お口が悪いよ!遠泉院さん! 作:沼に引きずり込む
「えぇー、第二回の収録、始めていきまーす。アシスタント兼ストッパーの地恵 睦月でーす。前回、お嬢がハジけてしまったので、どう編集するか迷いましたがまぁ面白さを考えるとあのままでいいかなとそのまま通しました~」
「おーっほっほっほ!遠泉院 芳香ですわ~!!!…アレ見返すとこっぱずかしさで死にたくなりますわね…」
「お嬢がハジケたのが悪いと思うすんけど」
「うぎぎ…でもマージで血管ブチギレますからこれを見ている方々は決して!けっっっっっっして!!!!!無断キャンセルや連絡不通はやめてくださいまし!!!ガチでぶち殺されても文句は言えねぇですわよ!!!」
「お嬢お嬢!お口お口!」
「ご無礼!」
「だからそれ任侠!」
「うぉほん!失礼いたしました…今回お話していくのはズバリ『TRPGに必要なもの』ですわ!」
「前回は用語について軽く触れましたが、今回はがっつりと触っていきますよ~。もちろんジャンル別にね」
「それでは早速…!やっていきますわよ!」
「お〜」
「結論から申し上げますと、TRPGに必要なもの色々様々ありますが、『コミュ力』が必須ですわ」
「もう初手ぶっこみましたね」
「事実ですわ。マジでないとTRPG出来ねぇんですもん。あ、ここで言うコミュ力というのは『会話に参加する力』を指しますわ。ですので、テキストセッション…テキセの場合は『文字を打つ力』になりますわね」
「タイピング速度と会話の流れを読む能力というと難しく感じますし実際難しいんすけど、そのキャラになり切ってやってくと慣れていきますからこればっかりは経験っすね」
「兎にも角にも、お話に入っていく力が必要ですわ!かといって自分が主人公だからとぐいぐい行くのもナンセンス!参加しているPL達全員が主人公ですから一人が突出するのはエヌジーですわよ!」
「大事っすからねぇ。独りよがりのロールプレイほど聞いててキツイものないっすから。協調性ってよりは会話はターン制、自分のターンが回ってきたらガンガン喋るって思ってもらった方がいいと思いますよ」
「えぇ!自分のタイミングが来た時にしゃべることを意識していただければOKですわ!せっかくのロールプレイが主のゲームでだんまり決め込むのはマジでやめてほしいんですわよ」
「言葉に感情が籠りすぎてる…」
「えぇそれはもう…。お話に参加しないならそれはもう居ないと同義ですわ。意見を言わない人間に物語として価値を見出せるほど優しい世界ではないわけで…かといって、自分が主人公なんだと周りを潰すような真似をするのもアウト、というより論外ですわ。舞台に立っているのは貴方だけではない。それなのに舞台上で好きに歌うのなら勝手に歌えばいい。けれど、そのままカーテンを降ろされてリンチされる影が観客に提供されるような三流未満芝居を眺めることは、人の時間を無為に浪費する風刺と捉えられても笑えませんわ」
「お嬢お嬢、今日ちょっとお口の潤滑油塗りすぎですよ」
「あら失礼。ちょっとタオルを…んっん、よし。ぬぐえましたわ」
「ちゃんとぬぐえました?」
「えぇ、苦汁の味が致しましたわ…」
「そっすか。じゃ、続きしましょ。TRPGに必要なもの、コミュ力という事で…でもコミュ力必須!って書いてある職業とかあんまいい話聞かなくないっすか?」
「そう難しく考える物でもありませんわ。大事なのは、
1.聞かれたことに応える
2.疑問があったら口に出してみる
3.自分がかっこいいと思ったことを言う(任意)
これさえできていればOK!最初は1と2を意識するとおっけーですわね」
「まぁ大事なところっすね」
「えぇえぇ!小粋なトークや皮肉を交えたジョークの投げ合いは憧れますが初回で出来るものではなし!大事なのはレスポンスがあること。それを意識するとお話に入りやすくなりますわね!」
「あと、次回以降の話になりますけど、ロールプレイしやすいキャラでやってみるってのも一つの手っすね。初めての時は、自分のパーソナル…個性に近いキャラクターでやってみると喋りやすく入りやすいと思います」
「まずは喋ることに慣れることから始めましょう。このハードルが高いという方は、テキストセッションで文字を打つ力を磨きながら、レスポンス力を磨きましょう!」
「振り返ると、TRPGに必要なものの一つは『コミュ力』ここで言う『コミュ力』は『レスポンスを返す力』で、『聞かれたことに応える』と『疑問があったら口に出す』を意識するとやりやすいって話っすね。テキストセッションの場合は…やっぱり文字を打つ力っすか」
