彼女がゾンビになったので、俺は魔神皇に抗議しに彼の精神世界に行くよ   作:XX(旧山川海のすけ)

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第1章 魔界転移
第1話 日常の崩壊


 俺はなんとなく、webのタイプ別診断というオンライン占いをやっていた。

 本当になんとなくだ。

 

 すると、まず電脳占い師ノヴァという不気味な人面キャラクターが俺の名前を訊いて来たので入力する。

 俺の名前は「火宮(ひみや)耀太(ようた)」なので、ヨータと入力。

 漢字で入力するほど、俺は不用心じゃ無い。

 

 性別は、モチ男。

 タップした。

 

 すると次は質問が来る。

 

>TVゲームは好きですか?

 

 まぁ好きかな。

 ゲーマーってほどじゃないけど。

 多人数プレイのゲームではよくワイワイやってる。

 

>部活動で所属している部は?

 

 帰宅部。

 部活に打ち込むことを否定はしないが、特に燃えてるものは無い。

 少なくとも、部活でやりそうなことでは。

 

>宿題はきちんとやりますか?

 

 よくやる。

 勉強は大事だろ。

 

>忘れ物はしますか?

 

 時々する。

 俺だって人間だ。

 

>好きな科目は何ですか?

 

 国語。

 文章の読解は好きなんだよね。

 

>好きなスポーツは何ですか?

 

 サッカー。

 

>ケータイを持っていますか?

 

 持っていて、よくかかる。

 友達は多い方だと思うし。

 

>休日の過ごし方は?

 

 外に出て遊ぶ。

 仲間内で騒ぐときは大体外だ。

 

>何人で居るのが好きですか?

 

 2~3人でいるのが好き。

 多過ぎると疲れるしな。

 

>1万円入りのサイフを拾いました。どうしますか?

 

 交番に届ける。

 当たり前だろ?

 

 ……質問はそれだけで。

 その内容からノヴァが俺を診断してくれた。

 

 それによると……

 

「あなたは人よりも強い力を持っています。腕力ばかりでなく精神的にも強く、少々のことでは傷つくことはありません。強い力を生かし何事にも悩まず常に前向きに進んでいくとよいでしょう。ただし強引に進めてばかりでは失敗もあります。気をつけましょう、か……」

 

「……終わった?」

 

 うおっと。

 

 いきなり声を掛けられて俺は驚いた。

 いつの間にか隣の2-Cから、俺の彼女がこっちに来ていたんだ。

 俺のクラスの2-Dに。

 

 俺の目の前にいる女の子の名前は天川(あまかわ)美紀(みき)

 小柄でスレンダー。

 小動物みたいな雰囲気だけど、顔立ちに気品みたいなものがあって、俺はそこがたまらなく好きだった。

 本人は目が三白眼気味なのを気にしてるらしいんだが。

 人情薄そうに見えるから、って。

 

 少し明るめの色の髪のロングで。

 手入れもきっちりしてる。

 

 俺の自慢の彼女だ。

 

「ゴメン。待たせた?」

 

 そう訊ねると彼女は首を左右に振った。

 そして

 

「帰ろう。放課後だし」

 

 そう言った。

 そうだな。

 

 明日から連休だし。

 

 帰ろう。

 

 そう思って自分の席から立ち上がったとき。

 

 突如轟音が響き。

 

 学校が……

 

 揺れた。

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