いや俺ら複数個性使えるだけでAFOとか知らないです   作:限界大学生ニム

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どうもこんばんは。限界大学生ニムと申します。
前回は削除したり投稿したりと申し訳ありませんでした。
一応言い訳をさせていただくと、最近はこの小説以外に意識が向いてしまう
ことが多く、今回のミスが起きてしまいました。推しの突然の顔出しとか。

お詫びといっては何ですが、今回は出来るだけ早めに出させてもらいました。
それに加え、軽くここで手直し分のおさらいをさせていただきます。
手直し後を見てくださった方々はそのまま本編をお楽しみください。

因みにガッツリ書くつもりのなかった主人公組以外の試合ですが、
原作と違う試合はある程度書こうと思います。
体育祭編はリア友に挿絵もお願いしていますのでお楽しみに。

【おさらい】
騎馬戦決着後、夢現・物間・爆豪・轟チームがトーナメント進出が決定するも
夢現チームの発目明がスポンサー会社に注目されたことを理由に棄権。
16名で行うことになっているため5位だった緑谷チームから1名繰り上がり進出することとなり
緑谷がトーナメントに進出することとなった。
ついに体育祭メインイベントが始まる。

【第一回戦】

緑谷VS心操
轟VS瀬呂
夢現VS上鳴
飯田VS円場
芦戸VS柳
常闇VS八百万
物間VS切島
塩崎VS爆豪

お付き合いいただいた方々ありがとうございます。
それでは本編をどうぞ。


15話 険しい道のりだからこそ夢は輝くんだよね

トーナメント第一試合が始まる前。俺は緑谷…ではなく心操のもとを訪ねていた。

 

「よぉ心操!調子はどうだい?主にのどの調子は。」

 

「ほどほどだね。…なんだ?緑谷の弱点でも教えてくれるのか?」

 

「寝言は寝て言え。騎馬戦の恩はあれど、仲間の弱点は言えねえよ。

まあ協力はしてもらったわけだし応援と、ひとつ…聞いておきたいことがあってな。」

 

「聞いておきたいことねえ…多少は答えるぞ?」

 

「じゃあさっそく。お前のはなんだ?」

 

「夢?なんでそんなこと…」

 

「お前、わざわざ宣戦布告しに来ただろ?その時ヒーロー科編入の話をしてたからな。

ヒーローなりたいなら、なんで他の高校のヒーロー科に行かなかったのかなって思ってな。」

 

 雄英高校ヒーロー科は言わずと知れた名門だ。入りたいと願う人間は山ほど居て、

倍率も300を超える。その弊害から士傑高校以外のヒーロー科はどこも定員割れを起こす。

年によっては定員割れが少ないこともあるが、それでも0なんてことはあり得ない。

だからこそ、ヒーローを目指すだけならば他の高校に二次募集でという手もあったはずなのだ。

 

「…しょうがねえだろ。憧れちまったんだから。」

 

 それから心操は過去の話をしてくれた。彼は過去、洗脳という個性の都合上

皆から悪用方面でうらやましがられたそうだ。…誰だってそうだ。他人を操れるなんて

聞いたら「足がつかない」だとか考えてしまう。(ヴィラン)向きだなんて間接的にでも言われて

嫌な気分にならないやつはまずいない。それでも、一度憧れたら一生消えないのが夢だ。

見返したいという気持ちも相まって、雄英のヒーロー科以外は入らないと腹を決めてたそうだ。

 

「俺もその気持ち…少し分かる気がする。」

 

何を…分かった風に言ってんだよ!分かるわけないだろうが!ヒーロー向きの個性を持って

産まれた奴に!俺の気持ちが!!」

 

 そう言って心操は俺の胸ぐらをつかむ。ヒーロー科の入試主席合格した人間がこんなこと

言ってもそうなるわな。こいつはわざわざ過去を話してくれたんだ。俺も…話すしかないわな。

 

「分かるんだよ。…元弱個性だからな。」

 

「は?それって…」

 

「まあ聞けよ。少し長くなっちまうがな…」

 

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「昨日見た夢が現実になるだけ?そんな個性でオールマイトみたいなヒーローなんか

なれるわけねえだろ!」

 

「でも…お父さんだってヒーローだし…」

 

「お前のお父さん大して活躍出来ずに死んだじゃん!そんな奴の子供なんだから相棒(サイドキック)として

雇われるくらいだろうが!」

 

 そう言われる幼少期だった。反抗しては見るが、それこそヒーロー向きの増強系なんかには

勝てっこなかった。白雲兄ちゃんや相澤兄ちゃんはそんな俺を慰めてはくれるが、そんなもんで

心の傷は癒えなかったし、現実も変わらない。

 

 

 

 でも、憧れちまったもんは…簡単には消えない。

 

 

 

