大隊長、森羅、リヒトは灰島の社長に呼び出されたらしい、途中ヴァルカンも乗り込んでいってしまった
「天照の中に人がいる、でももう誰かが入る必要はない」
戻ってきた4人に向かって言い放つ、きっとそんな感じのことを話してきたのだろう
「伝道者を破壊して、天照のいらない世界に戻すことそれが世界の命令だから」
「!」
「馬鹿な考えはするなよ森羅」
「アドラリンクで盗聴してたのかよ」
「そんな器用なことできないよ」
怪しむように見つめる森羅の顔を見て笑う
世界の命令を果たした後、自分は死んでもいいと思っていた、でも
少しだけ死にたくないと思ってしまったな
口に出すことは許されないだろう、いや考えることすらもダメだろうでも、思ってしまったのだ
第8もジョーカーの所居心地がいいと
ーー
不安そうに見つめてくる赤髪の女性
「伝道者じゃ無いんだろ?害は与えないぞ?」
「え、いや、そうじゃなくって…星の使徒なんだよな、なら敵だったやつを信じられるのか」
「…星の使徒の役目は2つある一つは伝道者の破壊もう一つは人類の保護」
下を向いていた目と目線が合うようにしゃがむ
「伝道者じゃ無い君は保護すべき人類だ」
「…そうかよ」
と少し嬉しそうな顔で目を逸らされた
ーー
アイリスが何か悩んでいる、それに気づいたのは最近のことだった
洗礼教会に森羅と行ったらしい、帰ってきたらアイリスの顔は迷いが晴れていた
「…英雄色を好むってこのことか?」
「どこでそんな言葉覚えて来るの?」
「女学院」
「女学院で何を学んだの?」
勉強よりも変なことを覚えている気がするとリヒトの声が聞こえるが無視する
火花大隊長にアイリス、多分環も
森羅すごいないろんな女の子落としてる
「何だよ…」
ずっと見ていたからかそんなことを言われる
「お前すごいな!」
「何が!?」
突然の言葉に、ただ困惑して声を上げていた
ーーー
マキさんが軍に戻った
「…」
もう戻ってこないらしい
マキさんは皇国軍大将の娘だから、ネザーで行われる調査から外す為の措置らしい
「…」
なんかやだな
何も無い机の上を見つめる
ーー
第二と共同任務を行うこととなった
第八のメンバーは皆バラバラ、と言っても輪廻はリヒトと一緒に行動することになった
念の為とのこと
「輪廻がいれば安心だね」
「リヒトを守るのは慣れっこだからな」
体を伸ばし、ネザーに入っていく
ーー
第二の大華中隊長と一緒に行動することとなっている
「寒熱センサーは設置出来たのか?」
地面に這いずり設置しているリヒトを見下ろす
「これで完了です」
「しっかしこの間見たゾンビ映画の舞台みたいだぜ」
手を差し出しリヒトを立たせる
コイツ何で防火コート着てないんだろ
白衣姿のリヒトを眺めながらそんなことを考える
「大華中隊長!」
「どうした?」
突然の団員の呼び声に釣られて目を向ける
「こっちに来てください」
向かった先についていく、リヒトは警戒しているのか壁から顔を出して見た
「えっ!?」
「大量だな…大変だなぁ…」
いたのは途中から数えるのが馬鹿らしく思えてしまうほど大量の焔人
第二の団員達が銃を発射させる
「リヒトは下がっとけ危ない」
接近戦しか出来ない輪廻も下がる
ーー
焔人にやられた死体が動き出した
動き生きている人達を殺し始めた
鉄の棚の裏に隠れる
棚に向かって死体が銃を撃っている
「なーどうする?死体なら遠慮なく壊せるけど。それに伝道者の仕業だろ」
「流石の輪廻でもこの弾丸の中行ったらただじゃ済まないそれにあの量をどうやって1人で倒すって言うの?」
「…生きることに専念する!」
