赤と青の螺旋   作:タヌキソード

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第1話 第1次宇宙怪獣掃討作戦

 

「!」

 

 

目が覚めた、どうやら俺『ミカミヨシト』は昔の事を思い出しながら眠ってしまったようだ、周りには仲間の隊員がいたが幸いにも誰からも眠っていた事に関して言われたりすることはなかった

 

 

 

ここは空を飛ぶ輸送機にある格納庫の中、ここにいる者達は皆、地球防衛隊『第一特殊機動団』に所属している、元公安の俺もこの地球防衛隊『第一特殊機動団』に所属している、今回は新人がいる

 

 

 

「初任務でびびってんのかぁー?」

 

新人「はい!あ、ああ、いや…はい!」

 

「ハハハハハッ!心配すんな!ルドルフ隊長がこうしている時は、大体上手くいく!」

 

 

 

こうしている時というのはおそらく、第一特殊機動団の隊長であるシンボリルドルフ隊長がこめかみに指を当てている時の事だろう、この人がそれをしているとなぜか事が上手くいく、そしてこの人は今まさにそうしていた

 

 

 

新人「そうなんですか?」

 

「ああ!ビビるな!」

 

「ビビったら成功する作戦も失敗する!ねえ、ルドルフ隊長?」

 

ルドルフ「…ああ」

 

 

 

隊員の一人に呼び掛けられた隊長はそれに答えた

 

 

 

「作戦内容は頭に叩き込んできた?」

 

新人「勿論です!」

 

「本当に?それ、間違ってても失敗するよ~!」

 

 

「「「「「ハハハハハ!」」」」」

 

 

 

こりゃからかわれてるな…

 

 

 

新人「も、目標は、宇宙から飛来した50m級甲殻爬虫類宇宙怪獣、コードネーム〔バザンガ〕…」

 

 

 

(ブザー音)

 

 

 

ブザー音が鳴り響く、どうやら作戦区域に到着したようだ。作戦内容を復唱する新人や俺や隊長、他の仲間達は装備を装着し始める

 

 

 

新人「地上部隊の支援を受けて、我々、第一特殊機動団はバザンガの予想進路上のビルに降下し、体内活動を非活性化させる特殊弾頭を胸部装甲の隙間に発射、これの進行を阻止する…です!」

 

 

 

ちゃんと作戦内容覚えてきてるみたいだな…

 

 

 

ルドルフ「そうだ、だが大事なのが抜けているよ」

 

新人「へ?」

 

ルドルフ「『そして全員、無事に帰還する』だろ?」

 

 

 

隊長の言葉のあと、装備を装着し終えた俺と他の仲間達はサムズアップした

 

 

新人「はい、ルドルフ隊長!」

 

 

 

それに続いて装備を装着し終えた新人もサムズアップをした

 

 

 

 

隊長が輸送機格納庫のハッチの前に立つ、つられて俺達は立ち上がる

 

 

 

隊員達「準備よーし!」

 

 

 

ハッチ上部にあるランプが赤から青に変わり、ハッチが開く、その先には夜の池袋の町が見えた…今回の戦場はここだ

 

 

 

ルドルフ「集結地点で会おう!…降下!」

 

 

 

そのあと、隊長は夜の池袋の空に身を投げた、この人は両腕にジェットパックを装備しているので転落死をすることはない、俺達も同様に両腕にジェットパックを装備しているので大丈夫、隊長のあとに続き俺達も池袋の空に身を投げる

 

 

 

眼下では、地上部隊が今まさにバザンガと交戦していた

 

 

☆☆

 

 

テレビ「今また爆発がありました!怪獣被害が頻繁するこの地球に巨大な宇宙怪獣まで現れて…、あっ!体の一部が今、見えました!防衛隊は避難が済んだ池袋の町を最終防衛戦として、そこでバザンガの破壊活動を何としてでも阻止する模様です!」

 

 

☆☆

 

 

地球防衛隊 地上部隊作戦指揮所にて

 

 

「次弾、来ます!」

 

 

ここは地球防衛隊地上部隊作戦指揮所、隊員の一人が双眼鏡で、航空部隊が上空からバザンガに向けてミサイルを発射する様を見た

 

 

「12、15…、計20発、投下!」

 

 

指揮所にいる面々はミサイルの爆発の衝撃に備えた

 

