シャングリラ・フロンティア〜兄を超えんとする者、神ゲーへと挑む〜   作:凌介

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体制を立て直して仕切り直すSHINEとラク兄そして騏驎と対峙するカッツォとペンシルゴンがそれぞれの全力を持って挑む


第13話刹那に想いを込めて其の三

ウェザエモンと距離を取り 仕切り直す俺とラク兄そして距離をとったペンシルゴンさんそして睨み合う中ウェザエモンが動く

『断風』

「おっと!」

「...ッのやろ!!」

「2人共ここから先は一死でも致命傷になりかねないからね!」

「今のが入道雲以外だったら全滅も有り得たよ!」

「悪かったよ!ってか刀持ってる状態の方がモーションわかってる分まだマシだな!」

「ならもう1回素手戦行っとく?【ハンドオブフォーチュン】」

俺は刀を弾くのではなく刀を握っている方の腕を狙い攻撃を逸らす

「こうすれば一瞬怯むでしょ!【一閃】」

「助かったぜSHINE正直一瞬ヤバかった!」

「全く馬鹿なんだか頼もしんだか、っとそういえばカッツォ君は...!?なにかいい案を思い付いたみたいだけど……」

 

―――――――――――――――

 

「おおおお みみ...みてみてコレ!」

「ここ…これなら振り落とさないししし、ずずずっと引っ付いてられるでしょ」

「…まぁいいけど''そういうの''は人それぞれだから」

「うわぁ…何あれ見ちゃったし集中途切れるって…この!【自動反撃】【スピニングラッシュ】!」

「余所見とは余裕だなSHINE!あいつどうしたって!?」

「いやマジで見ない方良いよ集中途切れるから……」

「【爆拳掌底】!カッツォさんロデオで笑わせてくるのやめてくんないかなぁ〜」

「ダメージ前提のビルドとはいえなな長引くとヤバいかもぉぉ」

「大丈夫だよ」

ウェザエモンが膝を着き騏驎も動きを止める

「どうなってんの?」

「倒したって訳じゃあ…ねぇよな」

「多分違うね」

「…うん第2段階(フェーズ)10分経過」

「気を引き締めて3人とも私がここまで来たのはたったの一度きりここからが本番第3段階(フェーズ)だ」

ウェザエモンの身体にヒビが入っていくのを見ている俺達

「メンバーがマシだった頃の阿修羅会でたった1度だけこの第3段階まで来たことがある」

その時は「初手」で全滅鎧に亀裂が入った『墓守のウェザエモン』が『咆哮』と同時にフィールド全体に放つ衝撃波によってね

「当たった瞬間バフやらで防御を固めていても即死だった」

「聞いてる限りお手上げ情報なんだが……」

「手はあるんですよね?ペンシルゴンさん秘策アリって顔してますよ」

「さぁどうかな''コレ''がもしダメだったら自分でなんとかして避けてよね!」

ペンシルゴンさんは瓶を出現させるとウェザエモンに向かって投げつけた

「『シャンフロ』は世界観や設定が鍵になるんだ私はずっと『墓守のウェザエモン』を「神代の技術で身体を機械化したサイボーグ」だと思ってただけど…2人が聞いたという『死に損ない』や『生ける屍』って単語それで大体ウラが見えた」

やつの分類はアンデッドモンスター

バリィンと言う瓶の割れる音ともに中身がウェザエモンにかかった

「死者には聖水!!それもただの聖水じゃない「慈愛の聖女イリステラ」が丹精込めて作った「聖女ちゃんの聖水」…!!」

対アンデットポーションとしては最強クラス

聖水を浴びた瞬間かウェザエモンがうめき声をあげる

「おい!?叫び出したぞ…!!全体攻撃か!?」

「多分違うよラク兄、明らかに苦しんでる」

「みたいだね、私も知らない動作だしね」

どうやらビンゴのようで全体攻撃をキャンセル出来たらしい

「けどあれはあれでヤバくないか?」

全身から青い炎状のエネルギーを放出している

「あ〜あ聖女ちゃんだかの聖水(意味深)なんかかけるから怒っちゃったんじゃない?」

「でも入手裏ルートって言ってましたよね?それってやっぱりアレなアレ(意味深)なんじゃ…?」

「言いたいことはわかるけどアレなアレじゃないから変な意味に取らないでよ『シャンフロ』のアイドルなんだよ聖女ちゃんは」

「大概ヨゴレ系ですよね花形モデル」

「清濁吸い上げて花は美しく咲くものだよ…とにかく全体攻撃は阻止した、ここからはわたしもぶっつけ本番だよ!」

ウェザエモンはサイバーな印象は消え失せまるで幽鬼のようだ

ペンシルゴンさんは戦う気満々のようだけど…正直あっちもヤバいだろうな〜

「ペンシルゴンさん、やる気のとこ悪いんですけどね、カッツォさん助けてやってください。人型になったあの騏驎を1人に任せんのはキツイですよ」

「だろうな!ここは俺とSHINEが引き受けてやるから行ってこーい!」

ウェザエモンの身体が少しずつ崩壊し始めているのは抗いようの無い事実

「第1、第2段階は耐えしのぎ第3段階は奴が自壊するまで耐えるってところか」

「勝利条件が『時間経過』なのはほぼ確定と見ていいと思う流れから考えればまた10分。おそらくコレが最後の時間制限(タイムリミット)」

「任せろ!しっかり10分耐え抜いてやる!なぁSHINE!」

「あぁ!やってやりますよここまで来たら全身全霊でね!」

「わかったよでも…無茶な事なしないでね殆どサポートに入れない以上1度でも死んだら終わりかねない任せたよ2人共!」

「死ぬ気はないから安心しな」

「こちとらここからが俺らの本領発揮ってね!」

悪いっすねペンシルゴンさん制限時間を待ちひたすらしのぐ

そんな話を聞いたときからずっと2人で話してたし考えてたんですよそれ、つまらなくね?って

30分間ひたすら耐え続けるだけのボスそれはゲームとして面白いのか?断言するその答えな否だ!クソつまらない

ストーリー性を優先したゲームデザイン?幾度となく''そんなゲーム''をプレイしてきた世界観とゲーム性を両立させようとして失敗しことごとくクソゲーの烙印を押されるんだけどさぁ…

『シャングリラ・フロンティア』よぉ〜前は神ゲーなんだろう?

ならその真髄を得とみせてくれや!

「【一閃】!」

「やっぱりな」

さっきの聖水を見ていて思った今の奴の状態ならダメージが通るのかもしれないと!

俺はマントを脱ぎ捨て2本の剣を出現させて仮面もラク兄のよりさらに顔をすっぽり覆えるタイプの戦角兜面【四甲】に切り替える

「いくぜ!雪兎!瞬雪!新雪!」

この武器は同時に装備出来るが瞬雪か新雪どちらかでしか攻撃出来ないつまり二刀流は不可能だけど元々片手剣使いだから問題ねぇ

ラク兄も戦角兜【四甲】で頭パリィを行い兎月を手にした姿でウェザエモンに向き合う

「新装備お披露目だ!自壊なんて待たずに倒してやるよ墓守のウェザエモン!」

「お前に引導を渡すのは俺達だ!」

ここから更に戦いは激化する

 




13話目です。前回より短めですが次回は騏驎戦ウェザエモン戦共にクライマックスなのでちょっと長いかもです。

次回 「刹那に想いを込めて其の四」

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