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「このままではマジのヒモになってしまう」
「…いきなりどうしたの?」
謎のジャイアントトード―――某貌無しのクソ野郎の眷属―――を討伐し、それはもうウハウハと言ってしまう様な大金を手に入れて舞い上がり数日が経過した時の事。
ギルドの集会所で、いつもの様に食事を取っていたカズマとアクアだが、カズマはふとそんな事を零し出したのだ。
あまりにも突拍子もない発言に、食事中のアクアもそれを止めて首を傾げてしまう。
「大金を手に入れたのは良い。けどそれもこれも全部アクアのお陰じゃん。俺なんもしてないじゃん。人の活躍から得た金で遊んでるとか、ヒモ以外の何もんでもねぇじゃん!!!!」
意外な事に、カズマはそこら辺に対する罪悪感があったらしい。
「遊ぶって言う程の事はしてないと思うけど。こうやってご飯食べたり、お風呂貸してもらったり、宿取ったりとかにしか使ってないじゃない」
ヒモになりたくない! と叫ぶカズマに、しかしアクアは首を傾げたままに答える。
大金を得てから数日が経っている訳だが、遊ぶと言う程の事をカズマがしている場面を見た事がない。
基本的に、今の様に朝昼晩の食事を此処で取ったり、宿を取ったり、宿の風呂を借りたりと、有用な事にしか使っていないのが現状だ。これを『遊んでいる』と言うには、些か無理があるだろう。
ひたすらに酒を飲むとか、女に使うとか、そういうだらしない事に無駄金費やしてる訳じゃないんだから、別に気にしなくても良いんじゃないかしら? これが女神アクアの意見だった。
「そりゃ、前みたいに馬小屋で野宿とか嫌だし……アクアも嫌だろ?」
「あたしは特に気にしないわよ。あれはあれで、冒険者らしくて良かったと思ってるわ」
「良かったんだアレ……俺は無理。もうマジ無理。やっぱ宿のふかふかのベッドが1番……って、そうじゃない! あれからもちょくちょく依頼はやってるけど、やっぱ俺全然活躍出来てないじゃん?」
「そんな事は……」
ない、と言おうとして、いや全然そんな事あるわね……と納得してしまう。
カズマは『冒険者』だ。最弱職とすら言われる『冒険者』であるカズマが単独で活躍する事は無に等しい。
ちょくちょくと受けている依頼ですら、アクアからのバフや援護があってようやく成り立っているのだ。とは言え、少し前までただの高校生だったのだから、それは仕方ないとも言えるだろう。
だが、それはカズマが転生者である事をアクアが知っているからこそのもの。他所様からすれば、どうやらカズマは『幼馴染に先を越されまくっている可哀想な少年』扱いらしい。
別に彼とは幼馴染でも何でもないのだが、別にそこは否定しない。する必要もない。だが、彼が可哀想だと思われるのは、少し癪なアクアだった。
「そうね…確かに、カズマは全く活躍出来てないわね。冒険者らしい事が今ひとつ出来てないのは、少しアレね」
「うん、別に追い込む必要はないんだよアクアさん???」
「あ、ごめんなさい。えっと……そう、《スキル》。そろそろカズマも《スキル》を取るべきなのよ」
話題を切り替える様に、アクアは切り出した。
《スキル》―――冒険者であれば誰しもが扱う特殊な技能であり、その効果は職業によって千差万別。ゲームをやっていれば必ずしも出てくるその概念に、カズマは分かりやすく心躍った。
