シャングリラ・フロンティア〜兄を超えんとする者、神ゲーへと挑む〜   作:凌介

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兄、陽務楽郎ことサンラクとパーティーを組みシャンフロ世界を楽しむ太陽の前に夜を纏し獣が襲い来る


第2話黒狼夜襲

-現実-

ログアウト後楽兄の部屋に行くと楽兄もログアウトしていたようでとりあえずお互い現状報告し宿屋の前で落ち合う約束してもう一度シャンフロにログインする

「おっし気合い入れて探索しますか!つかまずもっておれも武器だな」

宿を出てすぐ半裸鳥頭のサンラクと合流し武器屋に向かう途中仕立て屋でサンラクが隔て装備を購入し俺は蛇革でコートの仕立てを頼み武器屋で傭兵の直剣を修理してもらい強化の相談をする

「致命の包丁を直剣に作り替える事って出来ます?」

「出来るぞ、但し同じ武器が最低2本は必要な訳だし修理した武器も強化するなら鉄鉱石は必須だぞ!それと致命の包丁を作り替えてなら致命の兎の毛皮も必要だ」

「毛皮はありますよ!それなりに後、蛇の牙でなんか出来ます?」

「おいおい!そんな一気に頼まなくてもとりあえず鉱石系取ってきてから考えろよ」

「ん〜武器はあればあるだけいんだけどな〜まぁ、ラク兄がそう言うなら」

「んじゃとりあえず鉱石取りいくぞ!」

「はいよ〜」

俺達はセカンディルからサードレマに至る道を沈める四駆八駆の沼荒野に鉱石最終に向かった。

 

-四駆八駆の沼荒野-

 

目的地に着いた俺達はお互いに少し距離を開け鉱石採取に勤しんでいた。

「ラク兄、進ちょくどう?」

「30分振り続けてまだ2個だけだな、そっちは?」

「鉄鉱石1個となんかの化石が1個だけどなかなか集まんないよ」

「根気強くやるっきゃねぇだろもう!」

「だよね〜!」

そう話しているとカエルが沼に入ってきて泥浴びを始め2人共泥まみれになる

「「…潰す!」」

2人同時にゴブリンの手斧を投擲してカエルにぶち当てアイテムに変えとりあえず俺が回収して再び鉱石採取に没頭する

「石ばっかりだな〜もっと鉱石を落とせコノヤロー!」

鶴橋を叩き付けてる岩の柱に文句を言いつつカンカンと鉱石採取に勤しんでいると1度だけカツン!と甲高い音が響く

「んあ?何だこの真っ黒な…石?」

手に持ってアイテム名を確認すると黒鉄鉱と表示されていた。

「なにが違うのか全くわからん」

インベントリに入れて詳細を見ると灰色鉄鉱より純度の高い鉄になる鉱石らしい

「ラク兄〜」

「どした〜?」

「ちょっと場所変わってくれる?」

「あん?なんでだよ?」

「灰色鉄鉱石より質の良いのが1個手に入ったからその場所事に違うのが手に入らないか確認したい」

「なーるほど、じゃあ同じのもう1個手に入ったらくれ」

「いいよ!」

その後俺はラク兄が採取してた場所含め3箇所を採掘した結果

灰色鉄鉱×5

黒鉄鉱×2

沼棺の化石×2

沼棺の白色化石×1

ちなみに黒鉄鉱は×4だったが2つラク兄にあげたし白色化石はこの荒野で取れるレア鉱石らしいことはわかった。

その後採掘を切り上げ武器屋に行き2人分の成果を武器屋の親父に見せる

「お前達ずいぶん集めたな〜」

「これで新武器&武器強化できるっしょ!」

「ちょっと待ちな!今リスト出してやる」

俺はリストを見つつ傭兵の直剣をどう強化するか悩んいると

親父が沼棺の化石を手に取った

「おいおい沼棺の化石があるじゃねーか!それに白化石も!」

「珍しいの?」

「どっちも珍しいが白色化石を見たのは俺もはじめてだ」

「ふ〜ん、でなんかいい武器作れんの?」

「さっすがに白色化石は無理だがこっちの化石なら湖沼の短剣がつくれるぜ!」

「それ直剣になる?またはサーベルとか」

「直剣なら大丈夫だ致命の包丁の方は頼まれてたのが済んでるぜ」

俺は直剣1本と片刃の長剣を受け取った

「何々?」

【致命の直剣】(ヴォーパルソード)

致命の包丁が形を変え1本の剣になった物

クリティカルダメージに補正効果

【致命の片刃】(ヴォーパルセイバー)