 

「着弾!」

 

 

ミサイルはバザンガに着弾した、爆発した後に発生した衝撃波が地球防衛軍地上部隊作戦指揮所があるビルに叩きつけられた

 

 

「爆撃の効果確認!」

 

 

ミサイルはバザンガに着弾したが、そのバザンガには特に変わった様子は見られなかった

 

 

「効果なし!バザンガの進行…止まりません…!」

 

「これも駄目か…!」

 

 

☆☆

 

 

池袋上空にて

 

 

ヘルメットがディスプレイになり、作戦の状況や降下地点を表示、第一特殊機動団の隊長のシンボリルドルフは部下達に頷きながらジェットパックのブースターを噴射し、降下地点であるサンシャインシティのビルの屋上へと向かった

 

 

☆☆

 

 

再び、地球防衛隊 地上部隊作戦指揮所にて

 

 

「来ました!第一特殊機動団です!」

 

 

夜空に見えるは無数のジェット噴射の光、これまでに沢山の怪獣を撃破した実績のあるあの噂の特殊部隊『第一特殊機動団』が作戦区域に降り立った

 

 

「全部隊、射撃中止!特機団が配置につくまで待機せよ!」

 

「スカイハンター編隊、ユリシーズ編隊、攻撃中止!特機団の配置完了まで待機せよ!送れ」

 

 

 

航空部隊に攻撃中止の指示が送られた

 

 

☆☆

 

 

ジェットパックの噴射で減速して、集結地点へと無事に降り立った、すぐに降下装備を外し身軽になると、指定の配置場所へ急いだ

 

 

 

【海上部隊、アクアラインを通過、攻撃所元を求めています】

 

【目標、なおも進行中!攻撃座標を適宜修正!】

 

【中隊各車、陣地変換!繰り返す、陣地変換!】

 

 

 

…現場かなり混乱してるみたいだな…俺達は急いでサンシャインシティビルを走って降りていった

 

 

 

{〈エクスレイ6〉、こちら〈エクスレイ2〉、降下完了}

 

 

 

別動隊はもう降下完了したみたいだな…

 

 

 

ルドルフ「エクスレイ2、こちらエクスレイ6、了解。現在、ポイント01の射撃位置へ移動中、終わり。」

 

 

 

降りていくうちにサンシャインシティビルの屋外へと出た、遠くにはバザンガが暴れているのが見えた

 

 

 

{こちらエクスレイ2、射撃位置についた}

 

ルドルフ「こっちもだ」

 

 

作戦準備が整うと、隊長は作戦指揮所に通信を飛ばした

 

 

ルドルフ「〈CP1〉、こちらエクスレイ6、配置についた」

 

{エクスレイ6、こちらCP1、了解。そちらに目標を誘導する}

 

 

 

間近にバザンガが見えた、バザンガは高速道路の橋梁を踏みつけて破壊、瓦礫が落ちてきた

 

 

 

ルドルフ「伏せろ!」

 

 

バザンガ「ギョロロロロロロロロロロッ!!」

 

 

バザンガは、両腕にある手甲から棘状のミサイルのようなものを発射し辺りを破壊し始めた

 

 

ルドルフ「大丈夫か!?」

 

隊員達「異常無し!」

 

ルドルフ「エクスレイ2、無事か!?」

 

{こちらエクスレイ2、無事です!隊長!}

 

 

 

幸いな事に、バザンガの出した棘は誰にも当たらなかった

 

 

 

改めて池袋の町を見る、池袋の町はバザンガの攻撃により火の海と化していた

 

 

 

ルドルフ「これはまずいな…」

 

「そうっすね…」

 

新人「えっ?」

 

 

 

 

赤と青の螺旋

 

 

 

地球防衛隊 地上部隊作戦指揮所にて

 

 

 

「何ですって!?それでは当初の作戦が…!…了解」

 

「指令部はなんと?」

 

「これ以上の被害を阻止する為に、特機団による特殊弾の投射は中止、一大火力を以て可及的速やかにバザンガを排除することになった」

 

「しかし、我々の火力では…!特機団に賭けるべきです!」

 

 

 

航空部隊は攻撃を開始、怒り狂ったバザンガはあの棘状のミサイルのような物体を連射し、周囲の建物を破壊し始める、その影響はこの作戦指揮所のあるビルにも来た、それにより指揮所にいる多くの隊員が転倒してしまう