 中学校に上がってからというもの、俺は寧人と共に白雲兄ちゃんや相澤兄ちゃんと

特訓を続けた。フィジカル面は鍛えたが、やはり個性はどうにもならなかった。

無個性や弱個性は差別まがいの区別を受ける超常社会。どれだけ鍛えても、

「また弱個性が何かやってるわw」と嘲り笑われるのが落ちだった。

 

 そんな人生を変えてくれたのが、お母さんの何気ない一言だった。

 

「ただいまー」

 

「おかえりなさい。今日も特訓してくるの?」

 

「うん。そのつもりだけど。」

 

「懐かしいわ…お父さんも昔は頑張って鍛えてたわねぇ。あの人は結局フィジカルのみで

受かったようなもんだったけど。」

 

「そんな風にはなれないよ…。しかも今は強い個性ばっかりだし。やっぱり個性が強くない

と厳しいんだよ。」

 

「そうかもねぇ。そういえば昔お父さんに言ったことあるわ!夢が現実になるなら、

無敵の個性じゃない!って。」

 

「え?なんで無敵なのさ!そんなことないじゃん!」

 

「最初個性教えてもらった時勘違いしちゃってねえ。寝るときの夢じゃなくって将来の夢の方だと

勘違いしちゃったのよ!憧れたものになれるんなら最強だってね!」

 

「憧れが…現実に…」

 

 その瞬間、なぜだか分からないが俺にはそれができる気がした。根拠はない。

ただ、自信だけがあった。

 

「ありがとうお母さん!なにかつかめた気がするよ!」

 

「そうなの?よくわかんないけど…役に立ったんならよかったわ!

気をつけていってらっしゃい!」

 

「うん!いってきます!」

 

 そこからは早かった。自分の思い描くヒーローに。というのは出来なかったが、

身近に寧人が居てくれたおかげで誰かの個性を使うという発想にはなりやすかった。

試してみたらすんなりできたが、よく知らないヒーローは出来なかったので

それからはヒーローの情報収集にいそしんだ。

 

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──────────────────

 

「…以降、俺は弱個性と言われ蔑まれることはなくなった。まあヒーローに詳しくなって

ヒーローオタクだって馬鹿にされることになったんだけどな。」

 

「そうだったのか…。さっきは掴みかかって悪かったな。」

 

「いいんだよ。実際分かってやれるのはほんの少しだし、俺なんかよりお前のほうが

辛かっただろうしな。…さっきも言ったが緑谷も心操も友達だ。だからどっちかに

有利になる話は出来ない。でも応援は問題ないからな。」

 

「わざわざありがとな。そろそろ時間だし、行くわ。」

 

 最後の最後、別れ際に俺は心操の背中に向かって言葉をぶつける。

 

「心操!!話聞いた後でこんなこと言っても意味ねえかもだけど、俺はお前の個性、

最高にヒーロー向きだと思うぜ!!勝って…一緒にヒーローやろうぜ!!」

 

 付き合いは短くとも、同じものに憧れた友人だ。そんな果てしない夢を追う友の背中を

見送って、俺は自分の席に戻った。

 

──────────────────

──────────────────

 

『オーディエンスども!!待ちに待った最終種目第1回戦始まりだァ!!

見た目は普通でも個性は才能マシマシ!! ヒーロー科 緑谷出久!!

(バーサス)! 何とかここまで上って来たぜ!! 普通科 心操人使!!』

 

 何もない平坦なステージ上で戦うガチンコバトル。相手を場外に落とすか行動不能にする、

負けを認めさせても勝ちという分かりやすいことこの上ないルール。…まあ大体某有名漫画の

天下〇武道会ですね。命にかかわるのはだめですけども。

 

「用斗君は普通科の人の個性知ってるんだよね?どっちが勝ちそう?」

 

「そうだなぁ…って柳さん!?なんでここにいるの!?」

 

「ん?別にどこで観戦してても問題はないし?普段学校でそんなに話せないから来ただけ。」

 

「そ、そうなんだ。」

 

 …流石に反則だと思う。めっちゃ可愛いんですけど。

ってか灰色髪で片目隠れてるミステリアス系美少女は普通に属性盛りすぎでしょありがとう。*1*2

 

「僕らもいるんだけどねぇ!!見えてないのかなぁ!!??」

 

「…見えてるよ。お前はやかましいんだから黙って座ってろよ…マジで。」

 

「悪いな邪魔しちゃって!でも実際心操の個性を知ってるのは夢現だけなんだよ!