「おぉ、スキル! 遂にスキルの解禁か!」
「冒険者は皆、各々の職業によって《スキル》を扱えるわ。でも残念ながら、カズマみたいな《冒険者》には特定のスキルが無いわ」
「無いのかよっ!? 上げて落とすじゃん!」
「最後まで話聞きなさい。確かに《冒険者》には特定のスキルが無い。けどその代わりに、自分がその目で見たスキルを憶える事が出来るわ。《冒険者》の唯一の利点と言った所かしら」
最弱職と呼ばれる《冒険者》が有する唯一の利点―――それは、他の冒険者のスキルを目にすれば、それが憶えられるという点である。
例えば、《冒険者》の人間が《ソードマスター》のスキルを見れば、《冒険者》の冒険者カードのスキル欄に《ソードマスター》が使っていたスキルが表示される。そして、そのスキルを得る為のスキルポイントが十分にあれば、それを取得する事が可能となる。
基本的に、スキルというのはその職業のものだけしか取得する事は出来ない。だからこそ、誰も彼もが一点集中でしか成長する事が出来ない。
だが《冒険者》となれば話は別だ。素のステータスは決して高くはないものの、実際に目にし、尚且つ十分なスキルポイントさえあれば、どんな職業のスキルも取得する事が出来る。
そしてそれは魔法ですら例外ではない。例え、アークウィザードの魔法であろうが、リッチーの魔法であろうが、お構い無しだ。
「多分、あたしが使ってた魔法が幾つかある筈よ」
「マジ? どれどれ……お、本当だ。『パワード』、『ブレッシング』、『アクセル』、『クリエイト・ウォーター』に……『
「え」
うそ、と零して、アクアはぐっと身を乗り出した。
(うぉーい近い近い近い!!!!! 流石にそんな急接近はカズマさんドギマギが……あ、めっちゃ良い匂いする。えなにこれ??? 石鹸? 宿の石鹸こんな匂いだったっけ?????)
女神がカズマに急接近。健全な男子学生がそれを平然と乗り切れる訳もなく、ふわりと香る雅で瑞々しい匂いに思考がショートしてしまっていた。
なんて羨ましいんだこの男は!!!
「な、なんで『
『
地上に降りた神は必ずその力に制限を受ける。だが、制限されたとて神は神。その権能は未だ効力を発揮する―――それが全能の神であるならば尚のこと。
要するに『力の覚醒』であり、触れたものの『力』を強制的に蜂起させる事が出来るという技術である。言うなれば超強力なバフだ。
ジャイアントトードとの戦いでは、『ゴッドブロー』に使用する事でジャイアントトードを内側から破裂させた。自らの神気に対して覚醒を発動させた結果、神でない生物は膨張するそれに耐え切れず自壊したという訳である。
だが、この際重要なのはそこではなく、重要なのは『
そしてそれは、『技術』としての《スキル》でこそあって、職業や種族としての《スキル》ではない。
―――にも関わらず、カズマの冒険者カードの取得可能スキル欄には、その名前が表記されていた。
「カズマ、絶対にコレだけは取っちゃダメよ。絶対に」
「それはフリ」
「は?」
「はいすいません絶対に取らないので凄まないでください怖い怖いですアクアさん」
「……貴方がふざけるからよ、ばか」
(ばかって言われた…!? 現実でこれを言われる事があったのか!? ありがとうございます全然ご褒美です!!!!!!)
