ウルトラワールド:Scramble Engage   作:おろさん

6 / 46
目覚めし伝説とワンダフル・ガールズ 03

 

 

「何を――ドギャアアッ!!!!?」

 

 天から、何かが落下した。

 その凄まじい衝撃により、エーアイ世怪とウォークロックたちはまとめて弾き飛ばされる。

 

「っ!?……ん……?」

 

 同じく衝撃で思わず目を閉じていたイリヤ。

 すぐに目を開くと――そこにあったのは、地面に突き刺さったクロステライザーだった。

 

「く……クロステライザー……!!!」

 

「ということは……つまり……!!」

 

 ウォークロックたちの拘束が解け、立ち上がる凛とメモリア。

 イリヤの目前にあるクロステライザーを見て、二人は同時に確信する。

 

「これって……」

 

 イリヤは、地面に突き刺さったクロステライザーへと、恐る恐る近づく。

 

「……そう、だね……

 こうなったら……何が何でも、やってやるんだからっ!!!!」

 

 半ばヤケクソにも見えるが、確かに覚悟を決めた瞳で。

 右手でクロステライザーを引き抜き、左手を空へと掲げる。

 

 すると――校庭の大きな木の根元に転がっていた指輪が、ひとりでに宙を舞い、イリヤの元へと飛来した。

 そのまま左手の人差し指へとはまり込む。

 

 続いて、ポケットに入ったままだった、図書館で手に入れたクロステラノベルのもう片方を取り出し、装着する。

 

【ブレンドハーツ・エレメンタル】

【とある喫茶店で働く聖なる少女達が、ちょっと過激に愛を振り撒く】

 

「……変身(エンゲージ)!!」

 

【CLAP YOUR HANDS!!!】

 

『守護者プリズマ』のクロスタルリングをクロステライザーへ。

 音声に合わせて手拍子をし、刀身で虹の弧を描く。

 

 その動作と同時に、イリヤの身体が光に包まれ――

 

 ピンクを基調とした、鳥のような仮面と装甲を纏う。

 魔法使いを思わせる装いの守護者『プリズマ』へと変身した。

 

【DRAW THE RAINBOW:GUARDIAN『プリズマ』!!!】

 

「これが……」

 

 変身を終えたプリズマは、自分の手足や胴体を見下ろす。

 

「あの子も……守護者だったの……!?」

 

「イリヤちゃん……!!!」

 

 その姿を目にし、驚愕する凛と、喜びを隠しきれないメモリア。

 

「ば、馬鹿な……!

 新たな守護者が、1日にして2人も……!」

 

 想定外の事態に、エーアイ世怪は明らかに動揺する。

 

「ええい!!ならば、どちらも倒すまで!!」

 

 ヒダマリ世怪とウォークロックたちに指示を出し、再び攻撃を仕掛けさせる。

 

「……えいっ!!!」

 

 放たれた銃弾に対し、プリズマは腕を大きく振り、クロステライザーからエネルギー状の斬撃を連続で放つ。

 銃弾は相殺され、あるいはウォークロックたちに命中する。

 

 それでも漏れた弾は、俊敏な足取りで軽々と回避する。

 

「くっ……だが、お前の動きも学習(ラーニング)してしまえば――」

 

「隙ありっ!!」

 

 エーアイ世怪が分析に集中した、その一瞬の隙。

 メモリアが横合いから銃撃を叩き込む。

 

「さっきはありがとう、イリヤちゃん。おかげで助かったわ!」

 

「うん……でも、お礼を言いたいのは私も一緒。

 ……まずは、敵を倒そう!」

 

「オッケー!!」

 

 体勢を立て直したメモリアとプリズマは、クレイジークロックの軍団へと立ち向かう。

 

 ウォークロックたちを次々と斬り伏せ、蹴り飛ばし、

 

「AAAAAAAAAAAAA!!!!」

 

 ヒダマリ世怪の絵具攻撃は、メモリアがメモリアライドシューターで撃ち落とす。

 

「ええい、この程度――おぶっ!!?」

 

 高速移動で迫るエーアイ世怪を、プリズマは軽やかにかわし、反撃の斬撃を叩き込む。

 

「UAAAA……!!!」

 

 ヒダマリ世怪は、メモリアの連続銃撃を受け、明らかに限界が近い。

 

「これで……トドメっ!!!」

 

【『メモリア』RIDER SHOOTING!!!!】

 

 再びチャージしたエネルギー弾が、ヒダマリ世怪へと直撃する。

 

