ウルトラワールド:Scramble Engage   作:おろさん

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カレイドスコープ・エール 06

 

 

「せいっ!!」

 

 レイムスタイルの装甲を纏ったクロステラカイザープリズマが、鋭く前へと踏み込む。

 

 イリヤは操縦桿を握り込み、その巨体をまるで自分の身体のように滑らかに動かしていく。

 

 放たれるのは、レボルキング・マスパーマリサーのマスパーマリサーランチャーによる無数の弾幕――。

 

 だが。

 

 それらを、右手に装着されたセイバーで一閃。

 

 光の軌跡が走り、弾幕は次々と切り裂かれていく。

 

 そのまま、一直線に距離を詰める。

 

『生意気っ……!!』

 

 苛立ちを露わにしたシゲツは、即座に反撃へ移る。

 

 レボルキング・マスパーマリサーを踏み込ませ、その巨大なマスパーマリサーランチャーの銃身を振りかぶり――殴打。

 

 鈍い破壊音が迫る。

 

「ここは……こう!」

 

 だが、イリヤは一瞬早くレバーを引いた。

 

 クロステラカイザープリズマの脚部と翼パーツが光を帯び、そのまま機体はふわりと浮き上がり、回避。

 

 飛行形態へ移行。

 

 振り下ろされた一撃は、空を切った。

 

「悪霊退散っ!!」

 

 すぐさま反撃。

 

 剣パーツの先端から、無数の御札が展開される。

 

 それはただの弾ではない。追尾する霊的な弾幕となり、一直線に敵機へと襲いかかった。

 

『な、何だよっ、昼間は錯乱してたくせに立ち直して……さっさと諦めていれば楽でいられただろうに……!!』

 

 焦りと苛立ちが混じるシゲツの声。

 

 しかし――

 

「何があっても、諦めない……私は……私達は、何度でも立ち直ってみせる!」

 

 その言葉は強く、揺るがない。

 

 コックピット越しでも伝わるほどの気迫が、空間そのものを押し返すかのようだった。

 

 シゲツは、知らずのうちに圧されていた。

 

「……やああっ!!」

 

 一気に加速。

 

 クロステラカイザープリズマは間合いを詰め、懐へと飛び込む。

 

 そして――

 

 アッパーカットの要領で、剣パーツを下から突き上げる。

 

 重く、鋭い一撃がレボルキング・マスパーマリサーの装甲を打ち抜いた。

 

「……どっせええええええええい!!」

 

 間髪入れず、左腕の盾パーツを叩きつける。

 

 鈍い衝撃音とともに、巨体が大きく弾き飛ばされた。

 

『っ……だったら!!』

 

 だがシゲツも即座に立て直す。

 

 レボルキング・マスパーマリサーは地面を砕きながら立ち上がり、足裏のロケットエンジンを噴射。

 

 爆音とともに急接近しながら、星型の弾幕を乱射する。

 

「……そう言う極端なのは、もうとっくに慣れちゃったから!!」

 

 イリヤは一切怯まない。

 

 クロステラカイザープリズマも同様に飛翔し、迫り来る弾幕の中へと突入。

 

 紙一重の回避を連続させながら、すべてをすり抜けていく。

 

「次は……こう!!」

 

 回避の軌道を維持したまま、今度は攻撃へ転じる。

 

 周囲に展開されるのは、色とりどりの光弾。

 

 それらはそれぞれが意思を持つかのように軌道を描き、敵機へと吸い込まれるように飛んでいく。

 

 ――直撃。

 

『あうっ!!?』

 

 連続命中により、レボルキング・マスパーマリサーの姿勢が崩れる。

 

 そのまま制御を失い、地面へと落下した。

 

「これで……トドメっ!!」

 

 イリヤはコックピット内に顕現したクロステラカイザープリズマの像を掴む。

 

 その小さな像に、全エネルギーが集約されていくのが分かる。

 

 光が収束し、脈動する。

 

「『クロステラカイザー・『博麗』カレイドバード』!」

 

 次の瞬間――機体が消えたかのような加速。

 

 一直線に、レボルキング・マスパーマリサーへと突撃する。

 

「はあああああああああああっ!!」

 