凄まれてチビりそうになったが、その後の呆れ気味のばかという言葉にテンション爆上がりのカズマだった。全く反省の色が見えないのは惚れた弱み故だろうか。チョロい男である。
「……『
「神様の技だからって事?」
「そんな所よ。ただ身体的な異常が起きるだけなら良いわ。最悪、貴方は爆発か消滅するかもしれないから」
「こっっっわ!?!? そりゃ神様の技術だから人間は使い辛いだろうけどさぁ!? そうなるもんなの!?」
「意外とあるのよ。『特典』で神様の力とか恩寵とか選んだら消滅しちゃった事例は多々あるわ」
異世界転生は何もアクアの専売特許という訳ではない。
そもそもこの『世界』は、女神エリスが管理している世界である。それはつまり、
『転生特典』は基本的に何でも選ぶ事が出来る。どんな武器でも、どんな能力でも、とにかく何でもだ。よくあるアニメのキャラクターの能力だったり、オリジナルの武器だったり、色んなものが選ばれ、その世界へと持っていく事が出来る。
それは神の力ですら例外ではない―――が、それが安全であるかどうかなんて保証は無い。
神々は言うのだ―――『いやいや、
なろう系やら何やらと空想に耽るのは良いんだけどさ、しっかり現実的に考えよ? 俺らでさえ持て余す奴らとか居るのにお前らに扱える訳ねぇじゃん? と。
転生特典という夢を持たせている癖して何を抜け抜けと、と思うアクアだが、神々はそんな事など知った事ではない。
人の子を愛しているだとか臭い口を開こうが、結局のところ神という概念にとって、人とは『道具』であり『商売』である。
『
とは、あの不真面目神父の言葉である。実際、全く以てその通りだと、アクアは首を縦に振った。
「クロノス様、ゼウス様、ハスター様、ウボ=サスラ様、ヨグ=ソトース様…後はギルガメシュとかヘラクレスも居たかしら。私が聞いた話だと、彼等の力を選んで自滅したらしいわ」
「うわーすっごい有名なのが……というか最後って英雄じゃないのか? 神様なのあの人達?」
「ギルガメシュは人と神の混血よ。ヘラクレスは人から神に成り上がった人間ね。どちらも自我が耐え切れずに瓦解したわ」
「こえー……絶対取らない様にするわ」
「そうしなさい。その方が貴方の為よ」
彼には死んでほしくない。若くして死んでしまって、そして折角転生して、その分の人生を謳歌出来るのだから。
何より―――自分でそうする様に言ったとは言え、それに素直に頷いて、自分を
はぁ……と、カズマは机に伏して溜息を吐いた。
「結局のところ取れるのがあんまなぁ……既にバッファー居るなら俺がバフ取る必要もないし…まぁ魔法はあるから取るけど。『クリエイト・ウォーター』便利そうだし」
「『クリエイト・ウォーター』は初級魔法みたいなものよ。その分、汎用性は十分にあるわ。どんな魔法も使い手次第、そこは貴方が上手くやりなさい」
「うぃっす。でもさぁ、やっぱ攻撃系のスキル覚えたいよな。流石に通常攻撃だけってのは火力が足らん」
「……それはそうね。攻撃系ではなくても、戦闘に有用なスキルは取っておいて損はないし…誰かに教えてもらえる様に頼むのもアリね。依頼にしても良いわ」
「いや依頼はちょっと……折角のお金を他人に流すなど論外オブ論外」
「そういう所はがめついわよね、貴方……」
自分達で使うならばいざ知らず、それをわざわざ依頼にして使うというのは嫌らしい。何故自分達のものを他人にやらねばならんのだ、と。
異世界で初めて得た大金なのだ、これを依頼の報酬にするとか勿体無い以外の何ものでもない。そんな事に使うくらいだったら豪遊しまくるわ。というのがカズマの意見だった。
「でもタダで教えてくれる程、冒険者は優しい人ばかりじゃないわよ。あたし達が大金を得ている事を知ってるなら尚更」
「ですよねぇ……んー、でもスキルを諦めるのは流石になぁ…」
「ふっふっふ―――どうやらお困りの様だにぇ!」
(今噛んだよな)
(確実に噛んだわね)
最後までしっかり発音出来てたら、その声は…!的な展開が期待出来たのだが、残念ながらそうはいかなかったらしい。
なんか
それは随分と小柄な女性だった。短い銀髪と如何にも盗賊を思わせる身軽な格好をした、一見すれば少年に思えなくもない貧しさを持った「今軽くイジられた気がする!?」冒険者だった。
「…? あれ、貴方―――」
だが、アクアは違和感を抱いた。
確かに目の前に居るのは人間だ。人間の姿をしている生物だ。だが―――
「わ、私はクリス! 王都で活動してる冒険者だよ!」
「いや貴方エリ」
「わーわーわー!!!!」
冒険者クリス? いやいや、何を言っているのかしらこの後輩は。アクアは物凄く訝しんだ。それはもうダウナー系女子特有の目で訝しんだ。
その魂はどっからどう見ても人のそれではない。その容姿にすら何処となく
何故ならば―――今目の前に立っているのは、紛うことなき
この国の代表と言える宗教であるエリス教の主神。幸運を司りし女神―――エリスそのものであるのだから。
◆
「え、なに? アクアの知り合い?」
「知り合いというか……まぁ、後輩みたいなものかしら」
「い、いやー? 初対面のハズだけどなー? もしかして別の人と間違えてるんじゃないですかなー?」
「なんか口調おかしくなってますけど」
「……あぁ、そうね。人違いだったわ。ごめんなさい」
(めっちゃ面倒臭そうな顔してんな……もしかして神様か何か? そんな簡単に降りてくるもんなの神様? でもめっちゃ人間っぽいけどな。アクアみたいな雰囲気も無いし。いやアクアが特別なだけなのかもしんないけど)
ここまでされたら、流石にカズマも分からない振りなんて出来なかった。
だって相方の女神様が物凄く面倒臭そうな表情してるんだもの。こんなので『なんだ、人違いだったのかー』なんて思える訳がない。
そういえば、この世界に来る前に誰かに自分の仕事を任せていた様な気がする。もしかしてその神様だろうか?