「AAAAAAAAAAAAA!!!!」

 

 そのまま、ヒダマリ世怪は爆散した。

 

「よっし、あとは――」

 

「ッ……馬鹿め!!!」

 

 プリズマがエーアイ世怪を追い詰めようとした、その時。

 エーアイ世怪は、不敵に笑った。

 

「ちょっ……今度は一体、何を――」

 

「AAAAAAAAAAAAA!!!!」

 

 突如、警告音のような音声とともに、モザイク状の物体が爆散跡を覆う。

 そこから禍々しい塊が隆起し――

 

 なんと、ヒダマリ世怪が再び現れ、しかも巨大化していた。

 学校の裏手へと着地し、その巨体を揺らす。

 

 魔術のプロテクトを突破するほどではないが、それでも異常な大きさ。

 高層ビルに迫るか否か、という規模だ。

 

「巨大化!?いや、何で!?」

 

 あまりに唐突な展開に驚く一同。

 だが、それ以上に問題なのは、巨大化したヒダマリ世怪が暴れ回り、絵具を撒き散らして周囲を爆散させていることだった。

 

「甘く見たな!!

 侵蝕世怪人は、日々様々な研究を施されているのだ!!」

 

「余裕ぶってるけど、あなたの相手は私よ!!!」

 

 エーアイ世怪はプリズマと交戦を続行する。

 

「これは……どうしたものかなぁ。

 何か、対抗策とか――」

 

「それなら、これ使ってみて!!!」

 

 ウォークロックたちと戦っていた凛が、何かをメモリアへと投げ渡す。

 それは、巨人が描かれたクロステラノベル――

 『出陣!クロステラカイザー伝説』だった。

 

「クロステラノベル!?これって……?」

 

「細かいことは私も知らないけど!

 使うと、なんかすごい巨人が出てきて戦ってくれるらしいの!!

 とにかく、付け替えて!!」

 

「あ、はい!!」

 

 促されるまま、クロステラノベルを付け替える。

 

【出陣!クロステラカイザー伝説】

【新たな力を手にした伝説の巨人が、彼を呼ぶ者の声に応える】

 

*****

 

 

――とある場所。

 墓場のように、巨大ロボや人型の残骸が積み上がる空間。

 

 その最上部に据えられた、大きな手のような存在。

 

 石化していたそれが解放され、次の瞬間、上空へと飛び立った。

 

「……ついに、始まったのか。」

 

 紫の長い髪を持つ女性が、その光景を静かに見届ける。

 

 

*****

 

「……それで、何が――ひゃっ!!?」

 

 メモリアの変身が解除されたかと思うと、上空に何かが出現する。

 

【アウェイキング!!】

 

 クロステライザーに似た形状の、右手を象った存在。

 UFOのように光を放ち、メモリアを包み込んで吸い上げる。

 

 それは変形し、巨大化したメモリアライドシューターと

 『ワンダークロスワールド』のクロステラノベルと合体する。

 

 右腕に銃、背中に車輪。

 ノベルは猫と鳥の形状へと変化し、胸部・腕部・装甲へと組み込まれる。

 

 そして最後に、守護者メモリアの指輪が頭部として装着され――

 巨大な人型存在が完成する。

 

【『クロステラカイザーメモリア』!!!】

 

 完成した巨人――『クロステラカイザー』が、咆哮する。

 

*****

 

「……!!!」

 

 その叫びを、遠く離れた三人が同時に感じ取った。

 共鳴するように、それぞれの『守護者の指輪』が震える。

 

「そっか……今のが、そういうことか。

 ついに本格始動、ってわけなんだね。

 ……波乱の予感がするけど、ワクワクもするよ。……でしょ?」

 

 冬木市から遠く離れた学校の校舎。

 猫耳のような髪型をした女学生(?)が、窓の外を見ながら呟く。

 

「……いつか来ると、分かってた。

 指輪を手にした時点でな。

 ……だが、あいつらだけは……出来れば巻き込みたくないが……」

 

 東京の芸能事務所の一室。

 ソファに座る成人男性は、指輪を見つめながら複雑な表情で息を吐く。

 

「この町に……他にもいる。

 私と同じ、『使命』を持った守護者が……」

 

 冬木市のどこかを歩く少女は、無表情のままそう呟いた。

 

 

*****

 

 

「な、何だアレは!!?」

 

「きょ、巨大ロボット!!! また、とんでもない事になってる!!?」

 

