前回の作戦で怪獣バザンガを退けた第一特殊機動団隊長のシンボリルドルフ、彼女は
ルドルフ「どれで怒られるのだろうか…」
あの時、色々と勝手な事をやっていったルドルフ、きっとその時やった事のうちのどれかで怒られるのだろうとルドルフは思っていた
そして、ルドルフを呼び出した人物のいる部屋へとルドルフは入った
?1「司令部参謀長『ナガヤ・リツ』だ、バザンガ掃討作戦における君の働きは、中央指揮所で見ていたが、それなりだった」
ルドルフ「…それなり以下です」
ナガヤ「…自覚はあるようだな、まぁ謙虚なのはいいが、これからはそれなりでは困る」
ルドルフ「これから?」
ナガヤ「君も知っての通り、我々地球防衛隊は世界で現出する怪獣の対処において散々後手に回ってきた」
ルドルフ「まぁ…怪獣が出てこないことには対処のしようがなかったですからね…」
ナガヤ「そこでだ、怪獣の動向を調査・分析し、必要な場合は直接行動によってこれを排除する…特殊部隊を新設することになった」
そう言ってナガヤ参謀長はルドルフにある書類を渡した、それは新設された特殊部隊への異動を命じるという内容の書類だった
ナガヤ「特殊怪獣対応分遣隊…SKaRD、その部隊の隊長を…シンボリルドルフ、君が務めろ」
ルドルフ「は?いやちょっと…」
ナガヤ「ウルトラマンだったか…」
ルドルフ「え?」
ナガヤ「君は…あの50m級の宇宙人をどう思う?あれもまた、我々SKaRDが…排除すべき敵なのかそれとも…」
ルドルフ「我々を…助けてくれた、それは…紛れもない事実です」
ナガヤ「しかし、再び現れるようならあのウルトラマンも…SKaRDの調査対象となる、敵か味方か…それを見極めるのも君の重要な役割だ」
ルドルフの脳裏に突然謎のイメージが浮かび上がった。遠い、遠い宇宙のどこかを自分は移動している、大宇宙…無数の銀河のその向こうにブラックホールのような穴が見えた、その穴の先には光る人のようなものがいて、ルドルフはその光る人のようなものに向けて手をのばした…そのところでイメージは消えた
ルドルフ「…ブレーザー」
ナガヤ「…ん?」
ルドルフ「あの宇宙人のコードネームです、遠い銀河のブレーザー…目映い光の中からやってきた…ウルトラマンブレーザー…というのはどうでしょう?」
~OP : 僕らのスペクトラ
七丈島近海にて
「なんじゃこりゃあ!」
七丈島近海に漁船を出していた漁師は、漁船の魚群探知機に映った巨大な影を見て驚いていた
全長は50m程…大きさからするにこの影の主は魚ではない
船頭「『ゲードス』だ…こうなっちゃあ漁どころじゃねぇ!」
漁船を操縦していた船頭はこの影の正体について知っているようだ
「また親父さんのゲードスかよ!そんなのいるわけないって!」
船頭「人が海への敬いを忘れるから出てくるんだ!さっさと帰るべ!皆食われちまうぞ!」
「今日こそ何か取っていかないと…!」
そうして船頭と二人の漁師が言い争っている間に海面が光りそのあとに盛り上がる、次の瞬間だった
バッシャァァァァン!!
