いや俺ら複数個性使えるだけでAFOとか知らないです   作:限界大学生ニム

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こんばんは。限界大学生ニムと申します。
まず初めに、お気に入り登録者数100人+UA1万突破ありがとうございます。
見切り発車で始めたものだったのでここまで見てくださるとは思ってもみませんでした。
また、前回分で評価してくださっている方が増え、評価バーにも色が付き始めました。
☆9評価を入れてくださる方もいて全然泣けます。
まだまだ物語は序盤なので、これから読んでくださる中で、
評価やお気に入り登録して下さるとうれしいです。
というわけで今回もお楽しみください。


11話 折角の体育祭だしそりゃ特訓するよね

 雄英体育祭。かつてオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ、全国、全世界が

熱狂した。しかし、個性の発見後は規模も人口も縮小し形骸化。

そんな時代の日本において、オリンピックにとって代わるのがうちの体育祭だ。

 

 当然全国のトップヒーローが視察に訪れ、優秀な生徒をスカウトする。

俺らが体育祭後に経験する職場体験も、体育祭で指名を受ければその中から

好きなヒーロー事務所に行ける。そうやって顔を売れば卒業後名のある事務所に相棒(サイドキック)

入りを果たせるというわけだ。そりゃ中止するわけにもいかないわな。

 

「時間は有限。プロに見込まれればその場で将来が開ける計3回だけのチャンスだ。

ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ。その気があるなら準備は怠るな!」

 

「「「はい!」」」

 

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昼休み

 

「みんなすっごいノリノリだ。」

 

「そりゃそうだろ。みんなヒーローになりたくてここに入ってんだ。…てなわけで。

みんな!俺から1つ提案があるんだけど一瞬いいかな!!」

 

「どうしたんだいきなり?」

 

「今回みんな気合入ってるし最終的にはライバルになっちゃうわけだけど、

いい機会だし体育祭までのクラス合同特訓なんてどうかな?

みんなで特訓すればそれぞれの弱点の克服とか効率よくできるかなって

思っての提案なんだけど。」

 

 正直かなりリスキーな提案だろう。毎年個人種目もある体育祭前に自ら得意なことや

弱点をさらけ出すことになる。それに提案者が俺だ。個性を使われることを恐れて参加したくない人も居るだろう。俺だったら参加は渋る。

 

 それでも戦闘訓練でかなりのインパクトを与えているからだろうか、爆豪や轟以外は

全員参加の意向を示してくれた。特に麗日さんはとんでもない気合である。

もう様子がおかしい程には。

 

 「よし!じゃあ参加する人は今日から毎日朝6時と放課後に体育館借りるから

各自集合で!それ以外なんかあれば都度連絡するからよろしく!」

 

 ってな流れで決まった合同特訓。食堂で寧人にも話して誘ったのだが、

 

「お断りだね。」

 

「なんでや!一緒に特訓した方が絶対いいやろがい!」

 

「…まあA組だからだろうねえ。分からないのも当然なんだろうけど。今A組は世間から見たら

ヴィランの襲撃を乗り越えた奇跡の連中みたいな評価なんだよね。ぶっちゃけた話、

プロヒーローもA組がメインみたいな感じなんだ。だから、B組連中はその提案は素直に

呑み込めないんだよね。」

 

「なるほどなあ。そういう感じなのか世間は。俺は一般の人たちからの評価しか

気にしてなかったから余計わかんなかったわ。」

 

「あと思うんだけどね、一緒に仲良しこよしもいいけど競い合う関係の連中がいた方が

伸びるんじゃないかい?だから僕はね…

打倒A組って感じでこっちも合同特訓提案させてもらったんだよねえ!!」

 

 打倒A組だあ?そんなもん…

 

「やってやろうじゃねえの!!泣きべそかかせてやらァ!!」

 

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放課後

 

 敵情視察が目的なのだろう。A組の教室前には普通科や他の科の人間含め

とんでもない人だかりができていた。

 

