いや俺ら複数個性使えるだけでAFOとか知らないです   作:限界大学生ニム

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どうも皆さんこんばんは。限界大学生ニムと申します。
最近は暇でほぼ毎日書いてますから、だんだんとここで話すことも
無くなってまいりました。ということでさっそく本編をどうぞ。


12話 誰にだって夢があるよね

A組控室

 

 例年大注目の雄英体育祭。もちろんマスコミの方々も多くいるので俺は早めに登校した。

普段は3年生のステージが盛り上がるのだが今年に限っては1年A組が注目の的となっており、

倍では済まないほどの人気である。そんな状況のため控室もそこそこピリピリしている…

なんてことはありません。みんないい雰囲気です。

 

「みんな!準備は出来てるか?もうじき入場だ!!」

 

「準備は出来てるけど普通に人いっぱいいるのは無理だなあ…どうしよ。」

 

「夢現君…。深呼吸するといいよ…。」

 

「そういう緑谷もがちがちじゃんか…何の参考にもならねえよ…。」

 

「緑谷、夢現ちょっといいか?」

 

 お?なんだなんだぁ?普段話しかけてこない轟が話しかけてきましたぜぇ?

わくわくします!

 

「どうしたんだ?轟。」

 

「夢現は別だが、客観的に見ても緑谷よりは実力は俺のほうが上だと思う。」

 

「え?う…うん。」

 

「けどお前、オールマイトに目かけられてるよな?別にそこを詮索するつもりはねえ。

あと夢現には訓練で一回完敗してる。だからお前らには勝つぞ。」

 

「いいねぇ…やってみろよ。やれるもんならな。」

 

「おいおいおい…急にけんか腰でどうした?直前にやめろって。」

 

「仲良しごっこじゃねえんだ。何だっていいだろ。」

 

「僕だって、後れを取るわけにはいかないんだ。本気でトップを取りに行くよ。」

 

 なんだ。緑谷も熱いもん持ってんじゃねえか。やべぇ…燃えてきた。

 

「みんなだってそうだろ?それぞれ目的があってここに入学してんだ。勝ちてえだろ?

それに俺はわざわざ訓練に参加したみんなのアドバイザーしたんだ。敵に塩を送られて

更に負けでもしたら恥さらしだぜ?」

 

 俺の挑発にみんなの雰囲気が変わる。そりゃそうだ。ここまで言われて奮い立たないやつは

ここにいない。

 

「昨日までは仲間だったし明日からも仲間だ!ただ今日だけは、ライバルだぜ?

本気でかかってこい!俺は誰にも負けねえからな!」

 

 まあここまで発破かければ他に簡単に負けはしねえだろ。あんなふわふわした雰囲気

だと足元救われかねねえからな!

 

B組控室

 

 ついにこの日がやってきた。今日この体育祭で、雄英1年はA組もB組も粒ぞろいだって

世に知らしめてやる。だからこそ、あえてA組を目の敵にした。みんなが120%を出せるように。

 

「来ましたな!この日が!!」

 

「ああ。私らの特訓の成果をA組や世間に見せてやる時だ!!」

 

「燃えてきたぜェ!やってやらァ!!」

 

「みんな気合十分だね!!僕らはこの2週間必死で特訓してきた!!

それもすべて今日この日A組に勝って、世間に僕らの存在を知らしめるため!!

個人でもチームでも何一つA組に負けちゃいない!!やってやろうぜ!!!」

 

「「「おう!!!」」」

 

 まってろ用斗。すぐに追い越してやる。

 

──────────────────

──────────────────

 

『HEY!!!かつ目しろオーディエンス!!!*1群がれマスメディア!!!*2

今年もお前らが大好きな高校生たちの青春暴れ馬…雄英体育祭が

始まりエヴィバディ!!アーユーレディー?1年ステージ、生徒の入場だァ!!』

 

 相変わらずマイク先生は圧倒的盛り上げ上手ですね!私は怖くて震えが止まりません…

なにせ私は入試を1位で突破してしまったのでこの後選手宣誓があります…

マスコミの方見ずにやればぎりぎり何とかならないこともないと思う…うん。

後は全員ヴィランだと思えば多分大丈夫。実際始まれば敵同士だし…うん。

 

『どうせお前らあれだろ?こいつらだろ?敵の襲撃を受けたにも関わらず、

鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!ヒーロー科1年A組だろォ!!』

 

「大人数に見られる中で最大のパフォーマンスを発揮できるか…これもまた、ヒーローとしての

素養を身に付ける一環なんだな。」

 

 じゃあ多分俺は一生身につかんわ…怖いもん…

 

『話題性じゃ後れを取っちゃいるが、こっちも実力派ぞろいだ!!