海面を割って、巨大な何かが現れた
「「「うわぁぁぁぁぁーーーー!!」」」
漁船にいた三人は何かを見て驚き、悲鳴をあげた
☆☆
TV「防衛隊は、バザンガと交戦した、50m級の巨人を、以後『ウルトラマンブレーザー』と呼称すると発表しました」
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回想
ナガヤ「SKaRDのメンバーだ、君が選抜した事にしていい」
ナガヤ参謀長はSKaRDのメンバーとなる人物達の詳細が書かれたファイルといくつかの書類をルドルフに渡した
ルドルフ「だったら、探す所からやりたかったですが?」
ナガヤ「その手間を省いた、君同様、適任を厳選してある」
ルドルフ「5人って…厳選しすぎな気が…」←ファイルを見た
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ルドルフは現在、街のとあるカフェのテラス席に座って、メンバーの詳細が書かれたファイルを見ていた
?2「おっ待たせー!遅くなりましたー!」
そこへ、一人の見知らぬ男がやってきた、ルドルフのいるテーブルに置かれたお冷やを飲んだあと
?2「シーフードピザのエビ抜きとジャンボパフェのフレーク抜き、あと食後にエスプレッソ下さい」
と店員に言って料理を注文していた、不審な男に警戒しルドルフはその場から離れようとするが
?2「駄目ですよ、特殊弾はちゃんとバザンガの鼻の穴に打ち込まないと」
…どうやらバザンガ掃討作戦の関係者のようだ、ルドルフはメンバーの詳細が書かれたファイルを見て、その男の正体を見た
ルドルフ「ルカワ・ショウト隊員?」
?2「はい!シンボリルドルフ隊長!」←ピースしてみせた
ルカワ・ショウト…かつて警視庁警備局公安部に所属していた男で、同じく公安部に所属していたミカミ・ヨシト(現在は
ショウト「そうですね…ナガヤ参謀長が新設部隊の隊長にはシンボリルドルフをってずっと目を付けてたみたいですから」
ルドルフ「目をつけられてたのか…」
ショウト「それにしてもおっかしいですよね、鼻腔内に一発撃ち込めがなんで二発同時に胸部装甲の隙間に撃ち込めになったんでしょうか」
ルドルフ「いつものお偉いさん達の伝言ゲームがずれたんだよ(…鼻に撃ち込むとは)」
ショウト「でもそのせいであんな近くで撃つ羽目になったんですよ。ま、今後は俺の情報は直でSKaRDに行くのでご安心を……。さぁ、行きましょうか!他の新隊員の所へルドルフ隊長を連れていくよう、参謀長に言われてるんで」
このあと、料理の支払いで二人はしばらく揉めた
☆☆
?3「私が…副隊長ですか…?」←渡された書類を見てる
ルドルフ「バザンガ掃討作戦で航空部隊の火力誘導をしていたようだね?」
?3「えぇ、しかし…最後は滅茶苦茶でした…指揮所も退去になって、あなた方特機団の力になれませんでした…」
ルドルフ「司令部の茶々が入るまでの君の誘導は的確だった、冷静に戦況を分析し、指揮官に作戦続行の意見具申もしたのだろう?」
?3「なんでそんなことを!?」
ルドルフ「私の部隊には、君みたいな副隊長が必要なんだ…来てくれないかな?」
?3「…誓って…大任を全うします!!」
ルドルフ「頼むよ…スヤマ・ヤスアキ副隊長」
ヤスアキ「はい!」ピシッ!
このあと、SKaRDの副隊長となったスヤマ・ヤスアキは書類にサインした
☆☆
ルドルフ「アヤセ・ユキ隊員…?」
ユキ「は!」←声に気付き動きを止めた
ルドルフ「君はこの度、特殊怪獣対応分遣隊SKaRDへ配置替えになった、これは書類だ…あっ、休んでいいよ」←書類をユキ隊員に渡した
ユキ「あの…シンボリ…ルドルフ隊長ですよね?」
ルドルフ「ん?そうだが?」
ユキ「あっ…!バザンガ掃討作戦でのご活躍…無線で聞いておりました!」
ルドルフ「あぁ、そうなのかい?」
ユキ「光栄です!私もついに貴方の元で…!……SKaRD?これも特殊部隊ですか?」←書類を見た
ルドルフ「うん、書類のここにサインするんだ」