「まとめありがとう地恵。そうですわねぇ。やっぱりタイピング速度は会話の入りやすさがダンチですわね。スマホならフリック入力とかタップ入力になりますが、それでも早いことに越したことはないですわ。待ってくれる方もいらっしゃいますが…やはりお話のテンポを考えると早いとありがたいですわね…」
「GM目線はそうなりますよねぇ。話によっては所要時間:3,4時間は普通に掛かりますし、なんなら三日に分けてやる時もありますから、進行が遅くなると…ヒリついてきますよね」
「他の方々も時間がありますから…。テキストセッションの場合そこがデメリットですわ。文字を打つって結構な労力なんですわ~」
「3,4時間文字を打ち続けるってわけじゃないっすけどそれでもその半分くらいは文字打つわけっすから。そりゃ指に負担掛かりますよ」
「ボイスセッションは文字を打つ代わりに、いつまで喉が持つかの問題ですわ。特に自分の性別とは違うキャラクターをロールプレイしてるときとかは…」
「裏声、低音を出すために喉を酷使しますから喉飴必須だったりしますよね。もう開き直って地声でやる人もいますけど、それでも3、4時間しゃべり続けるって考えると負担は小さくないわけで…」
「声を変えるためにボイスチェンジャーを使ったりする方は、ボイスチェンジャーの調整が大変だと聞きましたわね。文字を打つのも、喋るのもどちらも結構な労力が必要ですわ」
「必要なのは『コミュ力』と『会話に掛ける労力』と」
「そうなりますわ…。クトゥルフ神話TRPGなんかは1時間以内で終わるものもあったりするので初めての方はクトゥルフ神話TRPGで慣れていくのアリですわ」
「後は~…あ、白物語とかっすかね。アレはもう簡単にできます」
「あぁ…GMいじめジャンルですわね…」
「やめいやめい、風評被害。まぁ圧倒的PL有利ですがね。ギャグなんで楽しめますし」
「ジャンルについてはちょっと触れていきますし軽い説明もはさみますが、詳細を知りたい場合はちゃーんと販売のルールブックを買う事を推奨いたしますわ!」
「ちゃんと買うの大事っすね。クトゥルフ神話TRPGはTRPGの中で一番有名。白物語ホラーギャグって感じっすかね?」
「大体そんなですわ!クトゥルフ神話TRPGは、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト氏から端を発するホラーTRPG…なんですが、最近はもっぱらギャグとかになってますわね。」
「動画で出されてるの見てクトゥルフ神話TRPGやろうって人は多いっすね。それくらい人気のジャンルっす」
「まぁ神話生物と呼ばれる人間じゃ到底勝てないはずの化け物にライダーキックかまし始めたり、爆殺したり、プロレスしたり、料理し始めたあたりからもうなんかホラーギャグになりましたわ」
「なんならPC達の方が神話生物だって専ら言われてますからね」
「隠れ潜み、異形の恐怖から泥水啜って逃げるようなホラーは何処に…?」
「今のちょっと極まった人達はちょっとの異形の描写だけでなんの神話生物か当てますからね」
「アレ先読みし始めるのGMとして悲しくなりますわ…」
「あはは…まぁかくいう俺も有名どころはちょっとの描写でわかるんすけど。それくらい人気になったってことで」
「えぇ…そうですわね。ミ=ゴとか多分クトゥルフ神話TRPGを動画でしか見たことない人も知ってると思いますわ」
「ゴ=ミ」
「ミ=ゴさんのことゴ=ミさんと呼ばないで上げてくださいまし!一応一般人はなすすべもなく殺されますわ!捕捉すると、ミ=ゴさんはクトゥルフ神話TRPGでよく出てくる神話生物の方ですわね。なんかこう…エイリアンザリガニ?エイリアン甲殻類ですわね。脳缶という人の脳を運べるカンカンを持てるほど技術力がありますわ。ちゃんと生きてて、見たり聞いたり話す機能がありますの。…まぁそんな技術力を持っていても、PC達に延髄蹴りで殺されたりしますわね…」
「マーシャルアーツ+キックはナーフしろ」
「此処はクトゥルフ神話TRPGのところで話しますが、ちょっと触れると、キックが通常攻撃、マーシャルアーツが拳やキック、頭突きといった格闘系のダメージを二倍にするという効果…まぁお察しの通りですわね。この中でキックが一番ダメージが高く、それの二倍なので…一撃で人を殺せたりできますわ。だから化け物たる神話生物にも有効打になりますわ」
「7版だとなくなりましたけど…まぁクトゥルフ神話はここまでにしましょうか」