【『プリズマ』SABER BURST!!!!】

【『夢想天生』!!!】

 

 無数の御札を纏った光の奔流。

 

 それは一筋の流星のように、敵機の中心を――

 

 貫いた。

 

『っ……改良して貰ったら……次は絶対に……!!』

 

 敗北を悟ったシゲツは、即座に判断する。

 

 コックピット内に組み込まれた転送装置が作動し、その姿は光とともに消えた。

 

 直後――

 

 レボルキング・マスパーマリサーは、内部から崩壊するように爆散した。

 

 激しい爆炎と衝撃が、戦場を揺らす。

 

「……いよし!」

 

 戦闘終了。

 

 イリヤは大きく息を吐きながら、ガッツポーズを決めた。

 

 その表情には、すっかりいつもの調子が戻っていた。

 

「イリヤ……!」

 

 その戦いの一部始終を見届けていた美遊たちは、自然と、安堵の笑みがこぼれる。

 

 無事に勝利したイリヤの姿に、それぞれが確かな安心と誇らしさを胸に抱いていた。

 

「あれって……」

 

「気のせいかしら……。どこかで……」

 

 だだ、それと同時に。

 

 ノベルにより強化されたクロステラカイザーの力を見て、蓮子とメリーの二人は、特に強い疑問を抱いていた。

 

 どこかで、見覚えがある。そんな気がする。

 

 

***

 

 

「う……」

 

 しばらくして。

 

 気を失っていた長人のまぶたが、ゆっくりと持ち上がった。

 

「あ、良かった……起きた……!」

 

 その様子を見て、イリヤたちは一斉に安堵の息をつく。

 

 アース世怪によって無理やり変貌させられ、あれだけ激しく暴走していたにもかかわらず――見たところ、身体に深刻な異常はないようだった。

 

 長人はゆっくりと上体を起こし、周囲を見渡す。

 

 そして、状況を察したように小さく息を吐いた。

 

「……ああ……かなり迷惑を掛けちまったようだな……」

 

 自嘲気味に呟きながら、苦笑する。

 

「この様子だと、モードレッド(アイツ)退去()ったか……」

 

 ぽつりとそう言ってから、ふらりと立ち上がった。

 

 まだ少し足元は覚束ないが、それでも自分の力でしっかりと立っている。

 

「よく覚えて無いが……手を差し伸べてくれたんだな。ありがとよ」

 

 短い言葉だったが、その声音には確かな感謝が込められていた。

 

 そしてそのまま、背を向けて歩き出す。

 

「……えっ、もう行くんですか?」

 

 思わずイリヤが呼び止める。

 

 長人は足を止め、軽く肩越しに振り返った。

 

「あの時言ったハズだ、合格だって」

 

 少しだけ口元を緩める。

 

「お前達なら、きっとこの世界を救ってくれる……そう思うよ」

 

 その言葉には、試すような響きではなく、どこか確信めいたものがあった。

 

「指輪を取られたのもあるから、俺は此処で幕引き。後は託すさ。ソイツも含めてな」

 

 そう言って彼は、イリヤが抱えている一冊の書物――U時空考古学と呼ばれるそれに一瞬だけ視線を落とす。

 

 まるで何かを確認するように。

 

 そして再び顔を上げると、

 

「じゃ、頑張れよ」

 

 軽く手を振った。

 

 そのまま、振り返ることなく歩き去っていく。

 

 背中はどこかあっさりとしていたが、不思議と重みのある別れだった。

 

 ――そうして。

 

 長く感じられた夜は、ようやく終わりを迎える。

 

 イリヤたちも、それぞれの帰路へとついた。

 

 これから先、どんな困難が待っていたとしても。

 

 きっと――みんなとなら、乗り越えられる。

 

 イリヤは、そんな確信を胸に抱いていた。

 

*****

 

 翌日。

 

『――リヤ……イリヤ。起きろよ、学校遅刻するぞ』

 

 聞き慣れた声が、意識の底にゆっくりと染み込んでくる。

 

 兄――士郎の声だ。

 

「ん……おにい、ちゃん……? えへへ……」

 

 まだ夢の中にいるような、ふにゃりとした笑み。

 

『おいおい、寝ぼけてるのか……?』

 

