横島達が過去の魔界から帰って来て数日後の夜……
「うふふ、ヨ、コ、シ、マ♪」
「タ、タマモ?な、何をするつもりじゃ…?」
タマモは楓達が寝静まったのを確認すると下着姿で横島に覆いかぶさって来た。
「何をですって?解ってるくせに」
「は、ははははは……」
番外編 Tick! Tack!後日談3「さよならジャスティス」
タマモは正直もう我慢の限界に達していた。
横島は自分には手を出さないくせに、ネリネや楓とはしょっちゅうしてるみたいだし、最近になって魔界からアイという女までやって来たのだ。
このアイという女も横島に対しラブラブモード全開でくっついている。
ネリネにアイの事を尋ねてみたらタマモのあまりの迫力に根負けしたのかネリネは隠し通さなければならない秘密まで話してしまったのだ。
横島ですら消えている記憶と思っている『あの出来事』さえも……
その事はタマモにとってあまりにも口惜しい事だったが逆にその事は横島の逃げ場を塞ぐ事でもあったので良しとした。
「今日こそは逃がさないわよ」
「だから何度も言ってるようにだな、お前がダメという訳じゃなくワイはロリじゃないから今はまだ…」
そこでタマモはニヤリと笑いながら止めの呪文を口にした。
「ねりね」
ビクウッ
横島は微妙な発音で悟った。この発音はひらがなだと。
それでも冷や汗をかきながら無駄な努力をするのが横島イズム。
「ね、ネリネ?ネリネがどうかしたのか?」
「誤魔化そうとしても駄目よ、ネリネ本人に聞いたんだから。「ねりね」が良くて私が駄目という事は無いわよね」
「だ、だからな、あれは…」
「無・い・わ・よ・ね♪」
タマモは答えを聞く前にもう、横島のパジャマのボタンを外し始めている。
横島自身、ねりねとの事は子供の姿とはいえネリネに間違いは無かったし、その想いを拒むことは彼女の存在自体を拒む気がしたからこその事だった。
だが、今のタマモにそれを言ってもただの言い訳にしかならなかった。
「ヨコ…、タダオ」
タマモはゆっくりと顔を近づけ、横島もそれを拒もうとしなかった。
「好きよ、タダオ」
「タマモ…」
横島から見ても今のタマモは綺麗だった、そして横島は諦めたかの様にゆっくりと目をつむった。
(よし、墜ちた♪)
そして二つの唇が重なった時、横島は自身の中の何処かで堅い物が砕ける音を確かに聞いた。
ジャスティス・崩☆壊
「いっただきま~す♪」
―◇◆◇―
翌日、横島はリビングにてネリネ、アイ、楓に正座をさせられていた。
「忠夫さま!これは一体どういう事なんですか?」
(いや、貴女が喋らなければこんな事には。大体何でねりねの時の事を覚えてるんですか?)
「忠夫くん。…男の子なんだから気持ちは解るけど、少しは歳の事を考えないと」
(貴女がそれを言いますか?…イエ、ナンデモアリマセン)
「タダくん。私、私ね……」
(楓さん。お願いですからその眼で刃物を握らないでください。マジお願いします)
ちなみに稟とプリムラは家を覆う異様な雰囲気から逃れる様にすでにこの場から逃げ出している。
そして、当のタマモ本人はと言うとは幸せそうな顔で横島のベッドの上で丸くなっていて、時折真っ赤な顔でクスクス笑っている。
その頃、とある世界で人狼の少女が泣きながら遠吠えをしていたとかいなかったとか……
(`・ω・)ちなみに横島はその後、絞られた挙句に搾り取られたようです。
本格的にストックが切れました。
後日談編4は近日中には何とか……