いや俺ら複数個性使えるだけでAFOとか知らないです 作:限界大学生ニム
前回小説タイトルに加え小説情報も編集させてもらいまして、
8話投稿後とんでもないUAにビビってます。
皆さん見てくださって本当にありがとうございます。
因みにこの小説の話をリア友に話したら夢現の立ち絵等
描いていただけることになりまして。早速8話のほうに挿絵を
追加させていただきました。
今後いいタイミングで諸々公開させていただきますのでお楽しみに。
またもや長々と話してしまいましたが9話お楽しみください。
「皆さん!待ってましたよ!」
目的地についた俺たちを出迎えてくれたのはスペースヒーロー13号だった。
個性はブラックホール。災害救助を得意とするヒーローだ。戦闘系のヒーローばっか
見ていた俺でも知っているくらいには活躍している有名ヒーローだ。
因みにコスチュームの中にいるのは180㎝の高身長ボーイッシュボクっ娘お姉さんである。
…属性もりもりで非常に素晴らしいと思います。はっきり言ってすごく好みです。はい。
「それじゃあさっそく中に入りましょう!」
「「「よろしくお願いします!!!」」」
中に入るとそこにはあらゆる状況を想定し訓練するためのドデカい施設が
あった。いやにしてもすげえな。なんやこれ。USJか?ここは。
「すっげぇ~USJかよ~!」*1
「あらゆる事故や災害を想定し僕が作った演習場。その名も…
(((ホントにUSJだった…。)))
さすがにそれだけはないと思ってたんだけどな。ん?何やら相澤先生と13号先生が何やら
密談してますけども!!*3スクープですか!?えらいこっちゃに抹茶に紅茶ですねぇ!!
白雲兄ちゃんに言っておかないと…
「グエ…相澤先生…なんで…急に首絞めるんですか…?」
「何やらよろしくないことを考えてる気がしたんでな。事前予防だ。」
「先輩…話を続けてもいいですか?」
「ああ問題ない。こいつのことは気にしないでくれ。」
「先生…?俺ホントに死んじまいますよ…?」
「HAHAHA!夢現お前最高だなぁ!…ウグッ!?」
「13号、こいつらは押さえておくからさっさと話し始めろ」
「あっハイ。えー…授業の前に小言を1つ2つ…3つ4つ5つ6つ…」
(((増える…)))
「皆さんご存じと思いますが僕の個性はブラックホールといって、どんなものでも
吸い込んで塵にしてしまいます。」
「どんな…災害からも…何十人と…救助してましたよね…?」
「え…ええそうですね。*4しかし、簡単に人を殺せてしまう力でもあります。」
13号先生はこう続ける。
現在社会が成り立っているのは個性の使用を資格制にし厳しく制限しているから。
一見成り立っているようにみえるが一歩間違えてしまえば、容易に殺人が可能である。
自身が持つ力は他人を傷つけることがほど危うい武器であることを自覚し、
その目的が人を助けることにあると心得なければならないと。
「以上!ご清聴ありがとうございました!」
我々ヒーローを志す人間にとっては忘れてならない、常に心に刻んでおくべきこと。
たとえどれだけの激情にかられたとしても…。いい加減首絞めんのやめてくんないかな…
そろそろホントに死んじゃうよ?この人今の話聞いてたんか…?
とかなんとか思っていた矢先だった。
ズズズズ…
噴水前の虚空から、突如として悪意があふれだす。これに気づいた瞬間…俺は本能的に
最大火力を発揮できる個性を使用していた。
「ガアア!!リアライズ・ドリーム!【エンデヴァー:ヘルフレイム】!」
「夢現君!?どうしたの急に!!」
「ひとかたまりになって動くな!!あれは…
困惑する生徒をよそに、相澤先生は俺とマイク先生を絞めていた捕縛布を解き、
ゴーグルをつける。マイク先生も同様に戦闘態勢だ。
そしてそれは、ヴィランも同じである。
「13号、プレゼント・マイクにイレイザーヘッドですか。先日頂いた教師陣のカリキュラムではオールマイトもいるはずなのですが…。」
「どこだよ…折角これだけ引き連れてきたのに…
子供を殺せば来るのかな?」
(どうなってやがる…!?昨日の今日でこれだ。まさか本当に夢現君がAFOの差し金だとでも
言うのか?…いや、そんなはずがない。信じろ彼を!)
「ヴィラン!?雄英に入り込んでるなんてアホすぎるだろ!?」
「先生!侵入者用センサーは!?」
「もちろんありますが…」
「センサーが反応しねえならそれができるやつが向こうにいるってことだ。
校舎と離れ孤立したタイミングを狙った。バカだがアホじゃねえ。
これは用意周到に画策された奇襲だ。」
「13号避難開始だ!学校に電話も試せ!電波系の奴が妨害してる可能性もある!