このあと、ユキ隊員はルドルフの背中を机代わりにして書類にサインした
☆☆
(航空機のくそデカイ飛行音)
「マドカなら、随分前に異動になりました!」
ルドルフ「マドカ・ユナだ!別の隊員じゃなくて!」←航空機の飛行音がくそデカイので大声で叫んでる
「はい!間違いないです!勿体ないなと思ってたんですよ、何かの開発部隊に引き抜かれちゃって」
ルドルフ「どうなっているんだこれは!?」←メンバーの詳細が書かれた書類を指差してる
ショウト「ファイルが古かったんですかねー?」←航空機の飛行音がくそデカイので大声で叫んでる
ルドルフ「しっかりしてくれ!参謀長…!!」
ショウト「いやぁ、でもきっとそのうち会えますって!」
(航空機のくそデカイ飛行音)
ルドルフ「何だって!?」←航空機のくそデカイ飛行音のせいでショウトの声が聞こえなかった
ショウト「ああ!?」←航空機のくそデカイ飛行音のせいでルドルフの声が聞こえなかった
☆☆
街の図書館にて
ルドルフ「ミカミ…ヨシト隊員?」
ヨシト「そうだが…?」←大量の本を読んでた
ルドルフ「この度、特殊怪獣対応分遣隊SKaRDへと異動になった、この書類にサインしてくれ」←書類をヨシトに渡した
ヨシト「分かった…」
ショウト「…変わってないな」
ヨシト「…」←書類にサインしてる
ルドルフ「寡黙だね、ヨシト隊員は」
ショウト「
ルドルフ「なるほど…」
ヨシトは書類にサインを書き終えた、こうして新メンバーが一人除いて集まった
☆☆
集まったメンバーを連れてルドルフはSKaRDの施設へと向かった、SKaRDの隊服の色は青で左肩辺りに何かの目のようなデザインがあった、駐車場には車が一台止まっていた
ルドルフ「あれが移動指揮車だ!」
ユキ「移動指揮車…!」
ヤスアキ「おお…!」
ヨシト「SKaRD Mobile Outpost(SKaRD移動前哨)、通称SKaRD MOP、どう見ても見た目がハイエースだな…」
新しく隊員となったルカワ・ショウト、スヤマ・ヤスアキ、アヤセ・ユキが早速その指揮車の中を覗いて確認した
ヤスアキ「防弾も通信機もなさそうですけど?」
ルドルフ「何だろうな…この低予算感」
ユキ「あ、あの!車好きなんで、チューンアップくらいは出来ます!」
ルドルフ「そうなのかい!?ならばよろしく頼むよ!」
ユキ「はい!シンボリ隊長!」
ルドルフ「ああ…、ここではそういうのはいい。あと、お互いを呼び合う時は下の名前かあだ名で。それ以外だと私は返事しないよ」
ユキ「え?いや、あの…。シンボリ隊長、それは……隊長?」
何かを言おうとするユキ隊員を無視してルドルフは次の場所へと向かおうとする
ユキ「る、ルドルフ隊長?」
ルドルフ「何だい?」
ユキ「マジっすか…」(小声)
続いて一行がやってきたのはGGF防衛隊日本支部教江野基地内にあるSKaRD Command Post…通称、SKaRD CP(SKaRD作戦指揮所)。
ルドルフ「ここがSKaRD CP、それで、これがこの部隊の全装備だ…今の所は」
SKaRD CPの一角には武器が置かれていた、置かれているのは23式電磁小銃と23式電磁拳銃である、ショウト隊員とユキ隊員が物珍しそうに23式電磁小銃と23式電磁拳銃を手に取って見ていた
ユキ「流石特殊部隊、最新装備なんですね!これで予算が尽きちゃったんじゃないですか?」
ルドルフ「最新すぎて私も使った事ないんだ、分かるかい?」
ルドルフが尋ねるとユキ隊員は首を横に振った
(電話機の鳴る音)
いきなりSKaRD CPの電話機が鳴った、それを聞いてヤスアキ副隊長が真っ先に受話器を取り、応答した
ヤスアキ「こちら、SKaRD CP。…はっ?えっ?撃沈!?…ええ、はい、了解、伝えます」
電話に応答したあと、ヤスアキ副隊長の元にルドルフ達が集まった
ヤスアキ「ナガヤ参謀長からでした、『七丈島沖30マイル南方の海上にて民間のコンテナ船が水棲怪獣に襲われ沈められた』と。これに対し防衛隊潜水艦部隊が直ちに出動、『SKaRDも警戒態勢に入り情報収集に務めよ』との事です」
