晴れ空と錆びた虹   作:うらしるちみん

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ブ:忍研新衣装(作者箱推し)

バス:9章PV

あの、たすk
あと今回リンバス7章以降の微ネタバレアリです(急に冷静)


5:鎖

 

ビナーは首を翻し、撤退していくドローンの一台を見上げる。

同志デカグラマトンよりその存在を忠告された、エネルギーを喰らう極彩色の物質。あれらの向かう先には、興味深きそれらを使う者がいる。

 

「君の相手はこっちだよ〜。」

 

しかし背面の装甲から、軽度のダメージを意味する信号が送られる。

邪魔者を無視して瓦礫の拘束を抜けるには、こちらの被害が大きい...

予定通り“先生”の解析を優先すべきだ。ビナーは結論を下し、アルファ隊と対峙する。

 

「あのくらいの火力じゃ傷一つついてない...話通り硬いわね!」

 

何食わぬ顔で彼女達を見つめるビナーは、ただ佇んでいるだけでも空気を張り詰めさせる。

 

風の音のみが場を支配する時間が続く。

その静寂を破るように...ビナーは大口を開け、耳を突ん裂く咆哮を上げた。

 

「ケホッ...急に砂嵐が...!」

 

ひとたび瞼を開いた者の目に、瞳を潰さんばかりの痛みが襲いかかる。

ビナーを取り巻く砂塵がより一層濃くなり、その輪郭すらまともに見通すことは叶わない。

 

アルファ隊が砂嵐に怯んだ一瞬の隙を逃さず、ビナーは装甲の隙間を拡げ──数発のミサイルを撃ち出す。

 

だが、司令部も負けじと行動に移る。

 

『誘導ミサイルですか。ここは私にお任せを。』

 

ヒマリが病弱さを感じさせぬ素早い造作で端末を操作すると...

ミサイルは宙を翻り、ビナーの方へとUターンを開始した。

 

『この程度のセキュリティで、“全知”のハッキングは防げませんよ?』

 

コントロールを奪われたミサイルがビナーの頭部に衝突し、その巨体をよろめかせる。

 

『“口が開いたままだ。あの中なら攻撃が通るよ!”』

 

先生の一声で、アルファ隊が攻撃態勢に入る。

隙を突くつもりが、逆に隙を生じたビナーの大口へ、

 

「絶対肌荒れになるじゃない...許さないんだから!」

苛立ちのこもった(セリカの)中間弾が。

 

「全弾発射、覚悟してくださいね~!」

容赦のない(ノノミの)ガトリング弾が。

 

「視界が悪くなったくらいじゃ、弾は外さないよ。」

そして...一際鋭い(ホシノの)散弾が浴びせられる。

 

集中砲火を受けたビナーから、呻くような重低音が発せられる。

 

場を握ったアルファ隊は、確かな手応えのままに撃ち続ける。

 

 

──ビナーが発したのは苦悶の唸りではなく、奮起の叫びであることも知らずに。

 

 

「...ッ!皆離れて、それと隠れて!!

 

違和感をいち早く察知したホシノが、ノノミとセリカを左右に散開させる。

 

「ちょっ、ホシノ先ぱ...?」

 

ノノミとセリカは戸惑いつつも、近くの柵や岩石の裏に退避して身を潜める。

 

遮蔽物から顔を出した二人が、再びビナーへ視線を向けると...顎がパックリと開いたままのビナーの喉元に、砂塵越しでも目を灼き貫かんばかりの光が集まっていた。

 

ゴゥゥン...