ヒーロー科1年B組!!』

 

「まったく…A組ばっか持ち上げられてて腹が立つねぇ…まあそれも今日でおしまいだ。」

 

『続いて普通科C、D、E組!!サポート科F、G、Hも来たぞォ!!

そして経営科I、J、K!!雄英1年そろい踏みだァ!!』

 

「選手宣誓!選手代表1-A 夢現用斗!!」

 

「選手宣誓って夢現君がやるの!?」

 

「はい。そうです。やりたくないです。」

 

 まあそんなこと言ったってやるしかないのでやらせていただきますよ。

マスコミは見ないようにして、ほかの会場にいるやつらは全員敵!!そう思えば幾分かマシ!!

とか思ってたけど正面にミッドナイト先生しかいないのね?なら全然余裕だわ。

 

「宣誓 俺らヒーロー科、普通科、サポート科、経営科、全員がPlus Ultraを胸に、

この体育祭を戦い抜くことを誓います。そして、ここからは俺個人の宣誓になりますが、

俺の目指すヒーロー像に負けの文字は存在しません。だからお前ら全員に宣戦布告だ!!

俺は誰にも負けねえからよぉ、お前らやれるもんなら俺のこと倒してみな!!以上!!」

 

(((やりやがったぁ!!!)))

 

 ハイ。非難轟々ですね!!でもこんだけやった方が盛り上がるし気合も入るでしょ!!

 

「さーて!それじゃさっそく始めましょ!第一種目はいわゆる予選よ!

毎年ここで多くの者が(ティア)ドリンク!運命の第1種目!今年は…障害部競争!

11クラス全員参加!コースはスタジアムの外周4キロ!コースを守れば何をしたって

構わないわ!位置につきまくりなさい!」

 

 障害物?んなもん飛べば基本何の問題もねえだろ?まったく…甘いね!

 

「スタート!!」

 

「リアライズ・ドリーム!【ホークス:剛翼】!」

 

 俺はゴタつくのも嫌だしさっさと飛んでいこうとしたのだが、

轟が入り口を抜け出すギリギリのところで俺の足を凍らせてきた。

 

「やると思ったぜ夢現。そう簡単に行かせるかよ。」

 

「いい反応だな轟。いや、山勘か。」

 

『さあ実況しようと思ったら!さっそく戦闘開始だあ!!解説頼むぜイレイザー!!』

 

『夢現だな。剛翼使って飛び出そうとしてすんでのところで轟の妨害。いい判断だ。』

 

 本当だったら飛んで行って終わりだったんだけど…一回炎系使わねえとな。

飛べはしねえけど元から高度があるからエンデヴァーでいいか。

 

「リアライズ・ドリーム!【エンデヴァー:ヘルフレイム】!」

 

 これを使ったとたんなんか轟の表情が曇った気もするが…まあいいか。

 

『1-A 夢現!妨害に合うもとっさの判断で挽回!速攻1位争いに加入だァ!あれだなもう何かズリィな!!』

 

『合理的判断だ。ただいろんなヤツの個性を使うだけでなく、その場に適した個性を選んでる。』

 

『さすがは入試主席合格者!!とんでもないエリートっぷりだァ!!だがここからが本番だァ!

お手並み拝見!ロボインフェルノ!!』

 

『ヒョウテキハッケン!コロス!』

 

 なんだか懐かしいなあ!入試以来だ!でももう何も思わないね。後ろの妨害もしたいし

あれが一番かな。

 

赫灼熱拳・ヘルスパイダー!落石注意報だぜ!瓦礫に潰されねえように上だけ向いてな!」

 

『自分の進路を確保しつつ同時に妨害もして見せたァ!!こいつはシヴィー!!』

 

 ヒーロー科連中はまあこんなもんじゃ倒せないわな。まあそれでも多少遅れてくれればいいよ

…ってアブね!?

 

「逃がさないよ!用斗!!」

 

「やっぱお前の仕業だよなあ!!柳さんに個性借りて攻撃かあ!?うざってえな!!

でも追いつけなきゃ意味ねえぞ!!」

 

『またもや妨害される夢現!人気者は辛えな!しかし、落ちればアウトな第二関門も飛べば関係ねえ!

文字通り難なく突破ァ!さあさあ早くしねえとこのままゴールしちまうかもしれねえぞォ!!

誰かさっさとあのチートBANしろォ!!面白くねえ!!』

 

『おいおい偏向報道が過ぎるぞ。ちゃんとやってやれ。』

 

 チートって思ってもらえて何よりですよ。ってかなんだ?このスペース?

 

『想定よりだいぶ早えが!最終関門!一面地雷原だァ!!』

 

 一面地雷原となるといちいちジャンプしなきゃならねえヘルフレイムは不利だな。

先頭不利だしどうしたもんか…

 

「俺には関係ねえ!!ちんたらしてんじゃねえよ!!パクリ野郎がァ!!」

 

 は?爆豪なんでこんなところに?早すぎんだろ?轟抜かしてきたのか?