(だとしたらなんで居るの? 仕事ほっぽってんの? アクアから怒られない? 絶対怖いよ? 俺アクアに怒られたらチビる自信あるよ?)
「滅多な事しなきゃ怒らないわよ。滅多な事しなきゃ」
「うぉい急に心読まないでくれますぅ!? 分かっててもびっくりするから!」
「カズマが失礼な事考えるからでしょ。まぁ、怖いのは否定しないけれど」
「やっぱ怖いんじゃん!」
「それで前に進んでくれるのなら、怖いと思われるのだって受け入れるわ」
怖いと思われるのは仕方ないと割り切って、それでも責を問う。しかしそれこそが後輩の育成というものであり、寧ろそう思われなければならないものだと、アクアは思うのだ。
最近の世間では、失敗を責めて問い詰める行為がまるで悪の如くに判断されるが、それは些か早計というものだ。
「失敗を責めるのは、失敗を無くす為に行う事よ。褒めて伸びるとは言うけれど、それは全肯定とイコールじゃないの。ただ褒めるだけなのは思考停止と同じよ」
優しく諭すのも方法の一つではあるのだろう。だが、それを『肯定』とするのは悪手であり誤りだ。それだけは違うと断じざるを得ない。
失敗とは、自覚して改善すべき要素であるのだから、それを自覚させ改善させる為には、まず当人に『これはダメな事なんだ、直さなきゃいけないんだ!』という認識を持たせるべきなのだ。
その為にも、怖いと思われる様に問い詰めるのは当然だ。だってそう思われなければ、どうしても心に『隙』を作ってしまうから。
それは人も神も同じ事。いや、人よりも優れている神だからこそ、それは大きいと言えるだろう。
故にこそ、失敗は叱るべきだ。何がダメだったのか、次はどうすれば良いのかを、上の立場に在る者が示さなければならない。
意外という訳でもないが、アクアは神としては新規な方である。勿論それは、比較対象がゼウスやオーディンといった主神達の神話の神々を基準としているから、という枕詞が付きはするけれども。
神々の世界は年功序列と思われがちだが、実際の所は違う。いや、それも決して間違いではないのだが、絶対視されているのかと問われるとそうではないという話だ。
何度も何度も信仰云々の話をしてきた上で今更なんだという話にはなってしまうのだが、ぶっちゃけてしまうと、別に神々の力に信仰心の篤さとか歴史とかあんま関係ないのだ。
だって考えてほしい。神々の世界における争いが信仰心の厚さとか歴史によって定まってしまうと言うのならば、ゼウスはどうやったってクロノスには勝てないではないか。
誕生の歴で言うならばクロノスの方が先、というかゼウスの父親だし、ゼウスよりも長く生きているのだから、信仰云々の話になれば圧倒的にクロノスが上だ。
信仰云々の話が関わってきた場合、そのクロノスにゼウスが勝てる要素なんて何処にもない。であるのに、ギリシャ神話においてゼウスがクロノスに勝てたのは何故か?
