シャングリラ・フロンティア〜兄を超えんとする者、神ゲーへと挑む〜 作:凌介
-現実-
ログアウトした俺は時計を確認すると16時ちょうどスマホを確認するとメールが来ていたので確認する
件名2人に質問
差出人鉛筆戦士
宛先楽兄 SUNSHINE
本文2人とも今どこにいるかな?ファイヴァル?ちょっと直接会って話したいことがあるんだけれども、今晩とか空いてる?
件名ちょっと聞きたいことがあるんだけど
差出人カッツォさん
宛先楽兄 SUNSHINE
本文君達今どこにいる?早急に合流したい案件があるんだけれど
「うわぁ〜」
メールを確認した第一声がそれだった
「直訳すると厄介事があるから合流しろって事だよね?嫌だな〜」
俺達の居場所を聞いてる辺りが確定で面倒事の気配がビンビンに伝わるのである
まあ十中八九他のプレイヤー絡みなので…
件名何事ですか?
差出人SUNSHINE
宛先カッツォさん鉛筆戦士
本文こっちのユニーク関係で忙しいので探さないでください
あとインベントリアの武器1個使い潰させてください
許可してくれるなら目的地は教えても構いません
そんな返信を返して軽食を済ませて仮眠の準備と思えば着信音
めっきりメールを使わなくなったのでおふざけで設定していた某賞金獲得のための鬼ごっこゲームの着信音が響く
返信内容は以下の通り
件名ふざけんな!
差出人カッツォさん
宛先SUNSHINE
本文ヤバいやつらに囲まれて延々と「兎」を「サンラク氏とSHINE氏にアポイントメントを………」って嘆願され続けてる恐怖が君にわかる!?俺無関係じゃん!君達を生贄に快適なプレイを再開するんだから疾く速く居場所を吐くがよろしい
件名いやぁそれがそうもいかなくてさ
差出人鉛筆戦士
宛先SUNSHINE
本文さすがに「黒狼」の団長様が最大火力ちゃんと聖魔剣使いちゃん同伴で直々に交渉に持ち込んできたら断れないんだよねぇ
容赦なく上司権限濫用するので居場所を吐きなさい
「んーならこうだ!」
件名面識臭い
差出人SUNSHINE
宛先鉛筆戦士カッツォさん
本文 ユニーク関係で忙しいので探さないでください
これは2人にも関わる事なので見つかるよう神に祈っていてください
それだけ返信して仮眠するため夢の世界へ旅立った
2時間程仮眠を取り俺たち2人は再びシャンフロにログインした
「仮眠とって準備万端ラク兄と合流してビィラックさんのとこ行って魔力運用ユニット探しますか!」
「その件でちょっとお伝えしたいことがあるんです」
「ん?何?」
行けばわかるとの事で鍛冶場に行くとガチギレしたビィラックにアラミースが踏んづけられてる何これ?
「なーにやってんだこの夫婦漫才コンビは」
「それな〜なにしてんの?」
「おどりゃ誰が夫婦じゃ!」
「つか、アホミース【キャッツェリア】とやらに帰ったんじゃないの?宝石は?」
「安心したまえ宝石はしかるべき者宝石匠ダルニャータに依頼を出してきた舞い戻ったのは黒き乙女に僕の力を貸す為さ」
「?」
「どういう事?助太刀してくれるって事?」
「その通り!聞けば乙女が新たなる境地に至るための冒険とのことではないか!であるならばこの【吹き荒ぶ旋風】アラミースが手を貸さぬ理由は無い!」
「え...と?」
「アタシ達に付いて来たいらしいですわ」
「マジか」
「その様だね」
ビィラックより強いって話だしLvも少なくとも90超えなのは間違いないだろうしヌルゲーになる可能性もあるけどこっちとしては可能性が1%でも上がるならドンと来い
「どうなんだそれは...」
「可能性が上がると考えれば効率的じゃん!ビィラックさんは不本意そうだけど」
「わちは不本意じゃがこいつは何を言っても付いて来る気じゃぞ
ワリャらの事が「ケットシーの王」に伝わった事で【キャッツェリア】はアクセサリー制作だけでなく総掛かりでワリャらに協力すると息巻いとるらしい」
「えぇ!?なんでそんなことになってんの!?」
「兄貴の舎弟って事とウェザエモン討伐のせいかな?」
