戦いは嫌なので音楽をしたいと思います。   作:名無し

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第二回イベント2~4日目の様子をダイジェスト(?)でお送りします。


音楽少女と一人旅

二日目

 

「これでよし……っと」

 

魔法陣に乗った先にあった小屋で夜を明かしたハルは、最初の洞窟で手に入れたマント*1を使って卵を体に固定していた。

温めると孵化するなら温めてみようという単純な考えだが、効果はあるのだ。

転移先もまた森の中で、近くに山が見えたこともあってハルは登ることを決意し……

 

「あっ!……クロムさん!」

 

「おっ?……メイプルか…ここで会うとは思わなかったな……ああ、俺達に戦闘の意思は無い。勝てるとも思わないしな」

 

「ふぅ……山頂ですねってあれ?丁度知り合いが集まってますね」

 

「え、ハルさん!」

 

山の頂上にてメイプル・サリーのコンビとクロムのパーティと鉢合わせになっていた。

 

「わあ!凄い偶然!」

 

「そうだね……クロムさんだっけ?私達も浪費はしたくないし、戦う気はないよ……ハルさんは分からないけど」

 

「ハル……ないよな?」

 

「ありませんよ。クロムさんも私の燃費の悪さは知っているでしょう?」

 

「そうだが、ハルは何をするか分からないからな」

 

「メイプルさんほどではないのでは?」

 

「「「「「確かに」」」」」

 

「ふぇ!?」

 

サリーとクロム、クロムのパーティメンバー全員にメイプルは何をしてくるか分からないという判断を下され、3グループの話し合いの末にクロムのパーティが入り、その後にメイプルたちが入っていった。

クロムたちのときは直ぐに再出現した魔法陣が中々再出現せず、1人残されたハルは魔法陣に入ることを諦めた。

余談だが、ハルは【銀翼】相手をシミュレーションすると何もできずに蹂躙されて終わることをここに記しておこう。

そうして下山後、発見した遺跡にて騎士鎧のモンスターを【聖歌】で倒し、メダルを3枚獲得したところで二日目は幕を閉じた。*2

 

現在のメダル数:金メダル1枚 銀メダル10枚

 


 

三日目

 

「む……」

 

その日のハルは遺跡にあった地図を頼りにこじんまりとした資料室に引きこもっていた。

ハルは無気力状態でも当たり前のように難関校でオール5を取る天才*3であっても暗号のような古代文字・魔法文字を解読するのは至難の業であり、神聖文字(ヒエログリフ)や楔形文字、コンピュータ言語などの知識を総動員してなんとか解読に成功したときには日が暮れてしまっていた。

 

「今日はこれだけで終わりましたね……収穫はありましたが、暫く頭脳労働はしたくないです」

 

そう、【叡智のモノクル】というMPとINTが上がる装飾品枠の装備とメダル1枚を手に入れたのだ。

この日のハルは疲労もあってか普段よりよく眠れたという。

なお、普段から並列思考や同時処理などの高度な頭脳労働をナチュラルにやっていて、ハルはそれを頭脳労働と認識していないことは秘密である。

 

現在のメダル数:金メダル1枚 銀メダル11枚

 


 

四日目

 

「では行きましょうか」

 

資料室の本などを読み解いて特殊フィールドである古代都市への()き方を知ったハルが荷物を纏めて出発しようとしたときであった。

ずっと温め続けていた卵が孵ったのだ。

 

「シャー」

 

「か……かわいいですね……」

 

卵から出て来たのは青い蛇だった。

ハルが近寄ってきた蛇を撫でていると、卵の欠片が指輪となったので確認する。

 

【絆の架け橋】

装備している間、一部モンスターとの共闘が可能。

共闘可能モンスターは指輪一つにつき一体。

モンスターは死亡時に指輪内での睡眠状態となり、一日間は呼び出すことが出来ない。

 

「本当に可愛いですね……ステータスを確認しましょうか」

 

ノーネーム

Lv1

HP 70/70

MP 110/110

 

 

【STR 90】

【VIT 20】

【AGI 40】

【DEX 15】

【INT 90】

 

スキル

喰らいつき

 

「ノーネームですか……決めました。貴方の名前はヴァルシ……フィンランド語でワルツという意味ですよ」

 

「シュルル……」

 

「私と共に、踊ってくれますか?」

 

あくまでも本人……本蛇?の意思を尊重しようと、ハルは指輪を前に置いて尋ねる。

それにヴァルシは指輪を咥えてハルに手渡すことで応えたのだった。

 

「ふふ……よろしくお願いしますね」

 

この日はヴァルシと遊んだり、【冥府の門】で召喚したアンデッドをヴァルシのレベリングに使ったりして1日が過ぎて行ったという。

 

現在のメダル数:変化なし

*1
透明化効果のある外套だが、ハルはそれに気づいていない

*2
騎士階級というそこそこ高位の悪魔だった

*3
ハルの偏差値は78で、世界の主要言語は大体話せる




こちら、感想で教えてくださったアプリで作成したハルでございます。AI絵なので苦手な方は注意してください。

【挿絵表示】

ドレスに刺繍がなかったり瞳孔が縦長だったりと違和感はありますが、ハルのイメージは大体こんな感じです。
髪の三日月は【ヘカテの髪飾り】、耳に付けているのは【歌姫の耳飾り】です。【叡智のモノクル】は未だ着けてないですね。
取り敢えず一言……ウチの子かわいい!!!!
はい、テンションがおかしくなっております、ご注意ください。

次回『都入り』
旅は続くよどこまでも。

ハルとリンが両方居る世界線

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