 

 

 

「今一度作戦の実行を具申します!」

 

「指令部の決定だ…!撤退する!可能な限りバザンガから距離を取り、新たな指揮所を設置!」

 

「「「「「「りょ、了解!」」」」」

 

 

 

指揮官の指示により、隊員達は撤収の準備を始めたのだった

 

 

☆☆

 

 

射撃位置、再びヨシト視点

 

 

ルドルフ「これは…指揮所が撤収したようだね」

 

「ですね」

 

新人「え?ええっ?じゃあ、俺達が来た意味は…」

 

 

航空部隊のバザンガへの爆撃、指揮所が撤収したという事、これはどうやら作戦の方針が転換されたみたいだ、この感じだと多分俺達にも撤収の指示来るな…

 

 

ルドルフ「これは…あれだよ、我々は上からの指示に逆らえないからね…」

 

新人「そんな…じゃあどうするんですか?」

 

ルドルフ「逆らえないから提案をするよ、上、飛んでるのはどの部隊?スカイハンターとユリシーズ?」

 

「はい」

 

 

 

隊長は通信機にスイッチを入れて、作戦中の航空部隊に通信を飛ばした

 

 

 

ルドルフ「スカイハンター、ユリシーズ!こちら、エクスレイ6!」

 

[エクスレイ6、スカイハンター01]

 

[こちら、ユリシーズ01、貴方が噂のシンボリルドルフ隊長ですか?]

 

 

ルドルフ「どんな噂?まあ、いいよ、この総攻撃なんだが明らかに効いてないみたいだ、それで、そろそろ君達も弾切れのはずだ」

 

[その通りだ、エクスレイ6]

 

ルドルフ「どうせこのまま撃ち尽くすんだったら、少し、少ーしだけでいいから私達がいるビルの方にバザンガを誘導してくれないかな?できるかい?」

 

 

 

スカイハンターとユリシーズ両隊の答えは…

 

 

 

[copy、エクスレイ6]

 

[こちら、ユリシーズ01、貴方の頼みなら、喜んでやらせて下さい]

 

 

 

両航空部隊から協力を取り付けることに成功したみたいだ

 

 

 

ルドルフ「誘導地点はポイント01及びポイント02だ!シックス、アウト!」

 

 

 

あとは俺達が頑張るだけだ

 

 

 

「ボサッとするな!射撃用意!」

 

「射撃用意!」

 

「よーし!」

 

 

 

射撃の準備に入る、スカイハンターとユリシーズの戦闘機がバザンガに爆撃し、俺達のいる方へ誘導してくれた

 

 

☆☆

 

 

「特機団がいるビルに誘導されている…?」

 

 

 

特機団の特殊弾頭投射は中止された、なのになぜかバザンガはそこに向かっていた

 

 

☆☆

 

 

爆撃は続く、しかしここでバザンガが腕を上方向に向けて、両部隊の戦闘機を狙い撃ちし始めた、両部隊の戦闘機は何とか回避するが…

 

 

 

(爆発音)

 

 

 

[break!break!]

 

[ここまで届くのか!?]

 

 

 

例の棘は、両部隊の戦闘機がいる高度まで余裕で飛んできて次々と空中で爆発した

 

 

 

ルドルフ「あの棘、起爆距離を調整出来るのか!?」

 

「時限信管みたいなもんか?おもしれぇ!」

 

ルドルフ「スカイハンター、ユリシーズ!十分だ!あまり無理するな!」

 

 

[copy、いったん退避する]

 

 

 

ここで、航空部隊は退避していった

 

 

 

ルドルフ「来るぞ!エクスレイ2、こちらエクスレイ6!射撃用意!」

 

{こちらX-ray2、了解!}

 

 

 

俺は射撃準備に入った、その時別方向からバザンガに向けて砲撃が開始された

 

 

 

{弾種装甲、中隊集中…}

 

{中隊効力射斉射用意!}

 

 

 

(射撃音)

 

 

 

ルドルフ「指令部が地上部隊をせかしたみたいだ…」

 

 

 

バザンガは方向転換をした、その際に長い尻尾が町を次々と破壊していった、そして、ポイント02も

 

 

 