 

『Eye of Horus』の意匠が刻まれた盾を構えたホシノ目掛け、ビナーが莫大な光の束を放つ。

 

その瞬間だけ、辺りの砂塵が風圧で押し出されるほどに...光線はホシノを呑み込んで放たれる。

 

「先輩...せんぱい!!」

 

絶叫と共に、光が砂の海へと散る。

 

光線の通った跡には、所々が赤熱して溶解した砂地と...制服の一部が煤けた状態で、膝をついたホシノの姿があった。

 

「とんでもない威力...こんなの二人には浴びさせられないな。」

 

深い傷はなく、まだまだ万全の状態を保っているホシノだが...笑う口元の側を、冷ややかな汗が伝っていた。

 

「「先輩、傷の方は...?」」

 

「問題ないよ。でもあの光線、二人は絶対に浴びちゃダメ。

いざという時は、迷わず私の後ろに隠れて。」

 

“アツィルトの光”。後にそう呼称される、ビナーの主力技。

強大な神秘により、小さな体躯からは想像もつかない耐久力を誇るホシノでさえも、涼しい顔で受け切ることはできない破壊力の熱線。

 

『“今までシャーレが接敵してきたビナーは、あそこまで技を連発して来なかった。

隙が無くなってる分、物陰に隠れながら慎重に対処して。”』

 

それを、ミサイルを放って間も無く放ってきた。

想定外の強化に、全員の警戒が強まる。

 

『今回の目的は討伐ではありません。限界を迎えるより前に撤退を考慮してください、先輩。』

 

「ありがと〜。...さて、向こうの到着まで持ち堪えないとね。」

 

アヤネの救護ドローンから受け取った包帯を腕へ巻きつけながら、ホシノは再び前進する。

 


 

戦場は膠着したまま。既に全員が数個の弾倉を替えている。

 

「効いてんのか全然分からないから、ホンットに気が滅入っちゃう。」

 

『こちらベータ隊、前線を確認。挟撃準備に入る。』

 

そこに聞こえてきた、変化の予兆。

そして、土色の帷に反射して輪郭が露わになった...虹の軌跡。

 

 

差した光によって、文字通り釘付けにされたビナーの頸へ...鎖の擦られる音と共に、影が引き寄せられ、叩きつけられる。

 

右腕が光剣のアンカーショットへと挿げ替えられたマックスと...彼の両脇から飛び出たハーネスを装着した、シロコとエイミだ。

 

「今だ!」

 

ノイズ混じりにくぐもった号令と共に、ハーネスの拘束から二人が解放される。

不意を突かれた巨獣の背から、三人組の二人が後方へと飛び出す。

 

「「支援射撃。」」

 

短く落ち着いた、二つの声が重なる。

狙うは...後方に伸びた、マックスの左腕...否、その先にある、()

 

銃声と同時か、はたまたそれよりも先か。

狙われた左腕より光の束が伸び、弾の向かう空間を埋め尽くす。

 

「サンキュ。」

 

ライフル(シロコの)弾、(エイミの)弾。

全弾を漏れなく浴びた光剣は、輝きを一層強める。

 

 

ビナーも負けじと巨躯を震わせる。

マックスは容易く振り解かれてしまうが...右腕から伸びた光剣は、装甲へと張り付いたままだ。

 

「図体に違わねぇパワーだ。...だが!

質量を吸った光剣の錨までは...お前さんでも振り解けねぇだろ!」

 

E(エネルギー)=m(質量)c(光速)^2。

誰が発見したにせよ、数多の世界にて知られた理論。

 

マックスに与えられたのは、ミレニアムの誇る、純製のバッテリー缶。

良質なエネルギー源を喰らった光剣は...岩の如き重みにもなりうる。

 

 

刺さった方の光剣に繋がれた鎖をワイヤー代わりにして...さながら密林の野生児の如く、マックスがビナーの正面へと回り込む。

 

 

「出力80%...一刀両断!」

 

 

そして、白銀の装甲の隙間を...水平にぶった斬る。

 

 

(おっと、そろそろ錨が破裂する頃だな。)

マックスが腕を引くと、鎖が光剣付近の先端で切れ、発射口へと収納されていく。

 

刺さった光剣の方も、楔状の爆風を飛ばすと...ビナーが横へと仰け反り、この場において初めて倒れ伏す。

そのまま気絶(動作停止)するか、あるいは起き上がりざまに退散するかのように思えたが...