 突如として現れた巨大な存在を前に、エーアイ世怪とプリズマは思わず声を荒げる。

 一方で凛は、その光景を見て小さく息を吐いた。

 

「……一か八かだったけど。本当に、出来たみたいね……」

 

 驚愕する敵と味方をよそに、凛は胸を撫で下ろしていた。

 

 一方――クロステラカイザーの内部。

 眩い光に包まれ、メモリアは操縦席へと転送されていた。

 

「お、おお……ホントに現れた、伝説の巨人……。

 っていうか、融合、解けてないよね。……つまり、これ私が操作するって事かぁ」

 

 状況を把握しきれないまま、呑気とも取れる独り言を漏らした、その直後。

 

「AAAAAAAAAAAAA!!!!」

 

 ヒダマリ世怪が、絵筆を振りかざしながら突進してくる。

 

「っと……! 早速来るなら、やってやろうじゃん!!」

 

 操縦席に映る映像――それがクロステラカイザーの“視界”である事に気づいたメモリアは、

 押し引き式のレバーを掴み、直感的に動かした。

 

 巨腕が振るわれ、ヒダマリ世怪の絵筆を真正面から受け止める。

 

「よし……! それで、次は――こう!!」

 

 右腕に備えられた銃口から一斉に砲撃。

 放たれた弾丸は全弾が命中し、そのまま攻撃の手を緩めず、連続で叩き込む。

 

「AAS!! GAAA!!! GIAIAAAAA!!!!」

 

 肉弾戦の応酬の末、ヒダマリ世怪は再び絵具を周囲にばら撒く。

 

「またそれ!? じゃあ……とりあえず、こうだ!!」

 

 次の瞬間、背部の車輪が高速回転し、莫大なエネルギーを溜め込む。

 噴き出した高熱の炎が、飛散した絵具を蒸発させ、そのままヒダマリ世怪を焼き払った。

 

「おお……都合よく、高熱の炎まで完備……!」

 

「せぇいっ!!!」

 

 一方、地上ではプリズマがエーアイ世怪に斬撃を浴びせ続けていた。

 

「ぐぐっ……だ、だが! お前の動きも、すでに学習(ラーニング)は完了している!!

 これでお前も――」

 

「そんなわけないでしょっ!!」

 

【『プリズマアックスセイバーU』!!!】

 

 距離を取ったエーアイ世怪に対し、プリズマはクロステラノベルを押し込み、武器を顕現させる。

 ガード部分が大きく張り出した、長大な剣。

 

「二刀流で……せぇいっ!!」

 

 罰の字を描くように、二本の斬撃が飛ぶ。

 

「ガッ……! な、ならば数で押し切るまで!!」

 

 エーアイ世怪の周囲に、十数体のウォークロックが出現し、プリズマへと殺到する。

 

「うわっ、そっちで数攻め!?

 ……あ、そうだ。凛さん!!」

 

 まだウォークロック達と交戦していた凛へ、プリズマが声を投げる。

 

「え、今度は何よ!?」

 

「凛さんが持ってる指輪!

 『わんだふるぷりきゅあ!』のやつ、私に貸して!!」

 

「えっ、これ? 急にどうしてよ!?」

 

 凛は戸惑いながらも、クロスタルリングを取り出す。

 

「いいから! 見れば分かりますから!!」

 

「……分かったわ。ほら、受け取って!!」

 

 投げ渡された指輪を受け取り、プリズマは頷いた。

 

「よし……新しいアイテムを使うのは、変身ヒーロー/ヒロインの王道!!

 再変身(エンゲージ)!!」

 

『ワンダフルパクトで人の姿に変身する犬飼こむぎ』→『キュアワンダフル』

『ニコガーデン』

 

 クロステライザーへと指輪をセット。

 

【CROSSTAL RING!!!】

【『わんだふるぷりきゅあ!』!!!】

 

 8bitとギターの軽快な音楽に合わせ、手拍子。

 胸部装甲と腰のバックルを残し、装いが変化していく。

 

「『キュアワンダフル』!