「ごめん飯田ぁ…ちょっと隠れさせて。俺こういうのむりぃ…。」

 

「ああ。分かってる。落ち着くまで隠れていると良い。」

 

「んだよ特訓いけねえじゃん!何しに来たんだよ!」

 

「敵情視察だろ。ヴィラン襲撃を耐え抜いたんだ。体育祭の前に見ときてえんだろ。

そんなことしたって意味ねえから消えろモブども。」

 

 言葉つっよ。えぇ?なんでそうなるん?もう本当にやばいって。

絶対なんか変なの呼んじゃうってぇ…

 

「うわさのA組。どんなもんかと見に来たが随分と偉そうだな。」*1

 

「体育祭のリザルトによっちゃほかの科からヒーロー科編入できるって知らないの?

少なくとも俺は敵情視察なんてつもりはない。宣戦布告しに来たんだ。」

 

 ヒーロー科への編入。雄英高校の良いところであり、悪いところ。

ロボット相手の入試じゃ役に立たない個性なんてこの世には山程居て、そういう人間が

夢を追えるようにという制度なんだろう。

 

 しかし、ロボットを破壊出来ない人間がそれをできる個性の持ち主に勝てるのかと問われれば、その可能性は限りなく0に近い。人間相手にしか通用しない個性なんて相澤先生の抹消とか、

あるかわからんが洗脳や催眠の類くらいだろう。お父さんもそうだったが、

そういう個性の持ち主は本当に血反吐を吐くような努力が必要だ。

昔々の漫画にあったフィジカルギフテットくらいのパワーがないと安定して活躍することは

超人社会では不可能だから。

 

「いいから早くどけてよぉ…体育館いけないってぇ…」

 

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クラス合同訓練 A組side

 

「みんな揃ったね?体育祭までは2週間しかないし、さっそく始めようか!」

 

 俺らはまず肉弾戦が得意なグループ、遠距離が得意なグループ、その他で分けて特訓を行った。

因みに俺はその他だけどいろんな個性の特徴を網羅しているのでアドバイザーである。

 

 まあでもはっきり言って困っている人間のほうが少ない。出来ること出来ないことは

基本分かってるし、やることといえば出力上げるとか、長いこと使えるように個性を

使い続けるとかね。結局個性も身体能力の一部だし、使いまくれば伸びる。

ただ一人で方針が固まんなかったのが緑谷、尾白の2人だ。

 

「尾白!なんか困ってたりするか?」

 

「僕の個性はどう伸ばすのがいいか迷っててさ。持続時間とかもないし何とも言えなくて。」

 

「そうだなあ…例えばなんだけど、しっぽを細く長くするみたいなのってできたりしない?

基本的に攻守ともに優秀なんだけどリーチで相手に負けちゃってるとキツイと思うから。

もしくはしっぽと足使って思いっきりスタート切れたりするとどんな相手に対しても

ある程度通用しそうじゃない?」

 

「なるほど…ありがとう!参考にするよ!」

 

「おう!んで次は緑谷か。」

 

「うん。僕の個性って超パワーで、一回使うと基本使った部位が壊れちゃうから

どうすればいいかなって。」

 

「いやはっきり言ってメチャムズイ。正直どうすりゃいいかマジでわからん。」

 

(初めから見捨てられた!?)

