星間国家の戦士道   作:カオスサイン

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EPⅦ「悪魔のマッチング 後編Ⅱ」

Sideハクト

「戦闘部隊より入電、ゴアズの旗艦が見えなくなりましたとの事…」

格納庫へ向かっているとオペレーターからそんな報告が入ってきた。

「チッ、この期に及んで逃げたか奴め…まあ良いさ、元より人質全員の解放が最優先目標だ。

どうせその内又仕掛けてくるだろうよ。

よし、後は雑兵共を叩き今居るであろう残りの人質を解放する!

MS隊出撃!」

「「はい!」」

俺の号令を受けてシロハ達もそれぞれ搭乗り込んだ。

「よし!…ハクト・シラガマ、シャイニングガンダムピクシードが出撃る!」

俺は紫色にカラーリングしガンダムピクシーとのカスタマイズを施したシャイニングガンダムへと搭乗し出撃した。

 

Sideカイナ

「お義兄ちゃんが出撃したね…私も続いていく!…シロハ・シラガマ、ガンダムアストレイスカイフレーム出撃るよ!」

社長に続いてシロハさんも続いて出撃していく。

「やれるのか俺に?…」

社長は専用ガンダムを造ってくれたが未だ不安を拭えずまだ搭乗していなかった。

「兄さん!」

「カノン!…どうしたんだ?」

格納庫にカノンがやって来る。

「なんだか兄さんが悩んでいるふしがあって心配だったから…」

「…」

どうやら俺の事を心配して来てくれたようだった。

そうだ、俺が戦う為の力を手に入れた理由は!…

「もう大丈夫だカノン…きっと無事に帰ってくる!」

「兄さん!…待っているから!」

「ああ!…」

俺は不安を漸く振り払う事が出来、搭乗する。

「カイナ・セオン、Δガンダム出撃ます!」

メタリックシルバーにカラーリングされたMA形態のままのデルタガンダムを駆り戦闘区域へと飛ばした。

 

Sideアルン&カシア

「お姉様、私…」

「奴等に改造されちゃった私よりもアルンが不安がっていちゃあどうするのですか…」

「ですが…」

「大丈夫、私やハクト様達が居ますから!

お父様やお母様、そして私達を慕ってくれていた民らの仇もとって差し上げましょう!」

「…はい!」

不安がるアルンを抱き締め落ち着かせ私達はハクト様が与えてくれた新たな力、それぞれのガンダムへと搭乗り込む。

「では…カシア・セルフィード、ガンダムアクエリアスPS出撃致します!」

「あ、アルンフィア・セルフィード、ガンダムエピオンWWしゅ、出撃します!」

私達は共に出撃した。

 

Sideシロハ

「…」

「『なっ!?又新型だと!?』」

「貴方達に聞きたい事がある!…」

「『何?こんなまだ幼い少女が騎士だと…』」

「貴方達の中で私のお母さんに手を出した人は居る?正直に答えて!」

「『…少なくとも我々は生きる為に只々戦闘だけをこなしている要員に過ぎん…人質の事などは管轄外だが…ほんのちょっと前に別の宇宙海賊からの襲撃に遭ってその際にゴアズの人質達の半数程度が持っていかれた事があったのだが…』」

「!?それ本当?…」

「『あ、ああ、そういえばその新型とよく似た機体を扱っていた様な…』」

「!?」

接敵した構成員に通信を入れて問いかけてみると彼等は母達の事は知らないようだった。

その話の中で別の宇宙海賊に人質半数が持っていかれた事とその宇宙海賊がお義兄ちゃんの造っているガンダムと似た機体を扱っていたなどという話を聞いて私は驚く。

「その話信じる…だから今は私に続いて!…」

「『了解した!…これ以上ゴアズの様な輩についていく理由など最早皆無!