「ちょっと語りすぎましたわね…白物語についてですが、シンプルに言えば怪談を皆で改変して怖くない話にしよう!が白物語ですわ!」
「口裂け女がアイドルのストーカー(メンヘラ女子)になったのは笑いましたね」
「口裂け女ストーカー事件は即急にリプレイ作りたいんですよね。アレは絶対万再生行きますわ」
「まぁそんな感じですわ。白物語は進行役のGMを言葉でブン殴るモンですので、GMとしては対応能力…というよりどんな改変がされても進行する忍耐力を問われるもので難儀しますわね…」
「やる側としては楽しいんですけどねぇ…」
「GMとPLの認識の乖離は往々にしてあるものですわ。笑い過ぎて進行出来なくなる事がマジでありますもの…。あぁ、で!TRPGに必要なものでしたわね。お次はルールブック。通称『ルルブ』ですわ!」
「クトゥルフ神話TRPGなら『クトゥルフ神話TRPG 6版』とか『クトゥルフ神話TRPG 7版』とかっすね。白物語なら『TRPGおまじな大饗宴』に記載されてます。他にも、美少女に眼鏡を掛けさせろ!な『メガネリオン』 ウンババー!!『ウンババウバッホラオラオハー』等の9つのゲームジャンルが含まれたルールブックっすね」
「福井県鯖江市に一礼ですわ!」
「よろしくお願いします!(メガネリオンを始めるにあたり、必ず福井県鯖江市の方角に一礼しなければならない旨がルルブに記載されている為)」
「ウンババウンババですわ!」
「原始人に、なろう!(原始時代の人類の生活を体験しようという社会教材TRPG)」
「とまぁワイワイ出来るゲームがいっぱいなのでTRPGやるにあたってはすごいお勧めいたしますわ。電子版がありますのでお手軽に始められるのも利点ですわね」
「クトゥルフ神話TRPGとかsw2.5みたいにルールがガチガチに決まってない緩い感じなのもいいっすね」
「とまぁルールブックはそのジャンルのルールや遊び方、キャラクターの作り方といったことも載ってあるので必須ですわね。これがないとTRPG出来ませんわ」
「ゲームによっては、ルールブックが3冊とかあったりしますし、ルールブック自体高価なものもあるんで、ここの参入ハードルが高いっすね」
「sw2.5とか三冊のルールブックを一冊にまとめたDX版出るって言いますし、初心者に優しいところもあるっす」
「そうですわねぇ…。ルールブック結構お高めなのでそこで足踏みする方が多い事。先に出ました『クトゥルフ神話TRPG 6版』は4千円~6千円とかしますわ。sw2.5の場合、合装版の『sw2.5 ルールブックDX』は4千円強。ばらばらの単冊で『sw2.5 ルールブックⅠ~Ⅲ』一冊当たり990円くらいですわ。単冊の方が安いですが…正直ルールブックなんて読みながらプレイするものなので巻をまたぐのはすごく手間ですわ。嵩張りますし」
「『おまじな大饗宴』なんかは2千円で買えたりするのでその点もお勧めっすね」
「こう言うと、sw2.5の合装版そんなに優しくない…って思われそうですがジャンルによってはルールブックが複数冊あるって珍しくないんですわよね…」
「追加ルールブック、『サプリメント』の存在っすね…」
「『サプリメント』通称:サプリは、そのゲームジャンルにおいて新しいルールやアイテムなんかを追加する外付けルールブックですわ。なくてもいいのですが、あったほうがもっと楽しめますし、SNSで知らない人向けに募集している卓なんかは『○○のサプリメント持っている方』や『必須:ルールブックⅠ~Ⅲ、○○(サプリメントの略称)』みたいに条件として書かれたりしてますわね」
「ルールブックだけで完結できるセッションを募集してくれる方もいますけど…大抵、一つか二つのサプリメント持ってることが条件なところが多い印象っす。特にアイテム系列っすね」
「アイテムを追加するサプリメントはどのゲームジャンルでも持ってると参加できる卓が広がりますので、『ルールブック+アイテム追加のサプリメント』がわたくしのおすすめですわ」
「全部買ってと言いたいところっすけど、サプリメントもそこそこするんすよねぇ…。3千円とか…」
「わたくし……クトゥルフ神話TRPGのルルブとサプリで余裕で3万超えますわ…。sw2.5だと…えーっと……ご、5万5千…くらい?ですわね。わたくしはクトゥルフよりsw2.5の民ですのでsw2.5のサプリは大抵買ってますわ」
「ひぇっ。…まぁGMの場合、持ってないと追加アイテムとか把握できないっすからね。よくあるのはサプリを持ってるGMが必要なアイテム類のデータだけを抜き出してPLをフォローってのもありますが…まぁ買った方が無難っすね」
