一般転生ザラモドキ〜ホロウの中でコンパスを添えて〜   作:どうしようもない人

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わぁ、SEEDの伝統だぁ(感動)

くそっ!なんでこうなるんだ!

 

「このままだと間に合わねぇ!」

 

「ひっ、や...やめ」

 

「くっ!消えろ!」

 

逃げ遅れた学生に迫るエーテリアスをビームライフルで倒す

 

「そこの学生!もうすぐ治安官が来る!もう少し待ってろ!」

 

「...?...ハァハァ...?」

 

「おい!そこの物陰にでも隠れていろ!」

 

「え?...あ、はい分かりました!」

 

パニックで聞こえてなさそうな学生にちょっと動いて言葉を掛ける

やっと落ち着いて学生が物陰に隠れて息を潜めたのを見て俺はコックピットで息を吐く

 

「イージスのエネルギー残り50%...このままだときついな、乗り換えを視野に入れとくか」

 

ホロウの中でなぜこうなったのか

 

それは今日の朝にまで話は戻る

 

────────

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────

 

「はぁ...なかなか終わらねぇなぁ...ブリッツのOS」

 

「ミラコロのシステムがムズ過ぎる...なんでミラコロ粒子を作れたんだよ...おかしいだろ技術ツリーが」

 

パソコンをブリッツのコックピットに接続してOSをプログラムする

 

「これが終わらないとストライクに取りかかれないし...」

 

しかし現状は詰まっており、進捗は止まったままであった

 

「か〜っ!埒が明かねぇ。一旦外の空気でも吸うか」

 

こんな状況で無理に進めようとしても良い結果は現れないと考えた俺は休憩しようと考えた

 

「このエレベーターも慣れたもんだよなぁ...」

 

そうして物置部屋から2階に上がりベランダに出た時だった

 

「お、学校が見える。なんかいいなぁこの景色」

 

穏やかな風景外で体育の授業を受けている生徒

 

少し見えにくいが教室で座学を受けていたり

 

少し視線を変えれば科学の実験で真面目そうに進めている生徒や笑い合って楽しそうに進めている生徒がいた

 

「平和だねぇ...ホロウ災害が起こる世界だとは思えねえなぁ」

 

「お、屋上に数人いる...サボりか?こういうのも青春だよなぁ」

 

そんな風景を見て心が落ち着いてきて頭がスッキリした

 

「ふっ...なんか、今なら作れそうだないいOS」

 

「早速戻って、作ってみる...ん?」

 

何かがおかしい気がした

 

肌がピリつくというか

 

急がなければいけない感じがした

 

外をもう一度見てみると

 

「...は?」

 

学校はホロウに飲み込まれていた

 

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────

 

「くっそ!こんなことになるとは!」

 

急いで地下に戻り出撃しようとしたが一つの問題が発覚した

 

「どうやって地上に出るんだよ!?」

 

地下の入口はエレベーターのみ

そこからじゃどう足掻こうがMSは出せない

 

「何かしら無いのか!?」

 

地下の電気スイッチがあった基盤を見ていると緊急用のボタンがあった

 

「...!これか」

 

ガラスで覆われていたが気にせず叩き割りボタンを押す

 

ー緊急事態を確認、コンテナ車両を自動運転モードに切り替え。GAT-X105搭載車両に目的地を登録してください。登録次第、全機発進しますー

 

「おおう...一発ビンゴ」

 

「っと言ってる場合じゃないな」

 

ストライクが搭載せれている車両に乗り込み目的地の登録をする

 

ー登録が確認されました、これよりGATシリーズ発進しますー

 

「うおぉっ!?」

 

急に車両が動き、地下室の壁が開く

 

「あぁ、やっぱそういうのあるんだ」

 

開いた壁の先には道が続いている

 

「とにかく、急いでくれよ...!」

 

────────

──────

────

 

「ハァハァ...ハァハァ...!」

 

一人の少年がホロウに向かって走り続けている

 

その顔は絶望と焦りに満ちており、今にも泣きそうだった

 

「サイ、トール、フレイ、ミリィ、イザークディアッカニコル!」

 

少年は自らの友の名を呼びながら走る

 

彼は今日は気分じゃないと学校をサボろうとしていた

 

一緒に登校しようと訪れた友もこれまで何度かあったのか特に追求することなく別れた

 

そんなちょっと珍しい日なだけの日常が

 

唐突に崩れた

 

その光景を見た少年は視界が真っ白になった

 

そこからは親の静止を振り切って外に抜け出し、今走っている

 

「急げ、まだ間に合うはず...!ハァハァ...動けよ、僕の足!」

 

普段からぐうたらしているのが祟ったか思うように足が動かず動きを止めようとする

 

「っ...うぅ、グスッ」

 

少年の目から涙が出てきた

 

彼にとってある友人と別れたとき以来だった

 

「嫌だ、失いたくない...!」

 

けど、体は...