どうやら怪獣が出現したようだ
ショウト「その怪獣、『海の魔物ゲードス』ですね」
情報収集をいつの間にか終えていたショウト隊員が、スマートフォンのニュース動画をSKaRD CPのモニターに転送した
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ニュース動画
船頭「ありゃあな、ゲードスっていうんだ、いつもは深海で大人しくしてるが、腹が減ると浅瀬に上がって魚を食い荒らすんだ!」
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ルドルフ「装備も万全じゃない上に隊員も一人足りない…やれることをやろうか、ショウト、港に行って目撃者から情報収集してくれ」
ショウト「
ユキ「え?ウィル…」
ルドルフ「ユキ、車両が任務に耐えられるようにしてくれ」
ユキ「ウィ…了解!」
ルドルフ「ヤスアキ、司令部に逐次連絡を取り、作戦内容の共有をしてくれ!」
ヤスアキ「了解」
名前を呼ばれたメンバーは各自持ち場についた
ヨシト「俺も情報収集に行く、ショウト一人で行かせたら大抵トラブルが起こる、そのトラブルが解決出来るのが一人いないと」
ルドルフ「それは彼のバディとしてかい?」
ヨシト「違う、SKaRDの仲間としてだ。バディは相棒…だがここではショウトは相棒ではなく仲間…それに、仲間のリカバリーをするのだって大切だろう?」
ヨシトもそのあと、ショウトの後を追っていった
☆☆
その頃、深海に潜んでいるゲードスはコンテナの積み荷を食い漁っていた、額から伸びる提灯のようなものが光り、ゲードスに危険を知らせた
直後に
☆☆
SKaRD CPにて
ヤスアキ「げ、撃、沈っ!?…はい、了解しました」
ルドルフ「駄目だったのかい?」
書類を整理整頓していたルドルフ隊長がヤスアキ副隊長にそう尋ねた
ヤスアキ「はい…潜水艦部隊の被害、甚大です」
ルドルフ「はぁ…」(ため息)
どうやら潜水艦部隊の攻撃はゲードスに効いていなかったようだ、それどころか被害が出ているとは…
ヤスアキ「目標をゲードスと呼称する事を決定した司令部は『海上部隊の総力を以てこれを撃滅する』との事です」
ルドルフ「力押しでなんとかなればいいんだが…」
☆☆
その頃、ここ先美漁港では
「早よやっつけてくれんと漁にも出れんわ」
「食われる…。皆食われちまうよ…」
魚をゲードスに食べ尽くされたら、漁師にとって死活問題になる、ショウト隊員は漁師に扮して先美漁港の漁師達から聞き取り調査をしていた
そんな中、船頭は金属を削って何かを作っていた
☆☆
再び、SKaRD CPにて
ヤスアキ「ぐぇ、き、ちぃ、んんっ!?!?…了解しました」
今の彼の様子から見るに海上部隊の攻撃もゲードスには効かなかったようだ
ヤスアキ「海上部隊も被害甚大、ゲードスは時速80キロで本土に接近中、このままのコースなら1時間後には先見漁港に到達します」
海上部隊も潜水艦部隊も被害甚大…これは確実に追い詰められている
(電話機の音)
ルドルフ「私が出る」
腕立て伏せをしていた隊長が、腕立て伏せを一旦やめると、ヤスアキ副隊長を制して電話の受話器を取った
ルドルフ「こちら、SKaRD CP」
ナガヤ{SKaRD出動だ}
ルドルフ「えっ?」
電話の相手はナガヤ参謀長であった
ナガヤ{海岸で防衛にあたる部隊と連携し、ゲードスが人口密集地に入る前に排除せよ}
ルドルフ「無理です、装備も人員も足りない、連戦もろくに済んでいないのに出動して何が出来るんですか!?」
ナガヤ{それを考えるのが君の役目だ}
その言葉を最後に電話は切られてしまった
ルドルフ「チッ…!」
受話器を置いたルドルフ隊長が舌打ちをしながら、こめかみに指を当ててどうするべきかを考え始めた
ヤスアキ「ルドルフ隊長…」
ルドルフ「現場にショウトとヨシトがいる、急行して合流する、ヤスアキは残ってゲードスの特性を調べてくれ」
ヤスアキ「了解」
☆☆
外にて
