お口が悪いよ!遠泉院さん! 作:沼に引きずり込む
「おーっほっほっほ!皆様ご機嫌麗しゅう…わたくし、遠泉院 芳香。遠泉院 芳香でございますわ~!!!」
「どうも~、アシスタント兼ストッパーに呼ばれた地恵 睦月でーす」
「今回は!わたくしが主催するTRPGの卓において!『TRPGのマナーってどういうのがあるの?』『他のTRPGジャンルやってみたいけど、まず何から始めるべき?』というご意見が届きましたので、ちょうどいい機会ということで、この度動画を撮ることになりましたわ~!!!」
「撮影、編集諸々は地恵が務めまーす。前々から、お嬢が動画撮りたいって話があったんすけど、リプレイは編集が重いし、かといってTRPG以外のことをするの持って事で悩んでたんで渡りに船って感じっすね」
「えぇ。リプレイを作る前の動画の練習用としても活用させてもらいますわ…!それではまず、第一回…!の前に、わたくしの経歴から語らせていただきます!まずわたくしが何者かをお伝えしないと話す言葉に重みが生まれませんもの!」
「よっ、ノブレスオブリージュ!」
「そのテキトーなヨイショやめなさい。調子狂いますわ…。えー…改めまして、わたくしは遠泉院 芳香と申しますわ。愛称はオンセインと呼ばれてますわね。主にGM、TRPGの進行役を務めていますわ。数年前からTRPGに触れ、長期セッションは二桁回ほど、単発はそれこそ数えきれないほどやっているTRPGジャンキーですわね」
「お嬢は、PL…TRPG遊ぶ側にあんま回らないっすよね」
「わたくし、 エ ン タ ー テ イ ナ ー ですので…!楽しむよりも楽しませる!世界を歩くよりも世界を作る方!それがわたくし、遠泉院 芳香ですわ~!」
「生粋っすよねぇ」
「おほんっ!主に遊ぶTRPGジャンルはクトゥルフ神話TRPG、sw2.5、インセインとか、シノビガミ…あとゴブスレやダブクロなんかもやっていますわね。D&Dについてはちょっと触れるタイミングを逃してしまいましたので未プレイ勢ですわ。あ、あと銀剣なんかも触れましたわ。銀剣は合う人を集めるのに苦労するのでそんなに頻度は多くありませんが…」
「銀剣、結構人選びますからねぇ…。ロールプレイガチると楽しいんすけど」
「TRPGのジャンルについては次回以降に回すとして…ほら、地恵も自己紹介しなさい」
「え、俺っすか?いらないんじゃないっすかね。アシスタントですし」
「でもほぼレギュラーではありませんの。これからも色々話すのだから…ほら、さっさとさっさと」
「ういっす。えーっ、俺は地恵 睦月。愛称はじーえむっすね。お嬢と大体同じ時期にTRPG始めて、俺の場合遊ぶ側のPL、プレイヤーが多いっすね。遊ぶジャンルはお嬢とおんなじ。あ、追加でAC6のTRPGとかやってます。楽しい」
「あれ地恵的にどうですの?」
「クッソ楽しいっすよ。難点は立ち絵の用意が難しいってことっすね。プレイしてるときは全然気に成んないっすけど、いざリプレイやら絵にするってなるとまぁロボなんで…」
「あぁ…結構ネックですわねソレ…クトゥルフとかなら人の立ち絵でいいですが…」
「人の立ち絵用意して、テロップで『ACに乗っています』っていうのも味気ないじゃないっすか。なんて凝ろうとすると…キツくなるって感じっすね。あとは先駆者様が少ないってのも」
「出たばっかりですものねぇ…」
「そんな感じっす…。全然身内語りしちゃってますね。本題戻りましょ」
「えぇ、失礼いたしましたわ。では自己紹介もほどほどに、第一回に入りましょう!ズバリ!『TRPGとはなんぞや!?』TRPGの前提知識やよく聞く単語の説明なんかをしていこうと思いますわ!」
「よっ!」
「まず、TRPGとは?。『テーブルトークロールプレイングゲーム』の頭文字をとってTRPGと呼ばれるものですわね。普通のRPGとの違いはサイコロを使う事と自分たちで演じるという事…!サイコロを振ることによって行動の成否を決め、それに則ってロールプレイ、演技をするのがTRPGの醍醐味ですわね!」
