探究者の為の世界樹 作:ロングコート
フランシスがセイアの本質を応用した装置でこの物語の捻れて歪んだ最後を観測→装置の影響で一時的に本質が回帰したセイアも同様の最後を見てしまう→そこから始まる滅びを防ぐ為にその時が来るまで失踪、潜伏→現在に至る
数分前
ジル「…何?」
ホシノ「今の音…噴火?それに何この怖気…」
2人に戦慄が走る。力の間にて一体何が起こっているんだろうか…そう思っていると
アル「うあああああ!!!」
ジル「ガフッ…!」ビチャビチャ
ホシノ「!?うっ!!!」うぷっ
アルの絶叫が生み出す衝撃波によりジルは吐瀉。ホシノは吐瀉こそしなかったものの激しくえづく。
ホシノ「(今の声…確か便利屋の…)」
ジル「ギ…キギィ……!」
ドゴォ!
ホシノ「うぷっ…オ゙エ゙ェェェッ!!」ビチャビチャ
腹に打撃を受けてホシノも吐瀉。双方抱える物が無くなった矢先…
アル「あああああ!!!!」
ジル「ゴフッグアアッ!」
ホシノ「うああっ…!目が…!目が熱い…!!」
再度絶叫。双方の目から血が流れるもジルの方は吐血が加えられた。
ホシノ「ハァ…ハァ…も、もうそっちも限界なんじゃない?」
ジル「ま…だ…まだ…いけま…」
ゴォォォ!
ホシノ「ッ…!?」
ホシノを蒼炎が襲う。
チアキ(アンブロジウス)「ジルちゃん!」
ジル「ア…チアキ…」
チアキ(アンブロジウス)「ジルちゃん、ここは私に任せて休んでて下さい!」
ホシノの前に蒼炎の主であるチアキが立ちはだかる。この間に体力の回復を図ろうとするも…
ズガァァァァァアン!!!!!!!!!
ジル「あ゙………」
ホシノ「ゴバァッ!!!」
アルのハードボイルドショット。その一撃の衝撃波はホシノの口、目、鼻、耳に流血を齎しジルには…
ジル「ゼヒュー…ゼヒュー…ゴブッ…」
瀕死の重症を齎した。
チアキ(アンブロジウス)「え…?え?やだ…やだやだやだねぇ!!そんな!やめてください!」
ホシノ「ぜぇ…ぜぇ…も、もう戦えないよその子は」
チアキ(アンブロジウス)「そんなことは分かってます!だから私がジルちゃんを守らないと!ジルちゃんには指一本触れさせません!!」
チアキが庇うように前に立つ
ホシノ「私には殺す気なんて無いよ…ゲフッ…だから早く降伏して…!もう勝負は着いてる…だからこれ以上は…!!」
タッタッタッ
チアキ(アンブロジウス)「!!良かった!援軍が―」
セリカ「ホシノ先輩!!」
ノノミ「酷い怪我です!早く引いて下さい!!」
シロコ「ん、ここから先は私達が相手。」
チアキ(アンブロジウス)「え…あ…?」
ホシノ「シロコ…ちゃん、その子はもう戦えない…降伏勧告をして…。」
チアキ(アンブロジウス)「うああああ!!!!」
セリカ「!!危ない!!」
シロコ「ん…!」
ガシャン!
シロコはホシノの盾を遮蔽物にしてチアキの蒼炎から対策委員会を守りきった。
ノノミ「あれはもう錯乱状態になってますね…。」
シロコ「あの状態では話すことも出来ない。まずはぶっ倒さないと。」
蒼炎を防ぐうちに炎が止んだ。シロコはそのタイミングを逃さなかった
シロコ「今…!」
チアキ(アンブロジウス)「あ…」
眼前にシロコが迫る。
三秒 チアキの前をジルが盾になる形で遮る
二秒 その前を先生がシッテムの箱の力を発動したまま遮る
一秒 シロコとチアキが驚くが、シロコは引き金の指を咄嗟に止めれなかった
パァン!!!
放たれた弾はシッテムの箱の力により明後日の方向へ飛んでいった。
"フーッ良かった…間に合った…。"
セイア「何とか間に合ったか…。」
フランシス「ああ…正直に言って肝が冷えたぞ。」
シロコ「先生…!危ないでしょ…!?」
"ゴメン、咄嗟だったんだ。"
そして少し遅れてある男も到着
黒服「ジルさん…!」
ホシノ「ッ!黒服…!」
ジル「あ゙…ああ…」
その姿はまるで瀕死の教え子に呼びかける先生の姿にも見えた。
黒服「しっかり!しっかりして下さい!」
しっかりしろ!!チアキ!!!
黒服「…?今、私はなんて…?」
"え?"
チアキ(アンブロジウス)「え?チアキは私ですよ?」
ホシノ「…………誰?」
そこには疑問を持つ者、当たり前のことを言う者、何かを察し問いただす者がいた。
ジル「あ……せ…せんせ…?クロカワ先…生…?」
"クロカワ?"
黒服「あ……そうだ……思い出した…。」
パキパキパキパキ………
ホシノ「!?黒服の顔に…ヒビが!?」
パキン!!!!
カッ!!!!
"うっ!"
チアキ(アンブロジウス)「きゃあっ!」
ホシノ「眩しいっ!!」
黒服の体から光が発せられ、その場にいた全ての人間の視界を奪う。やがて光が収まるとそこにいたのは…
ホシノ「だ、誰?」
紫がかった髪を持つ、三白眼の青年が座っていた。
黒服?「そうか…俺はあの時…。」
To be continued
完結まであと2話
それでは、次の物語で会いましょう。