ユキ「ルドルフ隊長!チューンアップの材料を買い集めてる間に、防弾繊維が貼ってあったり、指揮車用の器材が搭載されたりしているんですが…」
駐車場に止められていたSKaRD MOPがただのハイエースから指揮車に相応しい仕様に既になっていた、ユキ隊員がここを離れている間に誰かがやったのだろうか
ルドルフ「チューンアップの方は?」
ユキ「そっちも済んでました」
ルドルフ「じゃあ、ぶっつけ本番でいくよ」
ユキ「了解、運転は任せてください!」
ルドルフ「よし、行くぞ!」
ユキ「はっ!」
こうして、ルドルフ隊長とユキ隊員はSKaRD MOPに乗り込み、現場である先美漁港に向かったのだった
☆☆
ゲードス「ゲァァァァァァァァ!!!」
深海怪獣ゲードスは先美漁港に到達していた、海上部隊のミサイルがゲードスに向かって飛来、着弾し爆発はするが、ゲードスがダメージを受けている様子はみられなかった
船頭「ゲードスが怒って陸に上がって来ちまった…」
ショウト「ちょいちょい!むしろ呼び寄せてないか?」
ヨシト「おそらく奴は、攻撃されたことで怒っているな」
ショウト「あぁ~そうか~」
ルドルフ{ショウト!こちら、ルドルフ!ゲードスについて何か分かったかい?}
ショウト「これ、攻撃で怒り狂って上陸した感じですね、しかも加工工場の
ルドルフ{食い意地が張っているな…了解!退避しつつ合流を待て!}
ショウト「
☆☆
SKaRD MOP内にて
ルドルフ隊長は23式電磁小銃の調整をしていた
ユキ「あれ?ルドルフ隊長、使い方分かったんですか?」
ルドルフ「あぁ、手製のマニュアルがあったからね」
隊長の手には『23式電磁小銃・拳銃 取り扱いの手引き』という紙と『使用前に必ず読んでください!!』と書かれた紙が貼られたマニュアル本があった
ユキ「…何で?」
誰かが置いていったのだろうか…
☆☆
先美漁港にて
現場に到着すると、そこへ合流したショウト隊員とヨシト隊員がルドルフ隊長から23式電磁小銃を受け取った
ルドルフ「SKaRD CP、こちらルドルフ、現着した」
ヤスアキ{ルドルフ隊長、こちらSKaRD CP、ゲードスは江戸中期にも現れていました}
ルドルフ「それはかなり昔だね」
ヤスアキ{古い伝記に在ったんです、当時は近海の魚をあらかた食べて、上陸して町の食糧までも根こそぎ食べ尽くしたと}
ルドルフ「食べ尽くす頃に、この辺りは廃墟だ」
蒲鉾を食べてご満悦なゲードスに次々とミサイルが放たれ、着弾、だが、ゲードスには全くダメージはなく、逆にそのミサイル攻撃のせいで市街地へと向かっていた
ルドルフ「腹が膨れても暴れてるな…」
ユキ「そりゃあ、あれだけご飯の邪魔をされたら…あれ?」
サーモグラフィー付きのカメラでゲードスを観察していたユキ隊員が何かに気づいた
ユキ「ゲードスの背中から、高温の気体が噴出しています!」
ヤスアキ{上陸時は体温を一定に保つ為、熱を逃がしているようです!そこを攻撃すれば…}
ショウト「熱暴走でダウンするかも…ですね」
背中をなんとか攻撃出来ればゲードス攻略に近づけそうだ…
しかしここでゲードスは尾びれでミサイルを弾き飛ばし、港の近くに落とした、幸いにも被害は出なかったものの、水柱が上がってルドルフ達の方へ水しぶきがかかった
ショウト「ったく、危ないな…!」
ルドルフ「私が行く」
ユキ「隊長!?」
ルドルフ「ゲードスの排熱孔を潰す、君達は攻撃を止めさせるんだ」
そう言ってルドルフ隊長は走り出していった
ユキ「そんな!ルドルフ隊長、危険です!」
ユキ隊員がルドルフ隊長を追って止めようとするも再び上がった水しぶきで足止めされてしまった
ショウト「あれ?ヨシトがいねえ!どこ行ったんだよ…!」
そしてヨシト隊員が何故かいなくなっていた
残りのメンバーはSKaRD MOPに戻った、戻ったあと、ショウト隊員は司令部に無線通信を飛ばした
ショウト「司令部、こちらSKaRD、攻撃を中止せよ、ゲードスの付近に味方がいる、繰り返す、攻撃を中止せよ」
☆☆