 ……実際に変身すると、ちょっと恥ずかしいような、そうでもないような……」

 

「ジキキキッ!!!」

 

 ウォークロック達が一斉に発砲。

 

「わわっ!」

 

 キュアワンダフル(プリズマ)は、犬の肉球のような防御壁『プニプニバリアー』で銃弾を防ぐ。

 

「じゃあ次は……『フレンドリータクト』!!」

 

 タクトを取り出し、軽やかに振る。

 

「ヘルプ! キラリンアニマル、『キツネ』!!」

 

 呼び出された幻影が弾けるように広がり――

 

「……タイヤ?」

 

 次の瞬間、キュアワンダフル(プリズマ)の姿は巨大なタイヤへと変化していた。

 

「あっそびーましょーっと!!!」

 

 猛スピードで回転・疾走し、ウォークロック達の周囲を駆け巡る。

 銃弾を物ともせず、竜巻を巻き起こすほどに加速。

 

「ア、オ、オオ……」

 

【FINISH CHARGE『わんだふるぷりきゅあ!』!!!】

 

 吹き飛ばされ、目を回したウォークロック達は、そのまま浄化され消滅していった。

 

「よーし!!」

 

 プリズマの姿へ戻り、残ったエーアイ世怪へと構える。

 

「ぐぐぐ……だ、だがそれもラーニングすれば――」

 

「ラーニングラーニングってしつこい!!

 言葉の意味ちゃんと分かってる!?

 勝負って、何が起こるか分からないものなんだから!!」

 

 エーアイ世怪は余裕を装いながら回避を続ける。

 

「無駄だ。元々の瞬発力に、指輪の力、そして学習能力――

 これ以上、隙を突かれなければ――」

 

「だったら……これでどう!?」

 

 プリズマはセイバーを振り上げる。

 

 エーアイ世怪は仰け反って回避するが――

 

「アックスモードっ!!!」

 

 ガードが移動し、剣は斧へと変形。

 重さを活かした一撃が、体勢を戻した瞬間の脳天に直撃した。

 

「ばぎゃっ……!!!?」

 

 思考がショートし、動きを止めるエーアイ世怪。

 

「それじゃあ……これで終わらせるっ!!!」

 

 二刀流の構えを取り、力を溜める。

 

【『プリズマ』CROSS FINISH!!!!】

【『プリズマ』SABER BURST!!!!】

 

 突撃。

 胴体を両断され、エーアイ世怪は断末魔を上げて爆散した。

 

「ドク……ター……申し訳……ありませ……ぬ……っ……」

 

 インテリー・デデーンもろとも、完全消滅。

 

 一方、クロステラカイザーメモリアによる攻撃で、

 ヒダマリ世怪も限界まで追い込まれていた。

 

「それじゃあ……これで、終わり!!!」

 

 具現化した像を掴み、トリガーを引く。

 

「『クロステラカイザー・秘封クロスショット』!!!」

 

 分離した車輪が高速回転し、罰の字を描いて激突。

 交差点を、右腕の銃撃が撃ち抜く。

 

【『メモリア』RIDER SHOOTING!!!!】

 

「A……GSAAAAAAAAAAAA!!!!!」

 

 ヒダマリ世怪は爆散し、完全に消滅した。

 

 爆発跡から、二つの指輪が宙を舞う。

 

『ひだまりスケッチ』はメモリアへ。

『仮面ライダーゼロワン』はイリヤの手へ。

 

「……何とか、終わったみたいね」

 

 最後のウォークロックを倒し、凛は安堵の息を吐いた。

 

――同時に、夜明けが訪れる。

 

 

***

 

 少しして――

 クロステラカイザーの内部から降りると、融合が解除された蓮子とメリー、

 そして変身を解いたプリズマが、凛の元へと集まってきた。

 

 巨大な機体は、再び“手”の形へと戻ると、そのまま空へ浮かび上がり、

 まるで役目を終えたかのように、どこかへと飛び去っていく。

 

「一時はどうなるかと思ったけど……

 イリヤちゃんのお陰で、何とかなったわね」

 

「ありがとう。すごく……かっこよかったわよ」

 

「え、えへへ……それほどでも……」

 

 照れたように笑うイリヤ。

 

「でも……今日は本当に、色々ありすぎて……

 何て言うか……気づいちゃった、というか。

 それはそれとして、巨大ロボは巨大ロボで、やっぱり凄かったって言うか……」

 

 少し早口になりながらも、笑顔で話す三人。

 なお、いつの間にかイリヤの口調は、すっかり敬語ではなくなっていた。

 

「……それにしても。

 まさか、こんな身近に守護者が何人もいたなんてね。

 本当に、何が何だか……」

 

 凛は肩をすくめると、小さく息を吐く。

 

「まあ、とりあえず一件落着、って事で。

 早く――」

 

 そう言って歩き出そうとした、その時。

 