「きのうは、いっしょうけんめいがんばったから……おはようの……ちゅー……」

 

***

 

「!?……!!!!??」

 

「……ん?」

 

 ぱちり、とイリヤが目を開ける。

 

 視界に映ったのは――

 

「あ……あの、イ、イリ……」

 

 顔を真っ赤にした美遊の姿。

 

 至近距離。

 

 ほんの一拍の沈黙。

 

「……。」

 

 思考が止まる。

 

 そして次の瞬間――

 

「ほびゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!?」

 

 甲高い絶叫が屋敷中に響き渡った。

 

 まるで救急車のサイレンのような音程で。

 

***

 

「わお……朝から乙女のスクリーム」

 

 リズがのんびりと呟く。

 

「み、美遊さん……どんな起こし方をしたのかしら……」

 

 セラは呆れ半分、困惑半分といった表情でため息をついた。

 

***

 

「ごっ、ごごごごごごごごゴメン美遊! いやあの、お兄ちゃんと間違え、いやそうじゃなくて! これは違くてこれは夢であってドリームであって!!!」

 

 イリヤは顔を真っ赤にしながら、言葉にならない言葉を必死に並べ立てる。

 

「お、落ち着いてイリヤ! 大丈夫、大丈夫だから」

 

 美遊も同じく赤面しながら、なんとか宥めようとする。

 

 しばらくして、イリヤはようやく少しだけ呼吸を整えた。

 

「ご、ごめんね美遊……;;;」

 

「う、ううん……いきなりだったけど、平気……」

 

 美遊は小さく首を振りながらも、頬の赤みはまだ引かない。

 

 そして――

 

「で、でも、イリヤが求めるなら、できる限り努力するから次はちゃんと……」

 

「いやストーップ!!違うから!!その方向性は全然違うからああああああああああああああああああああああああああ!!!?」

 

 

***

 

 

 それから、何だかんだと数十分後。

 

 朝の慌ただしい支度を終え――

 

「いってきまーす!!」

 

 元気いっぱいの声を響かせて、イリヤは玄関を飛び出した。

 

 迎えに来てくれていた美遊と並び、そのまま学校へと向かっていく。

 

 さっきまでの騒ぎが嘘のように、すっかりいつもの調子だ。

 

「……ホント、慌ただしいですね」

 

 その様子を見送ったセラは、小さく息をつきながら呟いた。

 

「あ、おはようございます、セラさん」

 

 その背後から、明るい声がかかる。

 

 振り向けば、そこには蓮子とメリーの姿があった。

 

「イリヤちゃんは……丁度出かけたんですか?」

 

「ええ、ついさっき学校へ出たばかりです」

 

 簡単なやり取りを交わし、そのまま一同はリビングへと戻る。

 

 すると――

 

「……イリヤ、すごく元気になった」

 

 ソファーでごろごろしていたリズが、ぽつりと呟いた。

 

「そうね。昨日はあんなに沈んでいたのに……」

 

 セラも同意するように頷く。

 

 あの落ち込みようが嘘のような回復ぶりだ。

 

「昨夜の外出と言い……一体何があったのでしょうか。お二人はご存知ですか?同じように外出していましたし……」

 

 セラは視線を蓮子とメリーへ向ける。

 

「あ、えっと……まあ、色々ありまして……」

 

 問いかけられた蓮子は、やや曖昧に言葉を濁した。

 

 さすがに昨夜の一連の出来事を、そのまま話すわけにもいかない。

 

「そういうのは、もういいんじゃないかしら?」

 

 ふいに、柔らかな声が割って入る。

 

「本人が元気になったんだから、それで十分でしょう?」

 

 振り向けば、そこにはアイリの姿があった。

 

 その後ろには、従者であるアルも付き従っている。

 

「あ、奥様!おはようございます」

 

「ぐーてんもるげん*1

 

「ん、おはよ」

 

 セラとリズの挨拶に、アイリはにこやかに応じた。

 

 そして、そのまま視線を蓮子とメリーへ向ける。

 

「それで、貴方たちが例の居候さんね」

 

 ゆっくりと歩み寄る。

 

「あ、ど、どうも……宇佐見蓮子です」

 

