捨てて、攻撃手段を完全に潰した。そしてそのまま手刀を彼女の首に攻撃し意識を刈り取った。

イオリ「がっ…!ぐぅ…」

 

ジル「私の勝ちだ。」

その時、さっきまで一部始終を見ていた野次馬に歓声が巻き起こった。

野次馬1「すげぇ!何だ今のは!」

野次馬2「あ、アンタ一体何者なんだ!」

ジル「やれやれ、自分達の風紀委員がやられたのにそんな歓声あげるものではなくて?ところで…」

ジル「そこの風紀委員ちゃん、この娘を医務室まで連れてってくれない?」

風紀委員「ぐっ…!」

 

ジル「それとも、戦ってみる?勝てるものならば。」

 

風紀委員「ッ…!イオリ先輩を医務室へ運べ!」

何人かの風紀委員がイオリを医務室まで搬送したのを見送って野次馬達にこう言った。

 

ジル「私の名は智神ジル、黒ずくめの研究者の優秀なボディーガードさ」

この後、かのゲヘナ最強と相対する事になるとはこの時は思いもしなかった…

                  To be continued

 

 




どうもこんにちは、作者です。あにまんのエ駄死スレを見るのが最近の趣味ですが他にも大作SSとかも見てますがどれもこれも面白いですね。
さて次回はゲヘナ最強のあの娘が本格的に動き出します。キヴォトスでも一騎当千の強者である彼女にジルはどう挑むのでしょうか?それでは次の物語で会いましょう
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