 イリヤの身体が、ふらりと揺れた。

 

「……っ」

 

 倒れそうになるイリヤを、咄嗟に蓮子が支える。

 イリヤは、そのまま静かに眠っていた。

 

「あら……ああ、そういえば……

 あんな時間まで起きて、あれだけ動いてたものね」

 

「そりゃ、疲れるわよね……」

 

 凛は納得したように頷く。

 

「あ、あの……」

 

 そこで、蓮子とメリーが、少し言いづらそうに声をかけてくる。

 二人とも苦笑いを浮かべながら、身体を小刻みに震わせていた。

 

「……今度は何?」

 

「い、いや……よく考えたら……」

 

「わ、私たちも、その……

 今日一日で、相当身体を動かしすぎたみたいで……」

 

「筋肉痛というか……疲労というか……

 なんか、今になって一気に来た、って感じで……」

 

「( <・>ー<・>)」

 

 凛は無言で二人を見つめ、深いため息を一つ。

 

「……はぁ」

 

「えーと……部屋に戻るの、手伝ってもらえたりします?

 (by蓮子」

 

「無理。

 というか、嫌よ。

 (by凛」

 

 そんなやり取りをよそに、

 イリヤは相変わらず、穏やかな笑顔で眠っていた。

 

「あの三人が……新たな守護者(ガーディアン)、というわけか……」

 

 その光景を――

 大きな鉄の腕を持つ、青い長髪の少女が見つめていた。

 

 徒夢透。

 

 少なくとも、イリヤがプリズマへと変身した辺りから、

 彼女は一連の出来事を、静かに観測していた。

 

 凛を除いた三人に視線を向け、

 興味深そうに、わずかに首を傾げる。

 

「しかし……やはり、この√はワンダーだな。

 本来なら『有り得ない事』が、あまりにも多い」

 

 淡々と、だが確かに思考を巡らせながら、徒夢透は続ける。

 

「……まだ、結論を出すには早い。

 だが、確かなのは――」

 

 視線の先にある三人を見据え、静かに呟いた。

 

「あの三人の状況……存在……

 どうやら――」

 

 一拍置いて。

 

「……70年前から起きている“あの異変”に関係していそうだな」

 

 夜明けの光が、彼女の横顔を淡く照らしていた。

 

 

 








=NEXT(台本形式注意)=

メリー「初めて(?)登場、指輪の戦士!その名は『仮面ライダーガッチャード』!

天才芸術家が変身するというそのヒーローは私達の前に現れ、勝負を申し込んで来る……?

次回、第3話『芸術少女ケミストリー』。お楽しみに。」



・今サブタイトルの元ネタ:わんだふるぷりきゅあ!

***

=登場人物・用語補足=
『遠坂凛』
出典:Fateシリーズ
冬木市に住んでいる、魔術師の少女。
本作では数年前に時計塔から派遣された身。また、どうやら中国拳法を掛け合わせた新たな魔術の開祖……と言う立場でもあるらしい。
実家に現代機器がなかったらしく、そのせいで機械オンチみたいな状態に陥りがち。


=クロスタルリングカセット=
『ひだまりスケッチ』
イラスト:明るい日差しとひだまり荘→ゆの
固定絵:スケッチブックに描かれたひだまり荘の住人
獲得者:蓮子&メリー

『仮面ライダーゼロワン』
イラスト:衛星ゼア→ゼロワン
固定絵:ライジングホッパーのライダモデル
獲得者:イリヤ

『わんだふるぷりきゅあ!』
イラスト:ワンダフルパクトで人の姿に変身する犬飼こむぎ→キュアワンダフル
固定絵:ニコガーデン
所有者:遠坂凛→イリヤ


侵蝕世怪人(ワールドロイド)
『ヒダマリ世怪(ワイルド)
使用指輪:ひだまりスケッチ
憑り付いた人物:無し
侵蝕スキル:爆散絵具スキル

『エーアイ世怪(ワイルド)
使用指輪:仮面ライダーゼロワン
憑り付いた人物:上級ウォークロック『インテリー・デデーン』
(ウォークロックの名前の元ネタ:飛電インテリジェンス(仮面ライダーゼロワン)、ブロリー(ドラゴンボール))
侵蝕スキル:粗雑学習AIスキル





―――――

*注釈:本作品は、自著の文章をAI(ChatGPT等)で推敲・校正して投稿しています。ストーリーや台詞はすべて作者が作成したものですが、読みやすさ向上のために文章の整理を行っています。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。