港の近くの町で暴れるゲードスはビルを倒壊させ、コンテナをなぎ倒していた、暴れるゲードスの近くへやってきたルドルフはゲードスの背中の排熱孔に23式電磁小銃の実弾を撃ち込んだ。1発目は外すものの2発目は命中し、ゲードスの排熱孔から血が出た
ルドルフ「よし、もう一発だ」
より確実にダメージを与える為に、彼女は更なる接近を試みた、しかし彼女と同じようにゲードスに接近しようとする人影が見えた、その正体はショウト隊員とヨシト隊員と一緒にいた船頭だった、手には銛を持っていた、どうやこの銛でゲードスを攻撃するつもりのようだ
ルドルフ「待つんだ!それで一体何をするつもりなんだ!?」
ルドルフは急いで船頭に駆け寄り、制止した
船頭「離してくれ!船を沈められるわけにはいかねえんだ!」
ルドルフ「行ってどうするというんだい!?」
船頭「これでゲードスを一突きにしてやる!」
ルドルフ「それでは、怪獣の表皮に刺さりもしないと思うが!?」
船頭とルドルフが口論をしていると、ゲードスが二人の存在に気づいたのか、至近距離まで接近してきた
船頭「ひゃぁぁぁぁぁ~…」
ゲードスを間近で見たからなのか船頭は気絶して、ひっくり返ってしまった
☆☆
先美漁港のどこかにて
ヨシト「…まだだ」
いなくなったヨシト隊員はそこにいた、ゲードスを見つめたまま彼はそう呟いた
☆☆
ルドルフ「船頭!」
ルドルフはひっくり返った船頭に声をかけるが、気絶しているのか反応はなかった、だが次の瞬間
ルドルフ「うぐっ!?」
ポケットの中に入っていたあるものが突然発熱したのだ、ルドルフはポケットに手を入れてそれを取り出した。取り出したそれはバザンガ戦の時に手に入れた奇妙な円形の石だった、直後に左腕に突然光が集まり、さらに水色の謎の物体が装着された
ルドルフ「やっぱり、夢じゃなかったのか…!」
あの時と同様にルドルフは謎の物体のスリットに例の円形の石を差し込んだ、しかし何も起こらない
ルドルフ「ん?…ああ!」
ルドルフは反対側のボタンを押すことを忘れていたようだ、ルドルフは急いで右掌で物体のボタンを押した、すると彼女の体が光に包まれた
ブレーザー「ルロロロロロロロロロアアアアアアォッ!!」
市街地を蹂躙していたゲードスの前に、突如としてウルトラマンブレーザーが出現、ゲードスに肘打ちを食らわせると、その巨体を地面に叩きつけた、そしてブレーザーは祈るような、踊るような動作を行った
ショウト「ウルトラマン…」
ヤスアキ{ブレーザー…!}
ブレーザーは走りだし、ゲードスに強烈な膝蹴りを食らわせた、ゲードスが両腕を振るっても、それをいなして体当たり、続け様にヘッドロックをかますがここでゲードスに振り払われてしまった、それでもブレーザーは諦めずに連続してゲードスに肘打ちを叩き込んだ
ブレーザー「ルアアアアッ!ウォアアアアアアッ!!」
だがブレーザーはゲードスの尾びれで叩き弾かれてしまった、更に、ゲードスは口から超高圧水流を発射、水流はブレーザーを吹き飛ばし、さらに近海に巨大な水しぶきがたった、ブレーザーはすぐに体勢を立て直してゲードスに駆け寄るがゲードスは再び超高圧水流を発射、だがブレーザーは仰け反ってそれを回避すると、ゲードスの腹に強力な膝蹴りを食らわせた
ゲードス「ギアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
ゲードスは吹っ飛び、仰向けに倒れた、そこへブレーザーが馬乗りになり何度もゲードスを攻撃、振りほどかれてもすぐさまに食らいつき、さらに何度も膝蹴りを食らわせた。だがブレーザーはまたしても振りほどかれてしまった、そしてゲードスの額にある触角が伸び、ブレーザーの首に巻き付いてしまった
ブレーザー「ルグアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
ゲードスは触角からパルス電流を流して、ブレーザーを感電させた、あの感じではブレーザーはまともに反撃は出来ない…ピンチになったその時だった
ドシュンッ!