食らったやつはいるけどな!この試合終わったら物間(この邪魔者)連れて私ら帰るから!今だけごめんね!」

 

「寧人だけなら速攻帰らせるけど拳藤さんに頼まれたんじゃ断れないわな。いいよ。」

 

「非道いなぁ、人の心とかないんか?」

 

「誰にも伝わらんだろうけど相変わらずモノマネ上手いなお前。」

 

「んで結局心操の個性って何なの?」

 

「…まあ心操には悪いけど、俺と同じ側にいる時点で俺が勝つから柳さんや寧人と

当たることないし。ほかの人に教えないなら言ってもいいよ。」

 

「自信満々だね。それで?どんな個性なの?」

 

 俺はすべてを教えてもらったわけではないが、騎馬戦の時に聞いたことをそのまま

教えた。…言ってて思うけどやっぱ強いな。

 

「そんな個性だったんだ!じゃあもし緑谷が反応しちゃったら…」

 

「打つ手無し…だろうねぇ。」

 

「そういうこと。まあ騎馬戦でほかの連中が洗脳食らってんの見ただろうし簡単に

口きくことはないんだろうけどね。」

 

 すまねえ緑谷。流石に教えらんねえからな。特訓で鍛えてやったし許してくれよ?

 

『レディィィ!!スタート!!!』

 

「憧れるものがあるなら、なりふり構ってちゃダメなんだ。夢現とかいう奴は俺のことを

わざわざここに連れてきたわけだが…敵を増やすなんて馬鹿だと思わないか?」

 

「ッ…!!」

 

「こんなふざけたことする奴が主席だなんて笑えるぜ。アイツの親父も人をかばって死んじまったらしいしな。親子そろって完全にアホだろ。そうは思わねえか?緑谷。」*3

 

「何てことを言うんだ!!…」

 

「俺の勝ちだ…」

 

 まあそうなるよね。緑谷は仲間思いって言葉が具現化したみたいなやつだ。

あんなこと言われたら反応もしちまう。…ただえげつねえこと考えるよなあ心操も。

俺の過去は知らなくても、お父さんがヒーローだって轟との会話で言ってたしな。

 

「ねえ、もしかしてあれって…」

 

「バッチリ洗脳されてるわな。」

 

 洗脳にかかってしまった緑谷は、そのまま振り返って場外に歩き出してしまう。

もう洗脳解いてくれる人も居ないだろうし、このまま決着かな。

 

 心操の勝利という大金星が現実になりかけた時だった。

爆風が緑谷の元から生み出され、洗脳が解かれたのは。

 

「嘘だろ…体の自由は利かないはずだ!何したんだ!」

 

 惜しかったなあ心操…。残念だけど、個性の制御が効く緑谷に勝てる道理は…

 

 指2本を犠牲にしたものの、ほかの部位でスマッシュを構える緑谷に心操は問い続けるが、

反応してくれない相手に成す術などあるはずもなく、場外まで吹っ飛ばされてしまった。

 

「心操君場外!!緑谷君2回戦進出!!」

 

 負けてはしまったが、それでも得たものは大きい。プロヒーローは心操の個性に注目し、

もしこのままヒーロー科に編入が叶わなかったとしても卒業後雇ってもらって働く中で免許取得を

目指せるだろう。てか何なら俺が相澤先生に直談判するし。意地でも編入させたるわ。

 

「じゃあ俺控室行っとくわ。心操と話もしたいし。」

 

「そっか。じゃあここで待ってるね。夢現君の試合見てるから!」

 

「うん。絶対勝つよ!」

 

 …カワ(・∀・)イイ!!

 

──────────────────

──────────────────

 

「お疲れ心操。もう少しだったな。」

 

「ああ。ごめん。あれだけ言ってもらって、しかもお前のお父さんのことあんな風に

言っちゃって…情けないよ。ホントに。」

 

「そんなことねえだろ。あれだけやったんだ。きっと相澤先生あたりがなんとかしてくれるよ。

『あの入試は合理的じゃなかった』とか言ってな!」*4

 

「そうかもな。まあ結果がどうであれ、まだまだ諦めるつもりはねえからな。

お前も覚悟しとけよ。いつか追い越してやる。」

 

「言ったな?やってみr…」

 

「どいつもこいつも…警戒心とかねえんだな。…ありがとうな。」

*1
片目隠してんのはお前もだろ。

*2
それはそれとして。今はただ、ホリーに感謝を

*3
心操「こういう事言ってもいい?」夢現「いいよ」

*4
マイク「おいおい当たってるぜ!!」相澤「後で絞める」




ガッツリ書く気ないとか言っといてガッツリ書きました!!
書きたくなっちゃったんです!許してください!
心操君の発言に関してはこんなこと流石に言わない気もしましたが、
尾白君のことをあの猿とか言ってたし貶される本人の許可もあってなので
言ってもらうことにしました。…ぶっちゃけOFAの後継者云々の件は
やってもらわないといけないのでやりました。
解釈違いだったらごめんなさい。

次回は夢現が控室で待機してるとこから始まります。
轟VS瀬呂は…まあ原作通りです。特訓経たところであれには勝てねえよ。
というわけでまた次回お会いしましょう。

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