てか不味い!

 

『ここにきて先頭変わったァ!!喜べマスメディア!!お前らが大好きな展開だァ!!』

 

リアライズ・ドリーム!【ホークス:剛翼】!そう簡単に行かせねえよ爆豪!!」

 

『さあさあさあ!後続もスパートかけてきたァ!!だが、引っ張り合いながらも空中戦が可能な

先頭2人が圧倒的優勢だァ!!』

 

「てめえさっさとやられろや!パクリ野郎!!…ん?」

 

「お前が落ちろ爆豪!!…ってなんだ?」

 

 後方で謎の大爆発。んでなんか飛んできてんな?誰だ…?

 

『A組緑谷!!爆風で猛追!!そんでもう一人飛んできてるぞ!?あれは…B組物間だァ!!先頭を抜いたァ!!』

 

「ハーッハッハッハ!!フィクサー!!!」

 

 おいおいおい!どうやって来たんだ!?緑谷は失速してるが寧人のほうは失速すらしてない!

このままだと…いや、関係ねえ!!

 

「デク…俺の前を行くんじゃねえ!!」

 

「寧人ォ!!てめえにだけは負けねえ!!」

 

 追い越されてもすぐ抜けばいいだけだろうが!!

 

『一度は抜かれたがすごいスピードで元先頭追跡!!特に夢現はスゲェ!!

一瞬で緑谷を抜いちまったァ!!そして先頭は物間と夢現が並ぶ!!』

 

「言ったろう!?ぼくらB組の目標は打倒A組だって!!だから柳と宍田に協力してもらったのさァ!!」

 

「協力してもらわなきゃ並べもしなかっただろうがァ!!てめえには負けねえんだよ!!」

 

『雄英体育祭1年ステージ!!この結果を誰が予想できたァ!?俺らもこんなの

見たことねェ!!まさかの同着だァ!!同率1位となったのはA組夢現とB組物間だァ!!』

 

「は?おいおい同着かよ。まったく面白くねえな。」

 

「まあいいさ。こっからの種目で優劣付ければいいんだから。」

 

 間髪入れずに緑谷、爆轟に続きみんながゴールしてきた。んで峰田はキモいしずるいし

シンプル犯罪だからさっさと降りような?殺すぞ?

 

「1年ステージ第一種目もようやくおわりね!それじゃあ結果をご覧なさい!!」

 

1位 夢現用斗 物間寧人  3位 緑谷出久  4位 爆豪勝己  5位 塩崎茨

 

6位 轟焦凍  7位 骨抜柔造  8位 飯田天哉  9位 角取ポニー  10位 柳レイ子 …

 

「そういや轟はなんでいろんなヤツに抜かされてんだ?なんかあったか?」

 

「用斗の妨害の後、小大や塩崎、柳の妨害を食らってたからねえ。」

 

「じゃあこの順位も納得か。んで柳さん結構早かったなあ!移動系でもないのに!」

 

 とか話してるといつの間にか背後に柳さんが立ってた。いや流石に怖いから

やめてもろて。

 

「夢現君の壊したロボの残骸に乗って来た。助かったよ。ありがとう。」

 

「そ…そっか。助けになったんならよかった。」*3

 

「予選通過は上位42名!そして次からいよいよ本選よ!」

 

 お?話してたらいつの間にか始まっちまう…集中しねえと。

 

「第二種目は…騎馬戦よ!」

*1
刮目しやがれ!!

*2
群がんな!!!帰ってくれ!!!

*3
ミッドナイト「青いわあ♡すごく好み♡」




次回!騎馬戦開幕!!
以下第一種目の11位からの順位表です。気になる方は見ていってください。
順位の変動はB組が本気であることを踏まえての順位だからです。
因みに見てもらえれば分かる通り夢現の代わりに青山君は落ちました。ドンマイ!!
次回も楽しんでもらえると嬉しいです。それでは。

11位 常闇踏陰  12位 瀬呂範太  13位 宍田獣郎太  14位 切島鋭児郎
15位 鉄哲徹鐵  16位 尾白猿夫  17位 円場硬成  18位 蛙吹梅雨
19位 泡瀬洋雪  20位 障子目蔵  21位 砂藤力道  22位 麗日お茶子
23位 回原旋  24位 凡戸固次郎  25位 拳藤一佳  26位 八百万百
27位 峰田実  28位 芦戸三奈  29位 取蔭切奈  30位 黒色支配
31位 上鳴電気  32位 鱗飛竜  33位 庄田二連撃  34位 鎌切尖
35位 口田甲司  36位 小大唯  37位 耳郎響香  38位 吹出漫我
39位 葉隠透  40位 小森希乃子  41位 心操人使  42位 発目明

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