どこからか放たれた青い光弾がゲードスの片方の触角に命中、それを見て唖然としたショウト隊員とユキ隊員だったがすぐに我に帰ると23式電磁小銃でゲードスのもう片方の触角を狙い撃って電流を止めた
ブレーザー「ルアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
ブレーザーはすぐに手刀でゲードスの触角を切断した、首に絡まっていた触角を解いて投げ捨てると、右掌からブラックホールのようなものを出し、そこからあのバザンガを倒した光の槍を取り出した
ゲードス「ギアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
触角を切られて戦意喪失したゲードスは海へと逃げ出す、それを見たブレーザーは光の槍を伸ばし、さらに振りかぶって、槍の先から糸を伸ばし、光の槍をまるで釣竿のような形にした、海中に沈んでいった糸の先についたルアーの形をした何かは深海に逃げこんでいたゲードスの口の中へと入った
ブレーザー「ルオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
ブレーザーは全身に力を込めて、光の釣竿をおもいっきり振り上げた。深海に逃げ込んでいたゲードスは抵抗虚しく引っ張りあげられ宙を舞った、ブレーザーは光の釣竿を光の槍に戻し、ゲードスに向かって投げつけた、光の槍はゲードスを貫き、その瞬間ゲードスは串刺しにされた焼き魚のような全身がこんがり焼けた見た目となって爆散
ブレーザー「ルロッチ!」
戦いを終えたブレーザーは空へと飛び去っていった
☆☆
ショウト「船、無事で良かったですね」
船頭「ああ、けどまた海を汚せば、きっとゲードスは現れっぞ…ところであんた、筋が良い、俺の弟子になって銛打ち極めてみねえか?」
ショウト「大丈夫で~す」
彼はあくまで情報収集の為に漁師に扮していたのであって、本気で漁師をやりたいわけではなかったのである、彼は丁寧に断りその場を去っていった
船頭「そうですか…」
その時の船頭の様子はどこか残念そうだった
☆☆
SKaRD CP 地下
深海怪獣ゲードスとの戦いが終わった所で突然、SKaRDのメンバーはナガヤ参謀長に呼び出された
ヤスアキ「基地の地下に、こんな所があったなんて…」
待ち合わせ場所は基地の地下にある格納空間、そこに到着すると、ナガヤ参謀長の隣にルドルフ達と同じSKaRDの隊服を着た女性がいた、何やら参謀長と真剣に話をしているみたいだ…。SKaRDには今いるメンバーの他にもう一人隊員がいたはずだ、もしやナガヤ参謀長と話をしている彼女がそうなのだろうか
?4「あ、来た来た!23式電磁小銃のマニュアル、役に立ちました?車も出来る限り改造してみたんですけど、イケましたかね?」
関西弁っぽい言葉のイントネーション…妙に人懐っこい感じの彼女…開発部隊の者達から聞いていた印象通りである、どうやらSKaRD MOPにチューンアップを施し、23式電磁小銃のマニュアルを置いてくれたのは彼女で間違いないようだ
ルドルフ「マドカ・ユナ隊員かい?」
ユナ「はい!実は皆さんより一足お先にSKaRD入りしていました!『この子』の最終調整で、もうてんてこ舞いで…」
ユキ「この子?」
ユキ隊員が首を傾げると、格納空間の一角がライトアップされる、そこにいたのはウルトラマンブレーザーと同じくらいの大きさの50m級の犬みたいな顔の二足歩行のロボットだった
ショウト「うわー!」
ショウト隊員とユキ隊員が興味津々にそのロボットの近くまで駆け寄った
ナガヤ「対怪獣ロボット兵器、[23式特殊戦術機甲獣・アースガロン]だ」
どうやらあのロボットの名前はそうらしい
ルドルフ「アースガロン…?」
ナガヤ「SKaRDに正式な最初の命令だ、このアースガロンで、あのウルトラマンブレーザーよりも先に、怪獣を倒してみせろ!」
SKaRDの発足と同時に支給された主力兵器『アースガロン』、ルドルフ隊長はそのアースガロンをなぜかじっと見つめていた
そして格納空間の隅になぜかいたヨシト隊員、彼の手には青い水晶体のついた謎の腕輪があった、そのあとに彼の姿が一瞬だけ等身大サイズの青き海の光の巨人へとなったのだった…
~ED : BLACK STAR
予告ナレーション「新たなエネルギー源『液化ティーテリウム』を貪り食う甲虫怪獣タガヌラー、刻一刻と迫る大爆発の危機を打破するため、23式特殊戦術機甲獣がそのベールを脱ぐ」
予告ナレーション「次回、赤と青の螺旋 『その名はアースガロン』 戦士達が駆るは、鋼の体を持つ獣」