説教に入りそうだったので親指を立てて言う
「くそ!だとしてもこのままじゃ埒が開かない!」
そういい身を乗り出し銃を構えた瞬間、大華中隊長の脳天に弾丸が治った
「あ」
ゆっくりと座り込む死体
「なぁ」
動き出さない死体にリヒトが安心し始めていた
首がぐるりと回転した
「ですよね!」
咄嗟に蹴り飛ばし距離をとりつつリヒトを抱えて走る
「誰か!」
弾丸が飛び交う中走る、当たらないように注意はする
「舌噛むなよー」
スピードを上げる走る
ーー
「っ!」
「な!何!?」
咄嗟にリヒトを投げる、そして自分も地面に転がる
さっきまで頭があったところにレーザーのような物が発射されていた
体制を低くしつつ、それがなくなった瞬間にリヒトをキャッチする
「っ!」
「リヒト先に逃げてろ、後で追いつく」
すぐに地面に下ろし前に立つ、ゆっくり歩いて現れたのは白装束が1人
「貴様が星の使徒だな、悪いがそこにいる男も逃さぬ」
「リヒト走れ!」
声共に駆け出し背に背負っていたハンマーを取り出し相手に叩きつける、リヒトが走っていくのを確認しながらリヒトの背に攻撃を入れまいと放とうとするエネルギーの塊を食う
動けなくなったところをリヒトが走ったところとは逆の方角に向けてハンマーで殴り飛ばす
ーーー
ゲートボールかのようにハンマーで飛ばしてを繰り返す
最後の一撃と言わんばかりに入れた攻撃で壁をぶち破り吹き飛んでいった
「お、森羅とアーサー…何だこの気持ち悪いの」
見えた2人の姿と、ペストマスクを被った白装束、そいつからは無数の蠢く音が聞こえる
「なに、スコーピオンがやられた…なるほど貴様が星の使徒というわけか」
「輪廻!避けろ」
謎の液体を噴出されるそっさに顔を庇う
「…?」
「なぜ効かない」
「あ、そういうこと、残念だけど星の使徒舐めんなよ!」
ハンマーを振りかざす驚いていたせいか案外簡単に当たる
「大丈夫なのかよ!?」
「おう、この星の中にある害あるものに多少の耐性があるんだよ」
「すげぇな!星の使徒!?」
でも少しヒリヒリする
白装束から距離をとり、森羅とアーサーの近くに行った時、地面が、この場にいるネザー全体が揺れ出した
「…失敗した?」
「なんか企んでやがったな!だけど失敗して残念だったな!」
「失敗?何を失敗したかしらねぇが俺たち消防官のチームワークの前では無駄だったみたいだな!輪廻、おいアーサー!俺たちもチームワーク見せるぞ」
「多分それ無理かな」
すでに1人剣を振り翳しているアーサーを眺めながら呟く
「いつのまに!」
「チームワーク?」
何も考えていないようなアホズラ
で男を真っ二つにした
何でそう言った行動に出たかはよく分からないが…
まぁとりあえず
「白装束を倒したならばよくやったアーサー!」
「ふっ!」
「お前ら躊躇ないな!?」
不意打ちでも首を勝ち取ったアーサーとそれを褒め称える輪廻に森羅はあからさまにドン引きしていた
「フフフ」
「生きてる!何で!キモ!」
「第8にも慈悲なきプレフェショナルがいたとはな、私は無自覚のうちに少々みくびっていたのかもな」
死体から出ていく虫
「…きもぃ」
違ってくる虫を手で払う
「奴は!」
「ここに」
「頭どうした!」
下半身を掴みブラブラと揺らしている
「フフフ虫の研究の成果は得た、アドラリンクできからな」
「虫…キモいことしたんだな…」
「また会おう」
ーーー
地上に出る、第8のメンバーは皆無事そして
「マキさんだ!」
わーいと子供のようにはしゃぎながら近づく
「輪廻、ただいま」
「おかえり!」
返せば微笑まれ頭を撫でられる