「ようするに、運ゲーしながら即興で演劇するのがTRPGっすね」
「ざっくり言い過ぎですわよソレ…。まぁ大体合ってますが…。TRPGはジャンルによって遊び方は様々ですが、基本的には自身の分身ともいえるキャラクターを作り、そのキャラクターに成り切ってお話を進め、行動の成否をサイコロで決めて進行していく。これがざっくりとしたTRPGというものですわ」
「その内容はジャンルによって様々ですが…共通する用語なんかを今回紹介していきますわね」
「よく聞く、PL、GM、オンセ、テキセとかっすね」
「えぇ。先の話しにも出ました『PL』『GM』。『PL』はプレイヤーと言い、TRPGを遊ぶ側の人を指しますわ。此処ちょっとややこしいかもしれないのですが…ここは一つこういうものとして納得してくださると幸いですわ」
「GMもPLもどっちも遊んでるだろって言われたらそうっすからねぇ」
「そうなんですの…。上手い言葉の言い回しが…。あぁ、『GM』の方はTRPGを進行する側の人を指しますわ。関係性としてはGMというナビゲーターに沿って、プレイヤーが動く…って感じですわね」
「天の声と主人公たちって関係性ですかね?」
「大体そんな感じかしら?少し追記するとプレイヤーは中の人、プレイヤーが動かすキャラクターを『PC』と呼ぶことがありますわ。これはプレイヤーとしての発言、キャラクターとしての発言を分けるために区別してたりするので注意が必要ですわね」
「いきなりオネエの芸人キャラが、今までふざけてたのが嘘みたいに真面目な顔で推理を披露し始めた時は笑えばいいのか迷いましたねぇ…」
「中の人発言って後から言われてほっとしましたもの…。ロールプレイにおいてあんなキラーパスそうそうないとGMとして肝が冷えましたわ…」
「とりあえず、『GM』はゲームを進行する人、『PL』は遊ぶ人、『PC』はプレイヤーが操作するキャラと覚えればいいですわ!」
「お次はオンセ、テキセとかっすね」
「えぇ!これもよく聞きますわね!オンセ、テキセというのはTRPGをやるうえでの遊び方になりますわね。オンセが『オンラインセッション』。インターネット上で通話ができるSNSなどを通じてオンラインで遊ぶものになりますわ。略称としてオンセと呼ばれてます。逆に『オフラインセッション』というものもありますわね。こちらは現地、いわばリアルで集まって遊ぶ形態になりますわ」
「オフセは結構、コミュ力もそうっすけど運とかリテラシーとか、難易度高い所ありますよねぇ」
「そうですわね…。知り合いとかならまだしも、初めて会う人とやるときなんかは一期一会で割り切れないようなこともありますし…。TRPGが遊べるカフェもありますが、やっぱりコミュ力必須になってきますものねぇ…」
「その点、テキセはいいっすよね」
「テキセ。『テキストセッション』とも言われる形態ですわね。基本的にTRPGは自分の声をキャラクターに当てる『ボイスセッション』、ボイセのイメージが強いのですが、オンラインセッションに限り、テキスト上でロールプレイ等を行えるものになりますわ。自分の声を当てなくていいので性別が異なるキャラクターをやりやすかったり、人外キャラ、自分の声ではロールプレイできないようなものも出来たり致しますわ」
「お嬢はテキセ派っすよねぇ。俺はどっちもやりますけど」
「データとして残るってGMとして結構大事なんですのよね…。どんな発言したかをいちいち録画で聞き直したり、確認を取らなくてもスクロール一発で確認できるって控えめに言って神ですわ」
「あぁ~…GMとしての」
「それにボイスセッションだと他の方と被るときもあって聞き直したりするのがGMとしてもPLとしても辛いと思ってますの。同じロールプレイをもう一度やるってのは負担じゃないかと思ってしまいますわ」
