シャングリラ・フロンティア〜兄を超えんとする者、神ゲーへと挑む〜 作:凌介
陽務太陽は神ゲーシャングリラ・フロンティアに挑む
-ゲーム世界-
俺の目の前に立ちはだかるのはこのゲームのラスボスの邪神だ
HPの残りはほぼ互角でお互いにあと一撃で倒れるまさにギリギリの状態の中睨み合う俺、SHINEと邪神
「ふぅ〜っさて、これで決めるぞ!」
繰り出される邪神の攻撃を掻い潜り全力の一撃をありったけの怒りや恨み辛みをのせて拳を叩き込んだ瞬間邪神のHPがゼロになった。
そして邪神が咆哮をあげた瞬間邪神の身体が崩壊していく
「やった!やったわ!ついにこの時が!邪神を倒したのね!」
「あぁ、やったよ!ここまで長かった。ありがとうフェアリア、君のおかげだ」
そう言ってフェアリアを抱きしめると見せかけて一本背負いをお見舞いした。
「てめぇに礼なんて言うか!バーカ!てめぇも邪神と共にこの地に沈めオラァ!」
一本背負いの後に脇腹を蹴り飛ばしたのと同時にエンドロールが終わりゲームクリアの文字が表示されると俺はログアウトした。
-現実-
そしてログアウトした瞬間隣の部屋から歓喜の声が響いて来た。
「あちゃ〜まぁ〜たダメだったかぁ〜」
俺は額に手を当てて嘆くととりあえずベッドを降りて隣の部屋に向かうべく扉を開け隣の部屋に行き部屋の扉を開けた。
「オイ〜ス楽兄、フェアクソおれもクリアしたよ!でも今回も楽兄の方が早かったみたい」
「お〜太陽!なんだまぁ〜たダメだったのか!そろそろなんかひとつくらいゲームで俺を超えてみせろよ!」
そう言って笑うのは俺の兄、陽務楽郎である
そして兄を超えようと奮闘し同じゲームをプレイしていた俺の名は陽務太陽(ひづとめたいよう)
ゲームでのプレイネームSHINEまたはSUNSHINEである
「楽兄、次のゲームどうする?」
「ん〜どうすっかな〜正直フェアクソが極まりすぎててすぐには次が思いつかねんだよな〜」
「じゃあ、ロックロール行って相談してみる?」
「そうすっか」
俺達は2人連れ立ってロックロールに向かう事に決め家を出る
-道中-
「そういや太陽、3分の報酬つか、報復か?何やった?」
「抱きしめるフリして一本背負いして脇腹蹴飛ばした」
「俺よりえげつねぇな!オイ!」
「楽兄は?」
「飛び蹴り入れただけ…つか多分プレイしてる奴が少ない中で一撃以上入れたのなんてお前くらいだろうよ!」
「そうかな?ぶっちゃけ一本背負いかジャーマンか迷った結果だしな〜」
「どっちもどっちつか五十歩百歩だよ絶対!」
などと話しつつ歩いているうちにロックロールに到着し俺達は入店した。
-ロックロール店内-
「こんにちは〜」
「なんか良さげなクソゲーありません?」
「つか、誰かいました?」
「あぁ〜まぁ、一応いたけど…」
「「???」」
俺達2人は顔を見合わせ頭上に?マークを浮かべる
「まぁ、それはそうとお2人さん、もうフェアクソクリアしたの?」
「「えぇ!そりゃもちろん!」」
「で?太陽君の個人的目標は達成出来たの?」
「いや、今回もダメでした!」
「いや、多分クリア自体は同時だったと思うんすよ!でもコイツえげつないんですよ!いくらフェアカスの奴がクソだからって一本背負いした後に脇腹蹴り飛ばしたらしいんすよ!」
「本当にえげつないわねそれ…多分クリアした人達の殆どが1発殴るとか蹴るだろうに背負い投げて蹴り飛ばすって…」
「いや、まぁ〜なんつーかありったけの怒りとか恨み辛みを邪神に向けたあとだったんでそのままの勢いでつい?」
「どう思いますか?」
「ノーコメントで!ところでお2人さん、クソゲーの対極に位置する神ゲーをやって見る気は?」
岩巻さんは親指で後ろのポスターを指さす
「シャンフロですか?」
「そうそう!どうかな?」
「どうする?楽兄?」