致命の包丁が形を変え片刃の長剣として生まれ変わった物

クリティカルダメージに補正効果

「形が変わったっていうだけか…追加効果あれば良かったけど、こんなもんだよね」

「贅沢言うなよ」

「まぁ、とりあえず他に湖沼の直剣とこの傭兵の直剣の強化お願いします。」

「俺は湖沼の短剣2本ね」

「あいよ!夜にまた来な!」

「「う〜い」」

俺は仕立て屋で蛇革のコートを受け取りその後残りのマーニで回復薬等を買い残金が1桁になった。

「金がない…」

「初期装備から殆ど変わってないってのにすでに残金1桁とかいきなり突っ走り過ぎなんだよ!とりあえず休憩挟んでレベル上けだな」

「賛成!今日中にLv25は行きたいし」

「じゃあ、とりあえず一旦休憩な」

「はいよ」

1度宿屋でログアウトし飯休憩を挟んでログインして武器を受け取る

「出来たぞ兄ちゃん達!湖沼の短剣2本と湖沼の直剣な!」

「おお!神武器じゃねーか!」

「俺達の戦闘スタイルと相性抜群だからな!」

「また素材が集まったら持ってきな!武器を育てるのも俺達の仕事だからな」

「育てる?」

「俺みたいな鍛造魔法を使える奴は武器を作るだけじゃなくてよりつよく強化する事が出来るんだよ」

「鍛冶屋にとっちゃ武器は子供みてぇなもんだ強化なんて味気ない言葉じゃなくて【育てる】って言うのさ」

「へぇ〜」

「なるほどぉ〜」

今更ながらNPCの挙動や言動がすごいなこっちの言葉に合わせた会話をしてくるしどんなAI積んでるんだろうか?

チラリとラク兄を見ると同じ様なことを考えていたようでう〜むと考える仕草をしている

「もう夜だ、お前さん達間違っても今の装備のまま外で歩くなよ」

「なんで?」

「なんでって……夜行性のモンスターは危険な奴が多いからに決まってるだろ」

なるほど、昼と夜でモンスターの生態系にも変化があるのか

「わかった気を付けるよ」

「俺も気をつけ付けます!」

「おう、またな!」

俺達は武器屋を後にするとお互い顔を見合わせる

「どうする?」

「どうする?っていうか決まってるだろ!デスペナも丁度消えたしいい情報も聞けた!やる事は1つだろ!」

「だよね!」

「「夜の危険なモンスター相手に新武器の試し斬り&レベル上げ強行だー!!」」

 

 

-その頃セカンディル吊り橋前-

 

貪食の大蛇と1人のプレイヤーが今、まさに戦闘を開始しようとしていた。

「任せて良いよね?」

「もちろん……あっ…いや…もちろんだ!」

「良いって身内だけなんだし」

「一応だ!」

そんなやり取りの後に白い鎧の騎士が1歩進み出て大剣を構えそして

スキルでバフを重ね一撃で大蛇を屠る

「あの2人、ビギナーズエリアにはいないんだし、ファステイア寄らないでセカンディル行った可能性あるよね」

「あの人達ならやりそう」

新規プレイヤーの2人を探すトッププレイヤー2人

白の鎧の重戦士名をサイガ-0、もう1人全身黒装束に銀色の胸部装甲のみで腕を組んで戦闘を見守っていたプレイヤー名をThe・moment

2人が目的の人物と邂逅するのはもう少し先の話となる。

 

 

-その頃-

 

キィン!ギン!ガッ!ギィン!カン!ギャリイィィィ!

俺達は背中合わせになりレッドキャップゴブリン相手に武器を振るっている

「数多いな!あと、武器が斧と鎌だから間合い詰め辛い!」

「だな!なかなかやる!」

戦いながら俺達は思考を重ね考えを整理する

昼と夜で出現モンスターが変化するのはわかる

夜行性のモンスターは凶暴で危険な奴が多いってのも武器屋のおっちゃんが言ってた通りなんだが…

このレッドキャップ、こいつだけが明らかに強い!

森で出会ったゴブリンとは動きから何から大違いだし、段違いだ

HPが多いのもそうだがフェイントをからめた攻撃等何かも当たり前のように使ってきやがる!!

そんで何よりヤベェのが……雄叫び上げて仲間呼ぶこと!これが1番厄介で何より武器がそれぞれ違うから間合いが掴み辛い!

「オイオイ!【仲間を呼ぶ】は弱いモンスターの特権だろうが!」

「言っても無駄!とりあえずここまで来たら手当り次第にぶちのめす!」

「やるっきゃねぇよな!」

「うん!その通り!」

お互い背中合わせのまま駆け出しレッドキャップゴブリンを相手取る

「急速上下運動スキル!【先駆大跳躍】」

攻撃を跳躍で躱し大上段からの一撃をお見舞いするスキルと

【ジャストパリィ】そして【一寸先の一撃】(スパートエッジ)

