ハイキュー 流星の絆   作:ダレ狐

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ようこそ、烏野高校排球部へ

中学時代 3年の冬休み のある日

 

「なぁ〜斗真はポジションは元々ウイングスパイカーだったんだよな」

 

「ん? そうだけど、どうしたんだよ?急に」

 

「いや、高校になってポジションとかで」

 

「今からそんな心配してるのかよ? 代替、ポジションなんてセッターかリベロ位だぞ固定の多いのは」

 

「そうなのか?」

 

「その部員の数によるけど、セッターとリベロは何処も他のポジションと比べてもなる人が少ないからな」

 

「セッターとリベロか〜」

 

「リベロは良く背が低い人のポジションって揶揄される事も多いけど、相手スパイカーのボールをレシーブを多く触る…そのレシーブの下手な翔陽なら、それだけで難しさ解るだろ?」

 

「うっ…」

 

「そして、セッターは花形ポジションとは見えないかもしれないけど、スパイカーに綺麗にボールを運ぶ、ボールが乱戦すること多い中で安定してトスを回す。 このチームの要って言っても過言じゃ無いからな〜 」

 

この時は翔陽の他愛のない話だと軽く受け流していた。

 

 

現在

 

「…ここだ」

 

ドーン!

 

「よっしゃー!」

 

翔陽と影山の変人速攻が決まり出して、点差が逆転なり始めた。

24対23

 

この感じだと、澤村部長は俺を使うのは第2セットだな、おそらく、このセットは翔陽と影山の変人速攻の練習が目的

 

「そう何本も抜かせるか!」

 

翔陽が構えた所に月島が構えてた。 流石にあれだけ打たれたら、翔陽が打つところに構える様になるが…それが仇となるが

 

「いらっしゃい!」

 

田中先輩のスパイクが決まり第1セットは 翔陽と影山チームが先取。

 

 

そして、その第2セットが始まったが、決定力が掛ける月島と山口チームは押され気味だ。 そして、7対10で3点差が付いたから

 

「それじゃ、星野来てくれ」

 

「うっす!」

 

俺は山口と交代して構えた。 さて、サーブで決めて5点狙いは翔陽狙えば割と簡単だが、ピンチサーバーなら、あの変人ソッコーを抑えるヒント位見つけないとな…考えれる方法は

 

「月島、澤村部長少し、良いですか?」

 

「おぉ、何かあるのか?」

 

「王様みたいな無茶ぶりな事を言う気か?」

 

「無茶かは、正直このピンチサーバーに入ってる時にしか確認出来ないが、少なくとも広いレシーブ力ある澤村部長と月島のブロックを最大限に機能を発揮させるよ」

 

「対した自信だね、全国大会出場者は言うことが大きいね」

 

「月島…でも、あの速攻をどう抑えるんだ?」

 

「外から見て思うのは、翔陽は基本的にブロック居ないところにしか点が入ってない。 そして、翔陽を集中したら田中先輩の速攻が来る。 なら片側は捨てて、空いた空間を澤村部長のレシーブでカバーを主体にした方が良い」

 

「ちょっと、それ ようするにあのチビに好き放題打たせるって話?」

 

「翔陽の速攻は不意打ちだから機能する。 ハナからコースを絞れば」

 

「確かに予めコースを決めて貰えたらやりやすい」

 

 

 

イメージ図

 

通常

ーーーーーー

月島 〇 星野

(〇) 澤村

提案

ーーーーーー

月島星野

(空白) 澤村

※〇や空白は余白の為の表現

 

「サーブで翔陽を狙い撃ち、したら5点以上は狙えるが…どうせやるならあの速攻を停める方を練習の方がより試合形式に近いと思いますが?」

 

「それは…」

 

「なるほど、確かに星野サーブ力ならそれも可能だが、あの二人の速攻対策に力を注いだ方がより試合形式になるな」

 

「月島どうする? 他に案があるなら聞くけど」

 

「……あの二人にやられたままなのは詰まらないから、その提案に乗るよ」

 

「了解…それじゃサーブ行きますね」

 

今の敵チームの並びは

 

翔陽

影山 田中

ーーーーーー

 

おそらく、俺が翔陽狙い撃ちを予測して、2人が前に出てフォローかな?

 

「一発目は真ん中全速力!」

 

ズドーン!!

 

俺は3人の真ん中の位置に全速力で叩きつけた。 これで2人は真ん中を意識する様になるが、そのせいで身体が全体的にしゃがみ込んでいる。

なら逆に

 

「影山目掛けて!高めの」

 

俺は影山と日向の隙間を狙うが位置的に影山が後ろ向きでレシーブすれば取れる位置に狙う。

 

「くそ!」

 

普通なら反応しないが、影山は見事にレシーブしたが、そのボールは月島の方に山なりに飛んで、そのまま月島は叩きつけて一点を取る。

 

「これで少しは憂さが晴れるよ」

 

さて、影山の性格から、ここで流れを切るためにあの速攻を狙うはず…なら狙いは田中先輩の足元付近に目掛けて…

 

「先輩舐めるな!」

 

田中先輩は膝を前に出して低い姿勢でレシーブをした。

 

俺と月島は影山の前に壁を張る動きした時、翔陽は真ん中に寄る振りをして俺と月島が居ないエリアに飛んでスパイクをした。

 

「まだだ!」

 

けど、澤村先輩が既に構えていた所にレシーブをしたボールは俺の方に飛んできて

 

「月島!」

 

月島に目掛けてトスをする振りをして俺はツーアタックで相手コートにボールを落とした。

 

『!?』

 

