シャングリラ・フロンティア〜兄を超えんとする者、神ゲーへと挑む〜 作:凌介
-早朝-
俺は早めに起きて身体を解す
「くあぁ…眠…」
あの後テンションが暴走的方向にハイになったペンシルゴンさんに引っ張られるように徹夜で沼蛇釣りを敢行したり。
俺とラク兄があの沼蛇よりもレベルが上がったせいで沼蛇が登場しても逃走し始め、レベリングがストップして「兄弟揃って…」とかネチネチ言われるので離れた場所に隔離されてキレたラク兄と不貞腐れた俺が釣りをしまくってたらレアモンスター
『ライブスタイド・デストロブスター』なるレベル80のモンスターを呼び寄せてしまったり。
本格的に強すぎてエムルジーラと力を合わせても歯が立たなかったのでペンシルゴンさんに全部押し付けて笑ってたらカッツォさんが3尾目とエンカしたせいで地獄絵図になり結果4人と2匹で協力して倒した事で俺とラク兄が53と52カッツォさんが47まで成長していた。
レベリングを驚異的速度で完了した俺とラク兄は、特技剪定所の事もあって1時離脱……とここまでが昨日1日の内容である
俺は部屋を出て階段を降りながら今日の予定を考える
まずはスキルポイントの割り振りをしてから特技剪定所でスキルの連結をして後は…
「俺自身のプレイヤースキルか…便秘か…幕末か…」
ブツブツと呟きながら階段を降りきってリビングの扉を開ける
「おはよう母さん、なんか手伝う?」
「もう出来るから大丈夫よありがとう」
「じゃあ運ぶ時声掛けて手伝うから」
「お願いするわね、夏休みを満喫してるとはいえちゃんと約束守れて偉いわねそれに手伝いまでしてくれて助かるわ」
「ラク兄みたく強制ログアウトはゴメンだしね」
「アレは自業自得だもの仕方ないわ」
「まぁそれもそうか」
「おはよう」
ラク兄が起きてきた
「おはよう楽郎ちゃんと約束守れてよろしい」
「物理的ログアウトはゴメンだからね、太陽もそういう時だけはそそくさと逃げるようにログアウトするし」
「あの時はラク兄が俺の忠告聞かなかったんじゃん!」
俺は朝食のおかずが乗った皿を運びテーブルに着くと瑠美姉の読んでるファッション誌が目についた
「出たな天音永遠」
「うん、相変わらず人気みたいだね」
「何々?2人とも「トワ様」のファンになっちゃった」
「はぁー?ないない」
「同じく有り得ないね」
「もう凄い人なんだよトワ様は!」
正直ペンシルゴンさんの事を聞いても顔見知りの事をあーだこーだ言われてもって感じのため聞き流す
「トワねぇ〜、そういう事か…」
「ラク兄?」
「刹那主義の『永遠』と永久を過ごした『刹那』ね…」
「あぁ、なるほどね」
単なる偶然の一致だとしてもたとえゲームという名のフィクションであっても人と変わりない反応をするNPC(セツナ)と自分(トワ)を対比したのか
「何の話?」
「いや、その「トワ様」にもプライベートがある訳だし無断撮影はちょっとねって話だよ」
「あ〜だよねぇ私も今日モデルのバイトやるんだぁ今後盗撮には気を付けなきゃ」
「瑠美姉モデルやんの?」
「そうなの!太陽、あんたも学校で自慢していいわよ!」
「確かにモデルの姉って羨ましがられそう」
「でしょ〜!」
「ところで父さんは?」
「そういえば今日まだ見てないね」
「昨日から釣りに行ってるんだけど…」
「ただいまー!」
「ちょうど帰ってきたみたいね」
「見ろ!イシダイだ!」
「うわぁ!?」
「うわデッカ!」
「でかっすげぇ!!」
これで我が家の食卓がしばらく魚中心になるだろう
「約束の時間まで粘ってな何とかギリギリ釣り上げたんだ」
「まぁた毎日魚料理になりそう」
「炊き込みご飯に煮付けに天ぷら、薄く切ってしゃぶしゃぶに塩焼きにあら汁?つみれにしても美味しいかな?」
「太陽が母さんよりも料理上手に…太ったら太陽のせいだからね!」
「関係ないじゃんそれ!」
「あんたと母さんが腕ふるうと食べ過ぎちゃうのよ!」
「まぁ、良いけどね瑠美姉の体型維持まで俺の仕事とか有り得ないね本当にさ…父さん!捌くならキッチンに入って!鮮度命なのはわかるから!瑠美姉この後撮影なんだって!」
「おおーすまんすまん」
「ちゃんと片付けてよもう!」
世間からしたら我が家は頭がおかしいように受け取られてるらしいが各自各々自分の『世界』を持ってるってだけで至って健全だ
「その点俺とラク兄がまだマトモな方じゃないかな?」
俺はラク兄から投げ渡されたエナドリの缶を開けて水分補給とその後トイレを済ませてからラク兄に誘われたのでとりあえずベンPにログインする
まぁ、ウェザエモンが即死攻撃等々やばい攻撃のオンパレードらしいのでバグによって全攻撃がイカれた速度になってる過疎ゲーなら
まぁワンチャン訓練にもなるかな?