「ん〜せっかくだからやってみるか!コイツなら太陽の目標も達成出来るかもだしな!」
「やってやりますよ!」
そうして俺達はシャングリラ・フロンティアのソフトを購入し店を後にしダッシュで家に帰った。
-帰宅後部屋-
部屋に戻った俺は早速プレイする体制を整えてゲームを起動する
「さて、まずはキャラ作成か〜パッと見でもめっちゃ職業あるし迷うな〜」
一通り職業を見たあと兄ならと考え俺が選んだ職業は片手剣使いの傭兵で彷徨う者に決めた。
そしてキャラメイクもそれなりに気合いを入れて作りこんだ
「つか、初期装備だからやっぱりコート系は無いのかぁ〜」
正直な理想を言えばコート装備で腰に剣を吊るしたかったが仕方ないと思いつつある程度お金も確保したいため初期装備ではあまり意味無いアクセサリー系を売り払って五千マーニ程得てからプレイを開始する
そして俺が今いる場所は最初の街ファステイアと跳梁跋扈の森と呼ばれる初期エリアのちょうど中間辺りのようだ
「さぁて、とりあえずはじまりの街目指しつつプレイしていきますか!」
そうして歩き始めると早速モンスターに遭遇した
相手はゴブリンだ
「ゴブリンね!とりあえず、まずは身体操作の感覚掴むために徒手格闘でいきますか!」
(ギギャー!)
ゴブリンが手に持った石斧を振り上げ襲い来るが俺は身体を捻って躱し横っ面を殴る
(ガッ!)
「ダメージはそこまでじゃあないけどコイツだけは徒手格闘でやりますか!」
そうしてゴブリンの攻撃を左右に避けるか体制を低くして躱しつつ
殴る蹴るを繰り返すとゴブリンがポリゴンの破片となり消え俺もレベルアップした。
「ふぅ〜ッまぁ、まずまずと言ったところか、フェアクソがぎこちなさすぎたせいか今の方が違和感があるな〜」
そう言って街へと歩みを進めゴブリンを狩っていくと蹴り技のスキルを獲得した。
「武器使ってないから当然とはいえ最初のスキルが蹴り技かぁ〜どれどれ?」
【空蹴り】(エアストライク)
威力はSTR次第で上昇
足を使った攻撃が空を切ると2撃目以降に威力補正が掛かる
「なるほどねぇ〜威力補正等は戦いながら確認していくとして、そろそろ武器の方も試そうかな」
俺はその手に傭兵の直剣を出現させる
「ちょっと軽いかな?」
軽く試し振りしていると近くの茂みが揺れ目の前を斬線が過ぎる
「あっぶねぇ〜なんだ!?」
俺の視界にモンスター名致命の兎(ヴォーパルバニー)と表示される
「レアモンスターかな?とりあえず!いくぜ!」
俺の首を狙い突っ込んで来る致命の兎の攻撃を受け流しそのまま身体を捻り致命の兎を斬りつけて蹴り飛ばすと逆手で持っていた武器を剣を相手に向け構え直し片手を前に出し突きの体制を取るとりあえず致命の兎目掛けて駆け出すと致命の兎も跳躍しこちらに向かって来るが武器のリーチの差もありこちらが致命の兎を刺し貫いた瞬間ポリゴンの破片に変わり消えた。
「強いなあの兎!それにあの包丁!欲しい!」
俺はとりあえず武器の耐久値を気にしつつ徒手格闘を交えて跳梁跋扈の森のモンスターを倒していきつつ致命の兎を追いかける
「待てコラ首狩り兎が〜!」
俺はスキル【最後の刺突撃】(ラストエッジ)
を発動して致命の兎を倒すと致命の包丁(ヴォーパルチョッパー)がドロップした
「よっしゃ!これで2本目!でも、もう少し狩ってみようか!」
そうしてまた森を彷徨い初めてすぐ半裸鳥頭のプレイヤーと出会った。プレイヤーネームでわかったが兄のアバターだった。
とりあえず声を掛けることにした。
「 お〜い!そこの半裸のプレイヤーさ〜ん」
「んあ?あ〜誰?」
「プレイヤーネーム見てくれる?」
「ん?シャイン?って…太陽?」
「当たり!楽兄は〜装備殆ど売っぱらってのスタートか〜」
「おう!強い武器優先!ってな!お前はまぁ〜た初期武器大事にか?」
「そうだよ!まぁプレイ的に武器優先だと思ったけど、今何してる?」