「ポイント02が…!」

 

ルドルフ「エクスレイ2、無事か!送れ!」

 

 

 

隊長は通信機で別動隊に呼び掛けているが、返事が帰ってこなかった

 

 

 

ルドルフ「エクスレイ2、応答しろ!送れ!」

 

 

 

ポイント02のあるビルは今にも倒壊しそうになっていた

 

 

 

「どうします、隊長!?特殊弾は二発同時に撃ち込まないと効果が出ません!」

 

 

 

ここで俺は喋った

 

 

 

ヨシト「…この場合、誰かが別動隊の所に急行して指揮を取ればいいんじゃないか?」

 

「確かに…」

 

「でもな…問題はそこに誰が行くかなんだよな…」

 

ヨシト「俺が行く」

 

「「「えっ?」」」

 

ルドルフ「!?」

 

 

 

俺はジェットパックを装備してポイント01から飛び降りると、ポイント02の所に向かった

 

 

☆☆

 

 

新人「行っちゃいましたね…」

 

「一度やるって言いだしたら意地でもやるからな…ヨシトは」

 

「だよな……ん?隊長?」

 

ルドルフ「…私もいく」(ジェットパックを装備した)

 

「えっ?」

 

ルドルフ「待機しているんだ!私の合図を待て!」

 

 

 

ルドルフはジェットパックを装備すると、ヨシト同様にポイント01から飛び降りてポイント02へと向かった

 

 

 

新人「ええーーーーーっ!?」

 

「相変わらず無茶すんなぁ!」

 

「何て事ない!3年前もそうだった!」

 

新人「3年前?」

 

「デッカい爆発事故に巻き込まれた事があったんだが、隊長一人で爆心地に突っ込んで行って、何人も救助して戻ってきた事があったんだ!」

 

新人「まーじーでー!?」

 

「隊長の強運に賭けるしかない…!」

 

 

☆☆

 

 

ポイント02へと降り立った俺は崩れかけているビルの中を走った

 

 

ヨシト「誰かいないか!?いないならいないって言え!!」

 

 

 

俺がそう呼び掛けると

 

 

 

「あれ?その声は…ヨシト?」

 

 

 

別動隊の班長を見つけた

 

 

 

駆け寄ろうとした時、バザンガの攻撃の衝撃がこちらに来た、受け身をとれたので痛い所は…ない

 

 

 

ヨシト「随分暴れてるな…」

 

 

 

そのあとにルドルフ隊長がやって来た

 

 

 

「今度は隊長…?」

 

 

ルドルフ「大丈夫か!?全員無事か!?」

 

「何とか…、全員散らばってますが、吹っ飛んでった奴はいませんよ…」

 

 

 

隊長は別動隊の班長が持っていた大型の大型砲を抱えた

 

 

 

ルドルフ「エクスレイ3、こちらエクスレイ6!特殊弾、射撃用意!送れ!」

 

 

{さすが隊長!エクスレイ3、了解!}

 

 

特殊弾発射用の大型砲を隊長は持ち上げた

 

 

☆☆

 

 

ポイント01にて

 

 

「射撃用意!」

 

新人「射撃準備よーし!この化け海老、刺盛にしてやんよ!」

 

 

☆☆

 

 

ポイント02にて

 

 

ヨシト「あとは…」

 

ルドルフ「ヨシト君、君はそこで大人しくしているんだ」

 

ヨシト「?」

 

ルドルフ「何を考えてこのような行動を起こしたのか…この戦いが終わったらじっくり聞かせて貰うぞ」

 

ヨシト「…分かった」

 

 

 

やはりそうなるか…

 

 

 

ルドルフ「撃てぇーっ!砲発射ーっ!」

 

新人{砲発射ぁーっ!}

 

 

 

バザンガの胸部装甲に特製の対怪獣用特殊弾が二発撃ち込まれた……けど、バザンガの動きは鈍っていなかった

 

 

 

ルドルフ「何だ!?効いていないのか!?」

 

 

ヨシト「何…!?」

 

 

 

対怪獣用特殊弾を二発使って怪獣が止まらなかった事なんて今までなかった、この宇宙怪獣…手強いぞ…

 

 

 

バザンガ「ギョロロロロロロロロロロ!!!」

 

 

ルドルフ「くっ!」

 