「影山ほど、ボール回しは出来ないが、フェイント入れてのボール捌きは俺は得意だぜ」

 

「星野も、見かけによらずに割といい性格してるな」

 

「体格も運動能力が突出してないから、小手先技を覚えただけですよ。 レギュラー取るために必死だったので」

 

 

「そうか…よし、このまま逆転するぞ」

 

「…」

 

「月島、俺や翔陽みたいな体格劣る奴に何を思ってるか知らないが…」

 

「何?」

 

「もっと自信持てよ、 身長ばかりは努力だけではどうにもならないんだからな」

 

4点目は翔陽に目掛けてアウトラインギリギリを狙うが翔陽が足を出したことでボールは月島の真後ろに飛んで、俺がレシーブをしたが、ネットに当たり、点差は10対11と追い越せなくて、点差を付いてしまった。

 

「悪い、レシーブミスしました」

 

「いや、良く取れていた。 俺たちのフォロー不足だ。 それに星野は次に繋げるためにいい仕事をしたよ」

 

「ありがとうございます」

 

「ナイサー」

 

月島がこのタイミングで言うのが解らんが、月島なりに俺の仕事を褒めたのか? 影山同様にコミュニケーション難なタイプだな。

 

そこから試合は俺のアイディアである程度翔陽の動きを停めれたが、サーブや攻撃力が無い月島と山口チームはそこから追い越せず、第2セットも23対25で、翔陽と影山チームの勝利に終わった。

 

『ありがとうございました!』

 

10点目標に対して8点、悪くは無いが、レシーブやブロックフォローがもう少し必要だなっと痛感した内容だった。

 

スタミナはそんなに消費はしてないが、これは3対3の練習だから、実際の試合でワンセット持つかは解らないな…何処かのタイミングで澤村部長にお願いしてみるか?

 

 

「月島、山口…握手」

 

「はぁ?」

 

俺が考えに老け込んでいたら翔陽と影山は月島に握手を求めていた。 多分、チームワークを出来るアピールのつもりだが、4人は何か喚いていたが俺は知らぬフリしてノートでプレー内容を振り返りを書いていた。

 

「清水、あれ持ってきているか?」

 

「うん、クリーニング終えたから」

 

するとマネージャーの清水先輩からダンボールを取り出すと、中から烏野高校排球部と書かれた黒のジャージを渡された。

 

 

「色々あったが、改めてようこそ烏野高校 排球部へ!」

 

先輩達揃えて着て見せてくれて翔陽はテンション上がっていた。

 

 

「ごめん、遅れて」

 

すると武田先生が来た。 何かの紙を持ってるが

 

「武田先生大丈夫ですか?」

 

 

「大丈夫大丈夫、 ようやく練習試合組めたからね 早く報告したくて!」

 

 

『練習試合』

 

「本当ですか? どこの高校ですか?」

 

「県大会ベスト4の青葉城西高校です」

 

青葉城西高校、確か牛島さんが居る白鳥沢と良く決勝戦に当たる高校だよな…良く練習試合を

 

「ただ、向こうの要望として、セッターは影山君を使う事が条件で」

 

そうか、影山の中学時代のメンバーが多い高校だもんな、そう言う理由か

 

「何すか?ウチには興味はねぇーけど、影山にはあるんですか?」

 

「田中落ち着け」

 

「良いじゃないか、練習試合なんて中々組めない中の絶好の機会」

 

「けど、菅さん!」

 

「それに、俺は影山と日向の速攻がどれ程通じるか見たいし、星野のサーブも試合形式で試す機会にも最適じゃないか」

 

すごいな、菅原さん。

ポジション争いが難しいのに、みんなをうまくまとめて……改めて先輩たちはすごいぜ。

 

「えぇ、ノータッチエース5本、記録を更新するつもりでやりますよ」

 

「おぉ〜、頼もしいな」

 

  そして俺たちは片付けのあと、みんなとだべりながら帰り、澤村部長に肉まんを奢ってもらえることになって坂ノ下商店に向かうと、影山と菅原先輩が何か話をした後だった。

 

話の内容はわからないが、多分ポジション争いのことだろうな。影山は割と律儀だよな〜。

 

考え込んでいたら、翔陽が肉まんを誰よりも先に食べて、田中先輩たちに締められていた。

そこで、俺と影山と菅原先輩は澤村部長に呼ばれた。

 

「2人に来てもらったのは、日向のポジションの件で相談だ」

 

「日向のポジションですか……」

 

「消去法なら、ミドルブロッカーかな?」

 

「星野、どうしてだ?」

 

「澤村先輩、田中先輩の2人の安定感に比べたら、お世辞にも翔陽はトータル的に無理ですね。それに、今日の速攻を生かすなら——」

 

「ミドルブロッカーのポジションが適任ですね」

 

確かにブロックとしての翔陽はまだ無理だが、翔陽ならネット際でも横にあれだけ動けるなら、その方がいい。

反射神経も悪くないから、いつかはソフトブロックでワンタッチ狙いのブロックなら、活躍する機会はあると思う。

 

「2人の意見も俺と同じで安心した。なら、日向の件はこれで良し。

そして星野は、第3セットのみという方向で考えてる」

 

「わかりました。それで大丈夫です。

一応、前日に病院に行って検査して確認しましょうか?」

 

 「いや、平日だし急な対応だから、当日の検温だけ確認させてくれたらいい。ただし、試合当日に怪しい様子があれば、すぐ戻すから」

 

「わかりました」

 

  そして俺たちは、来週火曜日の放課後に行われる練習試合に向けて、練習を開始した。

 




ようやく、青葉城西高校練習試合前までかけました!
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