探究者の為の世界樹 作:ロングコート
一年生時代のゼラの性格、性質は現在登場している生徒の中だと黒崎コユキが一番近いです。
ゼラ「…ところでみんな、一つ昔話を教えようではないか。」
マコト「昔話?」
ゼラ「むか〜しむかし、ゲヘナに二人の娘が居ました。一人はキヴォトスでも屈指の天才の天真爛漫な生徒会長でもう一人は寡黙で敵対者には冷徹だけどどこか悪戯好きな物凄く強い風紀委員長でした。そんな二人には2歳年下だけどその知力、実力は二人に次ぐ麒麟児でとっても悪戯好きな可愛い後輩が居ました。」
マコト「…昔話にしては内容が具体的だな。」
ゼラ「3人は毎日沢山悪戯して暮らしていました。生徒会長はわざと発注ミスでシュールストレミングを大量に購入してゲヘナを文字通り地獄に変えたり、風紀委員長はぶっ倒した不良をキヴォトス中に一夜で逆さまで吊るし上げ人々を怖がらせたり極めつけは悪徳企業の成敗という名目で大企業の子会社一つぶっ潰してそこに置いてあった金庫のお金全部かっぱらってそれで沢山武器を作りました。」
ヒナ「悪戯ってレベルじゃないでしょ…。」
パキパキ…パキパキ…
イブキ「ん?」
ゼラ「しかしそんなある日…ある事件が起こってしまいます…。」
ゼラ「ある日、生徒会長と風紀委員長はある学園との会談に向かいます。後輩ちゃんはお留守番になりました。しかしそれ以来後輩ちゃんの前に姿を現すことはなくなりました…。」
バキッ…バキッ…
ジル「机が…!」
ゼラ「後輩ちゃんは必死に2人を探しました。そして2週間後…2人を見つけました…焼き殺された状態で。」
"え?"
ゴロゴロ…ゴロゴロ…
ゼラ「その死体の検死をしたところ、胃の内容物の茶菓子に致死性の毒が盛られていました。更に銃弾五十発撃たれた痕跡が有り最後の火達磨が致命になったと判明しました……!!!」
ピシャアアアン!!!
ゼラ「その後後輩は生徒会長と風紀委員長の後を継ぎ新たなゲヘナの女王に君臨しました…!そして下手人を見つけ出し単純な腕力でそ下手人の腕や脚を引き千切り奴らが羽織ってた
イブキ「ひっ…!」
背後の赤雷が夜のような曇天を一瞬、快晴の昼を彷彿とさせる程に輝かせた。
ゼラ「……人殺しをしたことで後戻りができなくなった復讐鬼はそれ以降皆から恐れられる魔王を演じその血塗られた青春に幕を閉じました。そしてその娘は今現在―」
ぐるり
マコト「うおっ…」
ゼラ「自身が最後に作った
振り返った女の顔は悪魔のように下卑た笑顔だったが、その双眸には一筋の血涙が流れていた。
ゼラ「とまぁこれが私が識っている昔話…というか実体験、楽しんでいただけたかな?」
チアキ「楽しめたわけないでしょ…!」
サツキ「ねぇマコトちゃん!この事は知ってたの!?」
マコト「知ってるわけがないだろう!そもそもそんな情報は現在のゲヘナに存在していない!!」
ゼラ「当たり前さ!これを糾弾すれば自分達が他学園の要人を暗殺したということを明言する羽目になってその学園の名前が地に落ちるからね!だからこの事はゲヘナとその学園…トリニティ双方の黒歴史として連邦生徒会と共に闇に葬った!このことを知っているのは最早私と連邦生徒会長とこの話を聞いたお前達しか居ない!!」
"…本当に、殺したの?"
ゼラ「うん。ぶっちゃけ殺されるのは先に殺した奴らの自業自得だから奴らに申し訳ないとは微塵も思っていない。」
"…肝に銘じて。"
"あなたは…自分の意志で人の未来を滅ぼした事を、許されない罪を犯したことを。"
ゼラ「………」
"でも"
ゼラ「ン?」
"殺した動機が愛する人を殺された気持ち、復讐に駆られる気持ちは痛いほど分かる。"
"殺人を肯定することは出来ない。でも…だからって愛する人を殺された苦しみを抱えたまま生きろなんてそんな無責任なことは私には言えない。"
ゼラ「…そうか。」
パチン
"え?"
ゼラ「続きは牢の中で話そうか。」
ヒュウウウウウ…
―――――――――
"アダッ!
カヨコ「先生!!」
"こ、ここは…ってカヨコ!?"
ゼラ「暫くそこで大人しくしてもらう。」
"なんで…カヨコがここに居るの?」
ゼラ「あぁ、彼女には昔、次期連邦生徒会長の座についてもらうつもりだったけどそうしてないからキヴォトスを陥落させたあとに連邦生徒会長を推薦するつもりだから暫くここに閉じ込めている。」
"アルたちは…?"
ゼラ「アルゥ?ああ、あの小娘か!いやぁ連れ去る直前に襲いかかってきたから軽くいなそうとしたけど…まさかこの雷帝ともあろうものが中々重たい一撃をもらってしまうたぁね、いや〜ゲヘナの未来は明るい明るい!まぁ私にはボロ負けしたケド。」
ガシャン!
カヨコ「社長を…侮辱するな!!」
ゼラ「おーッ怖いィ、まぁ私は持ち場に戻るよ。それと先生」
ゼラ「少しだけでも私の苦しみを理解してくれて、ありがとう。」
ウウウウウウウ
ゼラ「ん?」
アナウンス「侵入者発見、侵入者発見」
ゼラ「……来たか。」
ホログラム上に映し出されたのは…
アル「(待っててなさい…カヨコ!)」
To be continued
どうもこんにちは、筆が折れたを通り越して粉微塵になって死んだ作者です。偽物の連邦生徒会長かなりもちほっぺですね、テレビマンの正体がデカルコマニーでしたがこの先どうなりますことやら…くねくねやドラム缶カニの登場、ペロロジラのフォーカスと気になりますね。それでは、次の物語で会いましょう。