そんな訳で、わりと新規の神であるアクアが、何度も言っている様に神々の中でも特別扱いされているのは、これまた何度も何度も言っている様に彼女が『全能の可能性』という、主神のそれと比肩する『権能』を有するが故である。
だからこそ、彼女の立場はそこらの神よりも上であり、故に彼女は他の神の育成にも参加させられた。これは、そこから来る発言であった。
「正論やめて。女子からの正論は男子の心に刃物の如く突き刺さるから……」
「なんか私もグサリと……」
約2名―――一人はバディ、一人は後輩―――には随分と突き刺さったらしい。カズマだけならともかくなんでアンタまで刺さってんだよ。
「貴方は女でしょうに…まぁ良いわ。なんか説教っぽくなって話を逸らしちゃったわね、ごめんなさい。それで? 貴方は私達に何か用があるんでしょ?」
「そ、そう! こほんっ! えっと、カズマくんだっけ? 君、スキルを憶えたいんだよね?」
「あ、はい。出来れば攻撃系。攻撃系が無理でも、なんか扱い易いスキルがあれば良いなーって」
「ふっふっふ……そういう事なら、私手伝えるよ! 盗賊のスキルで、幾つか便利なのがあるから教えてあげるよ!」
「え、マジ? タダ?」
「タダとはいかないかなー」
「じゃあ良いです」
「うーん決断が早い!?」
話を切るまでが早すぎる男である。そこまでして金を払いたくないか。
やはり序盤から大金を得ると人の目は眩むらしい。まぁ、今のところ、これといった事には使っていないので大丈夫ではあるのだけれど。
というか使えないの方が正しいかもしれない。だって相方が女神様だから。何だったらもはや惚れてしまっているから。
男の子は好きな子に嫌な所だったり恥ずかしい所は見せたくないのだ。
頭撫でられるのを恥ずかしげもなく強請れる瞬間を手に入れてる辺り、そこがまず恥ずかしいのでは? というツッコミは野暮である。野暮ったら野暮である。
まぁ、
「情報情報!
「情報って言われても……俺達活動して間もないし、これといった情報なんて特に…」
「そこはほら、後で言うから! 情報一つで便利なスキル一通り、これ結構良い条件だと思うけどなー?」
「うーん……アクア、どう思う? 受けた方が良い?」
「そこはカズマが決めなさい。貴方の話なんだもの。でも、まぁ……そうね」
カズマと異世界に来てから、もう1ヶ月以上も過ごして、分かった事は幾つもある。
やはり男の子、やる気を出せばしっかりと成果を出す。流石に頭を撫でる、というのを後輩の前でやるのは恥ずかしいのでやらないが、どうやらカズマは自分がふと笑うのを見るとやる気が上がる事が多いらしい。
自分ではあまりに意識していなかったが、確かに笑う事が増えてきた。いや―――
今でも、しっかりと笑顔を浮かべられる。けど、それはやっぱり……
「そろそろ、カズマのカッコいい所を見たいのは…確かね」
ぎこちないけれど、ほんのりと笑って、アクアは期待する様にそう伝えた。
「――――――」
「…………………………」
「……う。な、なによ。何か言いなさいよ。なんでえ…クリスまで黙るのよ。あー、もう……やっぱり恥ずかしいわね、笑顔を見られるの…い、今のは忘れて。いい?」
「え、無理。永久保存版です」
「む、無理じゃない! 忘れなさい!」
「いやいや無理無理ぜぇぇぇぇったいむり!!!!! よぉし良いぜやったろうじゃねぇか! クリスだっけ!? スキル教えてくれ! カズマさん今のでマジやる気上がったから! よっしゃそう決まれば行くぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
「なんかきゅうげきにおしえるきなくなってきたなぁ…………」
まぁ、そんなこんなでカズマはスキルを教えてくれる人を手に入れたのであった。
「うわーマジ? あの後輩女神ってば
「ちなみに