嬢ちゃんについていかせてもらうぞ!いいかお前等?』」

「「『おおーー!』」」

私はそう言うと構成員達は援護に回ってくれた。

そしてすぐに別の構成員らと接敵する。

「『き、貴様等!我々を裏切ったか!?』」

「『裏切るも何も我等は生きる為に宇宙海賊をやっていただけに過ぎん!ゴアズからの甘い汁を啜っているだけの連中には到底理解出来ぬだろうがな!…』」

「『ッ!後悔しても知らんぞー!』」

「邪魔!…」

「『い、何時の間に俺の後ろに!?…』」

「<緋牙鉄 緋牙流銀閃>!…」

「『!?……』」

元仲間で会話している間にお父さんの形見の刀、<緋牙鉄>をMSサイズにした得物を振るい敵の宇宙海賊を斬り裂いた。

「『その刀の技は!…【緋牙流】の奥義か?!…』」

「うん…お父さんから受け継いだ技!…」

「『そうか…御嬢ちゃんはサワヒガ大佐の!…』」

「!…」

私の技を見た隊長機の人がそう言ってきたので肯定する。

どうやらお父さんの元同僚さんだったようだ。

「『私はサナガ・カブラギ、サワヒガ大佐には戦場で何度も命を救われた…彼の娘だというのならば尚一層忠義を果たしてくれよう!』」

「ん!…」

「『いくぞ野郎共!』」

「「『おおおお!』」」

「旧式の機動騎士であまり無茶は駄目!…私の援護に徹してくれたら良い…」

「『あ、はい…』」

彼等、カブラギさん達は素直に私の指示を受け入れてくれ残りの敵の粗方を掃討し帰還した。

 

Sideカイナ

「そこかっ!」

「『なんだあの新型の未確認の機動騎士のパイロット!?後ろに目でもついてんのか!?』」

「『と、兎に角奴を包囲しろ!そうすれば蜂の巣にして…』」

「無駄だ!デルタライフルファンネル!」

「『なっ!?ゆ、誘導兵装だと!?う、うわあああああー!?……』」

「『なんて捌き方だ!?こ、こんなの勝てる訳が…うぎゃああああー!?……』」

「『あああああ!?お、お母ちゃーん!?……』」

俺の駆るデルタガンダムを包囲してきた宇宙海賊共の機体をファンネルで狙い撃ちにし容易く墜とす。

これも社長達との模擬戦の成果か…かなり勘が鋭くなった気がする…。

「周囲の敵の殲滅を完了!…人質の救出を行います」

周囲に敵性反応が無い事を確認し人質の救出へと向かった。

 

Sideアルン&カシア

「<サイキックCウェーブ>!!」

「『なっ!?…う、動かん!?…システムにいくつもの異常が急に!?う、うわああーー!?……』」

「『そ、其処っですっ』!」

「『は、速過ぎる!?…う、うわあああああー!?……』」

私のガンダムアクエリアスPSが繰り出す超能力を介したクラッキングウィルスの波動が敵の動きを阻害し、アルンのガンダムエピオンWWの腕部ビームガトリングが沈める。

「私達の受けた痛みはこんなものじゃないわよ…!アルンそっちはどう?」

「『此方も粗方は片がつけられました!姉様は体の方大丈夫なんですか?』」

「ええ…超能力はハクト様に乱発は可能な限り控えろと言われていますし修行してもそこまで伸び代はないから…その時は私の背中は任せますよ!」

「『は、はい!後は人質の解放ですね!』」

「ええ!行きましょうか!」

信頼し合う私達は敵の戦艦へと急いだ。

 

Sideハクト

「<超級覇王電影弾>!!」

「『うぎゃああああー!?……』」

「<シャイニングショット>!!」

「『む、無茶苦茶な動き過ぎる!?いぎゃあ!?……』」

「そこ!乱れ撃ちだあー!」

「『う、うわああああー!?……』」

技を繰り出し次々に海賊共を沈めていく。

「むっ!」

その時、とてつもない殺気を感じ取りビームダガーで受け止める。

「!?あ、あの機体は!?…そんな馬鹿な!?…」

俺は攻撃してきた機体を目にして驚愕する。

それは海賊共が本来所有している事などありえない筈の機体であったからだ。

「あの武装を見るからにサイコザク…いやゲルググか!…それにグレイズアインだと!?…」

 

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