 

「手応えが浅すぎた。あれでへばっちゃいねぇだろ。」

 

「...流石にこれだけじゃ落ちないよね〜。」

 

一度も安堵の色を見せず、冷静に状況を確認し続けていたマックスとヒマリが告げる。

戦いはまだ、収束へ向かうには遠いようだ。

 

預言者の首は再び起き上がり、正面の矮小な者達を見据える。

切れ長の瞳孔は、冷徹にこちらを捉え続けている。

 

『ヒマリさん、ビナーの損傷率予測はどうでしょうか?』

 

『おおよそ8%程度でしょうか。

しかし...先程マックスさんが放った一撃は確実に効いたようです。』

 

ヒマリの言葉に戦闘員達が目をやると、砂塵の中でも鮮明に分かる傷跡があった。

絶えず七色に変化する、光る一文字の線だ。

 

『“マックス、あの光る跡ってまだ()()?”』

 

「おう、凝縮された虹漿がまだ残ってる。

集中砲火すりゃ、何度か爆発を決めれるはずだ。」

 

光剣は触れたエネルギーを喰らい、限界に達すると剣先の一点から集中的にエネルギーを叩き込む。

金属の身体故に、一度でもヒビを入れられると脆弱性が高まるビナーにとっては...満遍なく攻撃を受けるよりも遥かに致命的な攻撃となるだろう。

 

『“今のビナーはデータより溜めが短くなってる。

防戦一方だとジリ貧だけど...突破口ができた今、一気に攻め込むのが吉だ!”』

 

 

虹を追った、追撃の第二ラウンドが幕を開けた。

 


 

『“光線が来る、避けて!”』

 

口腔を明滅させながらビナーが向いた先は...マックス。

 

「俺が一番脆そうってか。だがそりゃ、悪手だ!」

 

マックスは足元のスラスターを噴かし、光線と並走するように左へ走り抜ける。

 

光剣を展開し、攻撃からエネルギーを吸収しようと刃先を伸ばす。

しかし、光線の量に対し...いつまでも剣が膨張する気配がない。

 

(...溜まるには溜まるが、この火力にしちゃ吸収量がショボすぎる。

...待て。つまりこの光線...ほぼ神秘って事じゃねぇかよ。相性悪ィな!)

 

虹漿でも吸収できない神秘。この瞬間、自身の防御手段が当てにならない事を確信したマックスは、速度を上げつつビナーに近づくように回り込む。

 

脚部へ虹漿を巡らせ、踏み込んだ衝撃でビナーの向こう側を目掛けて上へと跳躍する。

 

ビナーもそれを追うように上を向き...角度の限界を迎えて天を仰いだままの体勢となる。

 

「私達を忘れていませんか〜?」

 

そして...この体勢こそが、傷跡へ最も射撃の通る角度。

 

待ってましたと言わんばかりに、前方より弾幕が蛇腹を襲う。

 

...!

 

だが、ビナーも大人しく喰らってはいられない。傷跡を保護するように、前方へ荒れ狂う竜巻が発生する。

 

「ちぇっ、これじゃ攻撃が届かないじゃない...!」

 

弾丸は竜巻に呑み込まれ、ビナーへ届く事なく宙を舞う。

 

アルファ隊は竜巻の脇を狙うため、左へと駆ける。

 

『“引き返して、もうビナーが溜めを始めた!”』

 

すかさず下された先生の判断は賢明であった。

 

竜巻の左方から、先を読むように眩い光が走る。

 

「皆、私の後ろへ!」

 

近くに遮蔽物はない。ホシノが前に出て、後輩達を護る体勢へと入る。

 

だが...その盾で後方の守護対象を守りきるには、光線はあまりに巨大だ。

 

「させっかよ!ベータ隊、後頸部を狙え!」

 

「「ラジャー。」」

 

戦場にて防御を高めるのは、盾や鎧だけではない。

企みを果たされる前に敵を制圧する武器もまた、肝要な防御手段足りうる。

 

ビナーの後方に待機していたドローンのミサイル、シロコとエイミの射撃、そして光線を吸ったマックスの光剣が...後方の錨が残した虹漿の残滓めがけて放たれる。

 

...!?