マイク!行くぞ!」
「ああ!やってやるぜェ!」
そういうと2人はヴィランの群れに突っ込んでいった。
流石というべきか。遠距離個性持ちが構えると同時、イレイザーが個性を抹消し
マイクが得意の範囲攻撃で敵を殲滅していく。プロの名は伊達じゃないな。
「肉弾戦はもちろん、その上ゴーグルで目を隠されているせいで誰の個性が
消されているのか分からない。それによりこちらの連携は崩れ、その隙に音による
範囲攻撃が飛んでくる。…有象無象じゃ歯が立たない。」
クソが。俺たちはただ避難することしかできないってのかよ…
折角ここまで登ってきたのに…。
「逃がしませんよ」
悔しさを噛み殺し逃げる俺の前に立ちはだかったのは黒いモヤのような体のヴィランだった。
ここに大量のヴィランを入れることができたのはこいつのおかげか。
「初めまして。我々は敵連合。僭越ながらこの度ヒーローの巣窟、
雄英高校に入らせていただいたのは──
平和の象徴オールマイトに息絶えていただきたいと思ってのことでして…」
それを聞いた途端、背筋が凍った。オールマイトを殺すだと?そんなことできる奴なんて
いないと分かっているのに、こいつの言葉にはそれを実現できると確信させる凄みがある。
そして黒いモヤが蠢き始める。13号先生よりも早く動き出した爆豪と切島がとびかかるも
効果はなし。しかし、それを食らったやつが余裕ぶってか御託を並べ始めたので
好都合だった。もともと使っていた個性を引っ込め、次の個性を使い始める準備をする。
今日は調子が悪いからな。個性を入れ替えるのには時間がかかっちまう。
「私の役目はあなたたちを散らして、嬲りごろs」
「リアライズ・ドリーム!【イレイザーヘッド:抹消】!
今の内だ!みんな全力で走れ!」
(少し…ほんの少しでいい。時間を稼ぐんだ!)
俺の合図にみんなが出口に向かって走り出すも、悲しいかな。
目を守るゴーグルなんて持っていない俺は、みんなが走った後の砂ぼこりもあり
瞬きをして抹消は途切れてしまった。
結果、逃げ切れたのは葉隠・砂藤・瀬呂・飯田の4人だけだった。
彼らは自分たちだけが逃げ切れた事実に戸惑ってしまうも、飯田が走って状況を伝えに行き、
他3人は電波の通じる場所を探し通報すると役割を分担した。
「…不味いことになりましたね。」
少しみんなと離れていた俺と、反応が遅れてしまいこの場に残された麗日さんが
13号先生と共にモヤヴィランと対峙する。
「クッソ…!俺が瞬きをしなければ!皆逃げ切れたのに!!」
「いいえ!上出来です!もう一度抹消を使えますか!?」
「すみません。一度使うと20秒程度抹消を使用できないんです。だからなんとも…」
「なら少しの間休んでいてください。その間は私が相手をします。」
13号先生が俺ら2人をかばうように前に出る。
「敵前で策を語るとは。阿呆にもほどがありますよ!」
「ばれても問題ないから話したんでしょうが!」
そう啖呵を切ると、指をヴィランに向けて吸い込み始める。ヴィランも馬鹿じゃない。
ただ吸われているだけではなく抵抗するものの、ブラックホールの引力は強く、
その上体がモヤのようになっていることもあり少しずつ吸い込まれていく。だが…
「13号。個性は素晴らしいがやはり救助をメインとするヒーロー…あなたの弱点は
その実戦経験の少なさですよ!!」
吸われつつもヴィランは13号先生の背後にモヤを展開する。
そして13号先生は自身の個性による吸い込みを背後から食らってしまった。
遅れて俺が抹消を使用する。
「麗日さん!13号先生を頼む!」
「うん。分かった!でもどうするの?」
「今ヴィランの個性は消してる。個性を消してもモヤみたいな体してるってことは
あれは個性由来じゃなくナチュラルな体だ。ってことはよぉ!!」
俺は飛び出しヴィランの装備をがっしりとつかむ。
「ッ!?何をするのですか!?」
「こんな体してんだ!どうせ体重もそんなにねえだろ…って意外と重いなお前!?」
取っ組み合いになったままどうしたものかと思っているうちに麗日さんが近づいてきた。
「麗日さん!?危ないから離れてくれ!!」
「大丈夫!私が触って浮かせるからそのまま投げ飛ばして!!」
俺は軽くなった奴をそのまま噴水の方へと投げ飛ばした。
「サンキュー麗日さん!すまんが13号先生を介抱しててくれ!俺はちょっくら暴れて相澤先生と
マイク先生のサポートしてくる!!」
「ダメ危ないよ!夢現君!!」
そう言って俺は噴水前の広場へと飛び込む。
マイク先生がいるのもあるだろう。広場の敵はほとんど倒れており、残るは
主犯と思わしき顔面に手のついた男と、俺が投げ飛ばしたモヤ。
それに脳みそがむき出しになっているような見た目のデカいヴィランだ。
「
「すみません。
個性を消すことができる人間が居まして、数名取り逃がしました…。」
その報告を聞いた奴はガシガシと首を掻きむしりいら立ちをあらわにする。
「黒霧…お前がワープゲートじゃなかったら殺してたよ…。もういい…。
ゲームオーバーだ…。でも、帰る前に平和の象徴としての矜持を…」
「夢現来るな!こいつらは今まで戦った仮想ヴィランや生徒とは違うんだ!」
「でも先生!今そこのデカイの相手に苦戦してるじゃないですか!俺だって多少はやれm」
その時俺の視界に入ったのは、緑谷達に向けてスタートを切る主犯の姿だった。
「へし折って帰ろう!!」
なんであいつらここにいるんだ?ってそんなことよりまずい!