「マエリベリー・ハーンです。言いにくいならメリーで大丈夫です……」

 

 初対面の相手、しかもどこか上品で柔らかな雰囲気――そしてほのかに漂ういい香りに、二人は思わず背筋を伸ばしてしまう。

 

「うふふ、そんなに緊張しなくていいのよ」

 

 アイリは優しく微笑んだ。

 

 その後ろでアルも、軽く頭を下げつつ気さくに手を振っている。

 

「……それはそれとして」

 

 アイリはふと表情を少しだけ変え、セラとリズへ視線を戻した。

 

「二人とも、まだイリヤの様子を気にしているの?」

 

「で、ですが奥様……もしイリヤさんに何かあったら……昨夜の事もそうですが、最近は妙な指輪を常に持ち歩いていますし……」

 

「心配性ね、セラは」

 

 アイリはくすっと笑う。

 

「大丈夫よ。昨日は友達に会いに行っただけみたいだし……あんなに元気なんだもの」

 

「それは、そうですが……」

 

「そうそう、セラは心配し過ぎ」

 

「貴方は放任し過ぎなんです!!!」

 

 だらけた姿勢のまま口を挟むリズに、セラが鋭くツッコミを入れる。

 

 いつものやり取りだ。

 

 その様子を見て、アイリは楽しそうに微笑んだ。

 

 ――そんな中。

 

 アイリは手元の鞄を整え始める。

 

「それじゃあ、私達もそろそろ行くわね」

 

「えっ、もう()たれるのですか?」

 

「随分と急」

 

 セラとリズが目を丸くする。

 

「向こうで切嗣が待っているんですもの。一人にしておけないわ」

 

 くすり、と柔らかく笑う。

 

「それに――可愛い娘の成長も、ちゃんと確認できたしね」

 

 どこか満足げな表情でそう言うと、アイリはアルと共に踵を返し、リビングを後にしようとする。

 

 ――が。

 

「……あ、そうそう」

 

 ふと思い出したように、足を止めた。

 

「蓮子ちゃんとメリーちゃん、だったかしら?」

 

「え、何でしょうか……?」

 

 二人は少し緊張しながら返事をする。

 

 アイリは振り返り、優しく微笑んだ。

 

「これからも、イリヤと仲良くしてあげてね」

 

「……! ……はい!」

 

 その言葉に、二人はしっかりと頷く。

 

 それを見届けて。

 

 アイリは満足そうに微笑み、そのまま屋敷を後にした。

 

***

 

「……しかし、何の因果でしょうかね」

 

 アインツベルン邸を出て、住宅街の外れを歩きながら。

 

 数分ほど経ったところで、アルがぽつりと口を開いた。

 

「イリヤさんも、こうして異変に関わる事になるとは……これでは、マスターの願いからはどうしても遠ざかってしまいます」

 

 淡々とした口調ながら、その言葉にはわずかな懸念が滲んでいる。

 

 それを受けて、アイリは少しだけ視線を落とした。

 

「そうね……出来れば、あの子には平和に過ごしてほしかったけど……」

 

 歩みを緩めながら、小さく息をつく。

 

「……いつかこうなるとは、薄々思っていたもの」

 

 そう言いながら、鞄の中へ手を入れる。

 

 取り出したのは――

 

 魔法陣と、赤色の魔法戦士が描かれた装飾。

 

 腕時計のような形状をした指輪――クロスタルリング。

 

 光を受けて、静かに輝いている。

 

「きっと、あの子にはこれからも、不思議な出会いが沢山ある」

 

 アイリはそれを指先で軽くなぞりながら、空へと掲げた。

 

「どんな形であっても……それは、かけがえのないものになる」

 

 優しく、しかしどこか決意を含んだ声音。

 

「だから――今は何も言わないわ」

 

 一拍置いて、微笑む。

 

「大事な事は……その内、ちゃんと伝えないといけないけどね」

 

 そう言って、アイリは穏やかに空を見上げ続けていた。

 

***

 

「うっかりしてたよ、今日って私と美遊が日直だった……!」

 

 その頃。

 

 イリヤは美遊と並んで、通学路を全力で走っていた。

 

 朝の空気を切り裂くように、足音が響く。

 