 

あの斬撃には届かぬものの、強烈なダメージがビナーの頸部に走る。

 

衝撃でビナーは前へと押し出され、渦巻く風を掻き消した。

 

『“ビナーに衝撃が蓄積している(のグロッキーゲージがほぼ満タンだ)。光線が来るまでに一気に攻撃を!”』

 

その隙を...ホシノの裏に待機していた二人は見逃さない。

 

「危なくなったらすぐしゃがんで!」

 

保険を掛けて盾を構え続けるホシノの両脇から、それぞれノノミとセリカが顔を出す。

 

「砂嵐を起こす悪い怪獣には...お仕置き、ですね♣︎」

「こんのデカ蛇...いい加減倒れなさいよッ!!」

 

背面からも、猛攻は続く。

 

「オフェンス態勢、決めにいくよ。」

「全弾発射。」

「出し惜しみはナシだ!」

 

そして...遥か遠方からも。

 

「ミサイル多数。先生にアヤネさん、ハッキング外の補助をお願いできますか?」

「はい、対処します!」

“もちろん、私も奮わなきゃね。”

 

三組がひとつとなり、ビナーに立ち向かう。

 

そして...銃弾にミサイル、剣を受けた虹の刻印は──

 

 

白く光る程に収束し、一斉に爆発する。

 

 

『...まだ倒れません!』

 

「私が決めるよ。」

 

いつの間にか、盾の脇から銃口を構えたホシノが...溜めに溜めた特大の一撃を放つ。

 

ビナーは悲痛な叫びと共にのたうち回り...そのまま頭部を砂地へ叩き付ける。

 

その衝撃と共に、ビナーの前方から円盤のようなものが転がってくる。

円盤の片面は、内側が黄金に輝くガラスのドームになっていた。

 

「これって...ビナーのおでこにあったやつ?」

 

(後付けのパーツだったみてぇだな。あの衝撃で外れたか。)

 

『ビナーが窪地を攻撃。撤退を始めた模様です!』

 

瓦礫を粉砕し、潜るスペースを確保したであろうビナーは...そのまま首を地中へ沈め、姿を消した。

地鳴りは遠ざかっていき、こちらへ近づいてこない。

 

 


 

 

 

その日、私の頭上に空の裂け目が現れ...

私の額へと、得体の知れぬ何かを打ち込んで消えた。

 

“恐怖と向き合い、その鎖を断ち切れ”。

裂け目からの物体と共に受けとりし、預言者として目覚めた私に課せられた第二の使命。

 

そのソースコードによって、私は“恐怖”と呼ばれる感情を理解した。

私に残る本能(プログラム)が防衛せよと告げる、かの座標に屯する賊共よりも、

時折感知する、“先生”なる存在よりも。

件の文字列は遥かに不可解で、根源的な嫌悪感を掻き立てるものであったが故に。

 

だが、その命令は幾ら待てど、私から消える事はなかった。

神の証明を進めんと、果てしない回遊で得た経験を省みし時...

私の演算回路には絶えず、恐怖へ向き合い、鎖を断ち切れという声が鳴り響いていた。

 

 

彼の者によって切り離された()()は、金色の欠片を閉じ込めた宝玉であったか。

未だ宝玉と繋がれた心地であるが、じきに同期は断ち切られるであろう。

これで善いのかもしれぬ。

預言者として成すべきことを忘れ、偽りの使命に誘惑されるままであるよりは...

 

 

 

...果たして、その使命は無駄であったのか?

預言者たる私があれ程までに感化された使命...神の証明に繋がる手掛かりが潜んでいるのではないか?