の3つに加え【空蹴り】、【空撃殴打】等を駆使してレッドキャップゴブリンを倒していくが次々仲間を呼ばれ手が足りない

「クソが!1匹でもやり辛いってのにコノヤロー!ラク兄!どうする?一旦退くか?」

「オイオイ!寝ぼけてんのか…俺は…いや、''俺達は''コレを楽しんでるんだろが!」

「だよね!全身全霊全力でいきますよ!」

覚悟を決め直しレッドキャップゴブリンに向かい合った途端レッドキャップゴブリン達が弾け飛ぶ

そして俺達は目の当たりする真のシャングリラ・フロンティアにおける強さと理不尽を…

俺はこのゲームを舐めていた十分楽しんでいた神ゲーも悪くないってはっきり「ハマってた」と言ってもいい

でもこんなもんじゃなかった俺は…いや俺達は今日、この日、この瞬間真の【シャングリラ・フロンティア】に触れてしまった

【ユニークモンスター〈夜襲のリュカオーン〉に遭遇しました】

「「ユニーク…モンスター…」」

俺達が呟くのと前足の爪撃はほぼ同時だったがラク兄が【ジャストパリィ】で弾き俺は攻撃と反対方向に転がって躱し2人同時に一撃を入れる

「「オラァ!」」

攻撃がヒットしたが効いてる気が全くしないし、何より俺の傭兵の剛剣は今の一撃で耐久値が限界ギリギリだ

「マジかよ!?オイ!こりゃあ出し惜しみ出来ないな!」

俺は致命の直剣と致命の片刃を装備し片刃の方を地面を突き刺す

と直剣を逆手に構え【ダブルスラッシュ】を発動しクリティカルヒットをお見舞いするが効いてる気がしないどころか目の前の虫を潰す勢いで反対の足から繰り出される爪撃を【ジャストパリィ】で弾きその僅かな隙を縫うようにラク兄のクリティカルが入るがラク兄にヘイトが向き前足から爪撃が繰り出されるがラク兄はスキルを使い躱していく

「こっちだクソ狼!【一閃】」

再びリュカオーンのヘイトがこちらに向くがリュカオーンは体制を低くし飛びかかる体制を取る

「ヤバいねぇ」

「あぁ、マジでな!外皮を覆ってるのは毛だけだってのに大蛇の鱗より遥かに硬い」

「だよね!攻撃が通ってる気が全くしないよ」

「クリティカルだって何度も出てるはずなんだがな…」

ラク兄も致命の包丁に装備を変えて再度リュカオーンと向き合う

「ラク兄、俺が隙作るから頼むね!」

「任された!」

 

-サンラク視点-

 

太陽の奴が隙を作ってくれてるおかげもあって攻撃自体は通るけど…コイツは正直とてもじゃないが今の俺達が挑むような相手じゃない!―――でも、これでいいんだよ!これで!

俺は…いや、''俺達は''今ゲームを最高に楽しんでいる!!

バグ、クソ調整、理不尽エンカ、あらゆるゲームを乗り越えたゲーマーだぞ!!当たり判定もバグってないお前に―――

「ハイ参りましたなんて降参してたまるか!!そうだろう!太陽!」

「もちろん!誰が降参なんてするかっての!!」

〈【スクーピアス】!!【一寸先の一撃】!!〉

「「……クッ!!」」

攻撃の後すぐに俺の中の第六感とも言うべき危険信号が俺の全身を駆け巡る

「ラク兄!なんかくる!」

俺はラク兄を抱えてスキル【先駆大跳躍】を発動するがリュカオーンの咆哮と共にスキルを発動しているはずの俺の身体が硬直する

「スキル発動してたのに強制キャンセル!?」

「違う!でも俺も動けねぇ!」

次の瞬間俺は下半身をラク兄は両膝から下を持っていかれた

「まだだ〜!!」

「HPが一残ってるなら、その手が動くなら最後の一滴まで絞り出せ!」

【最後の刺突撃】を発動しリュカオーンの眉間に一撃入れるがそれが限界だった

「「いつか必ず俺達が必ず倒す!だから!それまで誰にも殺られんなよ!夜襲のリュカオーン!」」

その言葉を最後に俺達の意識は途切れた。

 

-せカンディル宿屋-

【リュカオーンの呪いが付与されました】

システムメッセージで目を覚ました俺の胴体には禍々しい傷のようなタトゥーが刻まれていた。

「なにこれ?呪い?」

「オイ!太陽!」

扉を破る勢いでラク兄が入ってきた

「わかってる。これでしょ!」

俺は自分の胴体を指差す

「俺なんか足もだぜ!」

「マジか…俺は胴体だけなんだけど…どのみちだよね」

「あぁ、マジでヤバいぞ!まずもって装備不可な時点で詰んでる」

「だよなぁ〜」

そうして俺達は新たな問題に悩まされる事になったのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 




2話目です。アニメだとこれ3話目になるんですよね
でも、1話でキリよくという事で大蛇戦終わったのでリュカオーン戦までとしてます。
では改めて主人公のステータスを紹介します。リュカオーン戦終了時点でのステータスになります

PN-SHINE(シャイン)
Lv28

体力40 魔力10

スタミナ60
筋力30 敏捷60
器用15 技量20
耐久8 幸運50
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