 

 

怒り狂ったバザンガがこっちに向かってくる

 

 

新人{ルドルフ隊長!}

 

 

 

バザンガはビルに体当たりをして俺達を押し潰そうとしていた

 

 

 

{エクスレイ6、援護したいが、弾切れだ}

 

{エクスレイ6、申し訳ない}

 

 

スカイハンターとユリシーズの救援も見込めないのか?いよいよ本格的にやばくなってきたな

 

 

 

「隊長…俺達の事はいいんで、逃げて下さい…」

 

ルドルフ「言っただろう、全員、無事に帰還する!」

 

 

 

動けなくなっている別動隊の班長を隊長は担ぐ

 

 

 

「逆だったら『さっさと置いて行くんだ』って怒るくせに…」

 

ルドルフ「うるさい…!」

 

 

 

別動隊の班長を担いで歩き出す隊長、だけどその班長がここで気絶してしまった

 

 

 

ルドルフ「おい?おい!」

 

 

ヨシト「隊長!!ビルがこっちに」

 

 

 

ドカッ

 

 

 

ヨシト「ぐっ…」

 

 

 

隊長にビルがこちら側に倒れてくることを言おうとしたら、どこからか飛んできたらしい瓦礫が俺の後頭部に激突、それにより俺は倒れた

 

 

 

ルドルフ「ヨシト君!?」

 

 

 

俺の視界がだんだんとぼやけていく…

 

 

 

ヨシト「隊…長…」

 

 

 

そう言って俺は意識を手放した

 

 

 

☆☆

 

 

 

別動隊の班長とヨシトが気絶し、さらにはビルがルドルフ達の方へと倒れてきた、このままでは三人ともビルに押し潰されてしまう、ピンチに陥ったその時だった

 

 

 

ルドルフ「!?」

 

 

 

ルドルフの左腕に突然光が集まり、さらに水色の謎の物体が装着された、今度は彼女のズボンの右ポケットの中が光輝き始めた、彼女はポケットの中をまさぐり、中に入っていたものを取り出した、取り出したそれは見たことのない小さな円形状の石だった、その石には何かの顔のようなものが描かれていた、取り出したその石は左腕に装着された謎の水色の物体と共鳴しているようだった

 

 

 

ルドルフ「何だこれは…?」

 

 

 

すると左腕の物体から強い引力が放たれ、例の石を持つ右手が勝手に引っ張られていった、その石を謎の物体にあるスリットの中に入れると今度は別の引力が右手を引っ張った、その右手は先程石を入れたスリットの反対側にあるボタンを押した、すると彼女の体が光に包まれた

 

 

 

そして倒れてきたビルは何者かによって受け止められた

 

 

 

しばらくして、別動隊の班長が目を覚まし、現れた何者かを見た

 

 

 

「すげえ…何なんだ?あの巨人…!?」

 

 

 

謎の銀色の巨人「ルロロロロロロロロロロォィッ!!ホワアアアアアアアアアッ!!」

 

 

 

倒れてきたビルを受け止めたのは身長50m級の銀色の巨人、メインカラーは銀、赤、青、黒。銀と黒をメインにしたシンプルなベースカラーに、胸部から左半身が謎の水晶体を起点とし、まるで動脈と静脈のごとく複雑に張り巡らされた赤と青のラインで彩られていて、かなり小さめな目の上には左右非対称に配置されたクリスタル状の装飾があった、その巨人はまるで祈るような、踊るような動作を行い先程の怪獣を見た、一瞬、自身の掌を見つめ戸惑うような動きを見せた、だが次の瞬間、怪獣は再び棘を発射、巨人は近くにあった建物によじ登ってそれを回避しさらにそこから豪快にそして高く飛び降りて怪獣に飛び蹴りを食らわせた

 

 

「あれは…」

 

「"ウルトラマン"だ…」

 

「は?」

 

「何十年も前から宇宙飛行士達の間で噂されていた、未確認大型宇宙人のコードネームだ…。まさか本当にいたとは…」

 

「ウルトラマン…」

 

 

 

時を同じくしてヨシトも目を覚ました

 

 

 

ヨシト「あれが…例のウルトラマンか…」

 

 

 

バザンガと戦うウルトラマンの姿を彼はただ見続けるのだった…

 

 

 

続く…

 







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