 

「たぶん似てる個性の持ち主ってつゆちゃんが言ってたけどオールマイトぐらいな気がしてて、

そこと緑谷の違いでいうと多分全身に個性使ってるかどうかだと思うな。」

 

「全身に?」

 

「そう。緑谷は体のどっか一部に個性使ってぶっ放して大けがってパターンだけど

オールマイトは多分全身に使ってるから、ぶっ放しても体自体を個性で強化してるから

大けがしないんだと思う。もしくは100%でぶっ放してるんじゃなくて普段は30%とかね。

まあなんにせよまずは制御できるようになるとこだな。普段個性使うときなんか

イメージしたりしてる?」

 

「一応、レンジで卵が爆発しないイメージでやってはいるんだけど…」

 

「なんやそれ?イメージが悪いわ。そりゃ失敗するでしょ。

もっと調整しやすいものでやるべきだな。体で例えると声の大きさとか、別の物なら

水道で蛇口ひねるときとかね。」

 

「声か…確かに普段調節してるものだからイメージしやすいかも。」

 

「よっしゃ!試しに俺に向かって打ってみな!」

 

「ええ!?失敗したとき危ないしできないよ!」

 

「いいからやってみろって!人に打つ方が勝手に威力もセーブできんだろ!

それに俺にも考えがあるしな!」

 

「分かった…スマーッシュ!!」

 

「リアライズ・ドリーム!【キドウ:軌道】!」

 

 俺は誰もいない方向へとスマッシュの軌道を変える。一か八かだったけど

なんとか行けたぜ…ひやひやした。

 

「夢現君!大丈夫だった!?」

 

「問題ねえよ!それよりお前ケガしてねえじゃん!やったなあ!」

 

「え?ホントだ!ありがとう夢現君!!」

 

「よっしゃ!なら今日から毎日この特訓は付き合ってやるから早く感覚つかもうぜ!」

 

「うん!」

 

 そこから数日たち、体育祭前日になって尾白はしっぽを細くする使い方を、緑谷は威力の制御に関しては申し分ない程になった。全身に個性を使った修業は出来なかったため心配ではあるが…

まあ何とかしてもらえればって感じかな。

 

B組side

 

「さあ始めようかぁ!!打倒A組の為の悪だくみをさあ!!」

 

 僕らB組は全員で体育祭を勝ち抜く作戦を考えつつ、全員揃って同じメニューを

こなすことで連携力を高めることにした。個人の能力に関しては元々申し分ないものを持って

いるしねえ。何よりA組を出し抜くことで注目を集めること。そうしないとプロの注目は

集まらない。

 

「例えば敢えて1種目目とかは手を抜いてA組を油断させるってのはどうだ?

2種目目からが有利になるだろう?」

 

「なんだその作戦!!そんな小細工するなんて俺は嫌だぜ!!」

 

「鉄哲!そんなこと言ってたら勝てないよ?卑怯でもいいから作戦は立てなきゃ!」

 

「確かに拳藤の言う通りなんだけどね。普段から1位を目指すものとそうでないものの差は

確実に出るよ。それにどんな場面でも1位以外では納得しないくらいに気合が入ってた方が

勝てる可能性も高まるし普段の特訓にも精が出るってものだろう?」

 

「そうかもだけど…」

 

「それに何よりね…僕はどんな種目でも用斗に負けたくないんだよねえ!!」

 

「いいな物間ァ!!熱いじゃねえかお前!!」

 

「まったく…結局作戦もくそもありませんぞ!」

 

「でも…こういうのも好きだな私…」

 

 こんな感じで作戦という作戦もなく、結局のところ連携の練習を行うことしかしなかった。

まあこれで用斗にとやかく言われることもなくなったわけだ。やってやろうじゃないかA組…

 

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体育祭の朝

 

「ついに今日だねぇ用斗!ヴィランを退けたA組さんはちゃんと特訓してたのかなあ?」

 

「なめんなよ寧人。俺らは調子づいてるわけじゃなくてむしろ打ちのめされたんだ。

プロと自分との差にな。だからこっちはこっちで必死に特訓してたよ。」

 

 

「「お前らには絶対負けねぇからなこの野郎!!」」

*1
ほらやっぱりぃ…




次回、A組VSB組!決戦の幕開け!!
デュ〇ルスタンバイ!

ついさっきまで書いてたので時間遅れましたァ!!!すみませんでしたァ!!!
誤字報告助かってます!!!今後もお願いします!!!

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