「ルルブとサプリでめためたお金掛かりますが、逆に言えばそれさえ払えば半永久的に遊べるのがTRPGの良いところですわね!最初のうちは『こんだけ支払ったからペイするまで遊ばなきゃ…』となりますが、やってるうちにだんだん楽しくなって気づいたらずっとやってたりしますわ」
「そこはもう相性っすね。ずっとやってると飽きるモンっすよ」
「それはもう、飽きが来ないように工夫するのがGMであるわたくしの腕の見せ所ですので…」
「とりま、此処までをまとめるとTRPGに必要なものは『コミュ力』『会話に掛ける労力』と『ルールブック』。ルルブはルルブのみでも良いっすけど、新しいルールを追加する『サプリメント』を一冊持っておくとなお良しってことっすね」
「えぇ!ありがとうございますわ!では最後に…!いっちばん大切なものをお教えいたします!」
「ほう…今までの奴よりもっすか」
「えぇ!最悪、一部のTRPGはGMがルルブ持ってさえいれば、GMに説明してもらいながら出来ますし、コミュ力についても時間を掛ければ出来る事ですわ!ですので…!今から話すことは最優先に用意しなくちゃいけないものですわ!!」
「ほう…!お嬢がそこまで言うその一番大切なものとは…?」
「それはズバリ…!相手を想う心ですわ!!!!!!」
「おー…思ったよりも普通?」
「えぇ、普通ですわ。でもこれが一番大事なものでしてよ。一緒に遊ぶ方が知り合い、友人間なら、苦手なものや不快にさせないようにしようという想いで十分ですが…これがSNSで知らない人を募集する場合や参加する場合、めちゃくちゃ大事になってくるんですの」
「あー…結構気にしないといけないっすよね。発言なんか特に」
「えぇ。相手も人。間違えることもありますし、少々言葉を間違えることだってありますわ。だから寛容な心を持つことが大事ですし、もし自分が間違っていたなら素直に謝罪することも意識しなければなりません。オフセの場合は体面に人がいるのでわかりやすいですが、オンセは人を意識しづらいもの。なにせ、相対するのはパソコンやスマホで、ましてや相手が初めましての方なら、自分の発言が相手を傷つける可能性は十二分にありますわ」
「PLとPC、中の人とキャラクターを分けるってのも、キャラクターとしての発言が中の人の発言としてとらえられて揉めるっての防ぐためって一面ありますからね。たまにあるんすよ。中の人しか知らない情報をキャラクターとして喋っちゃったってことも」
「クトゥルフなんかは特にありますわね。キャラクターがその神話生物に出会ってないのに妙に詳しいとおかしくない?と言われますから、ちゃんと中の人、キャラクターと分けないといけませんの」
「ありますねぇ…まぁそういう時は笑って流しますけど」
「えぇ、それがいいですわ。兎角、相手も人。言葉遣いに気を付けるのもそうですが、無断遅刻、無断欠席は絶対、ぜっっっっっっっったい!!!!!!やっちゃいけませんわ!!!せめて事前に連絡をくださいまし!!!!」
「言葉遣いとかは正直その人の癖もあるんで、最低限相手を傷つけないようにすればいいと思うっす。とりあえず無断遅刻、無断欠席、連絡が取れなくなるみたいな事は一番やっちゃいけないんでマジで気を付けてください」
「マジ!マーーーーーーーーージ!!!!人の時間を徴収している自覚がない人間は殺しても法律で許されますわ~~~~~~~!!!!!!!!!どれだけ準備したか!!!!卓が出来なかったときの申し訳なさたるや…!あ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!」
「お嬢お嬢!お口!お口わるわるになってます!お嬢!」
「GMを務める人間として、プレイヤーの時間を徴収した人間として、楽しいという対価を支払う義務が生まれるんですの!!!!!!!!!全員を!!!!全員を楽しませる義務があるんですの!!!!!今、貴方がした無断欠席という行いは、貴方以外の時間を無為にしたということ!!!!!!!わたくしの時間が無為になるのはいいですわ!!!!そんな人間をプレイヤーとして参加させてしまった責任があるから!!!!!!でも、貴方のせいで楽しい時間を過ごすかもしれなかった他のプレイヤーさんはどうなるんですの!??!?周りと楽しさを共有出来ず、自らの利益しか考えない人間に、TRPGは向いていませんわ!!!!げらうとひあー!!!!!!ファッキン汚物のカス野郎~!!!!!(とっても汚い言葉だったのでピー音でお送りします)」
「お嬢ー!!!!!」