相澤先生もいるし肉弾戦になると思って抹消はもう使ってない。
今から再発動してもクールタイムがあるし、他のどんな個性使ってもあそこまで瞬時には…
ドガアアアア
時の流れがゆっくりと感じられ、思考を巡らせている最中だった。
ドアが破壊され、我らがNo.1ヒーロー、平和の象徴がこの場に顕現した。
「もう大丈夫…私が来た…!!!」
その登場に反応し、動きの止まった主犯はオールマイトのほうに向きなおる。
そして指示を出そうとした瞬間、目にもとまらぬ速さでオールマイトは緑谷達を救出した。
何が起こった?あの一瞬で救い出したってのか?しかもおまけに主犯に一発入れてる?
スゲェ…これがオールマイトか。今まで戦闘なんて数えきれないほど見てきた…
でもそんなもんじゃない!生で見るとこんなに速かったのか!
「オールマイトさん!デカい奴の個性は消してあります!今のうちに奴を叩いてください!
俺らじゃあ少しもダメージを与えられない!」
「感謝するぜ相澤君!!デトロイト…スマ───ッシュ!!!!!」
オールマイトの全身全霊のスマッシュに耐え切れず、脳みそむき出しヴィランは
天井を突き破ってそのまま吹き飛んでいった。
「は?個性がないとはいえ一発かよ…よくも俺の脳無を…チートめ…!!!」
圧倒的優勢に立った。その上…何発もの銃声が鳴り響き、死柄木とやらの四肢を打ち抜いた。
「ごめんよ皆!遅くなったね!すぐ動けるものをかき集めてきた!!」
飯田の救援要請によって校長先生と共に大量のヒーローが到着したのだ。
勝った。そう確信し、皆の視線からヴィラン連中が外れた時だった。
「死柄木 弔!逃げましょう!!」
ヴィランの大群が現れた時と同じく、大量の瓦礫が死柄木を覆い隠すようにして
現れたのだ。逃がすまいとオールマイトが追撃のスマッシュを放ち瓦礫を吹き飛ばすも、
土埃が晴れた時にはもうそこに奴らの姿は無かった。
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謎のバーにて
「両腕両足撃たれた…完敗だ…平和の象徴は健在だった…話が違うぞ先生ェ…!!」
先生と呼ばれたその男はモニター越しに返答する。
『違わないよ。ただ見通しが甘かったねぇ。脳無は回収してないのかい?』
「吹き飛ばされました…正確な位置座標も分からず、時間もなかったために回収できず…。」
『まあ仕方ないか。また作ればいいさ。個性のストックだってまだあるしね!』
「個性…そういえば一人、イレイザーヘッドの名前と個性を叫び、抹消を使用した
生徒がいましたね。彼さえいなければ応援を呼ばれることもなかったのですが…。」
『…へぇ』
「何もかもが想定外だった…!!クソッ…クソッ!!!」
『悔やんでも仕方ない。今回だって決して無駄ではなかったはずだ。精鋭を集めよう!
じっくり時間をかけて!我々は自由に動けない…だから君のようなシンボルが必要なんだ。
死柄木弔!次こそ君という恐怖を世に知らしめろ!』
はねのけたと思った悪意は、より強大な何かによって支配されているだけの駒に
すぎないことを、俺たちはまだ知る由もない。
皆さんいかがだったでしょうか。入試~USJ編これにて終了でございます。
次回からはアニメでいう2期、雄英体育祭編を書いていきます。
個人的に大好きなので張り切って書きます。というかもう書き始めてます。
今回出番のなかった2人目の主人公、物間君もしっかりガッツリ
登場しますのでお楽しみに。
…因みに最初の13号先生への感想はうp主自身の物だったりします。
あれはずるいよね。うん。てかヒロアカは全キャラ魅力的過ぎるから
誰と絡ませようか悩んでもいます。絡んでほしいキャラとかいましたら、
良ければ感想に書いていっていただけるとありがたいです。
ストーリーの崩れない程度には皆さんのご要望にもお応えしますので。それでは。
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