「ラク兄、幕末でも良かったんじゃね?」
「ん〜じゃあ後で行ってみっか!アイツもいるかもだし」
「あぁ〜居るかな?」
まぁいたら声掛けて天誅してから談笑するとしよう
「しっかしホントにプレイヤーいないなこのゲーム、朝とはいえ日曜でこれはやばいだろまぁ、良いやストーリーモードのラスボスでもやるか」
「だね!ついでに新バグ技作って帰ろうかな?」
「あ!あの! 」
「ん?」
「俺ら?」
対戦希望アイコン出てるけど見たことないプレイヤーだ
「えーと対戦希望って出てるけどどっちかとやる?」
「え!はい!未だラスボスも倒せない未熟者ではありますがっ!胸を貸していただけると助かりますっ!!」
絶滅危惧種の新規プレイヤーだ!
「じゃあ3ラウンドマッチ先に2勝した方の勝ちで1回ずつやろうかバグはアリでいんだよね?」
「はいっ!よろしくお願いします」
ラク兄とドラゴンフライさんの対戦が始まるがまぁラク兄が勝つだろうしとりあえず新バグかな?
ん〜ラク兄のドッペルゲンガーに居合フィストもあるしヨーヨーにパイルバンカーに触手アタック?etc…
「ん〜あ!これならイケるか?」
思い付いた事があったので何度目かのラウンドの後1度代わってもらう
「よろしくお願いします次は俺が相手するよ」
「こちらこそよろしくお願いします! 」
「じゃあ行くよ!」
試合開始の合図と共に俺はその場で屈伸しヨーヨー発動の要領で足をバグらせると足がバネのようになった
「キター新バグ技筋肉バネ化!」
「おいおいマジかよ!」
そこからパイルバンカーに強襲の一撃を合わせた
「パイルアサルト!」
「やるなぁ〜」
俺は速攻でラウンドと取ると即ラク兄に変わる
「サンシャインが見せてくれた新バグ俺もやって見っかな!」
倒れても倒れても立ち上がり不屈の闘志で向かってくるドラゴンフライさんが直線突進と見せかけた飛拳衝の重複バグでラウンドを取った。
「すご…何アレ俺知らないんだけど」
「いやいやお前が言うなよ2つもバグ技開発しといて」
検証勢と話し合った結果ドラゴンフライさんが初発見者に決まった
そしてラク兄がドッペルゲンガーやら触手アタックやらを教えたりしてベンPは終了した。
続けて幕末へとログインした俺達は早速プレイヤー達に囲まれる
「囲い天誅!」
「はい!お疲れ様です!」
俺はその場で回転して数人斬り伏せたあと武器を投げて1人倒し速攻で近付き首をはねて武器を回収してさらに1人蹴り飛ばして扉を貫通させる刺突で倒し襲ってきた奴等全員天誅した
「ラク兄終わった?」
「終わったぞ!」
「アイツいないのかな?探しつつレイドボスさんいたら遊んでもらお」
「正気かよ」
幕末にいるであろう奴を探しつつ天誅しキルスコアを稼ぎながら
奴かレイドボスさんに会える事を期待する
「戻ってきたか!祭囃子!武器マニア!」
「いたな!イカルガ!」
刃こぼれした刀2本を持った鳥面の男イカルガが現れた
「とりあえず天誅だサンシャイン!」
「俺が狙いなのね!」
「お前とは99勝99敗だからな!」
「お前は弁慶か!」
刀2本に対し長刀で応戦する
「イカルガ!このゲーム以外に来る気はねーのか?」
「んだと?」
「シャンフロじゃPKは鬼調整で厳しいらしいけどな!その分モンスターは狩り放題だぜ!」
「刀あんだよな?」
「あるぜ!」
「それに俺も祭囃子もユニークモンスターってのにマーキングされてな!」
「俺を誘う理由はなんだ?」
「単純に俺とラク兄とお前でプレイすんのも悪くねぇかなって」
「おもしれぇ!刀色々使ってみたいし神ゲーって聞くしやってやるよ!」
「3人でついでにレイドボスさんに遊んで貰おうぜ!」
「良いなそれ!」