 

そんな時だった

 

車が目の前を通る

 

少年はその時大きな声を出してホロウに連れてってもらうつもりでその車を見た

 

けどそこに乗っていたのは

 

「アスラン...?」

 

「くっ...急げ...!」

 

5年前に別れた少年の初めての友だった

 

「間違いない、アスランだ...!」

 

少年は車を見ていた

 

そしてふと気付いた

 

「っ!アスランはもしかして...」

 

体が再び動く

 

さっきよりも早く

 

さっきよりも力強く

 

「まって!アスラン!」

 

その顔に少しの希望と焦りを抱えて

 

────────

──────

────

 

「着いたか...」

 

ホロウ内部に到達した俺は早速イージスに乗ろうとする

 

「っく邪魔だ!」

 

...がその前に小型のエーテリアスに阻まれる

 

「チィ!ストライクにまずは乗るしかない!」

 

歩行しかできないOSだがそれでも踏み潰せれば十分だ

 

「退け!」

 

エーテリアスを殴り飛ばしストライクのコンテナ内に入る

 

コックピットに入ろうとしたときだった

 

「うわぁぁぁっ!!」

 

「え?」

 

誰かが走りながらこっちに来た

 

その誰かは一目散にこっちに来てコンテナに入り無我夢中でストライクのコックピットまでよじ登る

 

「キラ...!?」

 

「アスラン...!?」

 

前者はこの世界にいることに対する驚き

 

後者は思わぬ形でまた相まみえた友に対する驚きだった

 

「っとりあえず入れ!」

 

「え?うわぁ!」

 

とっさに俺はキラの胸倉をつかみコックピットに入れその後に続いて入る

 

「ねぇ、君...ア、アスランでしょ!なんでこんなところに!」

 

「お前こそ!どうしてこんなところにいる!」

 

「ここには友達がいるんだ!それで助けようと...!ねぇ!これ戦えるんでしょ!早くしてよ!」

 

「分かっている!...っく!」

 

起動したは良いが思うように動かず立つことすらままならない

 

「あぁもう、退いて!」

 

「っ!キラ!?」

 

「無茶苦茶だ...こんなOSでこれを動かそうだなんて...」

 

「しょうがないだろ!?これを最後にしようとしていたんだから!」

 

「なら今作る!」

 

「っ!」

 

「キャリブレーション取りつつ、ゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定...、チッ!なら擬似皮質の分子イオンに制御モジュールを直結!ニューラルリンゲージ・ネットワーク、再構築......えぇい!メタ運動関数!コリオリ偏差修正!運動ルーチン接続!システム、オンライン!ブーストラップ起動!」

 

General

Unilateral

Neuro-Link

Dispersive

Autonomic

Maneuver

 

俺はその光景を見て

 

「なら、俺はイージスに行く、すまない頼んだぞ」

 

「これなら!」

 

届かに声をキラに送りコックピットを出た

 

「はぁ!このぉ!」

 

鬱陶しいの無視してイージスに向かう

 

「はぁ!」

 

攻撃を躱しコンテナに入りコックピットに入る

 

「ふぅ...」

 

心を落ち着かせてイージスを起動する

 

「アスラン・ザラ、イージス出撃するぞ!」

 

イージスを起動させ立ち上がる

 

それと同時にストライクも立ち上がる

 

それに目線をやりコックピット内で頷く

 

それはキラも同じだった

 

「行こう!」

 

「行くぞ」

 

オープン回線で放った言葉は同じだった

 

────────

──────

────

 

「えぇい!邪魔だぁ!」

 

「イザーク!大丈夫ですか?」

 

「お前はオロオロしてないでさっさと走れ!ニコル!」

 

「おーおー、さすがはキラと会うまで喧嘩三昧だったイザークだぜ!」

 

「お前は少しは緊張感を持てディアッカ!」

 

ホロウの中を三人の少年たちが走っていた

 

「早く脱出して、治安感の方を...」

 

「それよりもサイ達が優先だ!」

 