「決め台詞リテイクくらった時は顔真っ赤になりましたねぇ…。まぁそのおかげでカッコいいのが出来たんすけど」
「そう開き直れるの多分地恵とか少数派だと思いますわ…オンセ、オフセ、ボイセ、テキセについてお話ししましたが、これについては好みになりますわ。自分でロールプレイがしたい!という方はボイセを。自分でロールプレイができないという方はテキセを。オンセ、オフセは…環境によりますわね。インターネット環境が整っているならオンセの方が楽ですし、オフセで一期一会の会合を果たしても良いと思いますわ。…わたくしはオフセで一度痛い目見てますけれど…」
「素のお嬢、ロールプレイ事件はまぁしょうがないっすよ。モノホンのお嬢様とは誰も思わないっすもん」
「うっうぅ…古傷が…」
「あぁ…ダウンしちゃった。まだまだ残ってますから…頑張ってください」
「うぅ…地恵…あとやってくださいまし」
「俺に全部投げるんじゃねぇですよ」
「やればできる!わたくしの代わりにGMを務められた地恵なら…!」
「アレマジでトラウマなんでやめてもらっていいっすか?」
「うっハイ…。えぇ~、お次はセッションについて。『セッション』はTRPGをやるうえでの一つのお話として捉えてくださいまし。短期セッションは短い一話のお話。長期セッションはアニメとかの1クール、12話で完結するやつとかですわね」
「長い奴は『CP』。『キャンペーン』って言われたりするっすね。長期CPと付けば1クールとかの12話方式。短期CPと付けば2~3話で完結するものっていう認識してます」
「わたくしも同じですわ。そこらへんは特に大きな決まりがありませんわね。感覚的に5話越えたら長期CPとかかしら?」
「6話とかじゃないっすか?」
「そこらへんがボーダーですわね。セッションは単発、一話限りのものに良く使われます。キャンペーンとセッションの違いは、キャラクターの継続性ですわ。セッションでは基本的にキャラクターは一話限りの出演ですわ。キャンペーンの場合、そのキャラクターを1~12話ずっと演じ続けるので愛着が湧きますわね。その分、ロールプレイも大変ですが」
「一話でへらへらしてるお調子者キャラが、八話くらいになるとクソ真面目でインテリな雰囲気になるとかありますよね。設定固まってなくて」
「アレ振り返るとクソ笑えるんですのよね。そんな変わりようある?!という感じで…」
「お嬢お嬢、お口お口。」
「あら失礼…おーっほっほっほ!お嬢様に相応しくない言葉が漏れてしまいましたわ~!失敬!」
「あんまお嬢様、失敬とか言わないと思いますけど」
「なら―…ご無礼!」
「それ任侠」
「おーっほっほっほ!まぁそれは置いといて…。これが最後になりますわ!」
「他にもいろいろありますけど、まぁ基本的なものをって感じっすね」
「えぇ!最後に教えるのは卓ですわ!」
「立卓とか身内卓とか言いますね」
「『卓』というのは、セッションの為に集まった人たちの事を指しますわ!例えば4人卓であれば、GMを除いた4人のプレイヤーがいる卓。3名で立卓とあれば、3名が来た時点でセッションとして遊べるよということになります。もちろん3名集まらなければ流卓。卓が流れると書いてなかったことになりますの。特にSNS上で知らない人を募集する時とかが多いですわね。ジャンルによって人の集まる集まらないありますから、日程が合わなければ卓を流すことも…うっ」
「あ、また古傷が」
「入念に準備したストーリー…設定…。唐突なキャンセル連絡…!代役は見つからずに…流れた卓…!おクソお召しあそばせ~!!!!!!ファ〇キン当日にキャンセルしたり連絡取れなくなったりする非常識ヒューマンがよ~!!!!!!!!!」
「ストップストップストーップ!!!!!オイカメラ止めろぉ!」