「このままだと時間ギリギリかな……!」

 

「ギリギリどころか……ほとんどアウトかも」

 

 美遊の冷静な指摘に、イリヤの表情が引きつる。

 

 ――まずい。

 

 どう考えても、普通に走っていては間に合わない。

 

「んー……こうなったら……!」

 

 イリヤは周囲をきょろきょろと見回す。

 

 人影はない。

 

「誰も見てない……よね? じゃあ、コレ……!」

 

 決断すると同時に、イリヤはクロステライザーを顕現。

 

 右手に装着する。

 

「えっ、イリヤ……さすがにそれ、いいの……?」

 

 美遊が戸惑い気味に問いかける。

 

「だ、大丈夫だよ! 場合によっては記憶操作とか出来るって凛さんも言ってたし!」

 

 勢いのまま言い切るイリヤ。

 

「それに、蓮子とメリーもあのバイクみたいな銃、人前で普通に使ってたし……!」

 

「そ、それは……基準としてどうなのか分からないけど……」

 

 若干ツッコミつつも、美遊も周囲を警戒する。

 

「……仕方ない。誰もいないうちに……!」

 

「うん!」

 

 二人は頷き合い――

 

 クロステライザーに、それぞれ守護者の指輪をはめ込む。

 

 光が弾け、身体を包み込む。

 

 ――変身。

 

「走って間に合わないなら、空から行こう!」

 

 守護者プリズマへと変身したイリヤが、元気よく言い放つ。

 

 守護者サファイアとなった美遊も、静かに頷いた。

 

 次の瞬間。

 

 二人はそれぞれの方法で宙へと浮かび上がり、一気に加速する。

 

 朝の空を切り裂くように、一直線に学校へ。

 

「友達と……一緒の登校……」

 

 ふと、サファイアが小さく呟いた。

 

「ん? 美遊、何か言った……?」

 

 横を飛ぶプリズマが首をかしげる。

 

「……何でもない」

 

 ほんの少し照れたように微笑みながら、サファイアは視線を前へ戻す。

 

 そのまま二人は、並んで学校へと向かっていった。

 

 

***

 

 

「あ? 何だ……?」

 

 ――その姿を。

 

 一瞬だけ、目撃していた者がいた。

 

 赤いジャケットにサングラス。

 

 年季の入った雰囲気を纏い、手には剣のような機械装備。

 

 明らかに、ただの一般人ではない。

 

「……気のせい……であってほしいが、んなわけないよな」

 

 ぼそりと呟き、空を見上げる。

 

 そして、肩をすくめるようにして――

 

「え? 急におっさんが出て来て何だお前って? 失礼だな。クロスオーバー二次創作で俺みたいなのが出て何がいけねぇんだっての」

 

 誰にともなく、そんなことを言い出す。

 

 ……が、すぐに首を振った。

 

「……いや、んな事言ってる場合じゃねェな」

 

 口元に、少しだけ獰猛な笑みが浮かぶ。

 

「折角の日本なんだ。ちょっとは楽しませてもらうぜ」

 

 そう言って、その男はゆっくりと歩き出した。

 

 ――新たな波乱の気配を残して。

 

 

 

 

*1
ドイツ語で『おはようございます』を意味する"Guten Morgen" 






=NEXT=

蓮子「バイト先に変な人が来た!ジャケットを着たおじさんと、小柄なゴスロリの女の子!

凸凹な2人は……え、殺し屋と聖女って……どう言う事!?

そして徐々に語られる、この世界の全貌、そして1年前までの戦いの歴史……!?

次回、第11話『ノーモア・トレンディドラマ』。

……気づけば設定が凄い増えたけど、そこはご愛敬……」




・今サブタイトルの元ネタ:アニマエール!


***

侵蝕世怪人(ワールドロイド)・巨大戦力=
『レボルキング・マスパーマリサー』
搭乗者:シゲツ・リヴァース
固有武器:マスパーマリサーランチャー
ベース:霧雨魔理沙



―――――

*注釈:本作品は、自著の文章をAI(ChatGPT等)で推敲・校正して投稿しています。ストーリーや台詞はすべて作者が作成したものですが、読みやすさ向上のために文章の整理を行っています。


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