ソードアートオンライン 〜こちらアインクラッド解放軍攻略組~ 作:シマート
俺たちは叫び声のする方へ全力で走った。敏捷力パラメータのせいで、到着はアスナ、キリト、俺、クライン、ディアベル、軍という順番となった。
「これは…」
誰が呟いたのかはわからないが、その先の光景はまさに地獄だった。
中央にいるのは蒼い目の悪魔『ザ・グリームアイズ』が剣を振るっている。
その奥には剣から逃げるコーバッツ班の面々だ。全員のHPは半分をきっているのに、ボスのHPはまだまだある。
ーーーそんなことを考えていると、ボスは剣を振り上げた。コーバッツが悔しそうに叫ぶ。
「仕方がない!!全員ーーー突撃ッ!!奴の攻撃が来る前にブレイクしろ!!」
「突撃!?馬鹿、やめーーー『ドフッ』ーーーえ?」
鈍い音と共に、突き上げられたのはーーーコーバッツだった。
『あ、り、え、な、い』
自分の強さを信じきっていた男は、最期まで自分の強さで倒せない敵がいるのか、と、懐疑的な表情で死んでいった。
「何をしてるんだ!!早く転移結晶を使え!!」
キリトの声で我に帰ると、軍のメンバーは絶望した顔で答えた。
「ダメなんだ!!ーーけ、結晶が使えない!!」
なんと、このボスの強さで転移すらできないのか。ボスはまた攻撃の予備動作に入る。
「ダメェェェ!!」
「アスナーーー!!」
アスナはレイピアを抜き、【フラッシング・ペネトレイター】を放った。
その攻撃でボスがのけぞりーー
『スイッチ!!』
アスナとキリトが前後を逆転し、猛攻に入る。
「俺達も戦うぞ!!」
「ヨッシャ、やったろうじゃねえか!!」
と、リーダー達に続き、全員が突撃する。しかしグリームアイズもやられっぱなしではなく、攻撃してくる。
そして俺は降り下ろされる剣に向かってーー「【流し舟】」ーー相手の攻撃を回転しながら進むことで避ける、護身術のソードスキル。これの特徴は、相手の後ろにまわれることと、硬直なしに、スキルを発動できることだ。
「【地這う蛇】ッ!!」
いかにデカくてもこのスキルは通用する。相手は尻餅をつき、隙だらけとなった。
「押しきれぇぇえ!!」
「うぉぉぉお!!【スターバースト・ストリーム】!!」
俺の叫びに応えるように、キリトは聞きなれないスキルを放った。あいつの方を見ると、奴は普通のプレイヤーではできないことーー<二刀流でのスキル発動>ーーをしていた。
そして目にも追えない連撃を叩き込んだところで、グリームアイズは爆散していった。
こうして、74層はクリアされたのだった。
現在の突破フロア数74層
死者3894人。
これから、«俺達»の人生が狂い出すーーー
ーーーと言う事で、突破ですね。
まともなバトルは久しぶりな気がしました。
«俺達»とは一体誰なのか!?
次回にご期待ください。
えー、前書きにも書きました通り、私のスマホが壊れてしまいましたので、これから少し、3DSからの投稿となりますので、お願いします。
ではでは。