「【キャッツェリア】と【ラビッツ】は盟友関係にあってのうSHINEの言う通り【オヤジの舎弟】って肩書きはワリャらの想像以上にデカイんじゃ」
「オマケにワリャらは最強種の一角を倒しとるそれがどんだけの影響力を持つかワリャらはわかっちょらんようじゃな」
「これはキャッツェリアの意向と捉えてもらって結構!乙女の前に立ちはだかる敵はこの僕が切り裂いてご覧に入れよう!」
「武器的に突き刺すが正解なんじゃないのかな?」
「あとケットシーは大の宝石好きでな特にキャッツェリアの宝石匠は腕は確かなんじゃが材料をちょろまかす事でも有名なんじゃ」
「は!?なにそれ!?」
「とりあえず2つ3つ手に入れば良いし残りは好きにして欲しいかな」
「とにかくじゃそうならないようワリャらのことを話し釘を刺しておいたんじゃが面倒な「もん」がついて来よったな」
「さぁサンラク殿SHINE殿早速参りましょうぞ!黒き乙女を更なる高みへ」
とりあえず無視して気になった事を聞く
「ちなみに影響力って例えば他にどんなのが考えられます?」
「面倒事とか勘弁だぞ!」
「そうじゃな〜夜の帝王に認められた証を貼っつけとるから半狼(ワーウルフ)や蜥蜴人(リザードマン)の嫁が出来るかもしれんなきっとモテるぞ」
「オイオイ勘弁してくれよ」
「さすがに勘弁だなぁ〜俺も」
「クカカ後はそうじゃな下手すりゃ戦争が起こる」
「えぇ...」
「いやそんな大袈裟な!これでも清き開拓者ですよ俺ら」
「なんにせよ己等の成したことを理解しとらんと思わぬ所で厄介事に巻き込まれるでな注意せいってことじゃ」
「なんだか大事になってきましたわ?」
「戦争になったらほんとに大事ですよ?」
「ん〜まぁ心配すんな仮に世界の敵になったとしてもそんな状況''他の世界''じゃ珍しい事じゃない、そうだろSHINE」
「まぁね、俺達兄弟が争う世界だって当たり前だった時期あったからね!」
エムルとジーラはわかってないようで頭に?を浮かべているがとりあえずアラミースも加えて2人と4匹?で攻略開始と相成った。
-エイドルト-
人間に変化してはしゃぐエムルとジーラ
「久々の人間変化ですわー!」
「楽しんで行きましょ〜!」
「おお!流石乙女の弟君と妹君見事な変身術!」
「ちょっバカミース!どこを触っちょるか!」
「乙女よ!ちょっ……頭蓋は頭蓋は勘弁して欲しい!」
「微笑みながら言うな!」
「暴れるな!布がめくれる!」
「ビィラックさんがファーコートになって俺が纏うかマントの下にアホミース隠しとけば良かったんじゃないの?」
「仕方ねぇだろ!どっちにしろ獣パラダイスなんだから!いよいよ街移動が面倒になって来たなまたコイツを着ることになるとは」
「は!人参が売ってますわ!買っていいですわ!」
「こっちは野菜の串焼きがあります!買っていいです?良いですよね?」
「ジーラ買うなら2本までな!あとエムル〜ラク兄にたくさん貰ったんだろ〜ジーラから串焼き分けて貰いな〜」
「むぅ〜」
「水晶群蠍のおかげで金に余裕があるとはいえ2人ともマナポーションは大事に飲めよ」
「もし無くなったらお前らもこの地獄の布中に入ることになる」
「「わかりました(わ)」」
「まぁキメラ擬態でコソコソ移動するよりマシだろこんなのでも正式にある装備品な訳だしな」
「完全ネタ装備だけどねぇ〜」
まぁ逆に堂々としてれば怪しまれない法則で何とか乗り切るだろうし俺も俺で似たようなネタ装備の道化の覆面で偽装してるし大丈夫だよなと思いつつ歩いていると魔法少女?にずっと見られ付け回される
「えと...何かな?魔法少女さんもしかしてこの装備が気になってる感じ?」
「これはね…」
「サードレマにまれに出現する露天商から購入可能な装備品確か【祭衣・打倒者の長頭巾】墓守のウェザエモンを倒した4人のプレイヤーそのうちのひとりが身につけていたという情報がある」
「普段は凝視の鳥面を愛用しているそのプレイヤーの名はそう……「サンラク」だ」
「うわぁ〜...ハハハ……」
なんかめっちゃ渋いおっさんボイスで見た目魔法少女とかなにこいつそういうキャラなの?
