実力が全ての世界でモンスターマスターとして成り上がる 作:猫寝コウ
いつまで生きられるのか誰にも分からず、当たり前のように幸せが手のひらから簡単にこぼれ落ちていた暗黒の時代。人は魔物という存在に脅かされていた。それがいつからあらわれどうして人を襲うのか?それは誰にもわからず誰も考えることを辞めるしかなかった時代。ただわかるのは魔物に蹂躙される事実を受け止めるしかないという現実だけだった。
そんな時代にある勇気ある者が立ち上がった。その者は最初は弱者だった。誰よりも弱くけれど誰よりも考えることを辞めなかった。彼は言った。
「本当にこのままでいいのか、我々はただ魔物に蹂躙されるだけの存在なのか」と
誰もが言った、いいわけがない。このままで良いと思っている人間なんてこの世界にいないと、だけれど皆が君みたいに強いわけではないのだと。人々は絶望しきっていた、人だけで立ち上がるにはあまりにも時間がたちすぎてた。そんな人々に彼は言った。
「では人だけでなければいいではないかと」
人々は笑った。今この世界に人以外に種族はいないだろと。彼はそれに被せるように言った
「いる」その言葉と同時に不思議な門が彼の横から出現した。そこから現れたのは、ありとあらゆる姿をした生き物たちだった。あるものは、絶世の美女の上半身に魚の身体だったり、三つ首の犬だったり、身体を紅蓮の業火で焼かれている巨人だったり、人々はこの生き物たちが何者かを知っていた。いや知らない人間などいなかった。なぜなら紛れもなくかれらはかれらこそが人間を脅かす元凶である魔物だったのだから。
これが後に人類史上最大の英雄といわれる人類初めてのモンスターマスター
【ミハイル=シュタイン】の登場であった。
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「はいはい、で無事にモンスターを使役して人間は今の豊かな暮らしを手にいれましたとさめでたしめでたしってね。」
「こら、カイン君授業は真剣に聞きなさい」
軽く教科書で頭を叩かれる。
「いて、すいません。以後気を付けまーす!」
そんなまったく反省していない俺の声に先生はやれやれと首を横に振ってそのしぐさに周りの同級生たちが笑う。いつもの日常を過ごすのだった。
「で、今回はなんでおこられたのよ」
そう言って俺の顔を覗き込む赤髪で幼いながらもきりッとした深紅の瞳に整った顔のクラスのマドンナ的存在の彼女の名はアリア。いわゆる幼なじみってやつだ。彼女が見つめている俺の名前はカイン。黒髪で黒い瞳の普通の顔のただのモブだ。
「いや、ただモンスターマスターって存在がそんなにたいそうなものなのかとおもってね」
「へっ!、あんた何言ってるのをだれかに聞かれていたら」
周りを伺うアリア。
「別になんにもねーだろこんなまだモンスターも持っていない餓鬼、だれもきにしねーよ」
そんなアリアとは対象的にまるでなにごともないようにはなす
「そうはいってもねカイン、何されても文句いえないのよ」
「はいはい、モンスターマスター様もそんなに暇じゃねーよ」
「もう。」
そんな俺の適当な何時もの返事を聞いて、やれやれとアリアが諦める。これもいつもの日常だった。
次話で詳しい世界観などを説明させて頂きます。