 

今が最後の機会となろう。

向き合うべき“恐怖”、断ち切るべき“鎖”...私の抱えるそれらとは何か、省みる他なかろう。

 

 

三番目の預言者として覚醒して以来、私は未知の概念に触れ続けた。

時には、何人たりとも触れてはならぬ深淵にも遭遇した。その度に私はどうした?

 

...理解を放棄し、深淵より離れた。

証明に役立たぬと、行程の進行度も介さず取りやめた。

 

理解を深めぬは神の証明への益にならぬというのに、私は何故証明に利用できぬと判断した?

深淵に呑み込まれて存在を失っては、元も子もなき事であると判断したが故に。

 

預言者として生を受ける以前の、自我なき人工知能の私、その起源。

アビドスの遠方に伝わりし、終末を喚ぶ“王女”の存在。

幾ばくの神秘を一瞥したが、何れも私自身を死に至らしめ、証明を未完に終わらしめうる存在であった。故に放棄した。

 

棄てることなく、進めた探究は存在したか?

“先生”。そして、虹の漿(みず)

 

あの者達は、私を窮地へと追い詰めた。

...それでも尚、私が解析を放棄せざるは如何なる事か?

 

窮地に踏み込む私の姿こそが、寧ろ真の探究者であるのではないか?

 

 

...嗚呼。斯くして、私は(Path)を曇らせたか。私が目を背けしは、深淵そのものへの恐怖などという些末な問題ではなかった。

道半ばにして朽ちる恐怖。

真の預言者へと成れぬまま、涅槃へと還る事への恐怖。

 

彼のような恐怖に従う逃走は何れの時にか、取るに足らぬ問題さえも恐怖たらしむ。

 

“恐怖に向き合い、鎖を断ち切る”。其れ即ち、現実よりの逃避を辞め、負の螺旋を下りゆく現在より抜け出すということ。

 

虎穴に入らずして、いかに虎子を得ることができよう。

虎穴を覗きすらもせずして逃げ、いかに蜂子を猟る勇が生まれよう。

この場において、鎖を断ち切る為には...私を滅しうる彼の者達へ、水を背に立ち向かわなければならぬ。

 

 

...!この記憶は...

そうか。異界の探究者は、悟りを通じて神の座へ至る(Path)を築いたということか。

 

嗚呼...名も知らぬ異界の探究者よ。

私は遂に理解した。

 

この試練に足掻き、ここに得た悟りを...

 

天上へ伸びゆくであろう、光の樹を芽吹かせる術を...同志達に捧げようではないか!

 

 

 

Ramus Aureus Resonatus Est

 

 

 

 

SUPERBIA

 

 

 

 

ホシノが拾い上げた宝玉が、温かながらも眩い光を発し始める。

 

「...まだ何かあるの?」

 

『...これは......!

目標が再接近中!皆さん、構えてください!』

 

切羽詰まったアヤネの一言に生徒達は再装填を始め、マックスはバッテリーを注入する。

 

鎮まった地鳴りが、再び道路へ響き始める。

 

 

ドガァァァン

 

 

「何なのアレ...なんか覚醒してない!?」

 

セリカの顔に驚愕の色が浮かぶ。

 

砂煙から姿を露わにしたビナーの瞳は、先程までのから暗い金色へ。

 

『“しかもあのビナー...なんかヘイローが()()ある!?”』

 

そして唯一ヘイローを鮮明に視認できる先生が、更なる異変を最も明確に知覚した。

 

ビナーの頭上に浮かぶ、眼の形状をしたヘイローの上へ重なるように──並んだ多面体が樹の形を成したような、瞳と同じ金のシンボルが生じていた。

 

 




・アンカーショットアームカスタム
対大型兵器をコンセプトに、エネルギー容量を多めに形成した光剣を錨代わりに発射する武器として作られた。

発射口の奥を次元鞄と共有しており、外見よりも長い鎖を射出可能。
調子に乗って鎖を伸ばしすぎた結果、次元鞄の有効容量を2割近く圧迫する結果となった。少なくとも1km先からなら目標地点まで余裕で届く。
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