そのオッサンもとい魔法少女はこっちにも視線を向けた
「君はSHINEだね、普段は舞踏の蝶面を愛用していて旅人のマントを身につけている」
「失礼、俺達の事を知ってるのは今の発言からわかりましたがあなたは?俺達はあなたを存じ上げません」
「おっとそうかこれは失礼申し遅れた私は考察クラン【ライブラリ】のリーダーキョージュという者だ」
「言わずと知れた大手クランのようですね、そのリーダー自ら何用ですか?」
「君達に色々聞きたいのだ」
そういうと自分なりの考えをペラペラと話し出しそしてフレンド申請が飛んできた
「私たちと共に世界の真実を明かしたくはないかな?」
「フレンド申請はありがたく受けさせていただきます。ですが多忙な身ゆえ日を改めさせて貰いたくそして俺達が打倒した墓守のウェザエモンの事なら俺達のクランリーダーのアーサー・ペンシルゴンの方が詳しいですよ。」
俺はその手に世界の真理書-墓守編-を出現させる
「これと同じものを我らのクランリーダーも持っています。あの人と交渉して手に入れてください。リーダーの許可が降りれば俺のこれもキョージュが個人的に所有するなりクラン共有するなりできますよ」
そう告げるとキョージュの目の色が変わった
「わかった!すぐにアポを取ろう!全ては交渉次第という訳だな!急がねば!」
そういうや否やそそくさとどこかへ行ってしまった
「助かったぜSHINE」
「ペンシルゴンさん程じゃないけど弁は立つんでね!それじゃあ気を取り直して行こう!」
「だな!」
俺達はダッシュで虚栄の残骸遺道に向かった。
-去栄の残骸遺道-
目的地に着くとラク兄は元の装備に戻り布からビィラックとアホミースが分離した。
「ようやくお目当てのエリアにたどり着いたんだ!切り替えて魔力運用ユニット探しといこうぜ!」
「やりますか!」
「いきますわー!」
「やりましょ〜!」
「ちょい待った!」
「「何だよ?(かしました?)」」
「わちもこのエリアについて少し調べて来てなとりあえずこのエリアで注意すべき事は...」
ビィラックが話しているとカランと音がして何かが落ちてきた
「上からなんか落ちて...」
落ちて来た何かはゴーレムだったようだ
「そこらから神代の頃作られたゴーレムが湧きよるらしいぞ」
「そうらしいな!」
「一目でわかった!」
そのゴーレムから放たれる炎攻撃を左右に分かれて躱し斬剣を構え突撃の型を取った時アホミースが前に出る
「え?」
「おい!」
「彷徨える神代の鉄巨人よ永き彷徨いに幕を引いてくれよう【従剣劇「独奏」至高の一閃】」
「まじかよ……」
「この【吹き荒ぶ旋風】アラミースがいる限り如何なる敵も障害となり得ない」
「ちょっと待ておい!ドロップアイテムごと木っ端微塵にしてないか?何も落ちてねぇぞ!」
「はははっ少々張り切りすぎて...」
「アホかおどりゃ!たかが作業用ゴーレムに対竜規模の技を使っとるんじゃないわ!」
「アホミース……」
「アラミース悪いが大技ブッパは控えてくれ」
「てかアラミースが強いのもあるけどよ注意するって程のやつでも無さそうだな」
「何いっちょるここで出てくるゴーレムはあの鈍臭いやつだけじゃない厄介なのは現地素材から生まれたゴーレムじゃ!そいつらは何をしてくるかわからんらしいじゃき...!!」
「現地素材?」
コロコロと石が転がってきて足にまとわりつく
「邪魔!」
俺は刺突を発動して引き剥がして投げ飛ばすと爆発した
「やっぱりな...アホミース!構わねぇから大技ブッパなせ!」
「心得た!」
俺達は誘爆に注意しつつゴーレムを倒して行くがちまちまと数の暴力に押されていく
「あぁ〜もう!天元斬使っていいかな!?」
「まだやめろ!」
「キリないんだよ!【哮牙爪突】」
獣の牙や爪で切り裂くように斬撃や刺突が飛び交うがそれ以上に魔法やアホミースの技が飛び交う
「あのさ、気の所為かな?エムルやジーラ、アホミースの方に集まってない?」