その後3人でレイドボスさんに遊んで貰いイカルガは早速シャンフロを入手しとりあえず自由にプレイしてるから用事が片付いたら呼べって言われたのでサードレマで後々合流することにして幕末からログアウトした後そのままシャンフロに戻った。
そして特技剪定所でラク兄と合流した
「あら、いらっしゃい」
「久しぶりだねエルク」
「エルクお姉ちゃんお久しぶりですですわ!」
「貴方達が鳥の人に仮面の人ね〜」
「どうも」
「初めまして!スキルの連結頼めます?」
「良いわよ〜」
「じゃあお願いします」
俺達はスキルを連結し俺のスキルも整理されて現在に至る
PN:SHINE
傭兵(片手剣使い)
Lv53 残りスキルPt0
HP40 MP10 STM70
STR55 AGI 70
Dex60 TEC60
VIT10 LUC80
Skill
【一閃】【斬線】【最後の刺突撃】
【爆拳掌底】【刹那瞬脚】
【ライトニングステップ】【アサルトフット】
【瞬天斬】【牙突】【餓狼の闘志】
【ニトロドライブLv1】
【影狼の牙】
【超速天跳躍】【スピニングラッシュLv1】
【ハンドオブフォーチュンLv1】
【ツインブーストLv1】【キラーパンツァーLv1】
「こんなもんかな?後は軽く実戦で感覚掴むしかないな」
「そうそうラビッツでしか売ってない秘伝書とかぁいかがですかぁ?」
「エムルとジーラ兄さんのお気に入りって事で〜お安くしておきますよ〜」
「「マジで!?」」
「気を付けて下さいサンラクさんSHINEさんエルクお姉ちゃんはこう見えて銭ゲ…」
「銭ゲバって言うより守銭ど…」
「エムルもジーラ兄さんも何を言うのよ〜」
「まぁある程度の額は覚悟してるからさ」
「気にしない気にしない」
「因みにご予算の方はおいくらかしら?」
「ラク兄が8万で俺が10万かな?」
俺はもうちょい出せるが何かのタイミングで必要になればと思いそのくらいにした
「あらぁそれなら余裕で買えちゃうわね〜」
秘伝書を見せて貰ったが月光突きと水鏡の月と迷ったが8万で水鏡の月を購入させて貰ったがラク兄は素寒貧なようで金稼ぎしたいといけないとのことで俺も付き合う事にしとりあえずペンシルゴンさん達と合流するとペンシルゴンさんがまだ1つ懸念事項があると言うので詳しく聞くと阿修羅会が邪魔らしい
「まぁあれこれと理由やらなんやら話してきたけど結局は阿修羅会潰しちゃおうかなって」
「上位クラン達に潰させるわけですね」
「そういう事!」
「まぁいんじゃないです?ペンシルゴンさん含め俺達からしたら邪魔なんですよね?」
「うん、邪魔」
「まぁ、その辺は任せますよ」
「じゃあ当日はよろしくね!3人共」
「あいよ」
「了解」
「おまかせを」
その後俺とラク兄は3度千紫万紅の樹海窟へ
ラク兄は蜜袋採取とボスで手っ取り早く稼ぐ気らしく他は好きにしろと言うのでミミクリーマンティスとクアッドビートルにエンパイアビー達は譲って貰った
のでビィラックの所に持ち込み腰防具と兜と刀を1本お願いして作って貰い更に当日への備えを万全にした状態で当日を迎えるのだった。
連続投稿です。次回から本格的にウェザエモン戦に入ります
主人公達が活躍するのでお楽しみに
後、1部訂正と言うか補足で【一閃】はスキル進化してますので再習得という形になります。【一閃】→【自動反撃】→【瞬天斬】になります。
次回「刹那に想いを込めて其の一」
GGC編も欲しいですか?
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お願いします。
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そのまま深淵の使徒を穿てを進めてください