星間国家の戦士道   作:カオスサイン

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EPⅢ「光と闇」

Side?

「何ィッ!?俺が留守の間にシマが襲撃を受けただとお!?

一体ドコのドイツが?!」

「報告によりますと襲撃者で判明しているのがバンフィールド領の現領主、そして謎の未確認の新型機体の二機によって駐在していた機動騎士兵らは壊滅、そして島に残らせていた人質達は奴等に奪われてしまったとの事です!」

「バンフィールド領の若造のガキに未確認の新型だと!?おのれ!よくも俺のシマを荒らしおって!…まあ良い幸い「錬金箱」は此方に有るのだ!例え新型が相手だとしても資金力はこっちが上だ!

野郎共、バンフィールド領へ仕掛けるぞ!」

「「おおー!」」

だが彼等は知る由もない…バンフィールド領には領主以上に厄介な存在が居る事に…

 

Sideハクト

「そうか」

報告を受けた俺はアルンとカイナを呼び出す。

「たった今医療施設からの報告があってな。

妹さん達の容態が大分安定してきているようだから会って大丈夫だそうだ」

「本当ですか!」

「なら行ってきます!」

「おう、俺も今抱えている仕事が終わったら顔を出すからな」

俺が二人にそう言うと嬉しそうに病院へと向かった。

 

Sideカイナ

「カノン!」

「兄…さん?…」

俺は妹のカノンが居る病室へ飛び込んだ。

「そうだカノン、お前の兄のカイナだ!体の具合は大丈夫なんだよな?」

「う、うん…海賊に変なお薬注射されたけどお医者様が治してくれたみたい…もう少し経ったら退院して良いって」

「本当に良かった!…」

カノンの無事な姿を見た俺は安堵しおもわずて抱き締めた。

俺達をあの地獄からシラガマ社長には感謝してもしきれないな…!

「退院したら社長が話があるそうだから」

「うん分かった!」

 

Sideアルン

「アルン…」

「カシア姉さん…怖い人達はバンフィールドの領主様とシラガマ社長がやっつけてくれたわ」

「御母様達は…」

「…」

カシア姉さんの見舞いに行った私だったが彼女にそう詰められた。

シラガマ社長からは薬で記憶を消去する方法もあったようだがふとした切欠で思い出してトラウマを刺激してしまう可能性の方が高いという事で出来なかった。

「大丈夫…社長が力をくれるって!…だから二人でママ達の仇をとりましょう!」

「そうね…」

首を洗って待っていなさいゴアズ…!

 

Side?

「くっ!?真逆リアムの他にこの世界に転生者が存在していたとは計算外でしたね!…

このままでは私の華麗なる計画がおじゃんになってしまう!

どうにか排除せねば…そうだ!…この方法がありましたね…」

 

Sideハクト

「だからさあ!俺を通してくれって言ってんの!金なら後で必ず払ってやるからさあ!」

「だからそれは出来ませんって!」

「…」

俺と領主サマは宇宙ワープ管理局を訪れていた。

領主サマは個人的な用事で、俺は調査の為だ。

管理局の受付職員が領主サマに対応している隙に調べるとしよう。

恐らく宇宙海賊共の襲撃の手際が良過ぎるのは管理局が一枚嚙んでいると間違い無いとみたからだ。

海賊共と繋がっている汚職に塗れた輩がかなり居る筈。

「!」

領主サマに対応していた職員の男がメインルームに入室していく。

其処には他に数人の職員が居た。

俺は息を潜めながら動画を撮る。

「全くあの我儘領主め…まあ良い、宇宙海賊と接敵してもらって死んでも我々は一切関与していない!

我々は何も見ていなかった…いいね?」

「「はっ!」」

ビンゴ!という事はワープの座標が海賊共の拠点にされている可能性が高いな。

ザル過ぎる警備だったおかげで難無くコントロールルームに侵入した俺は確認する。

「やっぱりな!確か今日はアレが行われている日だな…屑野郎共にはかち合ってもらおうじゃないか!」

確認してみた所やはり座標が接敵するように設定されていた。

俺はパネルを操作し別区域で行われている帝国軍の演習に海賊共がかち合うように設定し直した。

さてと汚職の証拠はどうしたもんかねえ…。

 

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