「確かにヤケに狙われちょる」
アラミースや遠距離タイプを危険と判断して封じるつもりなのかなかなか賢いAIを積んでるじゃないか
「けどそれなら!ラク兄!ビィラック!」
「任せろ!」
「お前も来い!アホミース!ジーラはエムルと一緒に雑魚掃討!」
「心得た!」
ラク兄が接近して攻撃を仕掛けるが跳んで躱すゴーレムが別の柱にくっついてまた玉の雨を降らせる
「玉が多すぎて助けにいけないですわ!」
「任せて!念動力付与!誘爆連鎖!」
ジーラが念動力を付与してゴーレム同士を誘爆させて連鎖を引き起こす
「今だ!アホミース!柱崩せ」
「任せてもらおう【従剣劇「独奏」至高の一閃】」
「よっしゃ!行くぜ!【残線】決めろラク兄!」
光の線を残す程の一瞬の斬撃でダメージを与える
「よっしゃ!生まれ変わった斬首剣の力見せてやるぜ!スキル【グローイングピアス】」
「あれだけダメージを避けていた奴だ耐久力に自信が無いんだろ!?」
楽兄の一撃で核が露出しそこをビィラックのハンマーが打ち据える
「後はまかせい!【マテリアルデストロイ】」
決まったかと思っていたが爆発1歩手前のようだ
「仕方ないなあの威力なら何とかなるか...」
俺は前に出て腰だめの体制を取り剣を自分の顔の辺りに据えスキルを発動すると斬剣にヒビが入るのと同じく爆発までのタイミング残り数秒
「ふぅー行くぞ!時空を歪め歪んだ時空を巻き戻せ!【歪曲反撃】(ディストーションカウンター)!!」
爆発は歪められた時空の彼方に消えた。
「まじかよ...おい!爆発が消えた」
「斬剣の耐久値が1しか残ってないけどね!」
俺は肩を竦めながら湖沼の白刃に切り替えつつラク兄にドロップアイテムを渡す
「ラク兄、このアイテムあげる手榴弾」
「手榴弾っておい!つかお前はどうするんだよ?」
「ん?リスポーンしてたらもう一度狩れば良くない?さすがに次は天元斬とかディメンションカウンター使うけど」
「俺、お前にだけは勝てる気がしねぇよ次元やら時空間やら斬り裂くんだからな!もう1つのカウンターブレイクってどうなんだ?」
「さぁ?ラビッツの闘技場で相手してくれるなら見せれるけど?」
「嫌だからな!つかまあ戦闘一段落着いたし魔力運用ユニットとやらを探すか!つってもどこをどう探せばいいんだ?」
「マリョークウンヨーユニットは神代の時代の鍛冶屋が使ってたもんじゃまずはその工房を探す事じゃな」
「なるほど、でどこにあるの?」
「わちが知っとるわけないじゃろう」
「なんだよ〜それー結局片っ端から探すしかないのかよぉ!」
「馬鹿垂れ!そんな簡単にいくならわちだけでとっくに古匠になっちょるわ!」
「みんなで探すしかないですわー」
「それしか無さそうですしね〜」
「案ずることはないとも!我が風の導きが乙女に栄光を…!!」
「引っ付くなバカミース!」
「ん〜とりあえず幾つか候補があるからそこをしらみ潰しかな?」
「まぁ候補があるならそうするか!」
そうして探索を開始する俺達2人を遠巻きに見ている影が2つ
「あーあー楽しそうにやってるじゃん」
「私らをガン無視して平気でいられると思ってんのかねぇ」
「どうする?」
「とりあえずいっぺんキルしとく?」
「賛成(いいねぇ)」
2人の外道が外道兄弟へと迫りつつあるのだった。
予定通り22話目です。何とか今日中にかけました1部端折ったり1追加したりとありますがこの先も主人公が色々活躍しますのでお楽しみに次回はクラン同盟1歩手前くらいまでかなと考えていますのでお楽しみに。
次回「融通知らずの門番」
GGC編も欲しいですか?
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お願いします。
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そのまま深淵の使徒を穿てを進めてください