「あぁ、早くしないとエーテリアスの仲間入りだぜ?」

 

安全策が良いと提案する緑髪のニコルと呼ばれていた少年は銀髪と茶髪の少年に揃って否定される

 

「でも、それだと僕達も危険です!安全なことが一番ですよ!」

 

「そんなこと言ってる場合か!」

 

「おい、あれなんだ?」

 

あーだーこーだ言い合っているとディアッカと呼ばれていた少年があるものを見つける

 

それは5台の車両であり大きなコンテナを積んでいる

 

「そんなこと気にしている場合か!?早く探すぞ!」

 

「おいおい、そんなこと言ってられなくなったぜ!イザークさん!?」

 

「あれは...!?」

 

「何だあれは!?あんなの見たことないぞ!」

 

彼らが見たのは大きな人型兵器だった

それが2機立ち上がる瞬間を見ていた

 

そして声を聞いた瞬間

 

「っあれはキラ!?」

 

「はぁ!?あいつがなんでここにいるんだ!?あいつは今日サボったんじゃないのか!?」

 

「...待ってください二人共」

 

「どうしたニコル!今はそれどころじゃ...」

 

「あれと同じようなものが残りのコンテナにもあると思うんです」

 

「それは...たしかにそうかもしれんが!だからといって...」

 

イザークはニコルの言葉を気にしないようにしたがニコルの顔を見て言葉を失った

 

「(こいつ、こんな顔できたのか...)」

 

普段のおっとりとした綿のような雰囲気ではなく今の彼の顔は覚悟を決めた顔だった

 

「行って来ます、二人はサイ達の捜索を!」

 

「おい待てニコル!...クソッ!」

 

「追うぞイザーク」

 

「はぁ!?」

 

「なんだか知らねぇけど胸騒ぎがすんだよ...追わなきゃいけねぇって!」

 

そういうディアッカの顔は真面目だった

 

その顔を見てイザーク自身もその気持ちに気付く

 

「...俺は行く、サイたちは任せ

 

「俺も行く」

 

「...そうか」

 

「早くするぞ、ニコルを見失う前にな!」

 

────────

──────

────

 

「ハァハァ...思ったより遠かった...」

 

ニコルがコンテナに着いたときニコルは疲労困憊だった

 

「でももしさっきの声がキラなら...助けなきゃ」

 

『君、ピアノが好きなの?」

 

『え?あ、はい。昔からやって来て、コンクールで優勝も...』

 

『へぇ!すごいね君!...ねぇ僕も一緒に引いても良い?』

 

「あのとき僕に初めてできた友達で大切な人だから!」

 

横たわる人型の腕によじ登る

 

「っく、高い...!」

 

「おい、ニコル!」

 

「ディアッカ!?」

 

「手伝ってやる!早く登れ」

 

なかなか登れないでいると後からディアッカが来て僕の足を掴み上に押し上げる

 

「くっ...はぁ...ありがとうございますディアッカ!」

 

「いいってことよ!っと俺も急がねーと」

 

「...僕も急がないと」

 

コンテナから去っていくディアッカの背中を見送り人型に乗り込む

 

「えっと...起動ボタンは...これか!」

 

スイッチを押し乗り込んだコックピットに光が灯る

 

「ブリッツ...何故か初めて聞いた気がしませんが...今は!」

 

ブリッツがメタリックグレーのまま立ち上がる

 

同刻、同じように2機の人型が立ち上がる

 

「もしかしてイザークも!?」

 

「スピーカーはこれか?」

 

「お、イザークの声が聞こえるぜ、なんだかシュールだな」

 

「何だと貴様!」

 

「二人共、何故?」

 

「こんなときに貴様が一人で行動するからだぞ!おかげで俺もこの変な機械の中だ!」

 

「心配だから来たのさ、俺もイザークも」

 

「貴様と一緒にするな!」

 

「...!!有難うございます二人共!」

 

少しだけ心細かった心が消え去る

 

「行くぞ!キラの援護と、終わったあとに説教だ!」

 

イザークの乗り込んだデュエルが暗めの水色と紺色に染まる

 

「あぁ、こいつでキラを助けて、ついでにサイ達も見けてやるぜ!」

 

ディアッカの乗り込んだバスターが深緑色と朱色に染まる

 

「えぇ、行きましょう!」

 

ニコルの乗り込んだブリッツが黒色に染まる

 

この世界に5つの兵器が立ち上がった




次回「正義の5兵器」
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