「兎狩り」
「同じく!」
「今、何本?」
「2本、最低あと2本は欲しいかな?俺、片手剣使いだから直剣とか曲刀に作り替えて貰いたいし」
「そうか、俺はとりあえず両手に1本ずつかな」
「じゃあ、早い者勝ちで!」
「乗った!」
俺達はその場で左右に分かれて探索し俺は夕方までかかって何とか目標本数に届いた。
「マップ的にはじまりの街目指すよりはもうセカンディル行った方早いな!」
そしてセカンディルの橋の前で再び半裸鳥頭との邂逅
「お!そっちは目標数集まったのか?」
「なんとかね!スキルも思ったより取れた」
「ほうほう、とりあえずパーティー組んでボス戦行っとくか!」
「いいね!とりあえずやりますか!」
「確認しとくぞ!蛇型モンスターの攻撃方法は?」
「巻き付く、噛み付く、尻尾、丸呑み!毒系攻撃各種!」
「OK!じゃあ行くぞ!初見様子見!」
「あいよ!」
俺達は同時に駆け出し噛み付きを避ける
「所詮は初心者用のボス初見殺しな行動も無い!」
「でも油断禁物ってね!」
俺はスキル【フラッシュカウンター】を発動し胴体を斬りつけ
楽兄は回避モーションからそのまま胴体を斬りつけるが武器の耐久値が限界を迎え破損する
「げぇ!耐久値が減ってたとはいえ一撃で砕けんのかよ!」
「俺はまだ大丈夫そうだし!楽兄は武器切り替え!」
「わかってるよ!」
俺は【空撃殴打】(エアストブロー)を発動して大蛇を殴ると更にスキルを重ね素早い動きで大蛇を翻弄してダメージを与える
「太陽!スイッチ!ちょっと試したい事がある!」
「了解!」
楽兄ことサンラクと交代してサンラクが攻める
3枚おろしにしてやるよ!スクーピア…」
「楽兄!避けろ!」
「は?」
「あ〜もう!油断禁物って言ったのに!」
俺は【ダブルスラッシュ】を発動して大蛇を怯ませるが俺自身も考えが甘かったようで尻尾で弾き飛ばされるが剣を地面に突き刺しギリギリで木に直撃せずに済んだが距離が空いてしまいHPもギリギリ2割といったところだし楽兄も毒をくらいジワジワとHPが削れている
「楽兄!あと一撃で決めないとお互いやばくない?」
「だな!」
「じゃあ全身全霊の一撃いくよ!」
「おう!」
俺は剣先を相手に向け手を前に突き出し刺突の構えをとる
「ふぅ〜いくぞ!【最後の刺突撃】(ラストエッジ!)」
「スクーピアス!」
攻撃が同時に決まりボスモンスター貪食の大蛇が倒れる
「「よっしゃー!!」」
喜んだのも束の間サンラクのHPがやばい
「楽兄!ドロップ回収したら行くよ!はやくリスポーンポイント更新しないと!」
「ヤッべ!そうだった!」
「俺もリスポーンポイント更新してHP回復したいし急ごう!」
「おう!」
俺達は吊り橋を全速力で渡りセカンディルの門の前にいたプレイヤーにリスポーンポイントを教えてもらいすぐに宿屋に駆け込んでリスポーンポイントを更新した。
「間に合った!つか待って!俺、楽兄とパーティー組んだけどフレンド登録してない!ミスったぁ〜楽兄HP0になっちまったしとりあえず俺は一旦ログアウトするかな」
シャングリラ・フロンティア通称シャンフロ攻略1日目がこうして終了したのだった。
読んでくれてありがとうございます。モチベ維持のためシャンフロを投稿しました。他にも色々投稿してますし、するかもしれませんが、いちお他作品も投稿は続けますので他作品共々よろしくお願いします。次のあとがきで主人公のゲーム世界のアバターのステータスを公開しますのでお楽しみに
GGC編も欲しいですか?
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お願いします。
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そのまま深淵の使徒を穿てを進めてください