一般転生ザラモドキ〜ホロウの中でコンパスを添えて〜 作:どうしようもない人
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「っは!」
俺は目覚めた!
「わ〜...夢じゃない...最悪〜」
あのあと久々に大泣きして泣き疲れからのふて寝をしてみたが、結果は変わらず...下にはモビルスーツがあった
「とりま近くで見てみるか...ここでうじうじ腐ってらんないし」
「...ならっ!」
とりあえず見てみないことには始まらないため、下に向かう
「キラもやっていたんだ!俺にだって!」
手すりの柵に乗りそこから飛び降りる
「あっ怖い、でも耐える!」
一階層分とはいえ高いのは高いため心臓がキュッとなるが...
「っと...耐えた〜...なんで?」
スパコ式の飛び降りをしたので捻挫程度は覚悟していたのだが...痛みなく着地することができた己の体に疑問を覚える
「...でも、時速200キロ出せる人?もいるし...気にすることはねぇか」
「で......」
眼の前のMSを見る
サイズは思ったよりも小さく10m程だった
フェイズシフトダウンしているので機体色はメタリックグレーで統一されている
装甲車のコンテナ内に収納され横たわっている
「うん...アニメで見たとおりだな」
「さて...こいつらをどうするか...」
とりあえずコックピットががん開きなので入ってみる
「よっと...狭っ、アニメよりも狭いなこれ」
映像の中よりも狭く窮屈に感じる
「動きは...するな」
General
Unilateral
Neuro-Link
Dispersive
Autonomic
Maneuver
「今乗ってるのがストライクだから...ん?」
何か違和感を感じ細かく見ていたら...
「うわ...俺でも分かる...滅茶苦茶なOSだぁ...」
それはそれはひどいOSが組み込まれており、例えるなら家の骨組みのみといった感じであった
「動かせるわけねぇだろ...もしかして他の機体もこうなのか?」
ストライクから降り、ブリッツ、バスター、デュエル、といった感じで見ていったがどれもまともなOSではなく俺でももう少しマシなOSを組めそうなほどだった
「最後は...こいつか...」
目線の先には鶏冠のついたMS
イージス、連合が初めて開発した変形可能MS
そしてアスラン・ザラが乗る機体だ
「こいつだけ完成してたら笑っちゃうな」
俺はコックピットに乗り込み起動させる
General
Unilateral
Neuro-Link
Dispersive
Autonomic
Maneuver
Complete
「ん?コンプリート?あっ...もしや」
見掛けなかった文字を見つけなんだと思ったらふと気付く
「こいつ、動くぞ!」
「PS装甲も、武装のチェックも完璧だ!...やっぱり俺が乗るのはこいつかよ...赤トサカMSの呪いか?」
装甲がメタリックレッドになりメインカメラが起動し周りの景色が見える
その手にはビームライフルとシールドが装備されており、このまま歩行もできそうなくらい安定した佇まいだった
「はぁ...ま、動かせるのがあるだけマシか...」
「しっかしどうしよ...これ、絶対技術検証で作ったわけじゃないよね?なんか理由あるでしょ、調べよ」
イージスを動かし、腕を伸ばしてさっき飛び降りたところまで差し伸べる
そこからコックピットを出て腕を走り抜けて戻った
「よ、っと...さて調べるか」
コンピュータのデータを片っ端から探して見つけ出す
「ストライクの設計...違う、これは...今日の報告書...違うか」
「...ん?ホロウ災害の謎?急にジャンルが変わったな」
「...なるほどね〜...ふんふん...はえ〜、まじか」
どうやら設計理由はホロウの謎の解明らしい
実際に何度か許可を取らずに入ったことがあるらしい...何してんだ家の親
「...う、う〜ん...こまった、これからが分からない」
どうするか...現状困ったことはないのでなにかする必要もないが...
「もしかして俺はこれも継ぐことになってたのかな」
だとしたら俺はこの意志を継いだほうがいいのかもしれない
「えぇ〜...何かなぁ」
少し嫌な感じもする
やる必要のないことかつ危険が付き物なことを進んでやる人がいたら尊敬できるな、俺は
「でもやるやつだよなぁ...アスランは」
アスランならそうする...あいつはそういうやつだ
「ま、やるだけやってみますかね、それでも進む道を間違えるつもりはないけど」
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ふと、俺の過去が気になったので思い返してみた
「...アスランて感じの過去だな」
親の言うことに従い疑いもせずに生きる
周りとの交流もせずに受け答えも最低限
100人中99人が堅物、生真面目、食えないやつ、と評するだろう
「キラポジションのやつはいたのかな」
思い返してもそういう友人は少なく一人だけ顔も名前も思い出せないが2年だけ一緒にいた少年ならいた
...おそらく10歳頃の話だろう
「...これ実質居ないも同然じゃね?」
なんてことでしょうかボッチな人生がしばらく確定したのであった
「嘘だろ?ストーリー始まってアキラたちとかかわらないと知り合いすらできないのかよ!?」
「えぇ...まぁいいけど」
別に一人でも生きて行けはするので...寂しいが
「目先の問題は...これか」
G5機を見る
こいつらは恐らく俺がこの世界を生きていく中で必須とも言える存在になるはずだ
「でもぶっちゃけOSが使えないし邪魔なんだよなぁ、イージス以外」
「かと言って破棄するのもなぁ...出来ないし」
「ま、なんとかなるか...気楽に行こう」
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「うん、外だ」
あれから数日
ひたすらイージスのOSを学び他のにインプットして自分を鍛えての繰り返し手をしている中ふとリフレッシュがしたくなったので外出を決め込んだ
「いい天気だなぁ...うん、どこ行こ」
特に行き先は決まってないので適当にふらつく
「ここの料理うまそ〜...お、あっちの玩具屋面白そうなの売ってるじゃん」
「お、ビデオ屋だ。今の俺が関わるべきではないので全力で離れよ」
「決めた、ここの店にしよ」
青年食事中
「美味かった〜...当たりだったなここのサンドイッチ」
「学校があるのか...エレンが通っていた辺りあって当然か」
帰り道に学校を見かけたのでしばらく見ていると下校の時間帯と被ったのか生徒が校門から出てきた
「お〜お〜友人との帰宅...仲が良さそうだなぁ」
「お、あそこの集団大人数じゃん、何かのグループか?」
「ま、あんまジロジロ見ててもあれだし、帰るか」
俺はこのまま見ていても不審者と違いないと思い帰路につく
「明日でブリッツのOSを完成させてストライクのに取り掛かろう」
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「ん?あれって...」
「どうしたキ...」
「...気の所為かな、それとも人違い?」
「おい!置いていくぞ、...ラ!」
「あっ、待ってよイ...ーク!」
「全く...どんくさいなぁ...ラは」
「ごめんってトー...」
次回「崩れた平和/それでもあの時より...」